ミッシング(1982) の tottoko さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ミ行
 > ミッシング(1982)
 > tottokoさんのレビュー
ミッシング(1982) の tottoko さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミッシング(1982)
製作国
上映時間122分
劇場公開日 1982-10-30
ジャンルドラマ,政治もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 軍事政権がクーデターで国家を牛耳ると街はこうなる、との描写がリアルで凄い。食事中に突如響く銃声、爆音。日常に突然暴力的に入り込む軍人たち。衆人の前で服を切り刻まれる屈辱。そんな中「やめろ!」とキレるJ・レモン。「この状況が耐えられなかった」と。これが人間の台詞でしょう。話の骨格は国家VS普通の人間。国益の前に顧みられることのない個人。シシーとジャックが等身大の「普通の」人を見事に演じているので、彼らの身を切るような痛みがひとごとでなく感じられる。J・レモンの背中をさすりたくなる。義父と嫁の関係というのは微妙で難しいと思うのだけど、この二人が醸す距離感は本当にうまくて唸る。そもそも国だって個人の集まりなのに、国家を標榜すると何故こんなことになるのだろう。役人のもたらす情報のその場しのぎなこと。誠実のせの字もない。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-11-07 23:32:02)(良:1票)
tottoko さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-03-26ゴールデンボーイ(1998)7レビュー6.22点
2024-03-24パラレル 多次元世界7レビュー6.00点
2024-03-22マッチスティック・メン7レビュー6.94点
2024-03-21日曜日が待ち遠しい!5レビュー6.04点
2024-03-20Mr.ノーバディ6レビュー6.96点
2024-03-17ザ・スイッチ6レビュー6.50点
2024-03-15ライトスタッフ7レビュー7.73点
2024-03-14スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜5レビュー6.40点
2024-03-13アンチャーテッド6レビュー6.13点
2024-03-07メイド・イン・アメリカ(1993)5レビュー6.68点
ミッシング(1982)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS