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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1993
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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621.  レディバード・レディバード 《ネタバレ》 
英国の話だけど、我が国にとっても全く他人事でない案件。子どもへの虐待を防ごうと行政が家庭に介入することの限界もほんとに良く似ている。すごく考えさせられた。 いや本作のケースはどうしたらいいですかね?日々報道で子どもの虐待事件を耳にするたび、震えるほどの怒りを覚える身としては英国社会福祉局の言い分も良くわかる。たしかにこの母親は子どもに安全な環境を用意できていない。暴力男の元に舞い戻るなどその最たるもので、典型的なDV被害者の行為なのですね。母親本人も情緒不安定で、嘘も多い。強制的に子を保護しないと死なせてしまうと、世論の高まりでできた法律を遵守するのは役人として当然の職責でありましょう。 でもなあ。この母親の不幸な成育歴や地域社会の荒れっぷりを見てると、この人一人のせいばかりでもないと思っちゃうんですよね。隣人が悪意で証言したりと、運も無い。なにより役人が産院にまで赤ん坊を奪いに来るなど、これはちょっと機械的、暴力的に感じる。母親は子どもに愛情を抱いているけれど、彼女の環境がうまく健康的に働いていないのです。さて、一体どうすれば。 行政と個人と、どちらかの主張に偏ることなく問題を開陳してみせたケン・ローチ監督のバランス感覚の良さが光ります。大人は必見の、社会の課題です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-02-15 00:18:46)
622.  ドント・ブリーズ 《ネタバレ》 
盲目の老人の家に盗みに入ろう、という時点で客を味方にできない若者どもなんですが、これがその後いろんな方向に予想を裏切ってくるのがこの映画のミソ。まず被害者の老人がモンスター。サイコっぽくもある。危な。あまりに思考がぶっとんでいる元軍人のじーさんを「被害者」と呼んでいいのか、こちらの判断も怪しくなってきます。居心地悪いです。作品中唯一といっていい「被害者」の女の子は助からないし。大金せしめて逃げおおせたと思われた強盗一味の彼女はラストに知ります。「逃げ切れていない」と。こういった一連の斜め上の脚本力はなかなか、と思いましたが、ホラーとしてはいまいちかなあ。ちょっとね、逃げる、追うの繰り返しで長く感じちゃうんですね。一軒家なんだからこんなに広いわけない、とか細かいこと気になったり。冒頭の寂れに寂れたラストベルトの街並は、やばそうな雰囲気満点だったんですけども、そこが作品のピークかな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-02-10 14:49:32)
623.  フェリスはある朝突然に 《ネタバレ》 
久々に映画観てて早く終わんないかな、と思った。高校生が学校さぼって遊んでるだけの話じゃないか。徹頭徹尾主人公の都合よく展開するけれど、脚本のご都合主義に腹を立てているわけではない。コメディってのはある程度力技な筋書きで回していかなきゃならないものだから、それはいい。 私はフェリスが嫌い。なんで監督は18の青臭高校生をこんなに甘やかすんだ。「人生もっと楽しまなきゃ」とほざいて大人を騙してやってることが野球観戦にパレード参加にドライブに高級店での食事。「大人」たちが提供している娯楽を消費してるだけじゃんか。手製のプラスチック爆弾を試しに山にでも行く方が評価できる。 生活全般を親に与えてもらって、こいつの部屋のまあ持ち物の多いこと。なのに「(親から)車が(買い与えられて)ないのが問題だ」だと。一体どういう人間なんだお前は。 逆さに振っても屈託が一滴もない、つらっとした顔のフェリスがクラスメートらには大人気。ああそう。この映画はアメリカでは今も人気が高いそうで、皆そんなに消費がしたいのか? アレルギー反応のごとくこの映画を受け付けられないのは、ワタシがフェリスとは真逆にクラスカーストでは下の方に所属していたからかもしれない。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2019-02-07 17:49:15)(良:1票)
624.  17歳(2013) 《ネタバレ》 
