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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1993
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1261.  エリックを探して 《ネタバレ》 
悩める中年男エリックの、抱えてる問題はそこそこ重たいけれど監督は随分彼を生暖かく処遇するのでした。エリック、大丈夫だよ。だって友達があんなにたくさんいるんだもん。別れた奥さんだって懐深く聞く耳持ってくれるし、息子二人もややグレているけれど更正の余地あり。あとはハッパで妄想のヒーローに力づけてもらえれば、一歩踏み出す勇気も出るぞ、と。シリアスに展開するのかと思ったら、逆にユルさは加速してギャングのボス家での騒ぎはほとんどコメディ。なんかなんでも上手くいくなあと思わないでもないけど、主人公が元気を取り戻す話は楽しいし、サッカーに詳しければ倍、詳しくなくてもほのぼのできます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-17 00:18:15)
1262.  トゥルース 闇の告発 《ネタバレ》 
紛争下での犯罪を暴く映画は多いけれど、これはまた群を抜いてとんでもない凄まじさ。人身売買プラス女性の人権侵害、加えて加害者が国連配下の組織ぐるみだつーんだから、もう本当に現実のことなの?と疑いたくもなる。 巨大な組織犯罪を相手にもがくヒロインは、大変勇気のある女性だと思う。映画の中では足を引っ張られ、完全勝利することの難しさで終わっていたけれど。人間ってこんな酷いことができるんだ・・、と何度も絶望的な気分になり、こんなことがあっていいわけないだろ、と一人でも多くの人に同意を求めたい気持ちになった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-17 00:03:29)
1263.  理由なき反抗
あの赤ジャケットのジミーがここにいる。J・ディーンを“永遠の青春”アイコンたらしめた有名作ではあるけれど、J・ディーンが際立った存在感というのみ。今観ると高校生の苦悩にしてはやたら幼く、人の死すら演出上のお飾りになっていたりで、ストーリーはどうにもご都合主義。だけど、やっぱりジミーがいるから。若さゆえの傲慢さとその裏腹の自信の無さ。伏し目がちの、奥行きのある表情。ジャケットとジーンズでそこに佇むだけで放つ強烈なオーラ。彼一人だけが、周囲と別物の演技をしている。点数はジミー盛り。彼がいなかったらかなりのマイナス。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-04-16 00:03:39)
1264.  コンテイジョン 《ネタバレ》 
これは恐ろしかった。スターを担いで対ウィルスとの攻防戦をショー仕立てにした“アウトブレイク”とは真逆のかっちりと硬質な現実感、心胆寒からしめるとはこのこと。なんたって、グウィネスもケイトも早々に死んでしまうんだからね。美貌を放棄したグウィネスの死相の表れた顔が冒頭からして恐ろしい。バリバリと活躍していた主演級女優のケイトをすら、あっさりと消去してしまう容赦の無さが心にこたえる。 人間描写も見事。これだけ多数の人数を配してなお、各人の存在の鮮烈なこと。小さな自己中を恥じ、償おうとするフィッシュバーンがいれば、災難に乗じてゆがんだ自己主張と利益を目論み恬として恥じないフリー記者もいる。家族を失いながら、未曾有のサバイバルに巻き込まれ、ゆっくり悲しむことすらできなかったM・デイモン。彼がようやく時間を得て、カメラの中の妻を想って涙を流すシーンは胸が詰まる。 それぞれの場面をてきぱきと切り替え、DAY1をラストに持ってきて、もう一押し「うわあぁ・・」と恐怖感を呼び起こさせる。この手管はいかにもソダーバーグ。ざわざわとまとわりつくような音楽もスタイリッシュ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-15 23:45:00)(良:3票)
1265.  自転車泥棒 《ネタバレ》 
多分、100人がこの映画を観たとして、97人位は主人公とストーリーを共にするうち「ああーっ自転車盗んだ奴許せねえっ」と憤慨し、ヤケクソで高い食事をする父親の切なさに「わかる、わかるよ」と心寄り添い、ラストに一台ぽつりとそこにある他人様の自転車に良からぬ考えを抱いて心がざわざわしてしまうはずなのだ。人にみな共通の心の弱さだったり、人生の理不尽さが無慈悲に展開し、ワタシの心はすっかりかき乱された。チキショー、つらいなあ、お父さん。飲みに行きましょう、おごりますよ。
[地上波(字幕)] 8点(2014-04-12 00:27:15)(良:1票)
1266.  家族の庭 《ネタバレ》 
激苦な映画。人間の心の、「それを言っちゃあおしまいよ」な部分を映画にしているので覚悟が必要だ。メインの夫婦トムとジェリー夫妻は、非の打ち所の無い「良い人」たちなので、非難がしづらい。そしてそこが巧妙でいやらしいと思うのだ。全く良くできた夫婦だ。互いに自立し、尊重しあって菜園作りに精を出し、友人を招いてホームパーティだ。ジェリーの葬儀にはおそらくたくさんの人が集まることだろう。義兄の妻のリンダの時とは正反対の様子になるだろう。口々に皆「良い人だった」と言うことだろう。だけど本当にそんなにいい人か?普通の人だと私は思ったな。この夫婦に絡んでくるのがメアリー、見事なまでにイタさあふれる中年女で、彼女の造形が上手すぎる。自分の人生にことごとく焦っている自分好きなメアリーを“二十年来の友人”と位置づけ、付き合いを続けてきた夫妻だけど、実はちょくちょく彼女を「上から」見る目線が露見するんである。身内の義兄にはメアリーの話などしないし、初登場の息子の彼女よりも下に位置づける。“良き友人”をやってきたけど、ついにその面をキープできなくなった終盤の冷たさには、メアリー嫌いの私でも冷やっとする。まあもちろん人間関係など、ある程度の距離や節度が無いと保てないものだ。この夫婦はごく普通の人たちなのだ。知らなくてもいいことをわざわざ描き出す監督の皮肉屋な目線にたじろぐ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-10 17:39:11)(良:1票)
1267.  フットルース
明るくてイキオイがある、80年代って確かにそんな時代でした。明るい原色のスーツ、デビューしたての若いマドンナ、ふるさと再生だといってお金がばらまかれた日本の田舎。この映画はまさしくそんな記憶の中の一ピースであり、優良ポップスである主題歌と若きK・ベーコンの生真面目な瞳に出会うと、あの賑やかな時代が蘇り、ちょっと軽薄ではあったけど悪い時代じゃなかったよな、と個人的な思いにひたってしまうのでした。お話は、この時代を誇張したみたいに単純明快、わかりやすいことこの上なし。
[映画館(字幕)] 6点(2014-04-02 23:34:15)
1268.  スーパーマン(1978) 《ネタバレ》 
ヒーローの原型といえばスーパーマン、あの青の全身タイツみたいのに赤パンと赤マントといった出で立ち、これが78年当時アリだったのかそれともクリプトン星人のセンスに問題があるのかがワタシにとって大きな疑問だったのです。今回、作中でNY市民がスーパーマンを見て「ひどい服だ」と発言していた場面を発見し、ひとつのmy課題をクリアした気分です。 それはさておき、ヒーローの原典とはこうも能天気だったのですね。後世バットマンが「正義とは」云々と煩悶するのとはエライ違い。こっそり裏から人類を支えることを使命としていたはずが、結構な露出度で人助けに参上し、新聞紙のインタビューには自ら出向いて回答。好きな女を助けるためになんと時空すらいじっちゃって満足げ。明るい明るい。色んな鬱屈があったはずの70年代の終わりに眩しいまでの単純正義を放ったヒーローだったのですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-03-31 00:59:36)(笑:1票)
1269.  トレインスポッティング
馬鹿で駄目で不景気なうえに小汚いスコットランド人たちの青春。と言ってしまうとミもフタも無いんだけども、若さってのはありがたいというか尊いというか、あんなにヘロイン打っても皆わりと健康を害することなく(一人エイズになっちゃうが)、ユアンに至ってはスーツ姿で社会復帰すらできてしまうあっけらかんとした感性がこの映画を苦しくなくさせているような。ラストもとことんあっけらかん。元気なんである。でも赤ん坊が不憫すぎるよ。誰も責任取んないのか。
[ビデオ(字幕)] 6点(2014-03-15 01:23:11)
1270.  不連続殺人事件
いやあシュールなもん観た~。古典的な節回しの台詞と舞台劇のような大仰な仕草。横溝映画になれそうでなれないけっこうな詰めの甘さ。無駄に裸になる女優とエロ描写。目が点になるばかり。 そこそこ重量感のある役者を並べていながら、脚本の粗っぽさとのミスマッチが観ていてバランスが悪くて気持ちが悪い。気持ちが悪いといえば、狂人海老塚医師とチンピラ内田裕也、こんな濃い目のヤバいのがセットで狼藉し放題、ついていくのがやっと。濃いなー。 胸を張るわりには「本格推理作品」とは遠いプロットの粗さ。意味なく配置されている人物の多さも気になる。「犯人を逃がしゃしませんよ 畜生!」と憤っていた素人探偵氏の、数分後の解説者風謎解き場面には腰くだけた。あの怒りはどこへやら。 70年代の香り漂う、シュールで独特な雰囲気は唯一無二ではある。いろんな意味で忘れ難いほど印象強烈。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-03-11 00:07:25)
1271.  ナイト&デイ 《ネタバレ》 
