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プロフィール
コメント数 1307
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  


点数をつけるのは難しいですね。特に10点 9点らへんはとても微妙でして、ワタシの場合9点はほぼ満点扱いであります。
10点は個人的な思い入れ(主演俳優を大贔屓している・そのときの良い思い出がセットになっている等)が入ってのプラス1点なので世間の評価とは ずれることもしばしばです。

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1.  オーケストラ! 《ネタバレ》 
映画が紙の媒体と決定的に違うのは音を伝えられる、ということ。クライマックスの演奏会は圧倒的。音楽の凄みに何度観ても泣く。アンヌ・マリーが(額に怒マークをはりつけて)ソロパートを奏でるその音色が金色の一筋となってするすると天上に昇ってゆく。彼女の音に叱咤され鼓舞されて、ダメ団員たちの音楽家魂に火がついてついには太く力強い音の奔流になってほとばしる、この瞬間は肌が粟立つほど。N・キンスキーの再来と見紛うような、神々しいまでのM・ロランの立ち姿と合わせて永久保存したい位の美しい舞台だった。前半から中盤にかけての、すったもんだな喜劇っぷりも好き。ネタは定石なれど、団員フルばっくれは予想できなかったなー。旧共産党の栄光の残滓もなにやら切なく、圧政のもと起こった悲劇も織り交ぜて話に奥行きも持たせている。笑って、やきもきして、戦慄して、うっとりして、泣いた。感情のほぼ八割方を喚起させられたこの映画、私にとっては満点。
[DVD(字幕)] 10点(2011-09-28 00:25:50)(良:1票)
2.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
わくわくする。楽しくて愛おしい。この映画を評する言葉、もっと何かないかな。レーガンが大統領でなくなっても、後の世代にこんなに愛されてる映画。一観客の私にも、それが嬉しい。   マーティたちが続編でやってくる30年後の今年、数十年ぶりに観ました。なんという色褪せの無さ。この楽しさ、多幸感は健在であらためてすごい作品だと思った。映画という創作が与えてくれるすべての幸せをこの作品は備えている。完全無欠の満点ですね。
[映画館(字幕)] 10点(2011-09-18 18:41:49)
3.  ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 
日本が誇る完璧な破壊神、今観てもこの迫力、緻密な仕事ぶりに日本のクラフトマンシップの神髄を感じて涙ぐんでしまうほどの出来栄えだ。21世紀の今、破壊される東京の街を観て私は模型だと感じなかったもの。唯一、叩き落されたヘリだけはどうしても模型だったけど。国会議事堂をバックに、燃えさかる帝都にそびえ立つ黒いゴジラのシルエット、この1シーンの見事さ、怖ろしさ、禍々しさ。当時戦禍の焼け跡をリアルに知る世代の人たちは悪夢の記憶をまざまざと呼び起こされたのではないだろうか。 ゴジラ、完璧だ。悪役だけど完璧さの美もあって、やっつけたくないという気持ちにもなるほどだ。宝田と河内が下手でがっくりくるんだけど、ゴジラが補って余りある。「皆さん、さようなら!」の絶叫とともに殉死したテレビクルーとゴジラと心中した芹沢博士、そして一度聞いたら忘れられない音楽に敬意を表して満点を献上いたします。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2014-05-01 00:09:51)
4.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺 《ネタバレ》 
