21. 素晴らしき哉、人生!(1946)
《ネタバレ》 「もしも自分が生まれていなければ……!」。作り手が伝えたいメッセージはストレートに伝わるし、街の人々はキャラが立ちまくっているし、皆さんが言っている通り後半の展開がとっても魅力的で最後まで楽しく観れました。 でもこの点数にしたのは、個人的にどうしても人間ドラマの部分に不満を感じてしまったからです。キャラクターの内面が最初から最後まで殆ど変化しないのは、どんな映画であれ問題だと思います。この映画は「こいつは良い奴、こいつは悪い奴」と線引きしちゃってるんですねー。イヤーな奴は最後までイヤーな奴で、そいつの内面や感情の起伏が一切見えないんですよ。 それでもアメリカで国民的に愛されている映画ですから、軽い気持ちで観れて最後に感動できるって作りなのは当たり前なのかな。 [地上波(字幕)] 5点(2011-03-26 12:19:53) |
22. スライム<TVM>
《ネタバレ》 人の深層心理に潜む恐怖を具現化するモンスターパニック……ってどっかで観たことある様な映画でした。しかも全ての演出が超チープで、途中からどうしてそんな状況になっているのか分からずにパニックになってしまいました。そもそも軟体生物が暴れまわる映画を想像していたのでガッカリです。 [DVD(字幕)] 2点(2011-03-21 16:01:17) |
23. スプライス
《ネタバレ》 あのヴィンチェンゾ・ナタリ監督の作品ですので、まともな出来になるとは思っていませんでしたが、その予想が的中しました 笑。科学者が調子乗って育ててた生命体が、実は未知の人食い化け物だったという筋書きは、モンスターパニック物ではお約束の一つですが、本作はこれにエレクトラコンプレックスを絡めており、何というか……変態的です。エイドリアン・ブロディとドレンの性交も妙に生々しく撮られていて、ヴィンチェンゾ・ナタリの変態性を見せつけれられた様な映画体験でした。そういう意味で一見の価値はあるのでしょうが、イマイチ物語としての魅力に欠ける点もあると思います。やっぱり私にはモンスターが人間を殺しまくる様な、アホな映画の方が合っていると確認できました。 [映画館(字幕)] 5点(2011-01-10 22:55:06) |
24. SPACE BATTLESHIP ヤマト
《ネタバレ》 結論として結構楽しめました。でも逆に楽しめなかった部分も多々ありました。まず映像に関してはすごく頑張っていたと思います。特にヤマトが岩肌を破って姿を現す場面は、お世辞抜きでそこらのハリウッド大作と同レベルだったと思います。それくらい映像は凝っていたかなと。それから映像面と言えば、ハリウッドのSF大作への挑戦的な姿勢が感じられましたね。ガミラス艦隊との戦闘はハッキリってスター・ウォーズ(特にエピソード3)の完全フォロワー。登場する艦隊の姿形まで、デストロイヤーのまんまだし、古代進の相棒ロボットはどーみてもR2-D2です。また古代進の演説はインデペンデンス・デイの大統領のそれそっくり。さらにダメ押しで最後の古代進の特攻ですよ。突っ込んでいって、一瞬の無音の後の大爆発。そして流れるスティーヴン・タイラー!アルマゲドンじゃん。どう考えてもパクリなんですが、それでもハリウッド大作という大きな砦に切り込もうとする気概には好感が持てました。それらとは反対に、これじゃ駄目だなーと思ったのが、邦画の大作にありがちな人間ドラマの部分。登場人物たちが感情を独りでにゲロしだすのはどうかと思います。地球の家族との最後の交信の際に、一人で「(母親が体を気遣うよう言うのに対して)分かってるよ、そんなこと……」とか「なにしゃべればいいか分かんねーよなー」とか言うのはどう見ても不自然。舞台劇じゃ無いんだから、それは口に出さずに演技で伝えるもんでしょーが。そうそう、演技と言えば黒木メイサが所々で台詞を噛んでいたような……。あれでオッケーだしたらダメでしょ。他にも古代進と森雪が結ばれれるシーンに至る経緯が意味不明だとか、敵弾が飛び交う中で暢気に会話してたり、上官に対して平気で悪口言ったり、不満点多数。結果としてはこれくらいの点数が妥当かと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2010-12-17 02:07:39) |
25. スパイ・ゲーム(2001)
