みんなの連続ドラマレビュー Menu

怪奇大作戦 8話[光る通り魔]

1968年【日】 第1シーズン[全26話]
平均点: / 10(Review 1人) (点数分布表示)
ドラマホラーSFミステリー特撮もの
[カイキダイサクセン]
新規登録() 【かっぱ堰】さん
タイトル情報更新(2018-03-10) 【かっぱ堰】さん
放送開始日(
放送終了日(1969-03-09)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

Twitterにて検索

監督円谷英二(監修)
飯島敏宏
円谷一
実相寺昭雄
小林恒夫
福田純
満田[禾斉]
高野宏一(特殊技術)
佐川和夫(特殊技術)
東條昭平(助監督)
キャスト岸田森(男優)牧史郎
勝呂誉(男優)三沢京助
原保美(男優)的矢忠
松山省二(男優)野村洋
小橋玲子(女優)小川さおり
小林昭二(男優)町田大蔵
田村奈巳(女優)林洋子(第8話)
田島和子(女優)大山伸子(第21話)
松川純子(女優)市井信子(第23話)
脚本上原正三
金城哲夫
佐々木守
市川森一
福田純
藤川桂介
田辺虎男
石堂淑朗
音楽山本直純(音楽監督)
玉木宏樹
撮影鈴木清
制作円谷プロダクション
TBS
放送局TBS
その他池谷仙克(美術)
[7話] 第8話[光る通り魔] レビュー [9話]
平均点:7.00 / 10(Review 1人)
エピソード別レビューはネタばれレビューのみです

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> 改行なし表示
※ 「改行」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ

1.《ネタバレ》 この回は「燐光人間」というのが出ることになっているが、見た目としては液体人間である。個人的感覚としては円谷プロダクションが関わった特撮映画「美女と液体人間」(1958)、特撮TV番組「ウルトラQ」第19話「2020年の挑戦」と並ぶ、いわば“液体3部作”のような感じだが、特撮技術的にはどうも液体の質感が一定せず、「美女」の時代と大して変わっていないようなのは残念である。それでも当時見ていた者(子ども)には一定の心理的衝撃があって、自分としては劇中の緑色の液体が夢に出た記憶がある。

特撮はともかく大人の立場としてはドラマ部分が印象深い。中心人物の山本という男については父親の言葉が全てを物語っているが、この男に対する牧の態度について、最後に顔を逸らした場面からすればどうやら今回は深く感情移入していたらしいと取れる。
また一方の林洋子は性格が掴みにくいが、例えば他の同僚があからさまに山本を馬鹿にして笑っていたのに対し、この女はそういう態度を取っていなかった可能性もある。しかしそれは人柄の良さではなく単に関わりたくなかったとのことで、要は美貌による高慢さなのか心の狭さによる自己本位か、あるいは婚約者がそのように要求していたのかも知れないが、遺書まで無視するようではまともな人間として認知していなかったと思うしかない。

今回特に衝撃的だったのは最後の「特製ビール」による処置である。これは山本にとっては疑似的な結婚であり火葬であって、人間としての姿も心も失ってしまった山本を、せめて最後はいわゆる「冥婚」のように、花嫁人形と一緒に葬ってやる意図だったと思われる。そこまで山本の心情に寄り添ってやれたのは、親以外では牧だけだっただろう。
一方の林洋子にとっては極端にいえば疑似的な火刑だろうが、そこまで厳しく考えなくとも、一生の晴れの場でこのような騒ぎが起きたからにはもう普通のしあわせは得られないだろうことは容易に想像できる。少なくとも遺書の時点で誠実に対応していればこういう事態は避けられたのかも知れず、人としてなすべきことを怠った罪への後悔が、最後の表情になって出ていたようにも思われた。
ちなみに陰気で怖いドラマ展開の中に、変にユーモラスな場面を入れて和ませるのはこの番組のいいところである(シャーレとコーヒー皿の交換)。またレギュラー紅一点のさおりちゃんも可愛らしい顔を見せていた。
かっぱ堰さん [DVD(日本ドラマ)] 7点(2018-02-11 20:50:48)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
71100.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS