平均点:5.00 / 10点(Review 1人)
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★1.《ネタバレ》 最初にピグモンが出現した玩具売場は「(東京都中央区の)銀座の真ん中にあるデパート」だそうだが、松屋デパートとすればその後にチブル星人も現れた場所ということになる。東京の視聴者には馴染みの場所だったかも知れないが地方民には縁がない。
今回はイデが「科学特捜隊もウルトラマンさえいれば必要ない」と嘆くのが有名なエピソードだが、突然そのように思いつめたきっかけが見えないのは不自然だ。また今回もピグモンは最初から人間側に助力していたわけで、それを完全無視してウルトラマンだけいればいいというのは失礼だろうと思ったが、しかし終盤まさにそのことに気づかされたイデが一念発起した、というのがドラマチックなところと思われる。 今回は新登場の怪獣のほか、再登場の怪獣も複数いて豪華キャストだが、そのような「怪獣総攻撃」のエピソードにこういうドラマを組み合わせる必然性があったかに関しては、まずはドラコとかテレスドンといったそれぞれ名のある連中をザコ扱いして、人の力だけで倒してみせる展開を用意するためだったとはいえる。また再度ピグモンに活躍してもらうのも題名につながる重要ポイントである。 ラストの大酋長にはさすがのウルトラマンも手こずったようで、羽根攻撃の対処にスペシウム光線を相当使ってしまって赤ランプがついたところをイデが倒した形だったので、ハヤタの言う「持ちつ持たれつ」という感じには一応なっている。ただやはりどうしてもウルトラマンが少し無理してイデに花を持たせた感じもあり、この件はこの少し後の最終話に持ち越しになった形だった。 なお今回は人事を尽くしてこそウルトラマンも助けてくれるという考え方が出ていたが、ここから「帰ってきたウルトラマン」にもつながっていったということかも知れない。
ほか雑談として、劇中の科学特捜隊の活動のうちウルトラマンの力を借りないで済んだため、番組で取り上げられなかった事件が相当数あったとすればイデもこういう気持ちにならなくて済んだはずである。しかしそうでなかったということは、実際に起きた事件のほとんどがウルトラマンの活躍で解決されたことになり、番組ではその1事件を1話に編集して1週ごとに放映していたらしい。ウルトラマンが出たものの、大したことはなかったのでTVでは割愛された事件もあったかどうか。 【かっぱ堰】さん [DVD(日本ドラマ)] 5点(2022-12-31 10:23:11) |
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【点数情報】
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