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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2000
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1221.  愛しのローズマリー 《ネタバレ》 
結局この話って一周回って「デブは不細工」って言っちゃってるんだけども。容姿に関わる話ゆえ、レビュワー諸氏が持論を展開、沸騰してて興味深い。「価値観を押し付けるな」から「いやいや奥が深い。哲学だ」から「ブスが心がキレイとは限らない」から「そもそもグウィネスが美人とは思わない」まで皆さん熱いなあ。あはは。 ワタクシの見解を述べますとね、年を経るにつれ、外側は若い頃ほど気にならなくなるもので。顔とか体型の造作に関係なく、気持ちよく笑う人って魅力的だなあと思っています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-03 00:49:51)(良:1票)
1222.  未来は今
陰謀渦巻くお話ながら、どこかのどかで毒の無いクラシカルな雰囲気。ハリウッド黄金期作品へのオマージュがふんだんに感じられます。童顔で人の好いティム・ロビンスや肩肘張り型女子を演じるJ・J・リーももちろん巧いけど、なんといっても嬉々として悪の黒幕重役を務める御大ポール・ニューマンのノリ方が素晴らしいったら。ほんと楽しそう。 三人の絶妙なさじ加減で軽くコミカルに人生の悲喜こもごもが転がってゆく。終盤近くの、どファンタジーな展開にはびっくりしたけどそれまでの軽快なリズムに身体が慣れているのでまあアリかな、と受け入れられる。 良かったのは天使前社長のことば「失敗くらいで絶望してはいけない。絶望は過去の足かせだ」大変心に沁みました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-22 23:42:13)
1223.  エリジウム 《ネタバレ》 
マット・デイモンとジョディ・フォスターなんて著名な二人を起用しないほうが良かったんじゃないかな。マットは地上で、社会底辺で生き延びるのに必死な貧民層、かたやジョディは天上の楽園にて移民を排斥するのに躊躇しない選民意識バリバリのエリートとくれば、この二人が対決するんだろうなーと素直に思ってしまった。 意に反して、ジョディはあっさり部下に殺られちゃった。実にあっさりと。マット・デイモンとの接点はあの「死んでも構わないわ」の一瞬だけだった。悪辣キャラにしても中途半端に終わっちゃって、ジョディほどの大御所が演るべきではない役だなこれは。作品のキャラバランスを壊している。 第9地区を彷彿とさせる圧倒的な貧民窟の描写力。空にぽっかり浮かぶ人工の楽園といい、設定はベタではあるものの舞台、小道具といった隅々まで美的な精度が高くて目が飽きない。 人間性をも顧みない苛酷な格差社会の未来図を、練り上げた画の力とテンポの速い展開で構築した監督の頑張りはなかなかのもの。でも大物スターは似合わないなやっぱり。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-19 00:40:42)
1224.  マイ・ブラザー 哀しみの銃弾 《ネタバレ》 
原題は「Blood Ties」 血の絆というわけで、厄介な性格の兄を持った弟が全編にわたって振り回されてます。犯罪者と警官と、社会的立場も真逆の二人。当然割を食うのは真っ当な社会人をやっている弟の方。二人の父親はなかなか気骨のある人物であるのに、兄ちゃんは破天荒な遺伝子のみ継いだんだな。まったく暴力はよろしくない。 短気な上考えも性急な兄に大変迷惑している弟であるが、切るに切れない血縁の手ごわいことよ。幼い頃に抱いた憧れや、裏切った負い目とか、自分の心と折り合いが付けられないんだろうな。 で実のところフリーダムにやりたいことやってるこの兄ちゃんが、たしかにちょっと魅力的でもあるのだよ。勝手な奴だけど、なぜか惹かれるキャラクター。すぐケンカしたり殺人に手を染めたり、その考えの浅さにダメだろお前、と嘆息しつつもラストシーンには涙腺がぶわっと緩んでしまったのだった。自分でも驚いたけど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-09-30 00:04:09)
1225.  プロミスト・ランド(2012) 《ネタバレ》 
