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<ネタバレ>何といっても、あのラスト間際の展開の素晴らしさに尽きます。
ホラ話ばかりする父を尊敬出来なかった息子が、最後の最後に、父のため思い付きでホラ話を語り出す。
ちょっと反則?と思いながら素直に泣けました。
(蛇足ですが、ポール・オースター原作の映画『スモーク』で感じたテーマ、
「事実かどうかより、幸せなほう、ハッピーなほうがいい」と重なって見えました)
映像も美しく、特に回想の場面では、夢のような町の情景と、
奥さんとの出会いのシーンが印象に残りました(女性の美しい撮り方も含む)。
父の話を元にした回想がやたら長く、中盤ダレたのが残念。
あのラストは、イジワルな見方をすればティム・バートン監督の夢見がちな空想癖、現実逃避傾向を
自分で肯定する為の理屈と思えない事もないですが(医者がそのまま台詞で語ってるし)・・・。
しかし、何よりも観終わって爽やかな余韻に浸れて良かったです。
大事なのは想像する歓び、なにより「皆で」楽しむ事。
誰にでも勧めたくなる良作でした。[良:1票]