<ネタバレ>いろんな意味でやや辛口ですが希望が残ったラストです。
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<ネタバレ>いろんな意味でやや辛口ですが希望が残ったラストです。
なんだかあの芽が「焼け野原に響き渡ったリンゴの唄」のように見えて。重ねていたのかもしれない。
タタラ場は一応敵役でしたから規模縮小を余儀なくされるでしょうけれどそれはまあいいとして、
アシタカのアザ(呪い)も完全に消えてはいないようだし、サンにも個人的には認めてもらえたけど
人間を認めてもらえたわけじゃなかった。
自然に対しては今ここまでしか言えないんじゃないか、というハヤオさんの気持ちだそうです。
テレビですが確かにそのようなことを言ってました。自然なんてものを取り上げてしまった、と苦悩も見せて。
妥協ものぞかせた語りだったけれど、できあがったのはあまりに強烈な「共生」のメッセージ。
敵役とはいえ「いい村にしたい」「豊かにしたい」エゴばかりではない。
確か、ハンセン病(たぶん)
の人たちにも役割を与え、人扱いすらされなかった彼らは救われていた。いろんなものが詰まっって考えさせられます。できればアシタカのどっちつかずさえうまく整理出来ていればなと。「共生」の象徴であるはずが、「妥協」「どっちつかず」に見える時がどうしても。