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ウルトラマン 33話[禁じられた言葉]

1966年【日】 第1シーズン[全39話]
平均点: / 10(Review 1人) (点数分布表示)
アクションドラマSFファンタジーシリーズもの特撮ものモンスタードラマ
[ウルトラマン]
新規登録() 【アングロファイル】さん
タイトル情報更新(2020-01-09) 【かっぱ堰】さん
放送開始日(
放送終了日(1967-04-09)


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監督円谷英二(監修)
円谷一
飯島敏宏
野長瀬三摩地
実相寺昭雄
満田[禾斉]
高野宏一(特殊技術)
有川貞昌(特殊技術)
東條昭平(助監督)
キャスト小林昭二(男優)ムラマツ隊長
黒部進(男優)ハヤタ隊員
毒蝮三太夫(男優)アラシ隊員(放送当時は「石井伊吉」)
二瓶正也(男優)イデ隊員
桜井浩子(女優)フジ・アキコ隊員
平田昭彦(男優)岩本博士
荒砂ゆき(女優)秋川叶子技官(第28話)(放送当時は「田原久子」)
石坂浩二ナレーター(1~19話)/ウルトラマン(15話)
青野武ザラブ星人(18話)
加藤精三メフィラス星人(33話)
脚本金城哲夫
山田正弘
藤川桂介
上原正三
佐々木守
飯島敏宏(「千束北男」名義)
野長瀬三摩地(「南川竜」名義)
音楽宮内國郎
撮影内海正治
高野宏一(特殊技術)
佐川和夫(特殊技術)
鈴木清(特殊技術)
制作TBS
円谷プロダクション
放送局TBS
スーツアクター古谷敏ウルトラマン/ゾフィ(39話)
中島春雄ネロンガ(3話)/ガボラ(9話)/ジラース(10話)/キーラ(38話)
青野武ザラブ星人(18話)
[32話] 第33話[禁じられた言葉] レビュー [34話]
平均点:6.00 / 10(Review 1人)
エピソード別レビューはネタばれレビューのみです

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1.《ネタバレ》 今回登場の宇宙人は、「暴力は嫌い」と言いながらも序盤から平気で破壊工作をやっている。侵略先の住民を利益供与や脅しで従わせ、またいきなり実力行使ではなく武力で威嚇するのは人類社会でも普通にあることだが、その上で全面侵攻にまでは至らなかったのは確かに力の信奉者ではないらしい。ウルトラマンとは互角の勝負であって、敵わないと思って逃げたのではないという点は重要かも知れない。
ただこの宇宙人が地球を奪う正当性が、議会とかならともかく少年一人の承諾だけで得られるという考え方は全く筋が通らない。何でこの少年でなければならないのかも不明であり、「サトル君は素晴らしい地球人だ」などという言い訳のウソ臭さには子どもでも騙されないと思われる。しかし思うにこれはこのエピソードの都合上あえてこういう無理を通したのであって、要は劇中少年の果たした人としての責務を、視聴者の一人ひとりがそれぞれ負うことを明瞭にするためだったと思われる。これこそが民主主義社会の本来あるべき姿を示したともいえる。
そういう前提で見れば、自分の食い物を他人に分ける気もないわがままで小癪なガキが「ぼく一人が…嬉しくなんかない」と啖呵を切るのには泣かされてしまう。それなりに幸せに暮らす人々と一緒に、自分もそれなりに幸せに生きたいというのが普通一般の人の願いであって、周囲の人々を見捨てて(踏みつけにして、従わせて)自分だけの利を得ようとしないでもらいたいという思いがここに感じられる。当時の大人に鼻で笑われていた子ども番組に、こういう真直ぐなメッセージを込めた真摯な姿勢には頭が下がる。
ラストでは「メフィラス星人は、今度はあなたの心に挑戦して来るかも知れないのだ」という脅し文句が出ていたが、これを見ていたガキ連中が今頃どうしているかと思うと悲観的になる。メフィラス星人のようなのにやられっ放しではないかと思わなくもないが、まあ世の中全部がそうでもないはずだと思っておく。

なお今回は、宇宙人よりむしろ「巨大フジ隊員」が見どころになっている。「ウルトラQ」第17話の時と立場が逆なようだが、実際はどちらも男連中は普通のサイズのままで、この人の方がその場の都合で縮小されたり巨大化させられたりするのは気の毒だ。オヤジ警官に拳銃で撃たれていたが、科特隊の制服だったので穴は開かなかっただろうと思われる。
かっぱ堰さん [DVD(日本ドラマ)] 6点(2022-12-31 10:21:33)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
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