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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2000
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1541.  ジェーン・ドウの解剖 《ネタバレ》 
ストーリーは特にヒネリの無い密室ホラーでした。いわくつきの魔力を帯びた死体(元魔女?)が原因で皆死んじゃう、となかなか凡庸であります。ほぼわーとかぎゃーとか叫んで逃げてるシーンばかりに感じられ、ちょっとあくびも出ました。 けれども評価できる点もちゃんとありまして、雰囲気先行型の映画だけあって「死体」がとにかく怖い。やけに白い肌とか何も見てない青い目とか。これは女優さんの演技力?の賜物というわけじゃないんだろうが、彼女が横たわる解剖室の怖さはただならぬモノがありました。信じられないことに、解剖医親子は何度か解剖室に戻るんです。えっ、よく戻れるなああとワタシは本気でイヤでした。 あとラストにラジオがさらっと「これで4日連続の晴天です」って言ってたのも、オマケ的に不気味ではありました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-07-01 23:57:01)
1542.  コロニア 《ネタバレ》 
実話だというから文句も言わず我慢して観ましたけれども。エマ演じるレナの向こう見ずすぎる行動の数々には疑問だらけでありました。いくら恋愛絶頂期といえど、単身危険なカルト団体に飛び込むというのは軽率に過ぎませんかね。二度と戻れない状態になることも充分考えられるのに、万一に備えて母国ドイツの担当機関なり友人なりに行き先を残しておくこともしてないでしょう?彼女。 同室の女の子が酷い目に遭わされたことを知っていながら、自ら男の集会に呼び出されるよう仕組むのも、意味わかんなかった。結果彼氏はいない上、半殺しになるところじゃないですか。一体何をやってるんだ。たとえそこに彼氏がいたところで、あの場ではどうしようもないじゃないか。 エマの演技はやや棒だし中盤まではなんだかなあと思ってましたが、終盤の逃走劇のサスペンスフルなことはなかなか。ウルセラのエプロンのひもが引っかかったりと、手に汗でした。 でもなあーラストがまたちょっとね。半年近く無断欠勤してたCAを社員待遇であっさり機内に受け入れるなんてあるのかしら。自国の大使館に敵方に売られそうになるし。ほんとなの?実話なんですよね?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-05-15 23:44:52)
1543.  地下に潜む怪人 《ネタバレ》 
閉所恐怖症なら10分と見ていられない極狭空間の中をPOV形式で進むもんだから、今何が起きているのかわからない、ということが多々あります。でも大局的には問題ありません。なんか気味悪いことがあったんだろうなーぐらいに押さえて進まないと置き去りにされてしまうし。そんなとこでそんなのやだし。 なかなかセンスのある監督で、密室空間に潜む邪悪な気配を演出するのに効果的なアイデアを使います。地下に鳴り響く電話の音があんなにぎょっとするものだとは。あからさまに怪しい死んだはずの友人登場(しかも幽霊だろどうせという前提を壊すレベルの長さで普通にいる)やら地下空間に炎上する車やら、独特のホラー感性を感じます。 B級ホラーではあるけれど、イベント会場でオバケ屋敷に入るくらいのノリでいけば料金分は楽しめると思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-04-18 23:46:05)
1544.  二ツ星の料理人 《ネタバレ》 
コメディなのか人間ドラマなのか軸足がはっきりしないために、なんだかすっきりしませんでした。 B・クーパーの誇張した横暴さ、ヒステリックぶりは喜劇みたいですが、周囲の人間がまともに傷ついているので笑えたものではありません。かといってドラマとして見ようにも、アダムその人の人間性の描写が暴れん坊の部分が強調されるばかりで浅いのです。友人の台詞で「アイツは家族がいなくて一人で苦労してきた」と言い捨て、だから彼の過去については忖度しろよと客に想像させるのは映画のやり方ではありません。人物像がぐっとこちらに迫り、その人に興味を持てなければドラマは成立しないのです。  最終的には「仲間を信じよう」といった青春モノみたいなオチで締めるのも凡庸な脚本に感じました。 B・クーパーは頑張ってますけど不必要についてる筋肉のせいもあって料理人には見えないし、何に苦悩してんのか私にはついに不明でした。やたらとキレて皿や食材を破壊するヤバイ奴、という印象だけが残る作品でありました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-04-17 19:39:30)(良:1票)
1545.  ドント・ブリーズ 《ネタバレ》 
