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コメント数 1339
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  千と千尋の神隠し
何度観ても、唯一無二のテーマ性と、舞台装置にあふれ出るイマジネーションの奔流には圧倒される。全く予想のつかない物語の中を主人公と進む楽しさ、好奇心が刺激される喜び。125分間、子供ともども目をまん丸にして身動きせず見入ったものだった。 ほとばしるような色彩、朱色の鮮やかな和とも中華とも感じる美術をはじめ、藍の深い海列車の夕暮れに出迎えのランプ、具現化された八百万の神々、釜爺のボイラー室の背の高い薬草箱から客室の襖絵に至るまで、ひとつひとつの場面があまりにも印象的で美しく、数多のアニメ映画の中でも別格に位置すると思う。 例えば夕暮れ時の鳥居になぜか心がざわめいたり、道の脇に地蔵様を一体発見しただけでその背景が想像できたりと、異界への感受性は日本人のDNAに刻み込まれているかのように感じることがある。だからカオナシが何者なのかとか、○○は△△の象徴であるとかの説明が無くても、彼らがそこにいることを私はすんなりと受け入れられる。 主人公の少女千尋は宮崎アニメの女の子としては珍しくリアルに近い造型で、怖気も開き直りも親切にされた喜びも、彼女にシンクロしたかのように共感できる。もうイイ年になった私だけど、そう何度観ても。
[DVD(邦画)] 10点(2014-11-27 00:34:30)(良:4票)
2.  羊たちの沈黙
封切当時映画館で4回は見た。グロテスクになる直前でとどめる匙加減が絶妙で、猟奇事件を扱ってるのに品がある。賢くて誠実なクラリスが好きで好きで憧れた。張っていた気がゆるんで車にもたれるシーンが忘れられない。今でも好きです。
[映画館(字幕)] 10点(2011-07-06 13:51:24)
3.  椿三十郎(1962) 《ネタバレ》 
時代劇という枠を取っ払っても、痛快娯楽作ジャンルにおいて上位に君臨するだろう名作。 言うに及ばぬ三船の圧倒的な存在感。明快、爽快なストーリー。良い者、悪い奴、切れ者、おっとり役と揃いに揃ったキャラクター。お気に入りは押入れに出たり入ったりのとぼけっぷりが絶品の小林桂樹。 ああ椿三十郎(もう少しで四十郎)。粗くて深くて、おかしみも醸す愛すべき浪士。若侍たちの青臭い行動の浅はかさに苦虫を噛み潰し、御内儀の扱いにはほとほと手を余す。椿は赤だ白だと口を出す女衆に辟易し、ふすまの仮名を指でなぞる三十郎。笑える。でもそんな愛嬌とは別の顔を持つのが殺陣のシーン。全身殺気をはらんだ身体の動き、刀の返しのキレには息を呑む。有名なラストシーンは、それこそ呼吸が止まった。 私ごとですが、映画といえば洋画ばかり観ていて、日本映画のクオリティの高さを知ったのはだいぶ後になってから。黒澤作品はどれも震えるほど感動したものです。これもそんな一本。
[DVD(邦画)] 10点(2017-10-21 00:57:18)(良:1票)
4.  日本のいちばん長い日(1967) 《ネタバレ》 
私は「宮城」とあったら「ミヤギ」と読む世代である。「キュウジョウ」とは。驚愕した。知らない日本語だった。この時代、入り口からして違うのだと思い知った。 学校の授業では戦後日本史は空白だった。だから「帝国日本」が終焉を迎えるその一日は何もかもが初耳で、陸・海軍トップが草案の文言を巡って譲らない議会の様相にも、青酸をしのばせて書記官らが職を全うしていたことにも、宮内庁の政治色が強いことにも、驚いてばかりだった。 東宝のスターがずらりと並んでの、圧倒的な重厚感は他のどの作品で観られるだろう。三船の眼力、それに対峙する笠の穏やかな矜持、天本、黒澤らの怪演。 映画作品としての到達度はどうなのかわからない。 けれど、日本人の一人として深く深く心に刺さった映画だ。減点などしようがない。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2015-05-13 00:44:09)
5.  羅生門(1950) 《ネタバレ》 
