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<ネタバレ>クライムアクションとしては屈指の出来なのでは無いでしょうか?
確かに細かく見れば、目の粗い設定などが見え隠れしますが
それを吹き飛ばして余りあるスピード感と
リーアム・ニーソンの娘を思う父親という、まさにはまり役の非常に秀逸な演技が功を奏して
最後まで一気呵成に見れてしまう娯楽作品に仕上がっています。
それにしてはかなり作品の知名度が低かったのが解せないのですが
これだけの作品が何の賞も取ってないのですかね?
兎も角、理に敵ったガンアクション、東欧の組織誘拐&組織売春という犯罪組織の構図
主人公の元秘密工作員としての背景など、プロットも非常に多岐多彩でありながら
全く違和感無く1本のストーリーとしてまとまっていて、小気味よく
序盤以降、全然もたつき感が無いというのが、この作品の特徴です。
やはり、ニキータやレオンなど
スタイリッシュなクライムアクションでありながら
一面フランス風味のちょっとドロ臭くて深い味わいの映画が作れる
リュック・ベッソン脚本ならではの作品だと思いました。
また、監督のピエール・モレルも「パリより愛をこめて」などで
ガンアクションに定評のある人で
私はこのコンビとスタッフでもう1作、作って欲しいとすら思いました。