しょてからしまいまで「そんな馬鹿なー」な展開なんだけども、なんか楽しいことは楽しいんですよ。いつにも増して超人的な運動能力&頭脳のT・クルーズと小じわが増えても大口笑顔がキュートなC・ディアスがいきいきと楽しそう。展開のもたつきを防ぐべく、足引っ張りそうなキャメロンの意識を所々トバすなんざ超荒業。ハイジャックやらカーアクションやら主役には絶対に当たらない銃撃戦も盛り込み、南の島だの豪華列車だの闘牛ショーだの、まあ色んなとこへ連れてってくれました。娯楽大作を作るぞ、という制作の意気込みは大変高いです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-03-10 00:07:07)(良:1票)
1272.  ママの遺したラヴソング
ストーリーがちょっと弱いです。弱いのだけど、観終わってしみじみと余韻が残るのも確かです。なぜってニューオーリンズの素朴な田舎風情がしみじみするのと、ヨハンソンの素敵なふくれっ面と白髪トラボルタのいかがわしい情けなさが妙にマッチして、これまたしみじみするからです。 全員“何かありげな過去”をちらつかせながら、天然なのかわざとなのかこの脚本はこちらの知りたいことの八割方しか語ってくれない。なので、キーとなる故人ロレーンの人物像があまりにもぼんやりし過ぎです。トラボルタ教授と元学生のおじさん二人の奇妙なつかず離れずの関係も分かるような分からないような。友情の混じった師弟関係プラス、罪意識の共有者だろうとは拝察できるけれど。・・と、難は多々あるけれど画と役者力でなかなか引っ張ってくれる映画ではあります。ラスト、パーシーがすたすたと墓地に向かうショットは冒頭のトラボルタのそれと背景が被るのですが、同じ画なれど新しく希望に満ちた彼女の足取りにバックの家並みも息を吹き返したようにも見えて印象的です。しみじみします。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-03-09 23:45:14)
1273.  愛を読むひと 《ネタバレ》 
ケイト・ウィンスレットがハンナを演じたのがこれが大正解。復興半ばの西ドイツの陰気な街並みや、古い湯沸かし器にコークス置き場といった情景が、原作から抱いたイメージそのままに眼前に展開し、そこへ楽しいことを全て放棄したようなケイトの謎めいた表情がはまる。やや情緒不安定気味な言動や、朗読を聴く時の唯一幸せそうな瞳の輝きや、教会で子供らの聖歌に打たれている姿。観てるこちらはハンナにとても興味が湧く。それほどに魅力のある演技だったと思う。原作では若きハンナはSSの制服が見事に似合う造形とされている。映像には無かったけれど、たしかにケイトなら冷徹な美貌も併せ持つこともできそう。 裁判長に「あなたならどうしましたか?」と問うたハンナの素朴な表情は、心底この問いの答えを欲しがっていた。誰も答えなど持ち合わせていないとは思う。だからこそこうして元ナチに関わった人々を裁くことが非常に難しいのだけど、私も裁判長の答を聞きたかった。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-07 00:12:53)
1274.  ボーン・アルティメイタム
なんでM・デイモンがこうもかっこ良く見えるのか?と驚愕すら覚えるジェイソン・ボーンの魅力炸裂の3作目。自分が何者か?という命題を背負っているために、自分に酔うという甘さが無いストイックさ、翳りのある表情などこれはマットの演技力の賜物なんだろうな。CIAを撒く際の、駅構内のスリリングな展開は彼の明晰で冷静な頭脳の見せ所。CIA総出で捕まえに出たところをフェイントかけて金庫泥棒したり、携帯電話のチップを入れ替えたり(前作)の所作のてきぱきした美しさ等は運動神経の良さまで感じさせる。ここまでくるとマットその人が事実クレバーなパーソナリティなんかな、とさえ思ったり。 全くイメージにそぐわないアクション映画を引き受けたのにはどういう狙いがあったのかは分からないけど、“悩める暗殺者”像をリアルに存在させて結果大ヒット、大したもんだ。
[DVD(字幕)] 7点(2014-02-17 00:45:48)(良:1票)
1275.  カティンの森 《ネタバレ》 
ポーランドのトラウマを描き続けるワイダ監督。行方知れずの将校の妻を物語の中心に据えてはいるものの、視点が色々な人物にくるくると移って観賞しづらい。彼のこれまでの作品では一市民のドラマをもっと上手く描いてきたと思うのだけど。もっとも、骨太でリアルで容赦の無い筆致は相変わらず。軍人の大量虐殺はソ連によって行われたと、ソ連統治下では公に口にできない二重の理不尽さ。飲み込む人あり、抵抗する人あり。一筋縄でいかないポーランドの苦悩がべったりと描かれて息苦しい。 ラストの惨殺シーンは正視出来ないほどの酷さだ。人間が壊れている。ワイダ監督が突きつけてくる戦争の狂気、その淡々とした空気が恐ろしい。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-02-16 00:26:37)(良:2票)
1276.  ブルーベルベット 《ネタバレ》 
リンチお得意の変態耽美映画。でも彼の作品にしてはぐっと理解可能なレベルです。冒頭のシーンがこの作品のアイデンティティを語りつくしています。咲き誇る花々に美しい芝生、飛び交うミツバチ。しかしその足元を深く探ってゆくと得体の知れないグロテスクな蟲がうごめいている・・、つまりこういうことなのだ、この世界は。 ここでぎょっとしていてはまだまだ。のどかな原っぱには人間の耳を配置したり、変態D・ホッパーの手元には吸入マスクとベルベット生地など、リンチの奇天烈なセンスが冴え渡ります。特に屋外に突如として現われるI・ロッセリーニの退廃としか言いようがない裸体には言葉を失います。光と闇、人物もこの二択にキレイに配置されるものの、光パートであるローラや母親らもなにかズレている印象を受ける。観たあとは三日ほどざらーっとしたヤな後味が残る名作であります。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-02-16 00:08:17)
1277.  ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 
一言で言うと任侠ですなあ。惚れた女のために一度は抜けた裏社会に、今回だけと舞い戻る。銃撃戦の血生臭さや陽の光の当て方等はけれんみ溢れてて、洋画お得意のハードボイルドというよりは往年の東映ヤクザ映画のテイストに近い。人妻のキャリー・マリガンが幼顔のせいで浮いてるけど。 冒頭の逃がし屋ドライバーの力量発揮の場面は印象的だったし、なんせタイトルがドライヴなので、クライマックスは当然運転技術の卓抜さで敵を出し抜くのだろうと思ってしまった。素手で殴ったり刺したりとは意外すぎた。うそぉ、と落胆したのは私だけかい?
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-02-10 00:06:57)(良:1票)
1278.  アフタースクール 《ネタバレ》 
鮮やかに決まる仕掛けの数々に座布団をあげたくなっちゃう。目の前でパーツがかちかちとスライドパズルのように移動して、状況が組み合わさって見えてきたその絵に驚嘆。大泉、堺、佐々木、誰一人観客を引っ掛けようと演技しているわけじゃない。観てるこっちが勝手に誤解するようにリードされてるんだけど、でも痛快。 まさか大泉が全部持って行っちゃうとは思わないでしょうが。 世間ズレした佐々木探偵が完敗するとも思わなかった。 教室で大泉がすれっからしの探偵に言い放つセリフが実に真理で男らしい。正論をこのトボけたキャラクターが言うから直球になるんだな。 とにかく編み方の綺麗な脚本です。何度も観ました。
[DVD(邦画)] 8点(2014-02-09 23:46:27)(良:2票)
1279.  サルバドールの朝 《ネタバレ》 
観終わってなんだかもやっとした不快感だけが残る。物語を人に語る上でのツボを外している。サルバドール青年が不当に処刑されたことへの怒りとかフランコ独裁への抗議とか、おそらく作り手が言いたいのはそういうことだと思うけど、まったく語り足りていない。反体制運動へ身を投じたサルバの思いや、そうなった動機である独裁政権下の苛烈な市民生活といったものがてんで描けていない。看守との交流や死刑直前のじりじりした数時間にやたらと時間を割く、ここの描写は悪趣味だろうが。奔走する弁護士に苦しむ妹たち、執行人の到着。ひっぱってひっぱって観ている者に苦痛を与えるだけのここらの場面はサルバを英雄視するためのプロットに必要だとは思えないんだが。しつこく亡骸まで映すなんて、この監督はほんとにサルバを英雄とみてるのか?冒涜してるのと違うか。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2014-02-07 00:28:48)
1280.  ロッタちゃん はじめてのおつかい 《ネタバレ》 
ロッタちゃんを可愛いと評する人が多くてびっくりした。一話目からヒステリー全開で何事かと思った。ふ、服をはさみで切るなんて。なんて酷いことをするんだこの子は。私の子供の頃だって毛糸のセーターなんかちくちくして静電気はんぱなかったぞ。でも文句言うなんて考えられなかった。セーターはそういうものだと思っていた。なんで周りの大人はこの子のしたい放題をにこにこと見守るのか?“私ってトクベツ”という思いは幼少の頃は誰でも抱くものだ。この話を見た子供は自己実現欲のひとつも満たされるのかな。でも「私は特別」ファンタジーは成長するにつれ捨てなくてはならないよ。じゃないと痛い大人になるだけだ。ロッタちゃん どんな大人になるのやら。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-02-07 00:03:30)
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