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S&Sさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2374
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1401.  ハムレット・ゴーズ・ビジネス 《ネタバレ》 
カウリスマキ版『ハムレット』で舞台を現代のフィンランドに置き換えています、いわばイーサン・ホークが主演した『ハムレット』の元ネタとも言えます。おそらくセリフをひとつもカットしなかったケネス・ブラナ―版の『ハムレット』の対極に位置する作品で、歴代映画の中ではもっとも尺が短いんじゃないでしょうか。“生きるべきか、死ぬべきか”とか“尼寺に行け”等の有名なセリフは見事にスルーですからね。可哀想に、Wikiでは『ハムレット』の映像化作品にはカウントされてません(泣)。 カウリスマキはこのシェイクスピア劇を悲劇というよりはホラーに近いテイストで解釈している感じです。 またハムレットのキャラも軽薄そうに見えて実は冷酷な男で、オフィーリアも父と共謀してハムレットに陰謀を仕掛ける女だというのも面白いところです。観終わっての感想はカウリスマキ映画にしては珍しくセリフが多かったなと言うことで(まあこれはシェイクスピア劇なんだから当然でしょうが)、会議で唐突に出てくるアヒルちゃんなどちゃんとカウリスマキ印は健在でした。
[DVD(字幕)] 6点(2015-04-19 21:50:41)
1402.  ペントハウス 《ネタバレ》 
これもリーマン・ショック後のアメリカの世相を反映させたってことなんでしょうかね、まあ別に退屈する様な類のお話しではなかったですけど。 とにかくこの映画の最大の欠点は、観た人みんなが同意すると思いますけど、エディ・マーフィの存在感のなさに尽きるでしょう。なんで出演する気になったんでしょうかね、この人『ドリーム・ガールズ』でオスカー逃がして燃え尽きてしまったんでしょうか。スティーヴ・マックイーンが乗ってたフェラーリが登場したところでだいたいオチが見えてきましたし、メイドがあっさり金庫を開ける展開からもそれは察しがつくことでしょう。それにしても自動車が通れる幅の廊下って、このマンションどんだけ広いんだよって感じです。 アラン・アルダの悪役ぶりは憎々しくてよかったですね、こいつならほんと何をしても許される気がします(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-11 22:24:38)
1403.  アウトブレイク 《ネタバレ》 
この映画が今では山ほど製作されたパンデミック・ジャンルの元祖になるんじゃないでしょうか(いや、元をたどれば傑作『アンドロメダ…』でしょうね)。中盤以降の雑な展開は眼を覆うばかりですけど、TVで放映さてるとついつい観てしまうんですよね。突っ込みどころは満載です、まるで紙製みたいに破ける防護服、笑っちゃうほど簡単に見つかる宿主のおサル、あんな近距離にくっついているのにしくじる射撃がド下手なヘリコのパイロット、とまあ呆れるほどのご都合主義な展開です。それでも小さな町で感染が拡がり軍に封鎖されるまでの怒濤のストーリー・テリングは見応えがあります。これもダスティン・ホフマンを始めとする名優たちを揃えることが出来たからでしょうね、ダメな脚本でも何とかなるものなんです。善悪をあまりに単純に分けているのはいかにもハリウッド映画ですけど、それでもドナルド・サザーランドの邪悪な将軍は適役でした。陰謀をたくらむ悪役をやらしたらこの人の右に出る役者はいません。「お前はぜったい将官にはなれん」といじめられてくさっていた大佐がサザーランドを逮捕するときの嬉しそうな顔には笑ってしまいます。この大佐はデイル・ダイなんですが、軍事アドバイザーから俳優になった人で本人も海兵隊では大尉どまりだったから、なんかセルフ・パロディですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-09 20:15:39)
1404.  セレブリティ 《ネタバレ》 
