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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1872
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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1221.  シュガー・ラッシュ:オンライン 《ネタバレ》 
ゲームキャラクターたちがゲームの枠を乗り越えて大冒険するCGアニメシリーズ第二弾。前作では小さなゲームセンターにあるアーケードゲーム内だけのお話だったのが、今回はお馴染みの二人がWiFiからインターネットの広大な世界に飛び出して大活躍するという内容。確かにインターネットの世界を巧く映像化した前半部分はなかなか良かったのですが、その後、レースゲームが終わったあたりから僕のテンションは徐々に下がってゆくばかり。うーん、このシリーズとは相性が悪いのか僕は全く嵌まらないんですよね~。ストーリーもごちゃごちゃしててよく分かんないし、キャラクターにも別段魅力を感じず。だってこのラルフってキャラ、客観的に見たら単なるロリコン親父じゃないですか(笑)。映像はさすがのクオリティなんで、5点!
[DVD(字幕)] 5点(2019-07-09 05:10:47)
1222.  ナチュラルウーマン 《ネタバレ》 
一回り以上年の離れた恋人と暮らすマリーナは、もともと男性として生まれたものの今は女性として生きるいわゆるトランスジェンダー。社会の片隅で目立たないようにひっそりと、それでも愛する人と二人で充実した日々を過ごしていたそんな彼女にある日、悲劇が訪れる。恋人であるその会社社長が脳梗塞を起こし呆気なく亡くなってしまったのだ。突然のことに動揺を隠せないマリーナだったが、そんな彼女を更なる悲劇が襲う。久しぶりに連絡を取った彼の家族からあからさまに侮蔑の目を向けられたばかりか、正式な配偶者でもない彼女は警察からもまるで犯罪者のような扱いを受けてしまうのだった。葬儀にも来なくていいと言われ、二人で暮らしていたアパートも即刻明け渡すように命令され、彼女が反発すると今度は家族から執拗な嫌がらせまで受けてしまう。そんな哀しみに打ちひしがれるマリーナの人生に明るい光は差すのか――。実際に自らも性的マイノリティ―である〝女性〟が、そんな世間からの偏見・差別に苦しむトランスジェンダーを演じたヒューマン・ドラマ。アカデミー外国語映画賞を受賞したということで今回鑑賞してみました。南米チリで制作されたということですが、確かにキリスト教の影響が色濃く残るこの国で苛烈な差別に苦しむ女性の魂の咆哮とでも呼ぶべき苦しみは充分伝わってきました。ただ人並みに幸せに生きたいだけなのに、それを許さない社会というのはいまだ根強く残っているのですね。特に第三世界でこそ社会の偏見はまだまだ根深いことが痛いほどよく分かります。ただ、一本の映画として観れば僕はそこまで高評価するわけにはいかなかったです。正直、このマリーナという主人公に僕はそこまで魅力を感じませんでした。なんか終始暗いんですよね、この人。内容的にそうなってしまうのは分かるのですが、もう少し笑顔というか、少しでも前向きになれるような明るい部分も欲しかったです。映像も終始暗く、とてもセンスがいいとは思えません。同じくトランスジェンダーを扱った映画でもいい作品はたくさんあり、その中で本作を比べてみると僕はやはり高い位置に置くことはできませんでした。こればかりは好みの問題かもしれませんね。
[DVD(字幕)] 5点(2019-06-16 21:52:38)
1223.  ANON アノン 《ネタバレ》 
