141. スパイダーマン3
スパイダーマン原作からのファンで、映画も1・2は良かっただけに、これはがっかり。どうみてもキャラクターをつめこみすぎで、描くべきものが描けていない。ライバルはハリーだけで十分だったはず。あとは自分自身との戦いという要素に集中すればよかっただろう。前作までではしっかり行われていた主人公に対するぎりぎりまでの追い込みが不十分なために、エンディングにおける問題の解決がカタルシスにつながらない。 [DVD(字幕)] 3点(2008-07-30 03:07:13) |
142. アンジェラ(2005)
《ネタバレ》 アンジェラの正体に関する設定が出てくるまでの前半は、ありえない展開に期待が高まった。しかしそこから先は、その設定のファンタジーとリアリティとの折り合いに、思いつきのデタラメな答えで最後まで無理に突っ走った感がいなめない。これまでの「ニキータ」や「レオン」の好きなベッソンファンは見る必要のない失敗作。 [地上波(字幕)] 3点(2008-07-30 02:48:35) |
143. サマータイムマシン・ブルース
面白さが理解できなかった。 [地上波(邦画)] 3点(2008-05-25 01:07:37) |
144. 月の輝く夜に
アメリカ人が持っている「イタリア人情もの」ステレオタイプの典型みたいなストーリー。 [地上波(字幕)] 3点(2008-05-25 00:38:08) |
145. サマリア
死にそうな友達に会ってほしいとやってきた女の子と寝ちゃう男って理解できなくないですか。「悪い男」の展開はそこそこわかったんだけどなぁ。 [地上波(字幕)] 3点(2007-06-29 23:57:03) |
146. ブリガドーン
かなり退屈です。みなさんもおっしゃるとおり、シドは別の映画で楽しんでください。 [地上波(字幕)] 3点(2007-04-27 22:53:42) |
147. ミリオンダラー・ホテル
雰囲気はあるけれど、この世界はちょっとつらい。元気なときなら頑張れるかも。 [地上波(字幕)] 3点(2007-03-22 13:18:13) |
148. 黒衣の花嫁
ジャンヌ・モローは今ひとつだし、B級くさい感じをクールに決めようというのが狙いすぎな感じです。 [地上波(字幕)] 3点(2007-03-22 12:58:41) |
149. サルサ!
「フランス映画」観の変わる、超B級のいかにもなストーリー、うすっぺらい演技、楽しいだけの音楽、そういう映画です。ブエナ・ビスタは渋すぎましたが、かといってこれじゃぁ・・・。 [地上波(字幕)] 3点(2006-11-22 00:17:18) |
150. オズの魔法使
現代日本の大人が何も考えずに楽しめる、というお話ではないように思う。はじめから最後まで違和感があり、それがある意味興味深い。 ここでも高い評価を受けているが、本国アメリカでの「古典」としての位置づけはそれ以上だろう。たとえばIMDbの人気投票では全体で88位、1930年代の作品で100位以内に入っている作品は他に四つだけだ。単に平均得点が高いだけでなく、投票総数も4万以上で、1万程度のほかの四つを圧倒している。IMDbの感想を読んでも、アメリカ人の多くが子供の頃にこの作品を普通に見て育っていることが推測される。想像するに、それは僕らが「日本むかしばなし」などを見て育ったのと同じような感覚なのかもしれない。 そのように考えると、僕らにとっての違和感はアメリカ人が当然のものとしているような、その文化への違和感とも言える。 その違和感は物語のスタートからはじまる。ドロシーは大人に囲まれていて、誰も彼女の話をきちんと聞いてくれない。日本において、こんなにも大人の世界は子供にとって圧倒的な壁ではないはずだ。単にまわりに子供がいないという不自然さだけではない。こどもらしい可愛らしいものがそこには一切ない。 物語の構造上、そうした「かわいらしい」こどもの夢の世界はみなマンチキンやらオズらの別世界に移されているというのはわかるが、そのこどもの世界においても僕らの目が出会うものもお世辞にも「かわいらしい」とは言えない奇妙な人々と奇妙な情景に過ぎない。しかもそこは悪い魔女が殺されたことを祝う祭が行われる単純な善悪の二元論の世界である。でも、アメリカ人にはあれは十分「かわいらしい」のだろう。 ジュディ・ガーランドが歌うあの「虹の彼方に」も、映像なしに見れば誰もが大人の女性の歌だと感じる、完成された美を表現している。それは、自分の子犬を守ろうと一大決心して家出した女の子が歌う歌としてはあまりに不自然だ、と僕らには感じられる。 この違和感は、社会における大人的な価値観の位置づけの違いから来ているのだ、と説明できそうに思う。単にアメリカと日本の文化の違いではなく、あの時代との時間的な距離も関係しているかもしれない。アリエスの描いたような大人中心の世界の余韻がまだあの映画には残存しているのだと。 [地上波(字幕)] 3点(2006-09-04 13:22:46) |
151. 白と黒の恋人たち
映像は確かにきれいで、途中まではそれなりに話も面白みが感じられたんですが、劇中劇が入るようになって、だんだんわけがわからなくなっていきます。後半は惰性で見てるだけでした。 [DVD(字幕)] 3点(2005-10-07 22:37:16) |
152. 戦場のメリークリスマス