出来は悪くない。決して悪くないのですが、ややストーリーの展開の遅さにやきもきしてしまった感はあります。トニー・スコット監督にしては、落ち着いた印象の作品でしたが、個人的にはいつもの雰囲気よりもこちらの方が好みです。ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピットという二大スターを共演させておきつつ、落ち着いた作品にしあがっている事にも好感が持てます。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-12 17:29:55) |
26. スラムドッグ$ミリオネア
《ネタバレ》 只のベタな恋愛映画なのに面白い。こういうとても単純な恋愛話も一級のエンターテイメント性のある映画に仕上げて仕舞うのは本当に凄いと思います。 話のテンポ、親しみやすく肉付けされたキャラクター、躍動感溢れる音楽、ラストの怒涛の演出、ロケ地の美しさ(と同等の汚さ)、全てが完璧。ジャマールがクイズを勝ち抜いていく答えが「D:運命」である事に苦言を呈されている人が多いみたいですが、そんなにいけないことですか?ジャマールはインドのどん底から這い上がる運命を持っていたのです。これはカースト制度が南部の方ではまだまだ残っているインドであるからこそ、スラム育ちのジャマールがそのどん底から這い上がった時、観客は真に感動できる。日本に住んでいる私も「自分はこれ以上這い上がれないのだろうか」とフト思う事があります。そんな時、この映画を観ると運命もあるかもしれないって気持ちと元気が湧いてきます。人をそういう気持ちにさせてくれる映画が良い映画だと私は思います。 一つ不満があるとすれば、ラティカと再会する時、わざわざ彼女がまだ処女な事を言ったことでしょうか。「別に体を売っていても俺の運命の女だったら関係ねえ!」位言ってほしかったですね。 [映画館(字幕)] 9点(2010-08-25 00:33:44) |
27. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
先の読めない展開では、シリーズ中随一だと思います。今でもラストでルークの手が切断されたシーンは鮮明に記憶されています。もう10年以上前に観た作品なのに……。 [DVD(字幕)] 8点(2010-03-22 09:13:43) |
28. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
子どもの頃に嫌というほど観まくっていた作品。にもかかわらず、久し振りに観返してみると結構穴のある作品だったことにショックを受けました。 [地上波(吹替)] 6点(2010-03-22 09:11:33) |
29. スパイダーマン3
あんなに新登場キャラクターを突っ込んだらダメになるに決まっている。 ハリーとの確執だけをじっくり描いたら良かったのにね。 [映画館(字幕)] 0点(2010-03-16 22:30:01)(良:1票) |
30. スカーフェイス
《ネタバレ》 一人の貧しい移民がギャングとしてボスの座まで成り上がり、堕ちていくまでの物語。社会の底辺にいた主人公が血みどろの抗争の果てに辿り着いたものとは!?何にも無い。 でも個人的には私はこの主人公の真っ直ぐな生き方に憧れましたし、その尽きない欲望を持てる姿勢を羨んでしまいました。でも自分しか信用しない生き方が自信の身を滅ぼす事も必然だと思いますから、その二要素を両立させて生きて行きたいものですなぁ。 [DVD(字幕)] 9点(2010-03-14 18:55:43) |
31. スピード(1994)
何回テレビで観ても面白い。確かに突っ込みどころ(特にバスダイブは笑うしかない)は多々ありますが、それでもアクションエンターテイメントとして上手いと思います。 [地上波(吹替)] 8点(2009-12-07 23:20:48) |
32. スターゲイト
《ネタバレ》 ここまで全編にわたりハッタリをかましてくれると、細部の事なんて気にならなくなります 笑。エメリッヒの作品群の中では好きなほうです。 [地上波(吹替)] 6点(2009-12-01 00:45:40) |
33. スーパーバッド 童貞ウォーズ
余りにもブッ飛んだ邦題につられて観てしまいました。童貞戦争って 笑。 話としてはイケてない高校生が一日がかりで四苦八苦して酒を手に入れる、それだけ!ホントにそれだけです。しかしこの一日でイケてない童貞くんたちがやんわり成長するのを描くあたりは良かったですね。そこら辺に転がるティーン向け映画とは少し違った所でしょうか。 全編にわたり下ネタのオンパレードなので女性との鑑賞は控えましょう。文字通りの"下ネタ"だらけです。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-23 23:04:56) |
34. スクール・オブ・ロック
《ネタバレ》 ジャック・ブラックが半ば無理やり(笑)ロックの良さを子どもに叩き込むコメディといった所でしょうか。作ったスタッフのロック愛みたいなものが画面からビシビシ伝わってくるほど全編ロック、ロック、ロック!です。規則正しく品行方正に生きている少年少女達がロックというカウンター・カルチャーを知っていくのは爽快でした。 最後のステージに上るまでの練習過程がキッチリと描かれていたのが非常に良かったです。当たり前のことなんですけどね。ここら辺を矢○監督にも見習ってもらいたい。 本当なら10点付けてもいいんですけど、余りにもジャック・ブラック扮するS先生が「クラシックみたいなダセぇ音楽するな!ロックをしろ!」みたいな流れで無理やりロックをやらせちゃうんで1点減点。話の都合上仕方ないことだとは分かっているんですけど、クラシックも好きな私としては少しなんだかなぁの気分でした。 [DVD(字幕)] 9点(2009-07-14 23:49:50) |
35. スタンド・バイ・ミー
《ネタバレ》 非常にストレートなロードムービー。「男子三日会わざれば活目して見よ」といった内容で、旅を通じて主人公が成長する過程を丁寧に描いている。兄の死を乗り越える主人公はとても魅力的ですが、他の仲間の三人もそれぞれにキレイにキャラ付けがされてあって飽きさせません。特に戦争で戦った父親を誇りに思っているテディが、スクラップ屋のオヤジに激昂する場面では少し目頭が熱くなりました。 彼等はお互いに譲れない何かを持っている、だからこそ本気で笑いあったり、慰め合ったりすることが出来る。凄く良い関係ですよね。 男子なら一度はこういう時期があるのではないでしょうか?私は凄くノスタルジィに浸ることができました。 [DVD(字幕)] 9点(2009-07-09 17:29:17) |
36. スナッチ
十数人の男達がダイヤを巡り繰り広げるドタバタアクション!といってもデル・トロは出てきてスグに死んじゃいますけど。 主要人物だけで何人もいるんですけど全員のキャラがキチンと立っていて「これ誰だっけ?」とかならないので安心。どんでん返しやオチが気持ちいいのも安心。ボクシングで相手をブン殴りまくるブラピがカッコいいのにも安心。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-04 22:37:00) |
37. スーパーマン リターンズ
製作者側がスーパーマンのシリーズが本当に好きで作ったという事は良く分かります。元のシリーズに上手く乗っけて作っているので、別物の「21世紀のスーパーマン」って感じがしません。ただ昨今大量に作られているアメコミヒーローたちは何かしら町の人達に反感を買われたり、ヒーローとしての在り方に疑問を持っていたりするので、余りに完全無欠(一応ヒロインとの接し方の葛藤とかはありますが)のスーパーマンのキャラクターが薄っぺらく感じてしまいました。 [地上波(吹替)] 4点(2008-11-13 10:45:26) |
38. スーパーマン(1978)
悪いけどこの点数以上は出せません。当時としては当然これ位の技術しか無かったんでしょうが、それならもう少し進歩を待ってから製作して欲しかったっと云うのが正直な所です。 そりゃアメコミ映画の先駆としては良いのかもしれませんが、良い映画かと問われるとYesとは答え難い。 [地上波(吹替)] 5点(2008-11-07 02:07:46) |
39. スター・ウォーズ
今でもオープニングのレイア姫の船が、帝国の船に追跡されるシーンは大迫力でした。しかしその直後の銃撃シーンの迫力の無さには驚きました。まあ30年も前の映画なので視覚的な迫力がショボく感じるのは仕方ないとは思いますが。 それにしてもこの当時ライトセーバーでの殺陣は誰が指導したのでしょうか。流石にアレでは今のライトセーバーでの戦闘シーンと比べて余りにも差がありすぎるのでは。 [地上波(吹替)] 7点(2008-09-24 21:29:45) |
40. スピーシーズ/種の起源
ただエロい、そんだけ。 [地上波(吹替)] 3点(2008-09-24 09:07:56) |