私は神にさえ忘れ去られたい――。網膜に埋め込まれた最新鋭のナノマシンによって、人が見た記憶を全て監視・検閲される未来社会。そこではもはやプライバシーというものは存在しないも同然だった。全市民の名前や顔写真、そして過去のデータも当局によって保存・更新され、常に監視されるこの社会においては、当然のように殺人などといった犯罪は存在しない。だがある日、そのあり得ないはずの殺人が何者かによって実行されてしまう。捜査に乗り出したサル・フリーランド一級刑事が調べてみると、被害者の網膜データはきれいに塗り替えられ、犯人の痕跡は一切残されていなかった。だが粘り強い捜査の結果、事件の陰には、高度な技術によって監視システムをハッキングし、自らを存在しないものとして自由にこの管理社会を暗躍する、ある一人の女性の存在がいることを突き止めるのだった。彼女はサイバー空間で様々な人々の暗い欲望を募り大金を稼いでいるらしい。浮気の証拠を消し去りたい裕福な株ブローカーという偽の経歴を作り出し、サル刑事は自ら囮捜査に乗り出す。だが、高度な知能を持つ彼女の巧妙な罠に逆に絡めとられてゆく…。哲学的なテーマをスタイリッシュな映像で描いたSF映画の佳品『ガタカ』を撮ったアンドリュー・ニコル監督の最新作は、いかにも彼らしいそんなサイバーパンクSF作品でした。この行き過ぎたテクノロジーが人々の人間性を奪った結果、退廃的で閉塞感に満ちた世界となってしまった未来社会という舞台設定はなかなか魅力的。網膜に次々と映し出される膨大な量のサイバー空間の扱いもシャープかつスタイリッシュで、こういう世界観が好きな人には堪らないと思います。ただ、僕はこういう知的で哲学的なテーマを扱った最後まで淡々と進むSF作品が昔からどうも苦手で、個人的にいまいち受け入れられませんでした。同じく苦手な押井守作品を観終わったときの感想に近いですかね。というか、彼の作品にかなりインスパイアされてるようにも感じました。ときおり挟まれるエロティックな描写もだいぶ本家に影響されているような?ただ、それらを抜きにしても最後に明かされる事件の真相がちょっとお粗末だと感じるのは自分だけなのかな。というわけで好みという部分も含めて総合的に、5点ってとこで。
[DVD(字幕)] 5点(2019-06-15 01:43:44)
1224.  インクレディブル・ファミリー 《ネタバレ》 
大人気アニメの十数年ぶりとなる続編。すんません、正直僕はそこまでテンション上がりませんでした!!
[DVD(吹替)] 5点(2019-06-11 20:35:07)
1225.  ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた 《ネタバレ》 
記憶に新しいボストン・マラソン爆弾テロ事件を背景に、爆発で両足を失ったもののたくましく生き延びたある一人の〝英雄〟の知られざる苦悩を描いたヒューマン・ドラマ。描きたいテーマやメッセージ性などやりたいことは分かるのですが、いかんせん監督の演出力がそれに伴っていない印象を受けてしまいました。肝心の爆発現場の描き方も意外にあっさりしているし、心に引っ掛かる部分も少ないまま全体的に淡々と進んでいってしまうのです。例えば主人公がゴール付近で恋人を待ってたときに持っていた手書きのポスターなんか、映画上格好の演出アイテムになりそうなのにほとんど活用しないままスルー。爆発の煙にその幸せメッセージの描かれたポスターが焼け焦げて宙に舞うとかいうシーンがあれば、もっと観客の心に響くはずなのにと勿体ない気分になりました。それに両足を失い自暴自棄になった主人公が仲間と文字通り二人三脚で車を運転するシーン。地獄を這い廻るような生活を送っている主人公の魂の叫びを観客の心に刻み付ける格好の場面になるはずなのに、追いかけてきた警察官の「握手してください」というセリフだけで終わってはいかんでしょ。こういう細部の雑な演出が凄く残念。いくら事実を元にしていても、映画としての脚色をもっと大事にしてほしかったですね。また、ヒロインの恋人の台詞ではないですけど、この主人公、いくら自分が不幸な目に遭ったからって周りに甘えすぎでしょ!終始甘ったれたような態度に、僕はとてもじゃないけど共感できませんでした。不幸なのはお前だけじゃないっつーの!事実の重みと、恋人役の女優の芯の強さを感じさせる魅力的な演技に5点!
[DVD(字幕)] 5点(2019-05-28 00:23:35)
1226.  オーシャンズ8 《ネタバレ》 
伝説の大泥棒ダニー・オーシャンの妹、デビー・オーシャンとその8人の仲間たちの華麗なる〝大仕事〟を描いたクライム・エンタメ作品。まあいわゆる『オーシャンズ11』の女性版スピンオフ作品なんですが、本家と同様に主演陣が超豪華!サンドラ・ブロックをはじめ、ケイト・ブランシェットやヘレナ・ボナム・カーター、アン・ハサウェイなどといったハリウッドを代表する新旧の超有名女優がキャスティングされ、もうそれだけで華やかで画的には観ていられます。でも、内容の方は正直イマイチ。脚本が充分練られていないため、こういう映画に最も必要なハラハラドキドキ感がまったく足りていません。わりかし簡単に物事がうまくいきすぎちゃうんですよね~。もっと手に汗握るスリルというものを僕は味わいたかったですね。映像はゴージャスで華やかだっただけに残念!
[DVD(字幕)] 5点(2019-05-25 21:28:17)
1227.  ALONE/アローン 《ネタバレ》 
一歩踏み出して死ぬか、このまま死ぬか――。砂漠の真ん中で、日々過酷な任務に従事するアメリカ兵マイク。だが、その日の作戦は失敗に終わり、彼は相棒とともに徒歩で5時間もかかる隣の村へと移動しなければならなくなった。見渡す限り砂と熱波しかないような不毛な地をとぼとぼと歩き続ける二人。知らぬ間に彼らは地雷がわんさと埋まった危険地帯へと迷い込んでしまう。気付かずに地雷を踏んでしまった相棒は瞬く間に爆発の犠牲になり、助けようと駆けだしたマイクもまた地雷原を踏んでしまうのだった。このまま脚を離せば爆発するのは免れない。作戦本部へと無線で連絡を取るも救援部隊が駆け付けるのは最低でも52時間後で、それまでは耐えてくれという返答しか返ってこなかった。「そんな、とてもじゃないけど無理だ!」。絶体絶命の危機へと陥ったそんなマイクに追い打ちをかけるように、乾き・疲労・砂嵐・熱波・狼の襲撃といった苦難が訪れる。どんどんと極限状況へと追い詰められるマイク。やがて彼の朦朧とした脳裏に、過去のつらい記憶が交錯しはじめる…。危機的状況へと追い込まれた男のそんな孤独な闘いを描いたソリッド・シチュエーション・スリラー。一時期物凄く量産されていた、ワンアイデア・ワンシュチュエーションのお気軽低予算映画だと思って今回鑑賞。確かに冒頭こそ危機また危機の連続で、程よいグロ描写(両足の千切れた相棒が目の前で横たわってるとこなんてまさに!笑)もあり、「あー、なんか懐かしいな、この感じ」とけっこう面白く観ていられました。ですが、中盤からまさかの過去のトラウマを巡るスピリチュアルな展開に!「えー、なんか思てたんと違う」と違和感がバリバリ。これでこの妄想と現実が入り乱れる内容がハイレベルならきっと観ていられたんでしょうけど、これがまあ分かりにくいだけでセンスがいまいち感じられない。元カノやアル中の親父とのエピソードがことごとく類型的で、主人公をいたぶる悪魔的な存在の地元民なんて立ち位置がものすごく中途半端。最後の衝撃のオチなんか、「え、今までのはなんやったんや!!」とひっくり返りそうになっちゃいました。人気若手俳優アーミー・ハマーというキャスティング含め、画的にはけっこう頑張っていただけにもうちょっと内容を練ってほしかった。残念!