フランス映画に登場する思春期の女の子たちって、不機嫌だったり腹黒かったりでなかなか扱いが面倒だなあと思っていた。オゾン監督は日常が空っぽなあまり売春に走る女の子をチョイス。この娘がもう大変に大人びているので、まあ海外のティーンは時たまアジア人には想像がつかんほど成熟しちゃっているものですが、映画観ててもその美しさにぽかんとしちゃいまして、あんまり「売春」の痛い感じが入ってこなかったですねえ。しかもその行為の果てに、妙な繋がりで人生の理解者にも出会えちゃったりしたわけで、彼女にとって売春が人生のマイナスというか汚点になっていないというのがなかなか興味深かったですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-02-02 23:06:36)
625.  赤い部屋の恋人 《ネタバレ》 
大金を手にしたおタク気質の男が女に惚れた場合の”ありがち”な顛末ですね。お金を積んで手に入る物と入らない物ってあるんだよ。しかも彼女プロですからね。契約内容を彼女はきちんと履行しているのに、いわゆる「普通の恋人」を本音ではやりたい男はだんだん機嫌が悪くなってきてやんの。ダメだーこりゃ。 お金って魔力があるのでね。簡単に手に入る物もあるけど失うモノも多い。印象的なのがベガスで会った彼女の女友達。獲られた金を弁済してやったとたん、目の色が変わりましたよねえ。「この人宇宙人?」と。自分も御相伴にあずかろうとさもしい本性がさらけ出され、友情も霧散しちゃった。 だからね、リチャードよ、キミにできることがあるとすれば花でも持ってドラムを叩いている彼女を応援しに行きなさい。気味悪がられない程度に。それでもダメだったら、すっぱりあきらめろ、な?だってそこはセンター・オブ・ザ・ワールドなんかじゃないもん。その赤い部屋は。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-01-31 19:43:05)
626.  われらが背きし者 《ネタバレ》 
一市民がマフィア内の抗争沙汰に関わらざるを得なくなる「巻き込まれ型」サスペンス。なにしろ原作がル・カレだからか、ディテールも骨組みもやたらと説得力があるので、MI6まで絡んできても「そりゃないでしょ」とは思わずに観ることができました。気持ちはがんばれユアン・マクレガー教授、です。 冒頭からとても怖い思いをさせられ、つかみは満点。一体何が起きたのか分からぬままの突然の殺戮シーンは画の美しさも相まって強烈です。 古参幹部であるディマのキャラクター設定がまた良いです。カードの番号を瞬時に記憶してみせる場面で「只者ではない」とわかります。愚直なまでに正義を通すマクレガーに肩入れすることで、「まっとうなモラルを持っているのだな」とも。ここらのキャラ紹介がテンポ良く鮮やかです。一人で抜け駆けしようとしているMI6のメガネくんの苦悩も憎めません。 マフィアと冷や飯幹部とMI6と民間人、四者の駆け引きがスリリングな序盤、サスペンスとしてのヤマ場、切り札を明かすラスト、それぞれをキレイに決める脚本は巧いですし、台詞も気が利いています。地味ですが逸品ですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-27 15:56:30)
627.  戦争のはらわた 《ネタバレ》 
ペキンパー監督って真理を突いてくるんだけど毎度毎度えげつない人だ。本作は”たまたま”敗色濃厚のナチスドイツ軍が舞台だけれども、描かれていることは組織にはクソ上司がいて、その取り巻きがいて、上司にも仕事にもうんざりしている中間管理職のおじさんがキレる、という社会組織に普遍な図式なのだった。総統にも第三帝国にも心酔なんかちっともしていない負け戦の現場では、一平卒は犬死したくない一心で機銃を掃射するし、プロイセン貴族とやらの俗物上官は勲章欲しさに、部下の一個部隊を見殺しにするのだった。 あまりにリアルな人間臭さ。銃弾飛び交う前線のカメラアングルは土埃がかかってきそうな臨場感。えげつなさがさらにヒートアップするのが、戦場に女を投入する場面。しかも一人なんて風呂まで入ってる・・。当然ながら続く阿鼻叫喚な展開はまさにザ・サム・ペキンパーなのだった。 並みの監督ならば、上官が撃たれるラストを用意するだろう。しかしペキンパーはそんなことでは飽き足らず、上官の現場での無能ぶりをさらけ出させたうえに、嘲笑を浴びせるのだった。いやー、ほんとペキンパー半端ない。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-24 18:12:01)
628.  特捜部Q Pからのメッセージ 《ネタバレ》 
