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チア☆ドル のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 チア☆ドル
製作国
ジャンルドラマ,スポーツもの,青春もの
レビュー情報
《ネタバレ》 名前を見ると映画「チア☆ダン」(2017)の便乗企画かと思うが、実際はこの番組の方が2年も前である。ただしこのドラマはチアダンスではなくチアリーディングであって、映画の台詞で「誰かを放り投げたり」と言われていた方の競技である。
「チア☆ダン」が副題で明示された目標にほとんど一直線なのに対し、このドラマでは本業がアイドルであって、チーム色を出すためのチアリーディングという設定のため複線的な印象になっている。売名目的の片手間と蔑まれながらも本気で努力して上達して、それでも競技会での実績に結びつかないのは一定の現実味を出していたが、しかし当面の成果は出ないにしても本気の努力自体が重要であって、それが別の場面で実を結ぶこともある、というのが最終的なメッセージだったと思われる。全編最後のパフォーマンスは格好よくて感動的で、みんなの笑顔が嬉しい終幕になっていた(が、ラストをばっさり切り過ぎなのでもう少し余韻を残す形にしてもらいたかった)。
なお自分としては最初の「病んき~す」のコンセプトもけっこう悪くない気がしていたので、早々に解散(退院)してしまったのは残念だったが、しかし自分が頑張ることでみんなも元気にするのがアイドルの王道なのは間違いない。

登場人物としては若手女子が多数出るドラマだが、あからさまに男の目を意識した映像はあまりなく(スポーツクラブのバイトで水着になる場面くらいはある)、ほとんど全員が変顔を見せるようなコメディ寄りの親しみやすいドラマになっている。
出演者に関しては、仁科貴は別としてほかは知らない人が多かったが、溝口恵・飯田祐真の両人は劇場公開映画「人狼ゲーム」シリーズで見たことがあったので注目していた。自分としては普通に可愛いところを見せてもらいたかったわけだが、特に飯田祐真という人はとんでもない癖のある役で、前からこういう役者(個性派女優?)だったのかと呆れてしまった。しかし中心メンバー8人の中で経験があったのはこの人だけだったようで、ピラミッドのトップにいたのもそういう理由だったらしい。
ほか追加メンバーの8人には現役プロや経験者も加わっていたが、みなけっこう練習して撮影に臨んだようで、劇中出た競技会は本物の「第11回チアコンペティション」(2015年8月)とのことである。出演者の皆さんも引続き様々な場で頑張ってもらいたい。
かっぱ堰さん [DVD(日本ドラマ)] 6点(2018-01-05 19:57:40)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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