[DVD(字幕)] 5点(2019-05-15 16:32:21)
1228.  ワンダーストラック 《ネタバレ》 
1920年代と1970年代を生きる、ともに耳の聞こえない少年と少女。かたや親から逃れるため、かたや本当の両親を探すためにニューヨークの自然史博物館を目指すことに。困難な旅の果てに辿り着いた先で、交わるはずのなかった二人の人生の驚きの真相が明らかとなるのだった…。一見無関係に見える二人の主人公の旅路を交互に描くことで、二つの時代で数奇な運命に翻弄される少年と少女の奇跡の繋がりを描いたヒューマン・ドラマ。『キャロル』という女性同士のラブストーリーの秀作を撮ったトット・ヘインズ監督の最新作ということで今回鑑賞してみました。なのですが、うーん、僕は見事に嵌まらなかったですね、これ。耳の聞こえない人が主人公ということでこういうトーキー映画のような撮り方にしたんだろうけど、いかんせん僕には退屈に感じました。肝心のお話の方も最後まで観てなんとなく分かったものの、いまいち説得力が感じられません。映像も終始暗く、観づらく感じる部分もちらほら。この監督らしい品のある雰囲気はなかなか良かっただけに残念です。
[DVD(字幕)] 5点(2019-05-11 21:44:38)
1229.  リグレッション 《ネタバレ》 
実の父親による娘への性的虐待事件を捜査するうちに、社会の背後で暗躍する悪魔崇拝教団の存在を嗅ぎつけた刑事。高度な催眠療法を駆使する精神科医とともに事件の核心へと迫ってゆくのだが、社会の闇の中に強固な繋がりを持つ狂信的な信者たちに逆に追い詰められてゆくというお話。男臭い刑事を演じるのは嵌まり役のイーサン・ホーク。父親から性的虐待を受けたという娘役に人気女優エマ・ワトソン。監督は、『オープン・ユア・アイズ』や『アザーズ』で有名なアレハンドロ・アメナーバル。というわけでけっこう期待して今回鑑賞してみたのですが、正直微妙な出来でしたね、これ。なんだか事件の概要が漠然としすぎていて、主人公である刑事が何を目的に捜査しているのかいまいち分かりづらいんです。おまけに相棒となる精神科医の催眠療法で過去を探るという捜査手法の扱いも極めて中途半端。ラストで明らかとなる事件の真相も分かったような分からないようなで全然すっきりしません。集団ヒステリーや社会的な不安心理、そして何人かの人々の利己的な嘘がありもしない悪魔崇拝教団を作り上げていた?そうかもしれませんが、ちょっと説得力が…。この監督らしい、ダークで陰鬱な雰囲気は良かったので5点。
[DVD(字幕)] 5点(2019-05-09 19:30:59)
1230.  スノーマン 雪闇の殺人鬼 《ネタバレ》 
深い雪に覆われた北欧の国、ノルウェー。大都市オスロでは、子持ちの女性ばかりを狙った連続殺人が多発していた。残忍な手法で殺された被害者のそばにはいずれも小さな雪だるまが置かれていたのだった――。酒で身を持ち崩しクビ寸前の刑事ハリーは、配属されたばかりの新人刑事カトリーネとともに調査に乗り出す。だが、ほとんど手掛かりなど残さない巧妙な手口の犯人は、まるで彼を嘲笑うかのように第二第三の犯行を繰り返し、あろうことかハリーに犯行声明ともとれる手紙を送ってよこすのだった。地道な調査の結果、9年前のある富豪夫人の失踪事件と何らかの関連があることまで突き止めたハリーは現地調査に乗り出すのだが、犯人の魔の手は彼の別れた元妻と一人息子へも向かい始める…。連続殺人鬼〝スノーマン〟の本当の正体とは?9年前の事件と何らかの関りがありそうなカトリーネの真の目的とは?そして、ハリーは無事に犯人を捕まえ家族を守ることが出来るのか?雪深い大都市オスロを舞台に、雪だるまをモチーフにした猟奇殺人鬼の正体を巡るミステリー・サスペンス。主演を務めるのは実力派俳優マイケル・ファスベンダー、他にもレベッカ・ファーガソンやJ・K・シモンズ、懐かしのヴァル・キルマーといったバラエティ豊かな面々が脇を固めております。