5.「不完全であるがゆえに、完全を越えた作品」であると思います。初めはアニメを見ていたので、原作の凄まじさが衝撃的すぎました。とても直視出来ず、途中で読むのを断念;大人になってから改めて読破。やっぱり傑作。自分の手に余るものを描こうとしている作者の熱意がすごい。結構、無茶なところもありますが、圧倒的なパワーに押される。今の漫画の多くはこれが欠けている。作者が自分の手中に納まる範囲でしか描かなくなっているのです。狂気を描いていても、作者自身が狂っている訳じゃないから、結局は「外から見た狂気」しか描けない。読んでる方も知らないから納得してしまう。しかし、自分を超えるのものを描いてないから、伝わってくる温度が適温範囲なのです;自分の器からはみだしてでも描いていると、途中で破綻したり、迷走したりしてしまう時もある。それでも描かずにいられない。「デビルマン」はそのパワーが全5巻に高濃度で圧縮されています。理屈を当てはめるのは、この作品の本質からはずれるような気がします。考えるより、感じる作品と言えますでしょうか(傑作の条件かも) 【果月】さん 9点 [全巻 読破](2010-06-07 15:07:54) |
4.凄い、の一言。 ここまで人間の真理と向き合った作品は今後出てくることはないのではないでしょうか?映画は、この作品をあそこまでつまらなくするセンスは神・・いや、悪魔がかってましたね。 【バニーボーイ】さん 9点 [全巻 読破](2009-04-10 23:33:42) |
3.《ネタバレ》 前評判に裏切られることなく最後まで読み切りました。後半の怒涛の展開が凄まじい。今も若干気が重いです・・・。 【njld】さん 9点 [全巻 読破](2008-10-17 00:57:28) |
2.終末ものの中で、映画やドラマなどを含めた全作品の中でもトップレベルだと思う。悪魔狩りシーンに戦慄。疑心暗鬼になった人間が一番こわい・・。余談だがテレビアニメは全く別モノであり、同じデビルマンを名乗るべきではない。 【オペラ座のタイ人】さん 9点 [全巻 読破](2008-08-13 12:40:37) |
1.アニメでしかデビルマンを知らなかった15,6の頃に原作を読み、愕然。デビルイヤーは地獄耳!とかいうノリ、皆無。テレビ版はテレビ版で名作だが、原作の持っているテーマ性に比べれば本当に子供騙しなのだ、と、知る。 【aksweet】さん 9点 [全巻 読破](2007-10-18 04:40:20) |