大島渚はあんまり好きじゃないんだけど、あの曲がどんなふうに使われているのか見たくて見ました。音楽は意外にわざとらしくて、というか映画全体があまりにキッチュで、ちょっとついていけませんでした。日本人はこんなはずじゃないとわかっていて、それをあえてこんなふうにファナティックに描くのは、そもそもファナティックな世界をつくりたくて、その道具に使ったというだけなんでしょうね。「欧米人はどうせ日本人をこんなように見ているんだろうから」それを利用してやれ、みたいな。そういう意味では、「ラストサムライ」なんかより確信犯で潔いようには思うけど、やっぱりこの美学にはついていけない。坂本龍一とかビートたけしは、こういうの好きそうですね。楽しく演じたんだろうな。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-10-07 21:56:15)(良:1票) |
153. 五線譜のラブレター/De-Lovely
コールポーターの曲が好きなんでかなり期待していたんですが、がっかりですね。自分の一生をミュージカルにして回顧しているという枠組みの作り方が、話のリアリティを自ら妨げているように感じました。またそういうミュージカルの部分と映画っぽい部分の混ぜ方が中途半端。 [DVD(字幕)] 3点(2005-08-26 12:44:21) |
154. ボンベイ
ここの評価も高かったし、「ムトゥ踊るマハラジャ」のような映画を期待していたのだが、テンポが悪く、カルチャーショックのようなものもあまり感じられない。ただし現代までインドで、こうした宗教の軋轢が日常的に続いていることを知り、それは勉強になった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-08-14 00:26:45) |
155. メラニーは行く!
《ネタバレ》 アメリカ人の恋愛至上主義には、少々あきれはてる。どうでもいいけど、あの結婚式に招待された500人の人々が気の毒でならない。僕だったらかなりむかつくと思う。___しかしそれも恋愛至上主義のアメリカ人たちなら、彼女の選択をよしとして、いい場面に感動して帰宅できるのかもしれないなあ。そしてあの市長さんは、そういうアメリカ的美学を解さない、無粋な女だ、ということになってしまうのだろうか。だとしたら、結婚式の参列者(除く、彼女の友人たち)に同情するのはいらんおせっかいなのかもしれない・・・。それにしても、アメリカの女性って、とりあえずああいったロマンチックなことのためなら仕事とかキャリアは頭の外、ということで観客的にはOKなんだろうか。初めてのファッションショーの直後で、仕事関係の場面がでてこないのはかなり不自然なんだが・・・。きっとマーケティングの結果ああいう結末なんだろうから、ハリウッド商業資本的にはあれでOKなんだろうなあ。日本であたったのかな、これ? 3点(2003-09-21 23:36:28) |
156. クロエ(2001)
BeRLiNがよかったんでもしかしたらと期待してみたんだけど、これはひどかった。ボリス・ヴィアンの原作が苦手だったので無理もないか。最近村上春樹が「ライ麦」を新訳で出したけど、ヴィアンの原作も似たような感じ。繊細で傷つきやすさを誇っているような。あの世代の人たちって、これ読んで共感して「自分はまだ純真さを失っていない」ということを確認したいんだろうな。大木眠魚さんの言われるとおりの感想に近いです。永瀬のキャスティングには無理があったか。どう演じたらいいか、つかめてない。ともさかりえは悪くなかったけど、とにかく脚本がひどいから・・・。 3点(2003-08-18 13:31:49) |
157. ノー・グッド・シングス
あらすじは面白そうなのに、映画としては退屈だったのは、キャラクターに「**に見えて**」というような驚きがないから、というのが大きいか。その結果、誰にも魅力が感じられない。ラフェルソンは、ずいぶん前に見た「郵便配達」が良かった印象があるのだが、あれはジャック・ニコルソン、ジェシカ・ラングが良かっただけだったのかもしれない。 3点(2003-08-18 13:01:44) |
158. バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲
あらゆる意味で見るに堪えない。 クルーニーもシュワルツネッガーもそれぞれの役にあってないし、増えすぎたキャラはストーリーを混乱させているだけだし。 [地上波(字幕)] 2点(2011-06-23 11:04:46) |
159. 大洗にも星はふるなり
舞台の映画化というけれど、これは全編舞台をそのまま撮影したようなものです。舞台として、役者を間近に見ながら見ればそれなりに見られるかもしれないけれど、映画としてはギャグは少しも面白くないどころか、それを通り越して不愉快にさせるような内容でした。 [地上波(邦画)] 2点(2011-01-29 23:04:22) |
160. 檸檬のころ
豊島ミホの原作の良さがどこにも残っていない。彼女の良さって、理想と現実のギャップの中でバランスをとりかねて自滅しそうなくらいの自己嫌悪の只中で、なんとか生きていくための力を自分の中に見つけて前に進んでいこうとする、その力を、リアルな心情と情景の中に描きこんでいくところにあるのだと思う。でもこの映画は、役者の演技が薄っぺらく、思いで行動のギャップみたいなものがまるでなくて、それを即物的な会話でカバーしようとしているので、良さが何も残っていない。豊島ファンとしては存在を抹消したいような作品。 [DVD(邦画)] 2点(2008-09-01 17:54:21) |