石油に代わるエネルギーとして脚光を浴びているシェールガスの環境破壊面に食い下がってみた、実に旬な社会作。石油産出国のアラブ首長国連邦が提供してるっていうのがなんとも生々しい。米国内ではスポンサー募るのは大変だったのかな。 社会派作品ではあるけれども、シェールガス採掘による問題点はあまり深く追求していないなあという印象を受ける。それより、エネルギー会社の悪辣で強引な土地買収のやり方がよろしくない、という描き方になっています。 となると、ドラマにおいて大事になってくるのは、会社に滅私奉公した末に裏切られることになる一社員の人としての葛藤や煩悶といった心理描写でありましょうが、マット・デイモンがそつなく演じています。さすがです。 やり手のビジネスマンと素朴な好青年の顔を演じ分け、「環境団体」の言いがかり&妨害にも一途に誠実に闘う。それゆえ、すべてがひっくり返った衝撃も大きく、地元民の前で白旗を上げたスピーチの時の憔悴した表情なんかも上手いです。 脚本自体はわりとざっくりしているので、作品に繊細さをも与えるマットの演技さまさまですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-09-05 00:13:51)
1226.  マダム・イン・ニューヨーク 《ネタバレ》 
インド映画のヒット作って、既出のプロットをベタなまでに盛り上げて味付け濃く焼きなおしする、ていうのが得意みたいですね。 一主婦が殻を破って、新しい世界に踏み出す。心の自立を取り戻す。あるいは自分の立つべき位置をきちんと自覚する。人生はちょっとしたきっかけ(何しろ4週間の英会話教室だ)で生き方も変わるのよ、ってうわあ このテーマすごくいっぱい見た事ある。 テーマ、展開はもう既視感いっぱいだけれど、明るく楽しい雰囲気が良いのと、主演女優の特に”困った”表情が魅力的なのでヒットするのもうなずけます。個人的にはインド映画お約束の歌と踊りはちょっとお腹いっぱいですが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-09-01 23:53:41)
1227.  ワイルド・スピード/EURO MISSION 《ネタバレ》 
いかに派手にアクションをかますかが焦点になってきたシリーズ6作目、ついには戦車やら飛行機まで参戦してかつてのクルマ愛はどこへやらといった趣きである。 ストーリーはとりあえず脇に置かれているカンジで、観てるこちらも「あれ、今これって何が目的なんだっけ?」と度々思うシマツ。もっともそんな観賞態度でも全体通しては大した支障も無いのがFFシリーズの良いところ。 死んだはずのメンバーが戻ってきて、代わりに二人ほど卒業。ここらへんのキャストの入れ替えって何か業界の力関係が働いてんのかなーといらん勘繰りをしたりもする。個人的にレティって余人を持って変え難いとは思わないんだけどな。 男優陣は各々役割がうまいこと性格分けされているけれど、女優らはキャラがかぶってるのも気になる。外見も性格もそっくりさんがシリーズごとに増えてゆく印象なんですが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-25 00:45:30)
1228.  ロスト・ハイウェイ 《ネタバレ》 
この映画のジャンルはデヴィッド・リンチ、とは言い得て妙。もうほんとに、いかなる作品かと問われればリンチです、としか。 もちろん、ハナっから期待はしていなかった。こう、どこかで理解がいっぺんに進むような謎解きがあるだろう、とは夢にも。 それにしたってなあ。独房の中にいたビル・プルマンが別人になってました、ときた日には「これで観客についてこいと?」と度肝を抜かれる。頑張ってついていったけど。 素直な客を薄暗い迷宮へ連れ込んで置き去りにしてしまうリンチ監督。何がすごいって、こんなヒドイ目にあわされているのに、なぜだか最後まで観てしまうってことだ。考えてしまっている。・・これはピートの頭の中なんだ、とか白塗りのアイツは現実と妄想の橋渡しか?とか。何もないのに何かありそうな。それともこっちの頭が悪いだけなのか。 D・ボウイのミステリアスな歌声も妙にマッチする、理解不能なれど魅惑のリンチワールドであります。振り回されたい方はぜひ。
[DVD(字幕)] 6点(2016-08-05 23:28:57)
1229.  アデル、ブルーは熱い色 《ネタバレ》 