監督は僕とはあまり相性の良くないトーマス・アルフレッドソン。なので豪華なキャストの割にはあまり期待せずに今回鑑賞してみました。前二作と比べるとまだ幾分かは見やすくなったとは言え、やはり今回も合わなかったですね、これ。白が映える美しい映像や雪国特有の乾いた空気感などはとても良かったのですが、問題は肝心のミステリー部分。観終わって大まかなストーリーはだいたい理解できたものの、細かい部分に幾つもの「?」が。要するに、腑に落ちないのです。どうして犯人は主人公に雪だるま入りの手紙を送る必要があったのか?あの犯行との関連を匂わせる変態大富豪や産科医など恐らくミスリードを狙ったんだろうけど、その後どうなったのかほったらかしなのでモヤモヤするし。主人公の相棒となる女性刑事の最期なんて呆気なさ過ぎて、「え、結局なんだったの?」と拍子抜け。そもそも何故に雪だるま?こういった細かい部分が最後までいちいち腑に落ちない。こんなことを言うと身も蓋もないのですが、同じ内容・キャストでデビッド・フィンチャーあたりが監督したら、すごく面白くなりそうという感想を持ってしまいました(笑)。題材や雰囲気、キャストなどは凄く良かっただけに勿体ない。
[DVD(字幕)] 5点(2019-05-01 21:58:38)
1231.  ビューティフル・デイ 《ネタバレ》 
認知症を患う母親の介護をしながら殺し屋として孤高に生きる男と、彼に助けられることになる少女売春組織の犠牲者である孤独な少女。深い絶望の中に生きてきた二人が偶然出会い、いつしか希望を取り戻していく特別な〝美しい一日〟をスタイリッシュな映像と音楽、独自の世界観の中に刻み付けるアーティスティックな作品。うーん、確かに極めて暴力的な世界を描きながらもこの洗練されたストイックで静謐な空気感は凄いとは思うのですが、個人的に合わない作品でしたね、これ。なんだか同じく苦手なニコラス・ウィンディング・レフン監督作を思い起こしてしまいました。殺された母親を湖の中に埋葬する美しいシーンや主演二人の凄みのある演技など、印象に残るところも多かったのですが、こればかりは好みの問題なので如何ともしがたい。
[DVD(字幕)] 5点(2019-04-10 18:08:51)
1232.  ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷 《ネタバレ》 
使いやすい自動小銃で人気を博し、一代で財を成したウィンチェスター社。だが、創業者であるウィリアム・ウィンチェスターは莫大な財産と51%の株を遺し、この世を去ってしまう。そればかりか一人娘であるアニーも亡くなり、遺産を相続したのは夫人であるサラ・ウィンチェスターのみだった。深い絶望の中で、夫人は怪しげな霊媒師に縋りつき、サンノゼに広大な屋敷を購入することに。以来彼女はその霊媒師に言われるがまま、この館を増築し続けるのだった。最初は8部屋から出発した館も20年経った今では7階建ての巨大建造物、まさに迷路としか言いようのない不気味な幽霊屋敷へと変貌を遂げ、夫人はその増改築を繰り返す館の中で孤独に暮らし続けている――。サンフランシスコで落ちぶれた精神科医として暮らしていたプライス医師の元に、そんな夫人の精神鑑定をしてくれという依頼が舞い込んだのもそんなころだった。トラブルを恐れた重役会が夫人から経営権を取り戻したいという本音が透けて見えるその依頼を受け、プライス医師はその巨大な迷路のような屋敷へと訪れるのだったが…。アメリカに実在する有名な幽霊屋敷を舞台にそんな悪夢のような恐怖を描いたゴシック・ホラー。スタイリッシュな映像と独自の世界観で最近めきめきと頭角を現しているスピエリッグ兄弟の新作ということで今回鑑賞してみました。細部にまで拘ったであろう重厚で美しい映像は相変わらず見応え抜群。このイカレタ?老婦人の頭の中を再現するために、ひたすら増改築を繰り返してきた幽霊屋敷という舞台の不気味さを余すことなく伝えられていたと思います。