<ネタバレ>先ず、語り口が下手でしょう。
「バラのつぼみとは何か」とふ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>先ず、語り口が下手でしょう。
「バラのつぼみとは何か」とふっておきながら、かなり漠然と関係者による想い出話を渡り歩くだけ。
最終的にケーンの言動は愛情の示し方、受け方を知らず育ったからなんだろうと想像させるような真相で、感慨深いものがあるものの、観客の興味を誘導する、あるいは持続させる技術が乏しい。やはり、まだ映画自体が発展途上な感じの作品。
登場人物の一人が言った「記憶は人類に科せられた呪いだ」って台詞が印象に残る。