観始めてそうそう、「えっ、なんでウディ・アレンの映画に彦麿呂が出てるんだ?」とのけぞりましたが、良く観たらケネス・ブラナ―でした(笑)。ほんと観れば観るほど彦麿呂そっくり、これが稀代のシェイクスピア役者かと思うと情けなくなります、まあそう思わせるぐらいケネス・ブラナ―が上手かったということですが。 それにしても錚々たる顔ぶれの出演陣ですね、まあ超メジャーなのはディカプリオとシャリーズ・セロンぐらいなものですけど、真面目にギャラ払ったらもの凄い製作費がかかっちゃいますよね。亭主に捨てられたと嘆くジュディ・デイビスだったけど、その亭主ブラナ―が実は下げチン男で呪縛が解けたデイビスがセレブの世界でトントン拍子で出世する一方、下げチン男ブラナ―はどんどん落ちぶれてゆくという割と判り易いストーリーではあります。 『スターダスト・メモリー』でアレン版『81/2』を撮ったうえに『甘い生活』にまでオマージュを捧げるとは、この人ほんとフェリーニが好きなんですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-28 21:22:31)
1405.  ニューヨーク一獲千金
設定やストーリー・テリングにはちょっと無理がありますが、ドタバタ・コメディとして観ればそこそこ愉しめるでしょう。そこら辺は才人マーク・ライデルが監督ですからツボがよく判ってますよね。ジェームズ・カーンとエリオット・グールドは予想外に良いコンビで、二人の共演が本作だけというのは実にもったいないと思います。この二人がコンビの芸人という設定は終盤のオペラでのドタバタに良く活かされています。それにしてもこの二人は歌も上手いしほんと芸達者です。脇を固めるマイケル・ケインとダイアン・キートンはいつも通りのキャラで手堅いんですけど、マイケル・ケインのコメディ演技ははんと安心して観れます。他にバート・ヤングやチャールズ・ダーニングも出てるし、俳優陣はかなり豪華な小品でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-17 21:23:01)
1406.  ワイルド・ギース 《ネタバレ》 
元祖“漢泣き傭兵映画”として傭兵戦争アクションというジャンルを築いた功績はこの映画にはあるんですけどね… 確かに脚本は秀逸で各キャラも立ちまくっているんですが、監督のアンドリュー・V・マクラグレンの演出力がそのレベルについて行けてないというのは残念なところです。この人ジョン・フォードの弟子で助監督としてフォード西部劇を支えてきた人なんですけど、ひとり立ちしてからはどうも冴えませんでしたね。この映画に限った事じゃないのですが、彼のアクション演出はどうも冗長でキレがないんですよね。言ってみれば昔の西部劇調の演出パターンから脱け出せなかったということです。あと、冒頭とラストに流される歌が、まるで角川春樹みたいなダサいセンスで最低。 リチャード・バートンはじめ傭兵メンバーはちょっとあり得ない様なオッサン軍団なんですが、これが皆いい味出してるんです。苦労して脱出できたのにリンバニは死んでしまうという結末は、傭兵の悲哀が色濃く漂っていて渋い。登場キャラの中では、“軽薄なジェームズ・ボンド”といった風情のロジャー・ムーアの役柄が私の好みです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-13 22:16:22)
1407.  紅の翼(1954) 《ネタバレ》 
なんでもシネマスコープで撮られた初の航空映画なんだそうです。監督は第一回オスカー作品賞をゲットした空戦映画『つばさ』を撮ったウィリアム・A・ウェルマンですからもう適役です。内容は元祖『大空港』にして空飛ぶ『グランド・ホテル』と言えるでしょう。ホノルルからサンフランシスコに飛ぶ旅客機に乗っている17人の乗客と5人の搭乗員にほぼ限定したストーリーなので、『グランド・ホテル』形式のストーリー・テリングには持って来いなわけです。冒頭で空港のカウンターで職員がチェックインする乗客たちの素性をスチュワーデスに詳しく解説してあげるところは、もう『グランド・ホテル』形式そのものですね。スチュワーデスに「あなたはなんでそんなにゴシップに詳しいの?」