ん?と思ったのち ぞくぞくして、戦慄して、凄い!と唸った映画。役者と台詞だけでこんなに切り口が変わるんだ。圧巻なのは湿度の高いべったりした雨と黒々した不吉な門。志村喬の朴訥さにはほっとした。 2014/1 原作読了。わあ、この脚本凄いんだなあ。人間が嘘をつく行為はすなわち何を大事にしているかがつぶさに分かって面白さが倍増。多襄丸はその“悪名高き大悪党”のカッコ良いイメージを落としたくない。まさかあの多襄丸が女にどやされて、へっぴり腰でどたばた乱闘劇をやらかしただなんて絶対知られたくなかったのね。プライド高い侍の男は妻に裏切られ、自害をとげた悲劇の主人公像に死んでもこだわり、女は哀れな純被害者を言い通してか弱き高潔さを世間に示したい。いやはや。三者の言い分をすべてひっくり返す樵の目撃談を考えつくって、いや天才か、と驚いた次第であります。当時の時代考証の精密さといい、山中の木々の濃い影や土の匂い、玉の汗に見る蒸し暑さ。女どもの妖しさ。いろんな要素が心に刻み込まれるこの堂々たる日本映画、やっぱり10点にしますね。
[ビデオ(邦画)] 10点(2012-02-15 23:22:23)(良:1票)
6.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
あぁ、これは凄かった。脚本書いた人は天才かもしれない。これはほぼ完璧でしょ。舞台でもない映画で、わざわざ情報発信の制約のある密室劇を選び、役者の力量のみで事件を構築してみせる。下手な再現ドラマの数倍、事件が鮮やかに立ち上がる。過ぎる列車の音が聞こえる。最終車両の窓越しに現場のその瞬間が見える。 一人の男の提示する疑問をきっかけに意外な展開を見せる事件の様相もサスペンスフルだけども、事件追求が深まるにつれて十二人各人の人間性があぶり出されてゆくのに息を呑む。どきどきしたなあ。“人を裁く”プロセスでむき出しになる傲慢さ、偏見、日和見、飛び交う感情論。自らの偏見と個人的葛藤をまぜこぜにしてついに崩れ落ちた3番陪審員の心理が全くの他人事とも思えない。人間だなあ。結果彼をそこまで追い詰めることになったH・フォンダが上着をそっと持っていってやる。けっこう過激に討論していたけれどもやはりアメリカの良心なのだった。彼もまた尊いなあ。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2012-02-23 23:41:50)
7.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 
愛しいオモチャたちがストレートにメッセージを伝えてくる、カラフルでPOP,ハートウォーミングなワンダフルワールド!何言ってんだ。乏しい語彙を振り絞って絶賛したくなる、素晴らしき世界。オモチャを必要とする心へバトンタッチされたラスト、決断したのがウッディ自身だというのが泣かせる。ロッツォ、あいつもまたちょっと荒っぽいけど必要としてくれる持ち主のもとで新しい世界が広がるだろう。ワタクシ今まさにアンディのママと同じ立場にいて、子供らのオモチャをなんとか片付けようとしていた矢先に観てしまったこの映画。もう処分できないではないかウチのこの大量のぬいぐるみたち。頭をよぎる焼却炉の場面、ああ無理無理無理。
[DVD(字幕)] 10点(2012-07-14 17:08:13)(笑:1票) (良:3票)
8.  スナッチ
さくさく展開する話のノリの良さ、群像劇のお手本のような怒涛の交錯っぷりが、間抜けでしれっとしていてもうしびれる。イギリスっぽいひねた笑いのセンスが絶妙。(笑)をつけたくなるエピソードのオンパレード、小汚いけどスタイリッシュ。デルトロがあんな扱いで・・犬のおなかがきゅーきゅーゆってて・・名前はデイジー、これだけでまた思い出し笑いできます私は。大好きだー。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2011-10-07 11:41:39)
9.  セックスと嘘とビデオテープ 《ネタバレ》 
