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TRUE DETECTIVE/二人の刑事

TRUE DETECTIVE
2014年【米】 第1シーズン[全8話]
平均点: / 10(Review 2人) (点数分布表示)
[トゥルーディテクティブ]
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放送開始日(
放送終了日(2014-03-09)


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キャストマシュー・マコノヒー(男優)ラスト・コール
ウディ・ハレルソン(男優)マーティン・ハート
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2.《ネタバレ》 「刑事」に該当する言葉をご丁寧に二つも重ねた邦題が示す通りの内容でした。
家族を失った悲しみから生への執着を失い、どんな危険な捜査でも厭わなくなったはみだし刑事・ラストと、職場での評価も家庭人としての評価も安定した平均点刑事・マーティン。『リーサル・ウェポン』のリッグスとマータフを彷彿とさせる、この手の刑事ドラマとしては類型的ともいえるコンビなのですが、この二人のドラマを見せるうえでの過去パートと現在パートを行き来する構成がなかなかの効果を上げています。
過去パートはソリの合わなかった刑事が徐々に信頼関係を育みながら猟奇殺人に挑むという、これまた刑事ものとしては類型的な内容ではあるものの、現在パートにてどうやら二人の関係性は断絶しているらしいことが分かり、何か重大なことがあったことが暗示されるために、物語への興味をかなり強く惹かれました。
また、ラストとの関係性の中でマーティンが悪い意味でも変わっていく様も見どころとなっています。家庭と仕事の間に愛人を挟むことで心のバランスをうまくとっていたマーティンが、ラストに引っ張られる形で仕事に没頭するようになり、酒と女に弱く、また理性を失うと暴力的になるという弱みがどんどん露になっていきます。マーティンってしょーもない男だなぁと思いつつも、仕事を頑張りすぎていることを奥さんから責められる様は可哀そうだなぁとも思いました。しかしこのマーティンがやたらモテることは気になりましたが。奥さんがミシェル・モナハン、最初の愛人がアレクサンドラ・ダダリオ、バーで逆ナンしてくる二番目の愛人がリリー・シモンズって、なんで美人ばっかなんだよ!
配役も面白く、はみだし刑事にマシュー・マコノヒー、平均点刑事にウディ・ハレルソンと、普通なら逆でやらせるべきトリッキーな配置がハマっています。突如演技に開眼した当時のマコノヒーの大胆な演技と、その受け手となるハレルソンのベテランらしい安定した演技の組み合わせが、見事に化学反応を起こしているのです。
物語はゆっくりと始まるのですが、第4話の目の覚めるような大銃撃戦からは、ものすごい勢いでドラマ全体が疾走を始めます。あまりに情報量が多いため一度見ただけでは全体を把握できず、たまに固有名詞を見失うこともありましたが、大筋はさほど難しくないので問題はありませんでした。
問題点は、ミステリーとしてはすっきり終わってくれなかったことでしょうか。捜査の過程で、地元の政治や行政機関にまで深く入り込んだ変態カルト集団の存在が浮上してくるものの、ドラマはその下っ端を一人殺しただけで終わり、変態カルトとの闘いは決着しません。圧力と戦いながら巨悪を追い詰める様を期待した私としては、ちょっと残念でした。
ザ・チャンバラさん [テレビ(吹替)] 8点(2018-04-26 18:50:30)
1.《ネタバレ》 ある猟奇的な殺人事件の捜査をする2人の刑事のドラマ。ちなみにシーズン2もあるけど、シーズン2はキャラも事件も全く別物でシーズン1とのつながりもない。普通、刑事もののドラマと言えば、1話で1事件って形が多いけど、このドラマは1シーズンで1事件って形で、各話はシームレスになっている。さらにこのドラマは普通とはちょっと違う構成になっている。2人の刑事が事件の捜査をするのと並行して、それを過去の出来事として、すでに刑事でなくなった2人の主人公が他の刑事たちに語る現在の取調べシーンがちょいちょいはさまってくる。つまり、過去と現在が交互に描かれる形になっている。さらに2人の刑事の私生活もしっかり描かれ、このイレギュラー的な展開に、普通の事件捜査ドラマに慣れた僕なんかは最初はちょっとついていけなかったりしたんだけど、それも2話を観終るころにはすっかりこのドラマの魅力ドハマりしてしまっていて、世間的な評価の高さにも納得であります。で、どの辺が面白かったのかとゆーと、まず、全話を通して漂っている、なんかおぞましい事が起こっているいるとゆう雰囲気。この雰囲気のおかげで、なんかゾワゾワ感が止まらず、次が観たくなる。次に事件の背景には、「黄衣の王」や、「カルコサ」などのワードが出てくる。これは知る人ぞ知るクトゥルフ神話に出てくる用語。そしてルイジアナ州とゆうアメリカ南部の舞台もクトゥルフっぽさをかもしだし、さらに事件の背景の設定には、実際に起こったカルト的な事件の要素もあり、それらを混ぜて脚本が練られているらしく、そこらへんの不気味さがドラマ全体を覆っている。そして、このドラマ、そーいった事件の解決が全てではない所も面白いところで、あくまで焦点は2人の刑事の人生であり、この2人はそれぞれに心に問題を抱えており、それに翻弄されるドラマでもある。だから、僕は最後はちょっぴり泣いてしまった。不気味な無差別連続殺人事件、それを追いかける2人の刑事の人生、それは何十年にも及び、現在と過去が交差して、全8話が1本の映画のように語られる、そんなドラマ。
なにわ君さん [DVD(吹替)] 10点(2017-08-27 15:22:10)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 9.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
700.00%
8150.00%
900.00%
10150.00%

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