夜中であろうとお構いなしに聞こえてくるトンカチやのこぎりの音、何処に繋がっているのか分からない無数のドア、ひたすら同じところをぐるぐると廻らされる階段、夜中の12時に決まって鳴らされる鐘の音…、いやーこんな屋敷になんか死んでも泊まりたくない(笑)。ただ、それに対して肝心のストーリーの方は正直「?」でした。それぞれに闇を抱えた登場人物への掘り下げが巧く機能しておらず、クライマックスへの盛り上がりに繋がっていません。特に主人公の過去のトラウマである死んだ恋人のエピソードなど、果たして意味があったのかどうか。ヘレン・ミレン演じる夫人ももっとぶっ壊れた不気味なキャラでもよかったような気がします。映像や世界観は良かっただけに、惜しい。
[DVD(字幕)] 5点(2019-04-08 23:48:13)
1233.  オンリー・ザ・ブレイブ 《ネタバレ》 
森林消防隊として次々と起こる山火事の消火活動とその訓練に明け暮れる男たちの死闘を実際の事件を基にして描いた災害アクション。男臭い無骨な隊長役をジョシュ・ブローリン、夫を献身的に支える妻役にジェニファー・コネリー、他にもジェフ・ブリッジスといった豪華な面々がキャストを務めております。熱気がこちらにまで迫ってきそうなほどリアルに再現された山火事のシーンなどはなかなか迫力があり、映像面ではけっこう頑張っていたと思います。ただ、いかんせん無駄なシーンが圧倒的に多い!!トータルで130分あるこの映画の中で3分の1はほぼいらんシーンだったと言っても過言ではありません。実話を基にしたという本作、思いっきりネタバレしてしまうと隊長をはじめとする19人の主要メンバーは最後、全員殉職してしまうのですが、監督は恐らくこの重い事実に相当引きずられてしまったのではないでしょうか。彼らの生きた証を少しでも多くの人に伝えたいと思うあまり本来ならカットすべきシーンもなかなか切れず、結果としてだいぶ間延びしたストーリーになってしまってます。隊員たちの休日のバーベキューシーンやバーでのだらだらしたシーンを延々見せられても、正直興味ありませんって!クライマックス、ようやく山火事のシーンが始まってこれから盛り上がるぞってなったのに、そこは意外にあっさりと終わらせるのもいかがなものか。誤解を恐れずに言えば、いくら重い事実を基にしているからと言ってもこれは映画です。物語としての面白さを二の次にするのは違うと思います。人の心に届いてこそだし、そのためにはいらないシーンはバッサリ切る覚悟も多少の事実の誇張も必要でしょう。それでこそ、死んでいった彼らも浮かばれると思うのですが…。誰にも知られることなく、常に死と隣り合わせの困難な仕事に従事している彼らのような人たちの思いは充分伝わりましたが、残念ながら映画としてはいまいちだったと言わざるを得ない作品でありました。
[DVD(字幕)] 5点(2019-04-06 23:15:26)
1234.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》 
大人気シリーズの最新作。お金があほほどかかっているだけあって映像は確かに素晴らしいし、ストーリーもベタながら分かりやすいし、これと言って悪くはないんだけど、なんだろう、このワクワク感のなさは。やっぱりこのシリーズの醍醐味って、安全と思われていた恐竜たちが突如として暴走するという緩急の付け方にあると思うのだけど、本作は最初から凶悪な恐竜たちがジャングルをうろついているという設定なので、主人公がそこに自ら乗り込んでいってもいまいち緊迫感が感じられないんです。「わー、この檻に入った恐竜たち、かっこいい!あ、意外に可愛い奴もいる!」と楽しんでいたのが、「え、何?なんか緊急事態だって?えー、恐竜たちが逃げ出した?」「わー、恐竜たちが俺たちを喰おうと襲い掛かってきた!!キャー!!助けて!!」、これですよ、これ。しかもその恐竜たちも火山の噴火に脅かされ、挙句ハンターたちに追われる始末。これでは、このシリーズの「凶悪な恐竜たちに追われる恐怖」という醍醐味が半減してしまって当然です。前作の続編ということでそうするしかなかったんだろうけど、もう少し何とかならなかったものか。好きな監督の作品だっただけに残念っす。
