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個人的に1948年のローレンス・オリビエ&ジーン・シモンズ版「ハムレット」こそがワン・アンド・オンリーだという偏見に凝り固まった者なので、如何にゼフィレッリ&メルが奮闘努力しようと所詮は無駄な足掻きに過ぎないと一笑に付すのみ。脇は意外に曲者が多くてそう悪くはないが、肝心のハムレット&オフィーリアがアノ二人じゃあ…興醒め。ゼフィレッリも「ロミオとジュリエット」は伊ヴェローナの伝承を元にしていたからボロは出なかったけど、「ハムレット」はデンマークの王子だからねぇ…。北欧の凍りつきそうな空気までをも再現したエルシノア城でのオリビエの神掛かったディレクションと比べるのは酷過ぎるかな?リズ&バートンで撮った「じゃじゃ馬ならし」と言い、到底シェークスピア映画の権威とは思えないゼフィレッリに…6点。