と聞かれて「前職はホテルマンだったからさ」と答えるところは爆笑でした。これはもう脚本家が“『グランド・ホテル』のパクリです”と舌を出している様なものですからねえ。乗客たち個々のエピソードの方は、各キャラの描きわけが明確ではないところが残念でした。 時代なので旅客機はレトロな四発プロペラ機です。与圧もされていないので飛行中にドアを少し開けて重量物を投棄するなんて、現代のジェット旅客機では絶対あり得ないこともできたりします。事故と言ってもエンジンが一基破裂するだけで航空スペクタルとしては物足りないですね。夜間の海上を飛行するところはかなりチャチなミニチュア撮影ですが、『ゴジラ』と同年の製作だと思えばまあ仕方ないですかね。ジョン・ウェインは心に傷を負った初老の副操縦士で、ちょっとしょぼくれたところがいつもの彼とは違ったヒーロー像です。彼がいつも口笛で吹くテーマ・ソングはけっこうポピュラーになっていて、メロディーを聞いたことある人は多いと思います。でも口笛を吹くジョン・ウェインと言うのは、あまり様になっていませんでしたね。 本作は主演をハンフリー・ボガートにする構想だったのが頓挫し(確かにボギーだったら口笛が似合うキャラクターですよね)、製作者だったジョン・ウェインが出演することになったそうです。でも航空映画なのでジェームズ・スチュアートを主演に持ってきたら良かったのにと思うんですが、いかがでしょうか。 今ではすっかり忘れ去られてますが、民間航空パニック映画というジャンルへの道を拓いた恐竜進化における始祖鳥みたいな重要性を持つ作品だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-25 00:03:50)
1408.  アリス・イン・ワンダーランド 《ネタバレ》 
いやはや笑わしていただきましたのは、ティム・バートンによるヘレナ・ボナム=カーターのいじりっぷりです。ふつう惚れた女房をここまでグロテスクに撮りますかね、でもこのデカ頭の女王様が彼女にピッタリのキャラに思えてくるので、そこはさすが一緒に暮らしている旦那さまですね。でも本作のあとバートンの作品に彼女が出てないのは、さすがに怒ってるんじゃないでしょうか(笑)。 お話自体は『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の後日談というかたちで、それをピーター・ジャクソンを意識した様なアクション・ファンタジーに仕上げましたという感じです。まあ可もなく不可もなくというところですが、森の木々の造形などのティム・バートンらしさが良く出てましたね。登場キャラはいろいろアレンジされてましたが、ジャバウォッキーだけは原作のテニエルの挿画に忠実なところには怪獣好きなバートンのこだわりを感じました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-01-28 22:20:28)
1409.  ジェイコブス・ラダー(1990) 《ネタバレ》 
この映画、オチはもろシャマラン監督のあれなんですけど、普通に観ていてこの主人公はベトナムで死んでいるんだなとかなり前半から判るように撮っています。その影響もあるんでしょうけど、ストーリーの展開がジェイコブの夢か麻薬摂取のバッドトリップなのかとも解釈できるところがこの映画の弱いところかと思います。でもその分かなり強烈なのはジェイコブの眼にする悪夢のような映像で、冒頭の亡者みたいな乗客が乗っている地下鉄が疾走するシーンはけっこうゾクっとしましたね。突然シェイクし始める亡霊なんか、後年に製作されたホラーで良く観たものですが、ルーツはこの映画だったんですね。ちょっととんでもない方向に暴走しそうだったところを上手くまとめました、と言う感じラストでしたね。たしかにエンターティメントとしてはこのラストしかあり得なかったでしょうけど、中盤のテイストでとことん突っ走っていたら映画史に残る様な傑作(というか怪作?)になっていた様で惜しい気がします。
[DVD(字幕)] 6点(2014-12-20 23:17:03)
1410.  ミネソタ大強盗団 《ネタバレ》 