盲目の老人の家に盗みに入ろう、という時点で客を味方にできない若者どもなんですが、これがその後いろんな方向に予想を裏切ってくるのがこの映画のミソ。まず被害者の老人がモンスター。サイコっぽくもある。危な。あまりに思考がぶっとんでいる元軍人のじーさんを「被害者」と呼んでいいのか、こちらの判断も怪しくなってきます。居心地悪いです。作品中唯一といっていい「被害者」の女の子は助からないし。大金せしめて逃げおおせたと思われた強盗一味の彼女はラストに知ります。「逃げ切れていない」と。こういった一連の斜め上の脚本力はなかなか、と思いましたが、ホラーとしてはいまいちかなあ。ちょっとね、逃げる、追うの繰り返しで長く感じちゃうんですね。一軒家なんだからこんなに広いわけない、とか細かいこと気になったり。冒頭の寂れに寂れたラストベルトの街並は、やばそうな雰囲気満点だったんですけども、そこが作品のピークかな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-02-10 14:49:32)
1546.  特捜部Q キジ殺し 《ネタバレ》 
二作目ということでスタッフ張り切りすぎたような。猟奇な描写も悲劇のほとばしりかたも、ちょっと手を入れすぎであざとく感じます。品格がシネマレベルではなくテレビに近いのです。 例えば冒頭、被害者姉弟の父ちゃんがなんで風呂場を真っ赤に染めて自死せにゃならんのか。真相の際までたどり着いた、その時期に。ヒロインも所在を隠すためとはいえ、あんなに身を落とす必要あるのかしら。実家は裕福なのに。演出のためのホームレス設定としか。 相変わらず北欧の強みで画は重厚で、森といい建物といい、深遠な雰囲気はふんだんに醸します。レイプシーンや暴力が多いので陰惨さは前作の二割増、でも話の面白味は三割減といったところでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-01-19 14:54:31)
1547.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
スター・ウォーズの魅力って(特に4,5,6は)「活劇」だと思うんですよね。旧作はそれこそどきどきはらはらさせてくれたものでした。でも画力が格段にアップしたこの外伝はというと、なんかちっともわくわくしないのでした。 ヒロインのF・ジョーンズは終始一本調子の仏頂面で表情筋をほとんど使ってないですし、他の人物らの魅力も乏しいこともあって気持ちが入っていきません。 メカによるものも、人間同士のも、戦闘シーンはいつかどこかで見たような演出だし、「○○するには××しなければならない」という障害が多くて、またかよ、と飽きました。 元連合軍側のドロイドが一人で健闘するも、作品全体にユーモアが乏しく、スター・ウォーズを観ている気分になりませんでしたねえ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-01-14 16:41:09)(良:1票)
1548.  スリ(1959) 《ネタバレ》 
スリであってもプロ(?)の仕事は見事。特に連係プレーに見る手際の流麗なこと、この映像はもはや伝説だけあって目が釘付けになりますね。滑らかで鮮やかでカメラの存在が消えていて。 逆を言うとそれだけが見どころといいますか、主人公が青臭く非労働論を吐いたところで共感なんかできやしない。というか、ラストに自分で言っちゃってるけど、恋愛を成就するためになんだってこんなに沢山の理屈や遠回りが必要なわけ? モノクロのフランス映画、というバイアスがかかってるせいで何やら芸術深そうな空気が漂ってますが実は大したこと言ってないのではと思っちゃった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-31 00:18:11)
1549.  スラップ・ショット
けっこうお下品な描写やハダカが多いんですね。家族そろって観るには不向きですね。 そもそも乱闘沙汰で客を呼ぼうという発想が無茶に感じる。マイナーアイスホッケーってプロレス的な位置付けだったの? 氷上の選手としては老け過ぎ感のあるP・ニューマン、粗野でがさつなコーチも兼任。こんな役もできるんですね。 スピードにのったプレー中のカメラなんかは迫力があってすごいなあとは思いましたが、リンク上での男性ストリップとかは笑えるツボとまではいかなかったのでこの点数で。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-11 00:28:36)
1550.  情事(1960) 《ネタバレ》 
冒頭の、令嬢行方不明事件を追い続けて観ていると酷い目にあいます。私は酷い目にあいました。この作品てミステリーの範疇に入るのか・・。”ミステリー”てそっちか。人の心のわからなさ、を指すのか。 とかく直列思考のワタシにとっては冗長とも感じる長い中盤がなかなかの苦痛でした。モニカ・ヴィッティの絶世の美貌がなければ観続けることができたかどうか。 美術画を思わせるようなカット、奥行きのある構図等、美的偏差値が高いのはわかるんだけども、芸術って飽きちゃうんだよなあ。いやアンナどこ行った。 現恋人の友人に目移りしたり、かと思えばまた別の女に手を出す。いかにもイタリア人気質のこの男の役はマストロヤンニクラスの愛嬌と深みがあってこそ、ラストの女の「しょーがないわねまったく」的な裁量を引き出せるのです。しかしガブリエレ・フェルゼッティではそこまで魅力的ではなかったなあ。にやけた中年オヤジにしか見えなくて。オメーが泣くんじゃないよ。ほんとある意味驚天動地のエンディングでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-08 15:41:29)