なんと鮮やかな70年前の作品だろう。音が聞こえづらいのを除けば、古さを一切感じさせない。三味線小唄に合わせてカメラがすうっと横に流れる。屋内から屋外へと。会話も説明も無くとも、各場所での人々の動きと流れでドラマが説明される。私の不明もあるだろうけど、こんな演出他では見たことがない。オチを落とす“間”の、絶妙な速さと、各キャラの性格を余さず伝える粋な台詞。左膳がやくざ者に絡まれる場面の緊迫感といったら、のんびり笑って観ていたのでもの凄く驚く。子供に数を数えさせ、カウント・10で瞬殺のこの場面といい、道場破りの立ち回りといい、大河内の身体のキレには目を見張る。予想不可能な結末と、加えて最後までお藤の尻に敷かれる剣豪丹下左膳、チャンチャン、というラストシーンは作り手のキレッキレのセンスが炸裂で、もう眩しくて何にも見えないくらいだ。戦前の日本映画にこんなにオシャレでかっこいい作品が存在したなんて。胸が熱いし山中監督の悲運を思うと泣けてくる。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2013-03-18 14:33:08)(良:1票)
5.  ゴッドファーザー
抗争なのに高貴 惨劇なれど静謐。 数多の類似作品が追いつこうとしていまだかなわぬマフィア映画の最高峰。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-04 11:53:26)
6.  ビッグ・リボウスキ 《ネタバレ》 
おお点数の分布が満遍ない。良いですね。私には直球ストライクです。 いやあ、もう馬鹿。馬鹿と変態と自分勝手ばっかりじゃないか。まだしも健常値に近いJ・ブリッジスが、とんだ巻き込まれ事件の中で翻弄されっぱなし。こんなええ仕事してたんだあ、彼。ベトナムのPTSDでややこしいことになってる友人のJ・グッドマンをはじめ、他のそうそうたる面子もいいボケをしちゃってる、もう顔からですもん。見てるだけでなんか腹立つわあ。特筆すべきはP・S・ホフマン、やる気満々の渾身のボケやってます。(哀悼) 出てる奴らの恐るべき社会的有用性の無さ。なんという無駄。しかし人間社会には絶対に必要なアソビの部分を担ってる彼ら。大好きだあ。 ああ、大好きなS・ブシェミが灰になってコーヒー缶(!)からジェフにふりかかる最後の場面なんてさ、何度目かの「馬鹿かーっ」を叫びながら私の視界はぼやけてにじんだ。金はなくとも、愛はあるのだ この世には。 
[CS・衛星(字幕)] 10点(2014-09-26 00:32:37)(良:1票)
7.  羊たちの沈黙
封切当時映画館で4回は見た。グロテスクになる直前でとどめる匙加減が絶妙で、猟奇事件を扱ってるのに品がある。賢くて誠実なクラリスが好きで好きで憧れた。張っていた気がゆるんで車にもたれるシーンが忘れられない。今でも好きです。
[映画館(字幕)] 10点(2011-07-06 13:51:24)
8.  キングスマン 《ネタバレ》 
終わっても、映画館の椅子からすぐには立てないほど面白かったですねえ。 ずらりと顔をそろえた渋いところの英国男優の面々。本格派の予感。ブリティッシュの伝統も薫り高き高級な調度品。仕立ての良いオーダーメイドのスーツ。その麗しい姿でまさかコリン・ファースがあんな見事な殺陣(?)を見せるとは。でもって、コレ タランティーノだっけか?と呆然とするような展開になだれ込むとは。呆然となったけど、しかしこれが確かに爽快であったのだ。人の頭が次々吹っ飛ぶ場面でカタルシスを覚えるとは私は疾患か? こと切れる前に自分の血をみて嘔吐するS・L・ジャクソンの唯我独尊なヒール感も素晴らしく、息もつかせぬ展開にここ数年007でもMIPでも感じることがなかった、はらはら・どきどき・わくわくを堪能しました。 ダイアー・ストレイツで始まり、ブライアン・フェリーで締める。平民クラスの者が、”マナー”を身につけ教養人となる、キングスマンとなるための成長の意味合いを秘めた選曲だとしたら、これまた粋じゃありませんか。