『ライトスタッフ』のフィリップ・カウフマンの初期の監督作で彼が撮った唯一の西部劇です。と言っても、この人は『インディ・ジョーンズ』の原案者でもあり、元からウェスタン的な世界には思い入れがあったみたいに感じます。 さてこの映画は有名なジェシー・ジェームズとコール兄弟のミネソタ州ノース・フィールドで起こした銀行強盗事件の顛末がメインストーリーです。ジェシーを演じるのがロバート・デュヴァルと言うのがちょっとジェシー・ジェームズに対して私が抱いているイメージとはかけ離れているんですけど、なんせ後年にはブラッド・ピットが演じているぐらいですからイケメン男というイメージなんですよね。でも老け顔だけど素っ頓狂な奇声を発したりする過激な演技で、キルゴア中佐みたいな狂気をはらんだキャラをやらせるとこの人は上手いですね。ニューシネマ全盛期ですから正統派ウェスタンからはちょっとずれた雰囲気なんですが、全体にペキンパー西部劇の影響が強いみたいです。つまり文明化されてきたフロンティアで取り残されてゆく男たちの挽歌を見せてくれるということです。蒸気トラクターが町を走り、町民たちは流行りだしたばかりのベースボールに興じていて、クリフ・ロバートソンたちはそれにただ感嘆するばかりなのです。劇中故障していた蒸気オルガンが、ラストにクリフ・ロバートソンたちが町民たちに捕まって引き回されているシーンで突然音色を奏で出すところなぞ、ひとつの時代が終わって新時代の開幕を告げるファンファーレが鳴っているみたいでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-12 20:59:52)(良:1票)
1411.  いそぎんちゃく
“いそぎんちゃく”“くらげ”とくれば大映の軟体海棲生物シリーズ(なんちゅうネーミングでしょう)で一花咲かせた渥美マリです。このタイトルを見て「この映画は良い子が観ちゃいけないんだ」と子供心にも速攻で理解できる淫靡なネーミングでしたね。でもこの“いそぎんちゃく”はあくまで“礒の巾着(財布)”であって、渥美マリは肉体を駆使してひたすらカネをため込む女のお話しなんですね。まあ一種のピカレスク・ロマンみたいなもんですが、ここまで徹底してカネに執着する彼女の姿勢は、えげつなさを超越してカッコ良いと言えるところにまで昇華しています。演技力に欠ける彼女に無表情な芝居で全篇通させた演出は良い感じでした。通俗的なストーリーながらも淡々とした語り口の撮り方が好印象を与えてくれたので、プラス一点です。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-12-09 21:56:56)(良:1票)
1412.  チェンジリング(1980) 《ネタバレ》 
凄く怖い映画が観れるかと期待値大で鑑賞しましたけど、ちょっと期待外れでした。たしかに河に捨てたボールが家の中で転がっていたりする描写もあって見せかたに工夫はあるんですけど、お話しが進むにつれて私が怪談映画で重視している「訳のわからない恐怖」が薄れて行っちゃうのが残念なんです。刑事をあんな凄い技で殺せるなら、この霊なら核心人物をもっと簡単に誅することが出来るでしょうにね。あとジョージ・C・スコット、もうこの主人公が全然霊現象を怖がらないいつものスコットで、それどころか仕事をそっちのけで霊の復讐のヘルプに邁進しちゃいます。やはりこの人は悪魔と闘うエクソシスト見たいな役柄の方がお似合いですね。 どうも海外の怪談には日本と違って“ものの哀しみや哀れ”が希薄なんでどうも性に合わないんです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-12-07 23:54:02)
1413.  モネ・ゲーム
コーエン兄弟らしいトリッキーなストーリー・テリングでそこそこ笑えるんだけど、なぜか観終わっても印象が薄いんです、なんででしょうかね? キャメロン・ディアスがアラン・リックマンと一夜をともにしたのに、コリン・ファースとは何にもしないで終わっちゃうというハリウッド映画らしからぬ展開のせいですかね。でもあのサヴォイホテルでのいかにもコーエン兄弟らしいコテコテのギャグを、ズボンを脱いで軽妙に演じっ切っているコリン・ファースはさすが名優です。やはり最後のオチがイマイチ判りにくかったのがやはり自分には受けが良くなかった原因でしょう。 それにしてもアラン・リックマン、太りましたよねえ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-30 19:07:43)