1551.  キカ
うーん 変態監督と呼ばれようと気にしないアルモドバルの肝の太さは感じるけど、個人の好みと合うかどうかはまた別の話で。色彩もヌードも性行為もどぎつくて、面白いと思ってるのは作ってる側だけなんじゃないかな。警官二人で強姦犯を引っ剥がそうとする画なんか最たるもので、上から精液がぽとり、とかこういうのを笑う感性は私には無いや。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-11-28 23:57:28)
1552.  特攻大作戦 《ネタバレ》 
なんだろうなー 面白くなくはないし、退屈はしないんだけど。だけどちょっと作り手の感性が時代とともにズレてきてる感じがする。オープニングは粋だし演習での基地取り合い合戦をはじめ、全体的にコミカルに展開していたかと思えば、わりとなんにも笑えないことするんですよね。ナチの保養邸宅襲撃のくだりの非人道的なこと、戦争映画とはいえそれまでの彼らとの「仲間気分」が一気に冷めてしまうような大虐殺ぶりはどうなんだろうか。当時のアメリカの世相はこれを喝采したのでしょうか。結局のところ、連合国だってやってることはナチスと同じなんだよと戦争の非道さを非難するような論調でもないですし、この映画なんだかわかんなくなっちゃいました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-10-26 16:21:20)
1553.  パーソナル・ショッパー 《ネタバレ》 
セレブの買い物係を務める女の子。高級ブランドを品定めし、次々購入するも所詮自分のものではなく、雇い主のわがままにも振り回される。鬱屈がたまったある時事件が起こる。・・耳にした予告あらすじは大体こんな感じ。ハイブランドのキラキラと妬みと、それに絡むサスペンスかと思うじゃありませんか。・・まさかD・リンチ風な変化球を投げてくるとは予想だにしなかった。 冒頭からオカルト全開でスタートしたときから頭の中は?でいっぱい。見終わっても?が消えるわけではないのだが。いろんな疑問が湧くけど、解答を用意しないタイプの映画です。考えても検索してもハッキリすっきりしない。客の解釈に丸投げしてるわけで。ワタシの解釈はこうです。呼び出されたホテルで彼女は殺されちゃってるんだな。出てった霊はモウリーン。直後、ホテル外観の画を静止カメラで数秒流した後から視座が変わるのだ。すなわち、その後に見せられる話は全て死んだモウリーンの希み。 兄の後釜にすわる男の人間性を確かめ、オマーンの恋人に会いに行く。そんな遠くにまで現われる兄のラップ現象。「これは全て私の気のせい?」と問うと答はYES.すごく矛盾してるやり取りなんだけど、彼女がこの世に存在しないと考えればすとん、と落ちるような気がします。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-10-07 00:45:59)
1554.  パージ 《ネタバレ》 
年に一回、12時間のみ全ての行為が合法化されるぞって理屈つけてるけど、これって「わらの犬」ですやん。お前んちに逃げ込んだ奴を差し出せ、さもないと暴漢が家に押し寄せるぞ、と。こんな悪意、法律云々関係ないもん。悪意とはそもそも常識も正義も無い、無法状態ですからね。 「今日は犯罪になんねえから」暴れる奴らと違って、ペキンパー作の方は真性にイカれた連中だったのでよっぽど迫力がありました。なんでも「わら」と比べるのもナンですが、防衛側もまたその緊迫ぶりがD・ホフマンとE・ホークでは雲泥の差がある。ヒリつくようなホフマンの血走った目、あのキレ方を思うとイーサン父さんはもうちょっと家族のためにギアを一段上げられなかったかね、と思う。それとここんち、非常時に子供がどっか行くこと多いなー。それで何かやってくれるのかと思ったら(あの不気味なロボット含め)、足引っ張ってるだけだったよ・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-18 01:30:14)
1555.  高慢と偏見とゾンビ 《ネタバレ》 
タイトルから期待しすぎちゃった。クラシカルなJ・オースティンの世界観にゾンビ、ってわくわくするじゃありませんか。「カウボーイ&エイリアン」の時とおんなじ種類の期待感。 でもあんまり両者の融合がうまいこといってないなあ、という消化不良に終わりました。「プライドと偏見」のストーリーの合間にゾンビ退治を挟んだだけだね。もっとはっちゃけてもいいのに。姉妹全員がゾンビ化したらダーシーは愛を貫けるのか?またはその逆とか。 ドレスを翻しての戦闘アクションが見せ場だと思うんだけど、さほど回数も多くないですし。 ゾンビパートと原作パートを別個に描くもんだから、どちらも掘り下げ足らずな印象。アイパッチおばさん要りますかね? あ、そうそう「不朽の名作、感染!」のコピーは上手いと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-12 23:53:06)(良:1票)