前作でキツすぎたグロ描写が控えめになり、プロット重視になった3作目。3作目にして一番の出来かと思います。子供も死ななくて良かった。 犯人サイドの描写と捜索側の動きを交互に入れて立体的に見せる演出が、飽きさせず上手いです。 ”エホバの証人”という特定の宗教批判かな、と思わせておいていやいやさらにその上の、カルト信仰心の危険性を鍵にしてきたのも意外な展開でした。 個人的にはちょっと苦手なカール刑事、今作も終始重苦しい表情で前作より抱えるモノが重くなっちゃってるんですが、宗教観のことで相棒と口論になったり、かなり自己の内を見せてくれるようになりました。ラストの葬式で落涙する姿にはぐっときます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-20 16:32:13)
629.  特捜部Q キジ殺し 《ネタバレ》 
二作目ということでスタッフ張り切りすぎたような。猟奇な描写も悲劇のほとばしりかたも、ちょっと手を入れすぎであざとく感じます。品格がシネマレベルではなくテレビに近いのです。 例えば冒頭、被害者姉弟の父ちゃんがなんで風呂場を真っ赤に染めて自死せにゃならんのか。真相の際までたどり着いた、その時期に。ヒロインも所在を隠すためとはいえ、あんなに身を落とす必要あるのかしら。実家は裕福なのに。演出のためのホームレス設定としか。 相変わらず北欧の強みで画は重厚で、森といい建物といい、深遠な雰囲気はふんだんに醸します。レイプシーンや暴力が多いので陰惨さは前作の二割増、でも話の面白味は三割減といったところでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-01-19 14:54:31)
630.  特捜部Q 檻の中の女 《ネタバレ》 
陰惨、猟奇的、でも画は(緯度が高いせいか)清潔感あり、という北欧サスペンスの特徴を全部備えてます。謎解きと格闘するプロセスも至って地味で真面目。突拍子も無いアイテムや突然現われる情報提供者とかそういうのはありません。お国柄というんでしょうかね、これまで観てきた北欧系の作品は皆大真面目にグロかった。 本作が出色なのは刑事ペアの一人がアラブ系だということ。ぐっと暑い地域のDNAを有している彼は相方である生粋の北欧人のおっさんが暗く鬱屈していても、程よく前向きに物語を進めてくれる。深い思考と、前に推進する機動力と。この絶妙なペアがQシリーズの成功の鍵といえます。 ああ、地味地味と言いましたが、”見せ場”の監禁場面なんかは大掛かりですよ。あんな高圧をかけられる装置が何故一農家にあるのだろう。という疑問は脇に置いといて。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-17 19:45:54)
631.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
スター・ウォーズの魅力って(特に4,5,6は)「活劇」だと思うんですよね。旧作はそれこそどきどきはらはらさせてくれたものでした。でも画力が格段にアップしたこの外伝はというと、なんかちっともわくわくしないのでした。 ヒロインのF・ジョーンズは終始一本調子の仏頂面で表情筋をほとんど使ってないですし、他の人物らの魅力も乏しいこともあって気持ちが入っていきません。 メカによるものも、人間同士のも、戦闘シーンはいつかどこかで見たような演出だし、「○○するには××しなければならない」という障害が多くて、またかよ、と飽きました。 元連合軍側のドロイドが一人で健闘するも、作品全体にユーモアが乏しく、スター・ウォーズを観ている気分になりませんでしたねえ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-01-14 16:41:09)(良:1票)
632.  スリ(1959) 《ネタバレ》 
スリであってもプロ(?)の仕事は見事。特に連係プレーに見る手際の流麗なこと、この映像はもはや伝説だけあって目が釘付けになりますね。滑らかで鮮やかでカメラの存在が消えていて。 逆を言うとそれだけが見どころといいますか、主人公が青臭く非労働論を吐いたところで共感なんかできやしない。というか、ラストに自分で言っちゃってるけど、恋愛を成就するためになんだってこんなに沢山の理屈や遠回りが必要なわけ? モノクロのフランス映画、というバイアスがかかってるせいで何やら芸術深そうな空気が漂ってますが実は大したこと言ってないのではと思っちゃった。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-31 00:18:11)