自分の心を正しく掴むことのなんて困難な時代であることか。登場人物の一人は自分を偽った副作用で不能を患うし、主人公はセラピー通いだ。他者や自分に嘘をついている4人の男女。ビデオカメラを介して己を客観視することで体裁を繕っていた心の防御壁が崩れる、そのアイデアといい、それぞれの人物の内面描写の巧さといい、当時26歳のソダーバーグは凄い脚本を書いたものだ。 ”カメラを向けられる”というのは自分をさらけ出すように感じるものなのですね。グレアムは撮られる側になった途端、狼狽して拒否した。彼のキャラクターが長くはない上映時間の中で実に巧みに描写されていて見事です。他者との深入りを避けて生きてる彼は車で放浪中。着るものは自分を護る黒。家を探して落ち着くのかと思えば、一ヶ月更新に契約したり、どうにも不安定さが伺える彼。電話は引かず他者とは希薄なスタンスを取ってはいるけど、でもドアはいつでも開いている。 役者4人皆良いけれど、やはりグレアム役のJ・スペイダーが凄くて。グレアムの繊細な内面が仕草や困惑した表情に滲み出てくるようで、複雑で屈折した難役を完全に自分のものにしています。 圧巻は終盤。直接の性的な接触でなくとも、心が絡み合ったその場の空気は酔ってしまいそうなほどに濃密。そう、女は心が求めていれば、相手の掌が触れるだけでも「達した」表情になれるものです。何故ソダーバーグはそんなことを知っているのだ。 封切当時と現在では感じ方が少し違って驚いた。むしろ経験を経た今の方が深く心に響くものがあり、時の流れで色褪せない、つまりこれは傑作といっていいのだろうな。
[映画館(字幕)] 10点(2011-09-13 16:59:19)
10.  ゴッドファーザー
抗争なのに高貴 惨劇なれど静謐。 数多の類似作品が追いつこうとしていまだかなわぬマフィア映画の最高峰。
[DVD(字幕)] 10点(2011-07-04 11:53:26)
11.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 
何度も観ているけど、分かっちゃいるけど、また号泣。オープニングの、マンシーニの音楽と地平線まで埋めつくす金色のひまわり、ここでいきなり涙腺にくるけど、堪える。ロシアの大地が広くて美しいなあ。無数の十字架と黄金色の畑、反則なまでに甘美な音楽。きりっと男らしいソフィア・ローレンと子犬のような瞳のマストロヤンニ。ロシアで探し当てたマストロヤンニと言葉も交わさず列車に飛び乗るソフィア、ついに涙腺決壊だ。後戻りできない現状を、苦さを噛みしめて受け入れる二人。二度と会うことはないだろうと悟った二人の、別れの駅。未練を残すマストロヤンニの瞳と、ぽろりと涙をこぼすソフィア。ここに至っては私は嗚咽状態である。泣く行為は心をすっきりさせる効果があるというけれど、この映画は泣いても泣いてもつらい。切ないよ。まぶたが腫れ上がってしまうので、観賞時は選ぶべし、と学んだ映画でもあります。
[地上波(字幕)] 10点(2013-04-11 00:55:19)
12.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 
なんてこった号泣だ。なんといってもジョン・ウェイド演じるR・クロウの演技が白眉。彼は凶悪犯なのだけど、キレて手に負えない人物ではなく(この辺は手下のチャーリーが一手に引き受け)話はきちんと通じるしむしろ知識・経験が豊富で器の大きさすら感じる。おまけに笑顔がチャーミングでつまり人間としての魅力に溢れてる・・んだが、自らの中で整合性がとれるといきなり隣の人間を惨殺する道徳の無さ。そのウェイドがおそらく人生で初めて敬意に近い感情を抱くのがダン。ダンが息子のために人間としての矜持を示そうと決意した場面から涙腺決壊。究極の状況の中、ぽつぽつと心の一番痛い箇所を告白するんだけど、その話もいちいち泣かせるんだ。始めは14才らしく、不良なことに憧れてたお兄ちゃんが、世の中の黒いも白いも勉強させられて成長していく姿も良い。最後に銃口を下に向けたお兄ちゃん、あっぱれです。ああもうハンカチ乾いてるとこない。忠犬のごときチャーリーが哀れといえば哀れ。
[DVD(字幕)] 10点(2011-08-26 18:20:42)(良:1票)
13.  運動靴と赤い金魚 《ネタバレ》 