1414.  ワールド・トレード・センター 《ネタバレ》 
21世紀になってからのオリヴァー・ストーンは良く言えばオーソドックス、でもまるで面白みのない映画監督になってしまった様な気がします。この映画も、9.11を撮った作品としては予想通りの展開でなんの捻りも有りません。最近は過激な言動の方が目立つ彼ですが、こういう撮り方をみるとやっぱり根っこは従軍経験のあるアメリカ人なんだなとつくづく思いました。 この作品のニコラス・ケイジは久しぶりに抑えた演技を見せてくれて評価したいです。回想シーン以外は出番のほとんどが瓦礫に埋もれしかも暗闇で顔すら判別できないというキャラですからね。 それにしてもあの瓦礫の中からたった20人しか生還出来なかったという事実には愕然とさせられました。でも“20人も救出できた”と考えることもできるわけで、難しいところです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-09 18:13:01)
1415.  ドライブ・アングリー3D 《ネタバレ》 
もうこれはニコラス・ケイジのために企画された様な映画で、おバカ映画になればなるほど悲しいかなニコジーも光輝いてくるんだから(頭部の事ではありません)大目に見てやってください。 冒頭の脱獄らしきシーンもあるので脱獄犯が主人公なのかと思ったらなんかヘンだよね、そうか地獄から脱け出すから「脱獄」なんですね、日本語って良く出来てます(笑)。そのニコジーを追っかけるウィリアム・フィクトナー、「看守役」ならぬ「監査役」だってところがまたお茶目で(くだらない駄洒落で済みません)、けっきょくニコジーの復讐をアシストしてあげるためにやって来た様なもんでした。私はその方面には疎いんですが、登場する車には製作者のこだわりがあるみたいに感じました。敵ボスのカルト教祖もなんかヘンなキャラでしたが、あの死にっぷりをを見るとこの人も「監査役」と同じ業界の人だったということでしょうか。 ニコジーにもう一回脱獄させて続編を撮るというのも有りかなと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-07 22:51:19)
1416.  デンジャラス・ビューティー
サンドラ・ブロックが弾けたというかコメディエンヌ路線をしばらく驀進することになった時期があったんですよね。豚鼻笑いやドリフのコントみたいなずっこけネタをしつこいぐらい見せてくれますけど、やっぱ後にオスカー女優になるだけあって上手いわ、感心いたしました。でもね、やはり元が美人だからミスコンで変身させるというのは画的にはインパクトが足りないでしょう。ここはやはり『モンスター』のシャーリーズ・セロンぐらいのレベルからレディーに逆変身という感じの方が良かったでしょう、でもそれじゃちとやり過ぎかな。 それにしてもアバウトな脚本だけどここまで愉しめたのはやはり脇にマイケル・ケインを持ってきた成果でしょうね。乞われればどんな映画にもホイホイ出演するというマイケル・ケインですが、作品数は少ないけど彼のコメディ演技はどれも絶妙なんです。とくにこういう毒のないコメディにはうってつけです。ちなみにもっとブラックなミスコンものコメディをお望みの方には、キルスティン・ダンストの『わたしが美しくなった100の秘密』がお奨めです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-28 22:44:45)
1417.  陸軍中野学校 《ネタバレ》 
