男はつらいよ 寅次郎と殿様 の K&K さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > オ行
 > 男はつらいよ 寅次郎と殿様
 > K&Kさんのレビュー
男はつらいよ 寅次郎と殿様 の K&K さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 男はつらいよ 寅次郎と殿様
製作国
上映時間99分
劇場公開日 1977-08-06
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 シリーズ19作目。しかし思い切ったタイトルだ。『寅次郎とお殿様』『殿様と寅次郎』『寅次郎と殿様』さぁどれが一番座りが良い?
冒頭の鞍馬天狗。殿様がかつての鞍馬天狗の名俳優。というのは観終わってから知ったこと。山田監督の映画愛ですねぇ。モモヒキの下りがちょっとツボ。
ピアノ事件を彷彿とさせる鯉のぼり騒動。急いで鯉のぼりをしまう博の勢いと、怒らずに踏みとどまる寅にホッとしたところ、犬のトラ騒動で追い打ち。博が引き金弾いてしまうのが面白い。けど、この犬のトラ、もう出てこないのね?次作からならともかく、本作前半しか出てこないとか、一発屋にしても短命な…
後半のフルーツ盛り合わせも、いつ寅が気が付いて怒り出すかハラハラものだが、爆発させない不発演出。ある意味意外性狙い?

殿様だから、もっともっと漫画チックな展開(殿様コスプレとか)かと思ったけど、そこは踏みとどまったかな。冒頭の夢がこの映画の遊び部分だから、本編はあまり脱線してほしくないって気持ちがある。吉田を斬ろうとする場面。寅が押さえつけても刀を引っ込めない(当たると危ない)ところから、あれ竹光なんだろうな。殿が怒って吉田が逃げる。そんな遊びを2人でしょっちゅうやってるんだろうね。「宮仕えは辛いねぇ」

「鮎の塩焼き600円?美味くも何ともないしあんなの」名物なのにそこまで言う。時代だなぁ。
本作はマドンナとの旅先での絡みが旅館の挨拶だけと薄い。その為か寅との恋愛模様も薄い。どちらかと言えば鞠子は殿様にとってのマドンナだ。
さほど付き合いのない同士の寅と鞠子をくっつけようなんて、殿様の世界観の狭さが見て取れる。それは寅が東京から来たというだけで「鞠子という女を知らんかね?」なんていうくらい。さくらの電話に、ただ「はい!はい!」と答えるのが精一杯の殿様がどこか悲しい。
K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2023-09-29 22:27:56)
K&K さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-26男はつらいよ お帰り 寅さん5レビュー6.97点
2024-04-25コーダ あいのうた6レビュー7.36点
2024-04-25PLAN 756レビュー6.75点
2024-04-24男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花<特別篇>3レビュー4.92点
2024-04-24静かな生活5レビュー5.20点
2024-04-24男はつらいよ 寅次郎紅の花7レビュー7.76点
2024-04-10カメラを止めるな!8レビュー7.36点
2024-04-04志乃ちゃんは自分の名前が言えない6レビュー6.50点
2024-04-04男はつらいよ 拝啓車寅次郎様4レビュー5.85点
2024-04-03ゴジラ(1954)8レビュー8.20点
男はつらいよ 寅次郎と殿様のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS