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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1998
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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541.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 
本サイトの平均点がなかなか厳しいなあと思う程度には楽しめました。もっとも、私もレイが伝説のジェダイ・ルークと会って、フォースを磨き上げるべく修行に入る、その話が中心になるのだろうと思っていたクチです。あれれ、レイがメインというわけではないのね。ニューフェイスがたくさん登場しますが、旧作のジャバ・ザ・ハットのようなクリエーター魂を感じるインパクト大のクリーチャーではなくて人種を多々そろえてきました。こんなことは制作のマーケットに対する忖度を感じるだけで、物語上全然よろしくない。今作のアジア人女優はスクリーン映えするとは言い難く、御大デル・トロは演技がこなれすぎていて、フィンとローズと一緒の画面に収まると格が違いすぎて逆に浮いてしまってます。 旧作のように帝国側にはダース・ベイダー、反乱軍側にはハン・ソロ、ドロイドやヨーダといった個性のくっきりした存在がいないのも薄味に感じる要因なのかも。カイロ・レンが次作でどれだけ狂ってくれるかに期待です。 文句ばっかり言いましたけど、期待値以上に良かったのがルークでありました。引きこもりの爺さんとして登場しましたが、手がけた子(甥)が反社会的な存在になってしまったんだもの、これはつらいですよ。現実社会に起きている事件の縮図みたいではないか。世間は「周囲に相談すれば良かったのに」などとコメントするけれど、「甥っ子がダークサイドに堕ちちゃってさあ」などとジェダイの騎士が誰に相談できようか。 後進に思いを託して逝ったルーク・スカイウォーカー。その最期は荘厳ですらあって、このラストは私の涙腺を崩壊させることとなりました。人生をほぼ一緒に歩んできたSWシリーズ、ファイナルとなる次作に抱く気持ちはファン皆大きいでしょう。がんばってほしいな。
[DVD(字幕)] 7点(2020-01-03 23:49:45)(良:1票)
542.  ドクター・スリープ 《ネタバレ》 
この映画を観たいと思う人って、大方が”シャイニング”を鑑賞済みであると思うんですよね。となると、あの独特の、精神に異常をきたしそうなキューブリック流の「美」を期待したのは私だけではありますまい。 ところが、なかなかそんな感じにならない。アル中に悩む大人になったダニーと超能力少女と人外サイコ集団がESP対決を繰り広げる前段はまるでアメコミのサイキックバトルのようで、シャイニングファンの思いから大きく外れたものになっています。正直戸惑いました。 しかし、ここからです。ちゃんと監督はシャイニング派に向けて怒涛の巻き返しを用意してくれていました。 ついにあの超陰気な短調の調べにのって山道をよろよろ登ってゆくクルマの画がスクリーンに広がった時は、感激で肌が粟立ってしまいました。そしてオーバールックホテル!時間の経過も合わせて良く再現してくれたものです。  ローズの憎ったらしいことは野球少年のくだりで怒り心頭でしたから、ホテル先輩やっちゃってくださいよ的な気分にもなります。懐かしの亡霊フルメンバーも嬉しい(?)。けど、肝心のジャック・トランスがオリジナルニコルソンの風貌が強烈なためにそっくりというわけにもいかず、ちょっと残念ではありました。 残酷場面はほんとに残酷なだけで、キューブリックの毒々しい美的感覚は無く、やっぱり前作とは別物。だけどダニーが何故あの忌まわしいホテルへ戻らねばならなかったのかその辺の理由付けに無理のない脚本は技巧的に優れています。 バッドエンドにしなかったラストも、良い後味が残りました。
[映画館(字幕)] 7点(2019-12-30 00:09:03)(笑:1票) (良:1票)
543.  クリミナル 2人の記憶を持つ男
自意識=人格が取って代わられる、って深淵な哲学を含んでいる命題だと思うのだけど、終始一貫予定調和なB級サスペンスな筆致。誰も悩んでませんでした。まあ娯楽作なんだから、と思いつつもいちいち腑に落ちず引っかかってしまったのは私だけか。まず奥さんさあ、いくら記憶を持っているといってもその人ダンナじゃないでしょ?顔も体型も違いすぎる。本物の夫が気の毒じゃない?あ、そこは「脳」が元夫だから夫的には良いのか?えそしたらコスナーはどうなんの。他人の人格が定着してしまうことに抵抗感はないのか?それって自死でしょ。などと考えちゃって、テロリストとオールドマンらがわあわあドンパチやってても入ってこなかったなあ。 ラストは更に評価を下げるだけの鼻白む大団円だしT・L・ジョーンズの老け具合は衝撃だしで、あまり取るとこない映画でしたが、かつての大怪我から立ち直るべく奮闘中のK・コスナーが良いです。スターの雰囲気は健在ですしもっと上等の脚本を与えてあげてほしい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-12-25 20:23:45)
544.  パディントン
これは、観る側の心の持ち方で評価の分かれるタイプのやつ。たとえ同一の人物であっても、上司を呪いながらビール片手に暇つぶしに見る環境下と、幼いわが子と一緒に映画館へと出向いたのとでは作品に対しての感想は180度違ってくるでしょう。 お話は極めてオーソドックス。一生懸命に居場所を探すクマさんとお約束のアクシデントの数々。ちょこちょこ挟まる過去作品のパロディーに笑えるかどうかは、あなたの心の幸福度次第。 全編にわたる色彩の濃い画は素敵ですが、パディントンがけっこうリアルなクマなんですよね。剥製が動いているみたいな。日本人としてはもう少し可愛さを要求したくなるな。個人的には見た目も中身も大陸のクマTEDの方が好きです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-22 16:55:35)
545.  ゾンビーワールドへようこそ 《ネタバレ》 
思春期のスカウト男子の心のありようを上手いこと掬い上げてて、ゾンビ抜きでもひとつの青春ドラマとして観られるのが良かったです。 子供の頃はまっすぐ楽しかったボーイスカウトも、高校生になってもやるのはさすがに気恥ずかしい。そう感じる子らと変わらぬままのちょっと野暮ったい子と仲間割れしてしまいます。前者の男の子にとっては「ダサイ」ことは死罪にも等しいこと。でも、友を過去に置き去りにして自分だけイケてるグループに鞍替えすることへの罪悪感もある、と青春あるある描写が瑞々しい。 コメディシーンはほぼゾンビがらみ。老婆ゾンビ(歯無し)に尻を噛まれたり、爺さんゾンビのイチモツが命綱になっちゃう状況だとか、ティーンエイジャーには発狂もののおぞましいシチュエーションが馬鹿馬鹿しくも気の毒笑いを誘います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-18 17:13:03)(良:2票)
546.  女神の見えざる手 《ネタバレ》 
終盤に、激震を起こして逆転してみせるヒロインが実に鮮やか。もうびっくりでした。とにかくモーレツなキャリアウーマン・リズにJ・チャステインがばっつりハマっています。見るからに「才女」な冷たい美貌と口を挿ませぬ早口弁論。真っ赤なルージュは彼女の戦闘メイクのようにも見えます。劇中のフェミニストが指摘したように、彼女は男みたい。エスコートを買って性欲を処理するなんざ、まんま男性脳のヒトです。実際、リズのキャラは従来男性のキャスティングが多かった。彼女も本当に男だったらこんなに嫌われることもなかったでしょう。デキる女はおじさん達にとって脅威かつ超ウザいんでしょうね。 銃規制法案をめぐるロビー活動と世論の動き、擁護派vs反対派の暗闘といったメインの流れも息つかせぬ展開ですが、横糸として張られるリズの人格描写も上手いです。右腕だった若いアシスタントが造反したとみるや冷酷に切って捨て、同じチームのスタッフを人身御供としてマスコミにさらす女。(というイメージが制作&リズの戦略のうち、というのが分かるラストもまたスゴイ) 役者の表情も一つ一つに説得力がありました。スタートから仕掛けられていたリズの計略が明らかになった時のマーク・ストロングの呆然とした顔。「なんて女だ」といったところでしょうか。畏れすら抱いているような。観てるワタシも同じ顔してましたわ。 喚問されたエスコート氏が不都合な事実を証言しなかった、そのときのリズの表情も劇中一度だけのもので、印象的です。おそらく勝負師の世界でのみ人生を送ってきた彼女にとって、己の不利益を顧みず庇ってくれる人間に出会うのは初めてだったのではないかな。 全く想定外だったエスコート氏の男気には痺れました。池に落ちた犬に石をぶつける行為はしたくなかったのか、客の秘密は守るという仕事上の矜持を守り抜きたかったのか、そこは判然としないのですが。 偽証罪という法律上のペナルティを被っても己の道徳心に従った彼の天晴れな姿勢も、ラストに引き金を引くリズの背を押したのでしょう。 間違いなくJ・チャステインの代表作になるであろう、見ごたえ充分の一本です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-12-15 23:42:06)(良:1票)
547.  フリービーとビーン/大乱戦 《ネタバレ》 
荒っぽい刑事コンビがカークラッシュを誘発させながらのカーチェイス、法規無視の銃乱射がお約束の”バディ・ムービー”のハシリなんだそうで、なるほどこれは当時リアルタイムで観たかったなあ。 時代ズレを起こしてしまうのはどの先駆作品にとっても宿命で、その当時の空気を共有していないとノレない。ほんと不公平と思うけど、後発作品を何十本と観てからだと今作も野暮ったさが気になってしまいました。 カーチェイスのスピードは普通運転並みだし、パレードのチアが車を囲んで抗議する場面がとても記号的だったり、刑事のヨメの浮気嫌疑が晴れるシーンもくどくてテンポ悪い。なにしろスピードがどんどん上がっているのですよね何事も現代は。 ユーモアのセンスは今でも通用するキレの良さでした。高級シャツを買うときのへりくつとか、ヨメの浮気を疑って落ち込む相方にかけるヒドイ台詞とかは笑えましたし。つくづく封切り時に楽しく観たかった作品です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-14 16:08:23)
548.  トランス・ワールド
これ好き!ほんと面白かった。台詞に込められた数々の伏線にも一切気付かなかったし、ロケットを皮切りに一気呵成に明かされてゆく全貌には圧倒されて口が開きっぱなしでした。 映画に求めるものは映像の凄さより話の面白さ。ストーリーテリング重視派を自認する身にとって、こういう脚本一本で勝負してくる野心作は心底シビれます。 きりっと短くまとめたセンス、その切れ味まるでサキの短編のよう。お見事でした。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-12-14 00:24:34)
549.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
POVを正しくかつ効果的に使った作品といえば、私的には「ブレアウィッチ・プロジェクト」と「ザ・ベイ」だったのですが、今作も含めて良好POV三部作(?)となりました。コレPOV作品にしては珍しくお金もかけてる。大量予算をつぎ込んだだけある迫力満点の破壊映像とどこか懐かしい怪獣映画の趣き。 視点は謎の巨大生物をやっつける対策本部ではなく、ただ逃げ惑う市民目線のみ。だから話もそんなに広げようがなく、殺られたら話終了です。当然尺も短めですが、この短さもパニクるのにまあまあ程よい案配です。 いかなる時もカメラを手放さないKY男はいらっとするけど、彼必要だもんね。がまんがまん。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-11 16:34:19)
550.  マグニフィセント・セブン 《ネタバレ》 
名作をまんまリメイクしてもしょーがない、てんで色々と工夫してますけども。それが人種を色々取り揃えるとか、武器を銃のほかナイフや槍を使用するといった程度の小手先に終わってて、むしろいらんことしなくていいのにという感を抱きます。一人一人、キャラの立ち方がオール白人だった「荒野の七人」にてんで及ばないんですもん。印象の強弱が演じる俳優のネームバリューに比例しちゃって、まあ7人中3人は影が薄い。もっとも私は「デンゼル・ワシントン」や「クリス・プラット」を見に映画館に来たわけではないのだ。新しい解釈の名活劇をそれなりに期待していたのでしたが。 「七人の侍」は別格だし、「荒野の七人」を観たらコレはわざわざ観なくても人生後悔しないレベルに留まった出来です。 もっとも、戦いの場面の臨場感はなかなかでした。仕掛けが上手く発動して次々と敵が呑まれるのは迫力があったし、駆ける馬の速さを捉えるカメラは流れるようで、現代技術の高さをいかんなく発揮していました。あ、あとイ・ビョンホンのファンなら、アジア人俳優が色気で白人俳優を押しているその存在感を堪能できて、大満足かと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2019-12-09 23:43:47)(良:1票)
551.  グラスハウス 《ネタバレ》 
いかにどんでん返すか、どれだけ謎を深められるかにしのぎを削ってるサスペンス業界において異色の作品。あくまで日常目線の女子高生でも推理可能なレベルの事件でした。事件というか出来事と言ってもいいくらいの普通さ。人は死んでるけどな。 観る側の肩をすかす展開が多いうえ、ヒロインが他力で結果助かっちゃうというのもご都合が大変良い。主人公リリーは「アンタがうちの親を殺したんでしょ」とべらべらしゃべって身を危険に晒すし、後見人のおっさんに至っては「お前がいなくても弟がいりゃいいんだ」と激白しちゃうしで、こんなアッサリと真相が明かされたらあとはどうやって姉弟が無事逃げ切るか、しかこちらの興味はなくなるわけですが、悪の後見人夫妻は自分の都合で自滅しちゃうんだよなあ。 やけに男性陣が興奮&絶賛のリリー・ソヴィエスキーですがおばさんにはあんまり魅力的でもなかったので点はこんなところで。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-12-08 23:45:21)(良:1票)
552.  人生はシネマティック! 《ネタバレ》 
戦時下という国難の時代でも、制作に意欲を燃やした映画人の奮闘ぶりが胸を打ちます。テーマが国威発揚に限られようが、細かい注文が軍関係部署からもたらされようが、良いもの=Finest を作ろうという気概はこちらの背をもしゃんとさせてくれるほどの勢いがありました。 仕事と家庭のバランスに苦労するヒロインの脚本家の抱える課題は、今日にも通じて現代的でリアルです。 ピークを過ぎた老名優の滋味溢れる存在感はビル・ナイ本人そのもの。 戦争の悲愴感をぎりぎりまで抑制しながら、生きることの喜びも哀しみもとつとつと語りきった、品のある作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-04 20:16:47)
553.  無ケーカクの命中男/ノックトアップ 《ネタバレ》 
タイトルからして(原題も邦題も)どんなフザけた話かと思っていたら、けっこうちゃんとした人間ドラマになってて驚いた。心情表現が巧いんですよ。思わぬ妊娠に動揺しつつ、なんとか現実と夫となる男を受け入れようとするキャリア女子の気持ちの揺れを的確に描写してると思います。折り合いをつけようといっぱいいっぱいのところ、マリファナ&未読の育児書発見で心が折れるトコなんか、ほんとよねえーと共感しきり。 芯の強すぎな姉から6才の姪っ子に至るまで女が強い強い。ひきかえ、男たちの弱いことはコメディならではのオーバー描写を差し引いても情けないかぎり。とりあえず現実逃避に義兄弟でラスベガスへ、ってコドモか。散々情けなさを披露したぶん、終盤の男気炸裂に、より感動してしまう仕掛けにもなってるわけですが。男と女ではまず違う生き物なのだなーと踏まえて付き合うのが吉ね、というのが感想であります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-02 23:19:45)
554.  ベイビー・ドライバー
カー・アクションの見せ方の巧さではここ十数年で観た中で一番の出来と思いました。車内目線と外から俯瞰した画の切り替えがうまくて、こちらもスピードに乗れる感覚。速すぎるうえにカット割りが多すぎて、観てて疲れる割に迫力が伝わらないカースタントのこれまでなんと多かったことか。 というわけで冒頭から掴みはOK、な今作。リリー・ジェイムズは可愛いし(髪をアップにした時のキラキラしいことったら)、ケビン・スペイシーは安定だしジェイミー・フォックスは見るからに怖い人だしで、人物の引きも充分。あ、主人公の彼はちょっと弱いな。要努力。 クルマ映画で日本車が相変わらず活躍しているのを見るのも嬉しいですね。壊されるのはちょっとつらいけど。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-01 23:20:55)
555.  ジョイ・ラック・クラブ
なんか婦人公論とかの読者手記「私の壮絶人生」の寄せ集めみたい。昼ドラ大好きなオバサンたちが食いつきそうなドロついた話ばっかよく8話分も考えつくもんだ。 てっきり移民として苦労した親世代と、故郷など知らずに育った子世代との社会的な断絶やすれ違いをテーマにしたものかと思った。どこの家も母と娘で軋轢があるけど、各家庭の問題止まりなんだよな。スケールの大きそうなことを謳っておいてその実すんごく個人的なことばかり。概要ばかりいっぱい聞かされてもさあ、私この人のこと知らないし、て気分になった。 祖母世代の古い中国の因習めいた話はそれなりに驚きもありましたけど。作り話をでっちあげて婚家から逃げ出した嫁の話が一番面白かった。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-11-30 23:51:29)(良:1票)
556.  ターミネーター:ニュー・フェイト 《ネタバレ》 
”2”で溶鉱炉へ消えるシュワちゃんを涙で見送ってから30年。サラとT-800に再会できて、ロートルファンはやっぱ感激なのでした。うわあ、ジョン死んじゃってたのか・・!「審判の日」を回避してくれたのに、全然知らなかったよ ごめんよおサラ。スカイネットしつこいなーまさか時間差で別のT-800型を送り込んでいたとは。と、冒頭数分は2以降を理解するのにとても衝撃的かつ忙しい。ここの過去シーン画像の技術は凄いの一言、こんなことができるのか。 ストーリーコンセプトは前2作とほとんど一緒。でもカーアクションをはじめ戦闘シーンがとても見易いです。特にマッケンジー・デイビスの戦う身体の動きの美しいこと。長い手足にキレがあって惚れ惚れしました。大御所サラ・コナーもなんてかっこ良いんだ。整形せずに年齢を重ねたリンダ・ハミルトンは立派です。 劇場を埋めたほとんどは私を含めリアルタイムでシリーズ1,2作を観てきた世代でした。サラ・コナーも一緒に同じだけの時間を生きたのだなあ、としみじみ感慨深くもありました。 目標ができました。サラのように気合の入った年の取り方をしたい。バズーカを躊躇なくぶっ放せるように。そしてポテチが大好きだと言い切れるように。まず筋トレからかな。
[映画館(字幕)] 7点(2019-11-27 17:54:54)
557.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 
移民問題がナショナリズムを煽り、極右政党が躍進している現在ヨーロッパにおいてタイムリーに作られた本作。初めのうちは笑って、最後には冷やっとするという、まさに制作の狙い通りの反応をしてしまった。 いや、総統さすがというか、どんな突っ込みにも質問にも堂々と揺るぎない政治信条で相手を論破しちゃうんだもんな。ほんとのとこ、実在の政治屋など小物にすら見えてしまう。おおすごく頼れるリーダーだ、とうっかり感想を抱きそうになって慌てた。 歴史学者の先生によると今の時代って30年代に似ているんだそうな。ヒトラー総統(比喩であっても)が戻ってきたとして、さてまた歴史は繰り返すのだろうか。映画はその答をこちらに投げて終わります。21世紀の我々は30年代の人々と違って、第二次大戦を知っている。またあの惨禍を繰り返すほどに学習能力の低い種であるとは思いたくないのだが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-11-20 17:10:38)(良:1票)
558.  万引き家族 《ネタバレ》 
血のつながりってなんだろうね。6人とも全員が血縁の無かった擬似家族。でも、互いを思いやる気持ちが各々にあって、人間のコロニーとしては理想的だったと思う。 この家族、存続してはダメですか。そりゃオヤジが頼りないとか色々突っ込みどころはあるけれど。昨今の児相の機能不全を考えると虐待されてる子を攫ってきて勝手に保護するのはもうアリなんじゃないのかな。社会全体で認めてしまえばいいのに。そして家庭教育の至らなさがあれば、柄本明のような近所のオヤジがびしっと諭してくれる、そんな社会の方が好きだ。 でも現実は、嘘家族は解体で上の子は施設行き、幼い子は虐待親の元へ戻される。先入観から一歩も出ない意地悪婦警に信代が詰問されてる時、ワタシも信代と一緒に泣いた。悔しくて。「(子供は)あなたのことをお母さんと呼びましたか?」そんなこと言うな。実母なんかより、よっぽど母親だったんだ。 今作は、邦画でも最高峰の演技を見られる作品でもあります。樹木希林の初枝婆ちゃんはアッパレなまでに食えない存在でした。孫娘(擬似)の水着はせっせと試着させたうえ万引き(!)、パチンコ屋で隣のドル箱をつらっとガメて、さらには夫を略奪した家庭(一世代下だけど)へ温厚カツアゲ。まさに年季入り、奥が深い。希林さんを失った喪失感はハンパないけれど、安藤サクラのような若手がいるということは、日本映画界にとってとても幸せだとも思うのです。
[地上波(邦画)] 9点(2019-11-19 17:02:33)(良:2票)
559.  エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方 《ネタバレ》 
ヒロインは米国で人気のコメディエンヌだそうですが、今作のコメディセンスはさっぱり合いませんでした。  「容姿がさほどでもない、ぽっちゃり系女子の赤裸々バナシ」ならブリジット・ジョーンズという先達がいるわけですが、似て非なるというか、別物です。ブリジットの場合、自身のダメ具合を客観視できてて、開き直りつつも惚れた男ができればなんとかしようと頑張る健気さがあって世間の女子はそこを評価したのですが。エイミーの場合生活が笑えないレベルにだらしなく、酒と大麻が欠かせない。文句ばっかり言ってて笑顔もないわりにひきもきらずセックスフレンドはいるという・・、こんなののどこに感情移入しろというのでしょうか。あの医者はエイミーにはもったいない。納得いかん。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-11-17 16:49:50)
560.  ハード・ウェイ(1991) 《ネタバレ》 
マイケルはともかく、ジェームズ・ウッズがコミカルな芝居ができるとは思わなかったなあ。これがなかなか良いんですよ。見るからに畑違いのマイケル・J・フォックスとジェームズ・ウッズを両立させてコメディとして成功させた、これもちろん脚本も良いんだけどウッズの役者スキルの高さがモノを言ったと思います。 マイケルは自身のハリウッドイメーをまんまなぞった役柄で、それを自分でおちょくっててこれまた安定に巧くてコメディの基本ネタと分かってても笑ってしまう。バーで、マイケルが女役になって強引に話を進めるくだり、ウッズと痴話げんかになりそうなトコで必ずバーテンのおっちゃんがドリンク持ってくるんだよね。複雑な顔のおっちゃんと閉口してるウッズ、ここ声出して笑ってしまったよ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-11-14 16:28:09)
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