陸軍中野学校では女の悦ばせ方まで教えていたって、史実なんですかね? もうこのシーンだけは爆笑するべきなんでしょうけど、マネキン使って講義してるところなんかは教える方も教わる方も大真面目なんでちょっとシュールな世界です。ちゃんとその後で芸者をあげて実習させるところなんか、さすが中野学校です(笑)。 この映画の雷蔵はもうクールで冷酷無比、時代劇で活躍した雷蔵ですが彼の数少ない現代劇を観るとほんとはこっちの方が向いていたんじゃないかと思うぐらいです。この『中野学校』シリーズのキャラは『ある殺し屋』の正体不明の主人公に通じるものがあり、実は『ある殺し屋』の塩沢は椎名次郎の戦後の姿だったという解釈もできますね。 すでにご指摘の方もいらっしゃいますが、私もヒロインは若尾文子の方が良かったと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-10-20 18:50:49)
1418.  暴走機関車 《ネタバレ》 
黒澤明が投げた企画を形にしたゴーラン&グローバスのキャノン・フィルムの功績は素直に認めてあげたい。なんで監督がアンドレイ・コンチャロフスキーなのかという疑問はありますけどね。でも映像の随所にソ連の映画監督を引っ張ってきたという効果はみて取れます。刑務所の荒れっぷりや仕事に対する緊張感が不足している鉄道会社の社員たちの姿は、アメリカというよりも当時のソ連社会を投影しているみたいです。ジョン・ボイトを屋根に載せて機関車が突っ走るラストには、ソ連の映画作家が好む無常感に通じるものがあります。 黒澤のオリジナル脚本はもっと乾いたスリルとサスペンスを強調したものだったそうですが、それをアメリカ人がリライトしたら男と男の情念のぶつかり合いみたいな日本的なストーリーになってしまったというのも皮肉なもんです。出演者の中では半分ぐらい経ってようやく登場してきたレベッカ・デモーネイ、いつもの厚化粧とは打って変わってほとんど素ッピンみたいな田舎の芋ネエチャン風が良かったです、ほとんど活躍しなかったけどね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-17 21:14:32)(良:1票)
1419.  愛のメモリー 《ネタバレ》 
デ・パルマ映画の中でも屈指のぶっ飛びストーリーだと私は思います。詳しくは書けませんけど、もうあわや近親相姦になるところですからねえ(笑)。妻子を亡くした男の喪失感を前面に押し出した前半と、強引な急展開へと暴走する後半がかなりアンバランスなのも目を見張るところかもしれません。思うにこれは脚本にポール・シュレイダーが参加しているのが原因かもしれませんね。ヒッチコック大好きデ・パルマですからもろにオマージュと判るシーンも幾つかありますが、誘拐犯たちの意図がイマイチ不明なのに突っ走っちゃうストーリー・テリングも彼らしいところです。でも急展開の後で見せてくれるあのグルグル回るラスト・シーンは、映画史に残ると言う人もいるぐらいでさすがにグッとくるものがあります。これをマネしている映画はいっぱいありますからね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-10 18:29:57)
1420.  チューブ・テイルズ 《ネタバレ》 
なんてことない話なんですけど、第一話でデクスター・フレッチャーとジェイソン・フレミングのコンビが登場して思わずニンマリでした(それにしてもこの二人、主役張ってるわけじゃないけど色んな映画につるんで出てますね)。そこにケリー・マクドナルドが絡んでいて、おおこれは『ロック・ストック』と『トレイン・スポッティング』のコラボかと思わず見入ってしまいました。そして最終話、ロンドンの地下鉄が黄泉の国へと繋がっているなんていい話じゃないですか。 まあその間に挟まれたエピソードは大した印象は残りませんでしたが、俳優たちが監督したお話しもそう悪い出来じゃなかったと思います。邦画でも監督に俳優を起用したオムニバスがときどきありますが、たいがいメッセージも伝わらない様な無残なケースが多いことと比べるとユアンもジュードもボブ・ホスキンスも良いセンスしてると思います。 でもいちばん受けたのは第七話で、あの女性が驚愕の振る舞いに及んだとき、思わず自分も噴き出してしまいました(もちろんゲロじゃありませんよ)。いい歳してこういうネタに敏感に反応しちゃうなんて、精神年齢を疑われそうです。
[ビデオ(字幕)] 6点(2014-10-02 21:24:09)
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