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1.  獣になれない私たち 《ネタバレ》 
多様なテーマやメタファーを包摂し、一癖も二癖もある人間模様を丁寧かつ質高く描いたドラマだった。  全体では8点評価としたい。2点減点の理由は、物語的に起伏のない回があったことで-1点、ところどころで演出のセンスの悪い部分があり、それで-1点。 それでも近頃のドラマでは珍しい、会社、職場、人間関係のリアルな描写と、奥の深いテーマ、一長一短が混交した魅力的な登場人物たちによって、最後まで楽しく鑑賞する事ができた。まさか毎週ビール片手にこのドラマを観るというのは、自分でも意外だった。  主人公2人を含めてダメな部分も多く持つ登場人物達ばかりで、イライラする人も多かったようだが、注意深く観れば、このドラマはそんな登場人物達を誰も悪人や悪役、あるいは糾弾すべき対象だと決めつけて描いてはいない。主人公達でさえ自分の欠点のために疲弊し、追い込まれていく。どんな人にも良い部分はあり、ダメな部分はある。あのパワハラ社長でさえ、仕事での頭の回転の凄さは劇中で評価されていた。原節子を語る時の社長は、普通に良い人なのだろう。決して紋切り型の人物を描かないという点、リアリティがあって好印象だった。  いろんな人がいて、いろんな生き方があっていい、社会や世間が押し付ける考えに囚われず、擦り減ることなく、自分らしく生きていけ、というメッセージにはとても共感した。パブリックイメージが固定した「新垣結衣」を主役に持ってきたキャスティング、「額縁に飾られた原節子」、社会が形作ってきた「女性」や「生き方」を脱構築するようなストーリーなどは、今から見れば非常に意味深でもある。  視聴率的には振るわなくとも、繰り返し観る事のできる内容を伴った、総じて良いドラマだった。
[テレビ(日本ドラマ)] 8点(2018-12-15 10:46:11)(良:1票)
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