[映画館(字幕)] 10点(2015-09-30 00:45:59)
9.  スモーク(1995) 《ネタバレ》 
平凡な日常を描いているだけなのにしみじみ心に沁みる。煙草屋の親父のH・カイテルがなんでこんなに渋くてかっこ良いのだろう。描かれる“生活”の肌触りが確かなもので、地に足がついている。交わされる会話、何気ないジョークのひとつひとつに生きている実感がこもる。このさりげなさ。ルビーの手にまわってきた五千ドル。これまた さらりとかっこいい。サイラスの奥さんが素敵。若くて賢くて。くんずほぐれつしてるオヤジ3人と少年1人を彼女が救うんだ。「やめなさい あんたの息子よ!」って。ラシードの行く末が心配だったけど、彼女なら大丈夫ね。
[地上波(字幕)] 10点(2011-07-27 16:32:11)
10.  天国と地獄 《ネタバレ》 
143分間、凄まじい重厚感にただただ圧倒された。前半は誘拐事件の中で各人の思惑が交錯する人間ドラマに、後半は高度経済成長期の光と影がくっきりと刻まれた昭和の世相描写に。 かっちりと美しいバンフォーカスの枠に配置された演者たち。台詞を言わない者は無言で、表情と佇まいで演技をする。権藤が裏切り秘書を喝破した際の仲代の表情や、ラスト近くで時を告げる時計の音に振り向いた眼に飛び込む差押さえ状。途端に漂うお通夜のごとき空気。忘れ難い場面の数々、なんという役者の力だろう。メインから端役に至るまで、名演につぐ名演に酔う。 息もつけなかったのは昭和の世の、経済成長から取り残された貧困の姿。場末の歓楽街からアヘン窟へと移るカメラは情け容赦なく、オリンピックを控えた都市の底辺の様子には心胆が冷えた。インターン竹内の暮らす貧しい路地。野良犬にシミーズ姿の洗濯女,三畳の暗い安アパート。彼の母親の早い死に、アヘン窟の女たちの姿が重なった。壮絶な幼少期を送ったであろう竹内の、貧困がむしばんだ魂の叫びには、私も権藤氏と同じく一ミリも身体が動かなかった。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2014-10-20 01:14:14)(良:1票)
11.  セント・オブ・ウーマン/夢の香り
盲目の不良中年と悩める若者が意図せずして互いを窮地や絶望から引っぱり上げるんですね。大佐は培ってきた人生経験で チャーリーは若者らしいまっすぐな誠実さで。A・パチーノが見事に造形したスレード大佐の人物像が深い深い。光を失ってすっかり偏屈になりながら、弱点であるところの女性が絡んできたときの隙のみせっぷり。チャーリーでなくても脱力するこのゆるさ、この可愛げ。男のひとのこの種の愛らしさを演じたらA・パチーノは天下一品だと思うのです。講堂での大佐の演説は全ての大人必聴。
[地上波(字幕)] 10点(2011-07-27 17:17:43)
12.  大脱走 《ネタバレ》 
3時間を全く飽きさせない脚本の見事さといい、主演クラスの名優たちが織りなす各キャラクターの造形といい、映画としての風格に惚れ惚れする傑作。演技達者が揃って、各人の個性がくっきり際立ちながら、互いを潰しあったり突出していないのが凄い。“主役”のマックィーンはやはりこの作品が一番。タフで飄々としてて、ちょっととぼけたおかしみもある。グローブとボールとマックィーンでアメリカ人の出来上がり、なるほど上手い。軽快な音楽と、まずまず友好的なドイツ空軍、そして機知に富んだ脱走計画のおかげで、戦争映画につきものの残酷描写に身構えることなく観ていられる。のだけど、終盤やはり戦争だと思い知らされるわけで。カメラが引いていって遠くに広がる丘。響く機銃掃射音。こんなに衝撃だった場面はほかにちょっと思い出せない。何度も観たけど、これからも何度も観るだろうな。そしてバイクで疾走するマックィーンに手に汗握って、ゴードンが“thank you"とうっかり言ってしまう場面でだめだってー!と思っちゃうだろうな。