[DVD(字幕)] 5点(2019-04-01 00:51:27)
1235.  レッド・スパロー 《ネタバレ》 
ジェニファー・ローレンス主演で送るエロティックなスパイ・ドラマ。丁寧な語り口には好感が持てるものの、いかんせんテンポが悪い。全体的に無駄なシーンが多いような気がします。肝心のエロ……もといセクシュアルなシーンもそこまで股間に響かず。残念!
[DVD(字幕)] 5点(2019-03-29 22:31:58)
1236.  ファントム・スレッド 《ネタバレ》 
一級の腕を誇る仕立て屋の初老の男性と、彼に見染められたモデルの女性との一見華やかだがやがて歪んでゆくある愛の形を描いた心理ドラマ。監督は現代ハリウッドで独自の位置を築き上げたポール・トーマス・アンダーソン、主演には今作が事実上の引退作となる名優ダニエル・デイ・ルイス。確かに、何処を切り取ってもまるで一級の絵画のように美しい映像と小鳥の囀りのような上品な音楽、そして名優たちが織りなす気品に満ちた演技とでもって非常に芸術性の高い世界観を構築している作品であることは僕も認めます。美しいだけでなく、そこに一片の毒を盛り込み、それがやがて二人の関係を歪なものに変えてゆくところなどいかにも耽美的でいい。ただ、さすがにストーリーに起伏がなさ過ぎます!最初はキレイでいいなあとこの美しい雰囲気を楽しんでいたのですが、途中からさすがに飽きちゃいました。映像や音楽は凄く良かったので、もうちょっと物語の見せ方を考えてほしかったですね。
[DVD(字幕)] 5点(2019-01-30 14:31:55)(良:1票)
1237.  ショートウェーブ 《ネタバレ》 
過去のフラッシュバック映像が細切れに挿入され、そこにノイズのような不快な音楽を延々繰り返されるのは見ていてとっても不愉快であります。内容にはちょっとだけセンスを感じました。
[DVD(字幕)] 5点(2019-01-28 00:06:52)
1238.  アバウト・レイ 16歳の決断 《ネタバレ》 
身体的には女なのだが心は男性として生まれてしまった、16歳の高校生レイ。それまで違和感を抱きながらも普通に生活していた〝彼〟だったが、ある日一大決心をする。それはホルモン療法によって、身体もより男性へと近づける治療を受けることだった。だが、そのためには両親の同意書が必要だった。母親のサインはすぐに得られたものの、一度も会ったことのない離婚した父親のサインも必要と知ったレイは、自分の人生を変えるため自らの知られざる過去と向き合うことに。そんな折、レイ親子が間借りしていたレズビアンで女性パートナーと同居している祖母から別居したい旨を告げられる。八方塞がりに陥ったそんなレイが下した決断とは――。性的マイノリティやシングルマザーとしてそれぞれに生きづらさを抱えた三世代の女性たちの葛藤と和解を淡々と描いたヒューマン・ドラマ。うーん、豪華な俳優陣に惹かれて今回鑑賞してみたのですが、なんだか全体的に散漫な印象が拭えない作品でしたね、これ。ストーリーとしては、離婚して一度も会ったことのなかった自分の父親(今は新しい家族と幸せに暮らしている)と出会い、最初は対立していたのが、過去を知るうちにいつしか分かり合っていくという有りがちなもの。そこに今っぽいLGBTの問題を絡めているってだけで正直、目新しさは一つもありません。また、S・サランドン演じるレズビアンのおばあちゃんの存在も本筋のストーリーにほとんど絡んでこないため、何のために出てきたのかはなはだ疑問。挙句、特に何もなかったはずなのにあんなに仲が悪かった家族はいつの間にか和解してて最後はみんなで仲良く日本食レストランで会食って……。さすがに薄っぺらすぎやしませんか。男装しててもその美少女さっぷりが際立つエル・ファニングちゃんに+1点!