主演の二人が大熱演、アデルは全裸も鼻水顔も厭わないし、レアはこれまでの役柄とは180度違うレズビアンの男役をひるむことなく演じきり、実力のほどを思い知らしめた。ボンドガールにしとくのは勿体ない。ものすごく熱量の高い本作、恋情がぐいぐいと迫ってくるので心に火傷をする人もいるかもしれない。 ただ、現代フランスにおけるセクシュアルマイノリティの二人を取り巻く環境はかつてほど厳しいものではないみたい。ゲイカップルであることは極力秘密にしなくちゃ、といった社会の制約のようなものはあまり感じなかった。だから個人的には、この話を男女間のそれに置き換えても全然いけるし、むしろそっちの方がキャストによってはぐっとくるかもなあ、と思ったり。 みっちりと人物の心情に寄り添い、粘着質なまでに描きこんだ制作意欲には敬服するけれども、たとえば自宅パーティでのアデルとゲストとのやり取りや、アデルの職場の光景(それも多数)などあんなに必要だろうか。おかげでこの長尺、私はちょっとダレた。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-08-01 00:20:21)(良:1票)
1230.  ワイルド・スピード/MEGA MAX
公道を法規違反しながらぶっとばしていたチンピラな面子だったのに、ここにきて王道のアクション大作にまで成熟しました。車や人が吹っ飛ぶ派手なアクションには普通に目を見張るし、ブラジルのスラム街の危険なオーラには普通にビビるし、どんでん返しな展開には普通に驚いた。どのパートも一定水準以上の仕上がりではあるのですが、どうしても既視感がついてまわってしまうのはいかんともしがたい。そういうのも込みで楽しめるFFファン向けの作品です。 しかしなんだってハゲのマッチョをもう一人出してきたかなー。この二人の友情が熱く育まれる、そこんとこに、来る人にはぐっと来るんだろうが、暑苦しくて私は笑ってしまった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-27 00:23:14)(良:1票)
1231.  SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁<TVM>
いやー、これは「原典の、19世紀ビクトリア朝でも撮ってみたかったんだよね」というモファットとゲイティスの願い叶っての、脚本家による、彼らとSHERLOCKファンのための内輪向けスピンオフ。新作映画と思って映画館に足を運んだ一見さんは気の毒だ。 シャーロックの意識の現在とマインドパレスを行き来するという設定は、時間が交錯したり工夫もあるけどやっぱりちょっと苦しい。ドラマファンの私でも「苦労してひねり出した脚本だなあ」と思ったもんね。 だからですね、これはシーズン4を待つ間の”つなぎ”の位置づけ。ファンはこれでせめてもの渇きを癒すのです。 だってなんだか、キャストの皆もコスプレに付き合わされているかのよう。台詞までが「僕のヒゲだって挿絵画家のせいなんですよ」とはもう確信犯な脚本。この作品の正しい楽しみ方としては、ベネさんやりたかったオールバックにできて良かったね、とかハドソンさんが一番似合うなあ、とかレストレードのカツラがいまいちねえ、とか いやモリーw、全然男に見えないよ、とか身内気分で眺めましょう。 スープロデューサーがお金がかかると嘆いていただけあって、セットや調度品は凝っていてまさしく「映画レベル」の美術であります。モファットとゲイティスのお二方がはしゃいでいるのも微笑ましい。もちろん遊んでばかりいる二人ではないわけで、世界でも指折りのシャーロキアンで、優秀な脚本家でもある彼らの仕事ぶりの凄さはシーズン全シリーズを通して世界が認めているところ。彼らへの強い信頼が、シーズン4まで辛抱強く私たちを待たせているのです。こんな息抜き作品もご愛嬌。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-24 18:43:00)(良:1票)
1232.  メイズ・ランナー 《ネタバレ》 
映像技術の進歩というのは素晴らしいもので、巨大な壁でできている迷路に囲まれているという強烈な閉じ込められ感が、まあとてもリアル。役者さんたちは実際には緑色のスクリーンを背景に演技していたのかもだけど(それはそれで大変な仕事だ)、視覚に訴える不条理感は本物世界のようで,十代の男の子ならば「俺ならどうしよう?」とわくわくしてほしい。 集団に対立ができて、「蝿の王」みたくなるのかなあ、と思っていたら脚本は露骨に”脱出派”リーダーをイケメン主人公に据えているので”残留派”リーダーは分が悪いのだった。青春男子の中に女子一人を投下するという荒業も、たいして波風立たず不発。ワタシは「これで最後」というメッセージから、自分らで生殖してコロニーを維持せよ、ということかなと思ったが、汚れた大人の考えだったらしい。純粋な若者たちはあくまで真実を求め、外へと向かうのだ。 まあ結末は次も見てね、と言わんばかりの思わせぶり。近年よくあるパターンでちょっと興ざめ。