633.  アメリカを売った男 《ネタバレ》 
クリス・クーパーによる人物造型力がすごい。この赤い唇の不気味なおっさん一人が核になって話を回しています。潜入捜査員の新人FBI君との腹の探りあいはとんでもない緊張をはらみ、こちらの胃も縮みました。 心が読めず、底知れないクリス・クーパー版ロバート・ハンセンはwikiの写真に見る本人より三割増しに不可解かつ不穏。信仰深く、家族思いの一面がありながら、妻との情交を録画して他に晒す変態性には多いに引きます。実はこっちの捜査はバレているのでは?と思わせる脚本も巧く、ずっとはらはらしながらの観賞になりました。 アメリカ史上、国家運営において最も高度に危険な犯罪者が実のところ何を考えていたのかまでは言及せずに話は終わってしまうのですが(共産主義者かどうかの描写も特に無かったですし)、犯罪サスペンスのカテゴリーとしては上位の位置付けができると思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-27 16:06:29)
634.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 
リーアム・ニーソンのアクションて、ほぼ洗練されてなくて武骨で力技なんですね。そこが魅力でもあるんだけど。今作も重たいオジサンのまっすぐな力仕事が狭い機内で大炸裂。力技は脚本にまで及んでまして、忍者まがいの吹き矢殺法をはじめ、爆弾で穴開きドア飛び片エンジン停止のジェット機を着陸させる強引さ。面白かったからいいけど。 無茶といえば航空保安官たるニーソンが「一年間無料!」を叫んで客を黙らせたのには笑ったなあ。いいのかなあ。 サブキャラの乗客らも存在感のある仕事をしているのが本作の強みです。一人一人が印象強い顔立ちの役者を使い、物語を回す仕事をしている。泡吹いて倒れた弁護士のおじさんですらインパクトが強い。副パイロットなんか名前も分からないけどすごくかっこ良いしね。パニックムービーとして高水準の出来なので、ニーソンファンじゃなくても楽しめると思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-23 15:08:35)(良:1票)
635.  ニュースの真相 《ネタバレ》 
娯楽番組に数字で負けて苦境の報道チーム。けれど権力を疑い、声を上げ続けることこそがマスコミの使命であり民主主義の根幹であるとの「60ミニッツ」の理念には多いに賛同するところではあります。でも、やっぱりメアリーは功成り名遂げて驕りがあったんだろうか。大物アンカーともツーカーの仲だし、で。取材スタッフが全員”気の合う”仲間っていうのも落とし穴かもしれない。ブッシュは軍歴詐称かも、という疑惑に皆でとらわれてイケイケで進む空気の中に「ちょっと待って」と精査する者がいないのは報道にとって危険なことですよね。 基本、彼女を擁護する姿勢で描かれているけれど、情報提供者に対する強引かつ安請け合い的な説得は誠実さに欠けていると感じるし、そもそもネットの妖しげなソースに飛びついたのもまずかったよね。細かいこと言うとキツめのメイクもやり手のキャリアウーマン臭が強く、観てるこちらの好感も得づらいと思う。つまり完全にメアリー寄りというわけでも、反共和党を謳っているわけでもなくなかなかバランスのとれた脚本と思います。 フェイクニュースというワードが世を騒がせている昨今、マスコミのありかたをテーマにした本作はきわめてタイムリーに感じました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-21 01:05:16)
636.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
苦手なミュージカル。でも案外アレルギー反応無く観ることができました。エマ・ストーンとライアン・ゴズリングのダンスが程よく素人ぽいのが良かった。プロダンサーばりのキレの良い動きがいきなり入るとお話が途切れてしまう感じがいつもしていたので。 エマ・ストーンは数年前よりカエル顔化が進んでいるのが気になりますがやっぱり可愛いですし、夢追う人のためのファンタジーといった趣のお話は素直でしんみりと共感を誘う演出も巧いです。ミアの脳内での「こういう未来もあったのでは」シーンなどはちょっと竹内まりやぽい常套しみじみ手段。さすが。しみじみしました。(5年てのはちょっと短い気もするけど)
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-17 16:08:33)