[DVD(字幕)] 5点(2019-01-18 01:28:32)
1239.  アトミック・ブロンド 《ネタバレ》 
東西冷戦終結間近の混沌としたベルリンを舞台に、世界各国の諜報機関が入り乱れる中を颯爽と駆け抜ける女スパイの活躍を描いたアクション・エンタメ。シャーリーズ・セロン姉さんを目当てに観たのですが、これがとにかくストーリーが分かりづらい!!途中までは頑張って物語を追っかけていましたが、もう後半からはどうでもいい感じで流して観てましたわ。これってストーリーの見せ方が単純に下手なだけなんじゃないかしら?シャーリーズ姉さんの身体を張ったド迫力なアクションとドエロいレズHシーンに+1点!
[DVD(字幕)] 5点(2018-12-12 22:58:49)
1240.  ザ・ウォール(2017) 《ネタバレ》 
2007年、戦争終結間際のイラク。凄腕のスナイパーに襲われ全滅した仲間の部隊から無線機を回収するという任務をくだされた2人のアメリカ兵は、すぐさま砂漠に囲まれた目的地へと向かう。だが、やって来た現場は明らかに不審な空気が漂っていた。きっとどこかからスナイパーが狙っているに違いない。そう判断した彼らは危険を避けるため、ずっと遠くからその凄惨な現場を見張り続けるしかできなかった。ところが何時間経っても変化が見られない。しびれを切らせた一人が思わず無線機回収へと向かう。だが、やはりそれはイラクの伝説的スナイパーの狡猾な罠だった――。瞬く間に狙撃され、踏み出した兵は瀕死の重傷を負って倒れ、残った兵は崩れ落ちた一枚の壁へと追い詰められてしまうことに。敵はどこに潜んでいるのか全く分からず、頼みの綱の無線機は狙撃で破壊されてしまった。壁から出れば頭を撃ち抜かれて即死するのは確実、だが執念深いスナイパーが簡単に諦めてくれるわけもなく、彼らは喉の渇きと怪我の痛みにひたすら耐えるしかない状態へと追い込まれてしまう。しばらくすると、手にしたトランシーバーからまるで彼らを嘲笑うかのようなスナイパーの声が聞こえてくるのだった…。極限状況へと追い込まれてしまった、そんな二人の兵士の決死のサバイバルを描いた戦争アクション。いわゆるワンアイデア、ワンシチュエーションのソリッド・シチュエーション・スリラーと呼ばれるやつなのですが、そこはアクションエンタメ界の売れっ子監督。手堅い演出のおかげでけっこう臨場感のある作品に仕上がっていたと思います。まあこの手のジャンルの佳品として名高い『フォーンブース』の戦場版と言ったらそれまでなんですけどね。ただ、コリン・ファレルの名演が光っていたあちらとは違い、本作は全体的に薄味な印象。民族対立の象徴として直立する〝壁〟の暗喩も巧く機能しておらず、後半に明かされる死んだ兵士の望遠鏡のエピソードも弱い。最後のオチも取って付けたようでいまいち。うーん、5点!
[DVD(字幕)] 5点(2018-11-24 22:50:52)
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