[映画館(字幕)] 6点(2016-07-18 00:00:18)(良:1票)
1233.  リンカーン
リンカーン大統領のイメージといえば大変高潔で立派な人物です、くらいの歴史認識にて観賞。その彼といえども政治を行ううえでは裏工作なり権謀術数を繰り出していたのだなあとちょっと驚いた。人気だけでは法案は通らないのね。 史実にぴたりと沿って作られたけれんみの無い脚本なうえ、当時を再現したであろう暗い室内と長めの尺にけっこうな忍耐も要する。映画観た、というよりドキュメンタリーで勉強したような感想を抱く。 ダニエル・D・ルイスは歴史上の偉人を渋く真面目に演技しているとは思うけど、いかんせん徹頭徹尾地味なため、派手で破天荒なトミー・L・ジョーンズに見せ場を持っていかれてしまった感がある。このカツラの老議員が苦虫噛み潰した顔で登場するだけで、こちらもわくわくしましたもん。 あ、あと脇ながら猛禽類みたいな眼をしたロビイスト役のジェームズ・スペイダーが久々にぴりりと良い仕事をしていて嬉しくなった。がんばれスペイダー。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-14 18:21:15)
1234.  8月の家族たち 《ネタバレ》 
よそんちの生々しい諍いを延々見せられて大変疲れる。これブラックコメディなの?うそお、これで笑えるなんてアメリカ人の体力ってどれほどタフなの。肉食DNAの人たちのケンカって、和の人の許容量を超えている。耳を塞ぎたくなったよ。M・ストリープ扮するあの母親、あれはね、ダメですよ。みんな距離を置いた方がいい。言葉を攻撃のみに使っているもの。C・クーパーならずとも辟易するわ。 楽しくもなんともないお話だけど、眼を見張るのは役者たちの演技合戦。御大M・ストリープなんか、こんな定型役はおちゃのこさいさい、といった感じ。もやっと崩れたジュリエット・ルイスも奇妙な引力がある。世間の好感度もすっかり下がったJ・ロバーツはもう怖いもの無し、なためか恐ろしいまでの闘犬演技だ。ちょっと一本調子に過ぎたかな。 はなっから白旗上げ気味の男たちも巧い。やり切れない表情のいぶし銀C・クーパー、徹底して地味な婿役に徹したE・マクレガー、そして今や旬のB・カンバーバッチ。本音を言うとベネさん見たさの観賞でしたから、いつ出てくるのかなあと。母親に苛められて育った気弱で優しい青年役で、みごとなまでにシャーロックではなく、全然かっこよくない(笑)。長い手足を心なしか縮こまらせておどおどしてました。うわあ上手い。ワタシはベネさんが演じたキャラクターはすべからく愛してしまうので、今作のリトル・チャールズのことも大変心配だ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-04 00:48:33)(笑:1票)
1235.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 
クリスチャン・ベール、この人は典型的な「形から入る」タイプの役者で、太りに太って三段腹にすることも、がりがりに痩せてヤク中顔を作ったりあまつさえ頂天にハゲをこしらえたりすることも厭わない。見上げた役者根性ということに世間ではなっていて、ここまでやればオスカーも手に入るわそりゃ。 わかるんだけど、ヤク中患者が血色良かったらオカシイけど、だけど太ったりやせたり頭髪を抜いたり、っていうのは根性の問題で、演技力とは違うんじゃないのかな。もちろんベールは芝居も上手いけど、ここまでやられるとビックリ人間の業を見せられているようで、実際彼がクリスチャン・ベールだと気付いた以降はびっくりし過ぎて作品観賞の気を削がれた。私が巧いなあと思う役者さんたちは、いつでも「そのキャラクター」としてすっと作品に溶け込んでいる。決して客をびっくりさせたりしない。 ベールの役者論と相性が合わなくて残念だったけど、お話は悪くなかった。マーク演じる主人公が家族やら恋人の言いなりでちょっといらっとしましたが。試合シーンがあると否が応でも盛り上がるのでボクシング物は得ですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-30 00:04:14)
1236.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス
トレッキーではないワタシがなぜこの映画を観たかというと、エイブラムス監督にちょっと信頼があるのと、B・カンバーバッチ目当てだったからである。スタートレックの世界観を知らない一見客からトレッキーの皆さんに伺いたい。キャプテンはC・パイン、彼で良いのでしょうか。元ネタを知らないのでカーク船長のキャラクターを知らないのだが、彼一人周りとは違う芝居をして浮いているように感じる。画面における存在感に至ってはヒール役のベネディクトに完全に持っていかれてるし、スポックにすら劣る。一人学園ドラマな彼の下でクルーが結集できるのか、エンタープライズ号が心配だ。 キャプテンがあんなんだから、すっかりカーン寄りで観てしまった。私含め、ベネさんを殴らないでっ、と怒りに震えた女子はきっとけっこう多いのでは。点数はベネさん加点の+2。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-19 00:09:24)
1237.  ブラックサイト 《ネタバレ》 
IT技術が各家庭に浸透した昨今、猟奇事件の見せ方も変わってきましたなあ。と変なところで感心。動画サイトの閲覧数が上がると拷問に拍車がかかる、とはアイディアではある。やだけど。人の心に潜む匿名での残酷性を共犯にするわけですね。 人がいたぶられるグロいシーンが売り物のやつかと思ったけど、犯人をあぶり出すに至った推理や手法が飛躍してるわけでもなくて割と説得力があった。犯人もまた、メディアに傷つけられた過去を持つという二層仕立てにしたのもちょっと深くて良い。 久々に見たD・レインは良い感じで潔く年齢を重ねていた。ラストに印籠のようにFBIのバッジをばーん、とカメラに向けた行為は興味本位の視聴者らにこの世の「正義」を知らしめる意味合いがあったのかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-11 00:21:53)(良:1票)
1238.  ダスト 《ネタバレ》 
たまたま出会った(と言うには過激な演出だが)ばーちゃんから(半強制的に)語り聞かされた昔々の不思議なお話。とらえどころもオチもこれといって無いような個人の思い出話でしたが、なんとなく引き付けられました。 100年前のアメリカ人の兄弟、女を取り合って揉めて、兄はなんだかんだで(省略)情勢大荒れのバルカン半島へ。マケドニア対トルコ軍の戦いに巻き込まれ、命を助けられもするんだけど、さほど恩義を返そうと思い立たないトコが妙に醒めててリアル。 100年後の現在に戻ってみれば、これまたなんだかんだでばーさんの臨終まで付き合った黒人少年はちゃんと彼女の恩に報いるべく、遺灰を携えて希望を叶えるため旅立つのだった。このラストで人の縁というオチがついたようにも感じましたね。全体を見渡しても独特な感性の映画でしたけど、退屈はしなかったし、嫌いじゃないです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-05 00:22:10)
1239.  悲しみよこんにちは 《ネタバレ》 
ジーン・セバーグのPVだとふまえて観ました。途中から。セシル・カットも瑞々しい、細くしなやかな若い肢体。まさに輝ける17才、魅力が頂点の頃のジーン・セバーグ。 けれども私はサガン女史とは気が合わないだろう。いくらファザコンといっても、17才の女子がエロ親父の放蕩ぶりをあんなに暖かく見守るという設定に乗れない。娘というのはもっと潔癖なものだ。年配の男性には分別や落ち着きを期待する年頃だ。男親の生臭さなど、10代の女の子にとって唾棄すべきもの。 フランス娘と大和撫子では文化が違うのか?でも私は例えば大島弓子氏が確立したような、透徹した眼を持つわが国の少女像を信じている。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-04-25 23:50:06)
1240.  紅いコーリャン 《ネタバレ》 
20世紀初頭の中国についてその風俗も風景もほとんど未知だったので、目に映るすべてが珍しかった。 貧農の困窮ぶり、ハンセン病への偏見、むきだしの土の上に並べられた酒壷。嫁いびりの風習と、やりすぎてちょっと反省する男ども。意外にしたたかで生命力の強い女。 結婚・子供の誕生・そして戦争と、流れゆく人々の人生を淡々と子孫の声で綴ってゆく。 音は静かに、だが視覚的には強烈な赤色が全編にまぶされる。コーリャン畑、濃い酒の色、夕陽、流れる血。赤・赤・赤と鮮やかに網膜の裏に刻まれる、一編の詩のような作品だ。
[ビデオ(字幕)] 6点(2016-04-10 23:26:53)
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