[地上波(字幕)] 10点(2012-02-19 15:45:08)(良:2票)
13.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 
なんてこった号泣だ。なんといってもジョン・ウェイド演じるR・クロウの演技が白眉。彼は凶悪犯なのだけど、キレて手に負えない人物ではなく(この辺は手下のチャーリーが一手に引き受け)話はきちんと通じるしむしろ知識・経験が豊富で器の大きさすら感じる。おまけに笑顔がチャーミングでつまり人間としての魅力に溢れてる・・んだが、自らの中で整合性がとれるといきなり隣の人間を惨殺する道徳の無さ。そのウェイドがおそらく人生で初めて敬意に近い感情を抱くのがダン。ダンが息子のために人間としての矜持を示そうと決意した場面から涙腺決壊。究極の状況の中、ぽつぽつと心の一番痛い箇所を告白するんだけど、その話もいちいち泣かせるんだ。始めは14才らしく、不良なことに憧れてたお兄ちゃんが、世の中の黒いも白いも勉強させられて成長していく姿も良い。最後に銃口を下に向けたお兄ちゃん、あっぱれです。ああもうハンカチ乾いてるとこない。忠犬のごときチャーリーが哀れといえば哀れ。
[DVD(字幕)] 10点(2011-08-26 18:20:42)(良:1票)
14.  街の灯(1931) 《ネタバレ》 
私は年代の古さを加味して映画を評することがあんまり得意じゃないのだけど、このチャップリンの最高傑作とも言われる作品は、やはり満点だと思うのですよ。今の時代さすがに爆笑は無理でも、コミカルなギャグシーンの数々はお約束のオンパレードで、“来るぞ来るぞ、はい来た!”のノリが今も充分楽しいし、当時どんなにか人々の心を愉快にしてくれたか、想像に難くないというものです。最後に憧れの富豪様が目の前の浮浪者だと知った時の、娘の顔にちらりと浮かぶ失望。この残酷なシーンは無くても良かったのかもしれないけど、あえて喜劇王は二人を再会させて真実を明かした。それによってより際立つ男の哀しさ。“可笑し哀しい”絶妙なブレンド感こそがチャップリンの真骨頂。ビターに締めたこのラストシーンによって、この映画の格がワンランク上がったように感じます。
[地上波(字幕)] 10点(2013-06-20 00:48:51)(良:1票)
15.  スナッチ
さくさく展開する話のノリの良さ、群像劇のお手本のような怒涛の交錯っぷりが、間抜けでしれっとしていてもうしびれる。イギリスっぽいひねた笑いのセンスが絶妙。(笑)をつけたくなるエピソードのオンパレード、小汚いけどスタイリッシュ。デルトロがあんな扱いで・・犬のおなかがきゅーきゅーゆってて・・名前はデイジー、これだけでまた思い出し笑いできます私は。大好きだー。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2011-10-07 11:41:39)
16.  6才のボクが、大人になるまで。
これは、心に沁みましたねぇ。12年の長きにわたって登場人物にカメラを当て続けた結果が生んだ、まごうことなきリアリティ。毎年顔を合わせて擬似家族を演じているうちに、パトリシアもE・ホークもそして子役2人も、いつの間にかもう一つの人生を確かに生きたのではなかろうか。 ありがちな、一家庭の浮いたり沈んだり。他愛の無い友人たちとのひとこま。ああまた相手を間違えたお母さん。一つ一つのエピソードの、手触りが本物だ。育ってゆく子らが、まさに“その子本人”なので近所の子の成長を見ているよう。 メイソン役のエラー・コルトレーンが、脚本どおりの内省的な風貌に育ったのも作品にとっては僥倖でしたね。不思議なものです。 おそらく、若い独り身のうちに観てもピンとこないと思うんだ。なんかつまんねえ、と思った方、この先の人生で人の親となったら、ぜひまたこの映画を観てほしい。そしてその子が巣立つ時、ラストのパトリシアの台詞で一緒に泣きましょう。