優しくて暖かくて大好き。そうそう子供の世界って大人にはわかってもらえなくて理不尽に怒られるよね・・怒るなよーアリ大変なんだぞっ でも理不尽づくしでもなくて、溝に靴落として泣いてたら近所のおじさんが助けてくれるし 担任の先生が教頭にとりなしてくれたりする。たまたま体育の授業があって運動靴に引け目を感じなくてすんだり、ここらの監督の優しい眼差しにじーんとする。妹、ひいては生活のために4キロ走るお兄ちゃん。泣かずに見られない。この妹 普段はヨメさんのごとく不機嫌顔が多いのだけど、笑うととても可愛い。弱冠7歳にしてラストで見せる「やっぱりそんなものよね」的な諦念の表情ときたら。幸せな展開を予感させる冷たい水と赤い金魚がきれい。お父さん早く帰ってこーい。
[地上波(字幕)] 10点(2011-07-19 15:38:39)(良:3票)
14.  ブロークバック・マウンテン 《ネタバレ》 
この映画って大変に革新的なのでは。かつて一世風靡した“ボーイズ・ラブ”モノはヨーロッパ系の美形男子が担うものと相場が決まっていたように思う。それが今作はカウボーイ二人、身体はがっしり、山の自然は雄大だけれど耽美性は無し、そのうえ両者の行為もそこそこはっきり映すんだ。実際抵抗のある人もたくさんいるようで。けどワタシは泣けてしまった。なんといっても、ヒースとジェイクの力演、これにつきる。ヒースの苦渋の表情と、ジェイクのすがるような瞳の演技。真に心を通わせる者を求める、心の渇き。男が男に魅かれてしまったら、もしも私がヒースの妻であったなら心の奥底でかなわない、と瞬時に悟るような気がする。最後になってしまった湖畔での逢瀬の場面、やり切れなさを吐露するジェイクと、苦しさに崩れ落ちるヒース。あまりにつらくて切なくて、この場面で“ブロークバック・マウンテン”は私にとって“ひまわり”と並ぶ悲恋物語となったのでした。
[DVD(字幕)] 10点(2013-07-20 00:56:03)
15.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺 《ネタバレ》 
なんと鮮やかな70年前の作品だろう。音が聞こえづらいのを除けば、古さを一切感じさせない。三味線小唄に合わせてカメラがすうっと横に流れる。屋内から屋外へと。会話も説明も無くとも、各場所での人々の動きと流れでドラマが説明される。私の不明もあるだろうけど、こんな演出他では見たことがない。オチを落とす“間”の、絶妙な速さと、各キャラの性格を余さず伝える粋な台詞。左膳がやくざ者に絡まれる場面の緊迫感といったら、のんびり笑って観ていたのでもの凄く驚く。子供に数を数えさせ、カウント・10で瞬殺のこの場面といい、道場破りの立ち回りといい、大河内の身体のキレには目を見張る。予想不可能な結末と、加えて最後までお藤の尻に敷かれる剣豪丹下左膳、チャンチャン、というラストシーンは作り手のキレッキレのセンスが炸裂で、もう眩しくて何にも見えないくらいだ。戦前の日本映画にこんなにオシャレでかっこいい作品が存在したなんて。胸が熱いし山中監督の悲運を思うと泣けてくる。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2013-03-18 14:33:08)(良:1票)
16.  アマデウス 《ネタバレ》 
ああー、サリエリ、貴方の心のありようが私にも手に取るようにわかるよ。嫉妬と、一方でモーツァルトの芸術を完全に理解できるのは自分だけという強烈な自負心。神は残酷なものだなあ。創り出せはしないけど、理解できる能力だけを与えるなんて。皇帝には“聴く耳”が無かった。完璧なオペラを前に欠伸をする皇帝を見て、うすく微笑むサリエリの暗い喜び。モーツァルトとの作曲に精魂を傾ける姿からもわかる倒錯した愛情。光り輝く稀代の天才の傍らにいたばかりに、その影となってしまった男。悪魔と取引したばかりに代償を晩年に支払うこととなってしまった。美術も演技も脚本も音楽も全てが濃厚で、息もつけないくらい。完璧。
[映画館(字幕)] 10点(2013-04-19 00:44:51)
17.  大脱走 《ネタバレ》 