637.  私が、生きる肌 《ネタバレ》 
イヤイヤイヤ・・。いろんな映画観てきたけど、このキワモノ感、ちょっと類似品が思い出せないなあ。グロいのかと思ったけど画はきわめて美しく、血は流れてもさほど嫌悪感もなく。 バンデラスは終始どシリアスな演技で「愛」のカタチを大真面目に問うているような気もするが。なんですが。いやいやでもちょっと、と突っ込まずにいられない。亡き妻そっくりの身代わりって男かよ!!!しかも彼あんなに人生破壊されちゃうほど罪深いとは思えないよ。可哀想だしもう。(ちょっとタイプ)そもそも奥さんてサ、浮気してトラ男と逃げてたんだよね?バンデラス先生、そのへんはどう気持ちの整理をつけているわけで?なんかもう必要以上に眉間にしわ寄せてクソ真面目にヘンなことやってるバンデラスの顔見てたらおっかしくなっちゃって。変な息子二人も持っちゃったオカーサンも奇妙だったなあ。キャラクターもコンセプトもいちいち強烈で、そういう意味では忘れ難い作品ではあります。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-12-13 19:27:42)
638.  スラップ・ショット
けっこうお下品な描写やハダカが多いんですね。家族そろって観るには不向きですね。 そもそも乱闘沙汰で客を呼ぼうという発想が無茶に感じる。マイナーアイスホッケーってプロレス的な位置付けだったの? 氷上の選手としては老け過ぎ感のあるP・ニューマン、粗野でがさつなコーチも兼任。こんな役もできるんですね。 スピードにのったプレー中のカメラなんかは迫力があってすごいなあとは思いましたが、リンク上での男性ストリップとかは笑えるツボとまではいかなかったのでこの点数で。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-11 00:28:36)
639.  マダム・フローレンス! 夢見るふたり 《ネタバレ》 
同一女性をモデルにしていながら、この英作品と仏映画「偉大なるマルグリット」の手触りのあまりに違うこと。これって国の文化の違いなのか、解釈が色々できそうで興味深いですね。 まあ、フランス作の方が主人公に対してアタリがキツイです。夫の造形もヒュー・グラントよりずっとイジワル度が高く描かれている。やはり芸術の都を擁するフランス人としては、彼女のしてきたこと、そしてそれを隠蔽し煽った周囲の人間らは音楽に対する冒涜だと感じるのでしょうか。 対してメリル・ストリープ版はフローレンス女史のカーネギー公演は今尚人気が高い、その側面を評価して人物像を創っています。彼女はいたって純粋に音楽を愛し、人はその一途さに何故か惹かれる。ちょっとエド・ウッド人気に近いものを感じます。 両作品、趣は違えど印象に残る映画です。 私は映画作品としてはフランス製のガツン、としたパンチ力を買いますが、フローレンス女史への眼差しは本作の優しさが好きです。伴奏者のピアニストの彼が良いです。戸惑いつつなし崩しに巻き込まれる彼が、いつしか彼女に心を寄せてショパンを一緒に奏でるシーンはほろりとしました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-12-09 17:22:14)
640.  情事(1960) 《ネタバレ》 
冒頭の、令嬢行方不明事件を追い続けて観ていると酷い目にあいます。私は酷い目にあいました。この作品てミステリーの範疇に入るのか・・。”ミステリー”てそっちか。人の心のわからなさ、を指すのか。 とかく直列思考のワタシにとっては冗長とも感じる長い中盤がなかなかの苦痛でした。モニカ・ヴィッティの絶世の美貌がなければ観続けることができたかどうか。 美術画を思わせるようなカット、奥行きのある構図等、美的偏差値が高いのはわかるんだけども、芸術って飽きちゃうんだよなあ。いやアンナどこ行った。 現恋人の友人に目移りしたり、かと思えばまた別の女に手を出す。いかにもイタリア人気質のこの男の役はマストロヤンニクラスの愛嬌と深みがあってこそ、ラストの女の「しょーがないわねまったく」的な裁量を引き出せるのです。しかしガブリエレ・フェルゼッティではそこまで魅力的ではなかったなあ。にやけた中年オヤジにしか見えなくて。オメーが泣くんじゃないよ。ほんとある意味驚天動地のエンディングでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-08 15:41:29)
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