[DVD(字幕)] 10点(2015-09-22 00:26:13)
17.  七人の侍
これは凄い。興奮必至、問答無用の面白さ。日本人の顔がこんなに濃いとは驚きだ。スクリーンから馬が泥を跳ね飛ばしてきそうなすんごいカメラアングル。3Dが小細工に感じるね。長いので、中休みをはさんで上映されました。誰も席を立たなかったと記憶してます。
[映画館(邦画)] 10点(2011-09-21 18:35:44)(良:1票)
18.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 
愛しいオモチャたちがストレートにメッセージを伝えてくる、カラフルでPOP,ハートウォーミングなワンダフルワールド!何言ってんだ。乏しい語彙を振り絞って絶賛したくなる、素晴らしき世界。オモチャを必要とする心へバトンタッチされたラスト、決断したのがウッディ自身だというのが泣かせる。ロッツォ、あいつもまたちょっと荒っぽいけど必要としてくれる持ち主のもとで新しい世界が広がるだろう。ワタクシ今まさにアンディのママと同じ立場にいて、子供らのオモチャをなんとか片付けようとしていた矢先に観てしまったこの映画。もう処分できないではないかウチのこの大量のぬいぐるみたち。頭をよぎる焼却炉の場面、ああ無理無理無理。
[DVD(字幕)] 10点(2012-07-14 17:08:13)(笑:1票) (良:3票)
19.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 
何度も観ているけど、分かっちゃいるけど、また号泣。オープニングの、マンシーニの音楽と地平線まで埋めつくす金色のひまわり、ここでいきなり涙腺にくるけど、堪える。ロシアの大地が広くて美しいなあ。無数の十字架と黄金色の畑、反則なまでに甘美な音楽。きりっと男らしいソフィア・ローレンと子犬のような瞳のマストロヤンニ。ロシアで探し当てたマストロヤンニと言葉も交わさず列車に飛び乗るソフィア、ついに涙腺決壊だ。後戻りできない現状を、苦さを噛みしめて受け入れる二人。二度と会うことはないだろうと悟った二人の、別れの駅。未練を残すマストロヤンニの瞳と、ぽろりと涙をこぼすソフィア。ここに至っては私は嗚咽状態である。泣く行為は心をすっきりさせる効果があるというけれど、この映画は泣いても泣いてもつらい。切ないよ。まぶたが腫れ上がってしまうので、観賞時は選ぶべし、と学んだ映画でもあります。
[地上波(字幕)] 10点(2013-04-11 00:55:19)
20.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 
ん?と思ったのち ぞくぞくして、戦慄して、凄い!と唸った映画。役者と台詞だけでこんなに切り口が変わるんだ。圧巻なのは湿度の高いべったりした雨と黒々した不吉な門。志村喬の朴訥さにはほっとした。 2014/1 原作読了。わあ、この脚本凄いんだなあ。人間が嘘をつく行為はすなわち何を大事にしているかがつぶさに分かって面白さが倍増。多襄丸はその“悪名高き大悪党”のカッコ良いイメージを落としたくない。まさかあの多襄丸が女にどやされて、へっぴり腰でどたばた乱闘劇をやらかしただなんて絶対知られたくなかったのね。プライド高い侍の男は妻に裏切られ、自害をとげた悲劇の主人公像に死んでもこだわり、女は哀れな純被害者を言い通してか弱き高潔さを世間に示したい。いやはや。三者の言い分をすべてひっくり返す樵の目撃談を考えつくって、いや天才か、と驚いた次第であります。当時の時代考証の精密さといい、山中の木々の濃い影や土の匂い、玉の汗に見る蒸し暑さ。女どもの妖しさ。いろんな要素が心に刻み込まれるこの堂々たる日本映画、やっぱり10点にしますね。
[ビデオ(邦画)] 10点(2012-02-15 23:22:23)(良:1票)
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