3時間を全く飽きさせない脚本の見事さといい、主演クラスの名優たちが織りなす各キャラクターの造形といい、映画としての風格に惚れ惚れする傑作。演技達者が揃って、各人の個性がくっきり際立ちながら、互いを潰しあったり突出していないのが凄い。“主役”のマックィーンはやはりこの作品が一番。タフで飄々としてて、ちょっととぼけたおかしみもある。グローブとボールとマックィーンでアメリカ人の出来上がり、なるほど上手い。軽快な音楽と、まずまず友好的なドイツ空軍、そして機知に富んだ脱走計画のおかげで、戦争映画につきものの残酷描写に身構えることなく観ていられる。のだけど、終盤やはり戦争だと思い知らされるわけで。カメラが引いていって遠くに広がる丘。響く機銃掃射音。こんなに衝撃だった場面はほかにちょっと思い出せない。何度も観たけど、これからも何度も観るだろうな。そしてバイクで疾走するマックィーンに手に汗握って、ゴードンが“thank you"とうっかり言ってしまう場面でだめだってー!と思っちゃうだろうな。
[地上波(字幕)] 10点(2012-02-19 15:45:08)(良:2票)
18.  スモーク(1995) 《ネタバレ》 
平凡な日常を描いているだけなのにしみじみ心に沁みる。煙草屋の親父のH・カイテルがなんでこんなに渋くてかっこ良いのだろう。描かれる“生活”の肌触りが確かなもので、地に足がついている。交わされる会話、何気ないジョークのひとつひとつに生きている実感がこもる。このさりげなさ。ルビーの手にまわってきた五千ドル。これまた さらりとかっこいい。サイラスの奥さんが素敵。若くて賢くて。くんずほぐれつしてるオヤジ3人と少年1人を彼女が救うんだ。「やめなさい あんたの息子よ!」って。ラシードの行く末が心配だったけど、彼女なら大丈夫ね。
[地上波(字幕)] 10点(2011-07-27 16:32:11)
19.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
一寸先も見えない位真っ黒黒、強烈にブラックな喜劇。今日の核拡散の情勢を鑑みれば洒落にならないんだけど、次々繰り広げられる馬鹿者どもの狂気乱舞に笑わずにいられない。米国大統領に将軍、少佐に英国将校、元ナチ御用達博士とソ連大使。みんなのキャラ立ちが半端ない。うち三名を一人の役者が演っているなんて、神がかり的な人間離れした技に圧倒されるばかり。個人的に好きなのは、同士討ちになっちゃってる基地内部のやりとり。純血主義のリッパー将軍と、それをなだめすかすのに必死な英国将校。あろうことか公衆電話で小銭を調達しながら大統領に電話しなきゃならないシチュエーションの馬鹿らしさ。そこへ自販機会社に訴えられる、と主張する大佐。あーここにも馬鹿が~。さらにペンタゴンの地下では政府高官がずらりと顔を並べる中、いかにもソ連人な面構えの大使が盗撮(!)なんかして将軍と取っ組み合い。あと数分で核が落ちるんですよ?あっ、やっとつながったソ連首相、酔ってるってさ。極めつけの狂気はストレンジ・ラブ(なんて名前だ)博士、キワモノ中のキワモノ。この怪演に水を打ったように静まり返る作戦室。博士によって提示される地中の新世界構想。これがまた酒池肉林的な側面があってアヤシイことこの上ないんだけど、事ここに及んでも共産主義社会との格差を心配して声を張る馬鹿将軍。ここまでくると「もうお前ら死んでしまえっ」という気持ちになるわけで、果たしてソ連大使もそう思ったか人類滅亡スイッチをONする始末。キノコ雲にのせて「また逢いましょう」の調べが美しすぎる。なんという逆説。たらたらとあらすじ書きになってしまったけど、「こんな馬鹿みたいなことで絶滅なんてヤだろ?」とキューブリックの声を確かに聞いたような気がする私はこの映画を愛してやまないのです。
[DVD(字幕)] 10点(2013-02-14 01:15:25)(良:1票)
20.  ダイ・ハード
見終わって映画館を出る人たちの顔が皆、高揚してたものです。私もそのひとり。今テロリストに出くわしても戦えるぞー!と。強壮剤効果抜群の一本。
[映画館(字幕)] 10点(2011-07-13 14:49:23)
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