1556.  ランナウェイ/逃亡者 《ネタバレ》 
うーん、名匠レッドフォードも原作を料理しきれなかった感があるなあ。あんまり誰の立場も真に迫ってこないというか。 主人公は新聞記者かと思っていたんだけど、前半に弁護士の経歴を暴き終わったらなんだか急に彼、存在薄くなっちゃって、チョイ出のニック・ノルティの方が印象強いシマツ。ニックのみならず、レッドフォードの交友関係がはっきり分かっちゃうような豪華出演陣でして、ジュリー・クリスティなんかもう懐かしくて。どーも彼ら撮影中は同窓会気分で和気あいあいだったんとちゃうか。 結局レッドフォードは正義の主人公で収まっちゃって、他のメンバーの葛藤にほとんど触れないのも物足りない。さらに気になってしょうがないのが、設定上の役より15は(こっちが)サバ読まなきゃならないレッドフォードの老け具合。ちょっと無理があったのでは。子供というより孫だなあ あれは。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-29 23:48:03)
1557.  ヘイル、シーザー! 《ネタバレ》 
コーエン兄弟の映画愛とか、ハリウッド黄金期へのリスペクトなどうっすらと感じますが、まああんまり面白くはないですな。 赤狩りが吹き荒れる時代の、その入り口。デフォルメ気味のハリウッド10の面々、あっさり共産主義に取り込まれるなーんにも考えてないスター俳優。潜水艦にて登場とは、ソ連の仰々しいこと。ゴシップ記者の厚かましさ。各方面に皮肉砲を浴びせるコーエンらしさは感じるものの、いかんせん21世紀の他所の国の人間にとって興味深いストーリーか、といえば甚だ疑問。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-16 23:42:55)
1558.  フォーカス(2015)
詐欺話は観てる側も一緒にだまされて「やられたー」と快く驚くパターンが好きです。伏線の回収がキレイであればあるほど良し。 で、こういう観点から見れば、アメフトの観客席での大一番、ここが本作のピークと言えましょうか。何故か時も舞台も移しての後半は、ちまちました騙しの仕掛けが多すぎてややこしい。ばたばたと切り替わる画像挿入も理解しやすいとはいえない演出で、戸惑うことが多かった。ゆえにカタルシスも大きく削がれることに。この急な失速っぷり。前半と後半では違うスタッフが手がけたかのよう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-02 23:56:47)
1559.  薄氷の殺人 《ネタバレ》 
ベルリンで金熊賞を獲ったそうですけど、「ええ、この程度で?」というのが正直なところです。「明かされる驚きの真実とは?」と宣伝は煽るけれど、話の骨格はよくある殺人沙汰で、特に犯人に対してやるせない同情が湧くという余韻があるわけでもありません。 それに、映画作品という文法をやや逸脱している構成がとても観づらいです。場面ひとつひとつが何を意味するシーンなのか、が分かりづらく繋がりも唐突で戸惑います。これが繰り返されるとついていく気が無くなります。ミスリードの仕方も上手くない。冒頭の容疑者二人の扱いがレッドヘリングの割に印象が強すぎるし、後半の車のナンバーが違うという件については観直してもなんのことか分かりませんでした。 主演女優は綺麗ですがクリーニング店でパートをしているという役作りはサボっているよね。あんなに若くて洗練されているなら他に勤め先はあるだろう、と誰でも思う。 重くて暗い画は基本キライじゃないですが、この映画難点は「不潔」も混じること。生理的にうんざりしてしまっては、いくら暗くても「耽美」にはなりません。個人的にそこもダメでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-06-02 00:17:20)
1560.  エヴァの告白 《ネタバレ》 
1919年、内戦のポーランドを逃れてアメリカへ渡った姉妹。妹は病を得てしまい、頼りの親族も予想外の酷薄さで、姉は否応無しに娼婦へと堕ちてしまう。時代も厳しいし、M・コティヤール扮するエヴァに他にどんな選択肢があったというのだろう。自然と当時の移民の苦労に思いをはせてしまったのですが。でもこれは観てる側が、話の薄さを自分で補完している現象なのであって、脚本単体では語り足らずの印象は否めません。 エヴァも三角関係になる男二人も結局どうしたいの?と問いたくなるほどに性格描写が曖昧で、起こる出来事一つ一つもさらっと過ぎてしまう。コティヤールもホアキンも終始暗ーい顔で熱演しているのですが、誰かに気持ちが入れ込めるほどにはキャラクターを紹介しきれていないのです。なので、観終わった時は「ええー結局なんだったの(特にホアキンの役)」と消化不良な気持ちになっちゃうのでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-05-26 23:58:37)
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