<ネタバレ> 期待していたSFの感じとは趣きが大分違っていました。
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<ネタバレ> 期待していたSFの感じとは趣きが大分違っていました。
『18年前から人類は生殖能力を失った』『世界最年少の若者が殺されて世界中が悲しむ』
このように、マクロの世界観で始まるプロローグに興奮。いったい、どんな世界が、物語が待っているのだろう。
しかし物語が進むにつれて、世界はどんどんミクロの世界へ。ラストはただの脱出劇になっちゃって、それはそれで面白かったのですが、見たかったものとは違います。
例えば、『生まれた赤ん坊が人類の大きな希望となって内戦が終結する』とか、スケールのでかいストーリーを期待しちゃいましたね。
それが、ずっと行動を共にしていた助産師が急に戦線離脱。あれよあれよという間になんか戦争ものみたいになっちゃって。
更にこの映画の設定がやや複雑なのも気になりますね。世界情勢もそうですが、通行証とか不法移民とか。子供が生まれなくなって人類は滅亡への道を歩んでいるはずなのに、それ以外の問題がクローズアップされすぎている感があります。
だから、はっきり言ってわかりにくいし、不親切な映画だと思います。そーゆー理由もあって、面白いとかいう以前に、こーゆー作品って好きになれません。