1. 中二病のえじき
《ネタバレ》 撮り方繋げ方は小慣れた感あって悪くないんですが、内容がしょうもなさすぎてなんだこりゃです。 最初のエピソードのパンイチでローション塗りたくった人の話は失笑系としては見れなくもないかもですが、 そのあとは短すぎてストーリーにもなってないエピソードの連続で、ひたすら貞子系を連続させて、 パリでのよくわからない自分語りのやつを挟んでまた貞子系が続き、最後にまたよくわからない ロスでの自分語りのやつで締めるという何がどうなってるのやらさっぱりわからない構成になってます。 学生映画で、お題を出された各クラスの作品を全部繋げて見せてるのかな?みたいな。 どの辺が中二病なのかもよくわからないし演技も酷いのが多いです。 こんなよくわからないものを見せられてしまった観客が厨二病のえじき、という意味ならまだわかるけど(笑)。 [インターネット(邦画)] 2点(2025-06-23 12:38:01)★《新規》★ |
2. 牛首村
《ネタバレ》 他の方の書き込みで、牛の首という都市伝説があることを知りました。 日本には件という妖怪キャラがいますけど、あれは体が牛で頭は人間ですからね。 本作のように頭が牛で、子供を生贄に捧げるという設定を見て私はてっきり迷宮ミノタウロスの話をモデルにしてるのかと思いました。 村三部作の中では、本作が一番ストーリーがわかりやすく咀嚼できました。 オールセットでなく、心霊スポットだった坪野鉱泉で実際にロケしてるのも良ポイントです。 この主人公は難しい役どころだと思いますが、自身の初主演映画にホラーを選んだkokiさんはなかなか偉いと思います。 あとは水たまりのシーンや鏡のシーンなど、ホラーショットがなかなか凝っていて印象的でした。 ただ怖かったかというと全体としてはそんなに怖くなかった。前作の樹海村でも感じましたが ファンタジックな印象が強く、ホラーというよりは切な系ファンタジーとして見る方がいいのかなと思いました。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-22 10:43:40)《新規》 |
3. 罪の余白
《ネタバレ》 つまらなくはないしそこそこ楽しめたとは思うけど、なんだかモヤモヤが残る、そんな作品でした。 まず最初のいじめ?のシーンが弱いです。原作は読んでませんが、多分単純な復讐劇ではなくもっと複層的なお話なんじゃないかな。 娘さんは、自分のせいで母が死んだと思っているという下りがありましたが、それなら尚更なぜ死を選ぶのかわかりません。 悪女の咲も、美人で学校カーストのトップにいるということですが、なぜあんなサイコパスな性格になったのかもう少し掘り下げが欲しいと思いました。 主人公の父親は心理学の大学教授ということで、まさしく悪女との心理戦を期待する人が多いと思うのですが、 ただ付け回っては暴れ警察に連行され、カッとなって咲に手を出したりと完全に悪女の手の中に転がされてる状態。 せっかくの身分が全然発揮されてない、、と思ったのですが大学の教授だからこその不器用さもあるということなのでしょうか。 咲の悪女さがしっかり堪能できる中盤から、女優になりたいことを知ってのあの最後の作戦ですから見てる側としては それなりにカタルシスはあったのですが、あんだけ頭回る子なのに最後に相手の家にノコノコ行くのは変だとも思いました。 それから全体的にフワッとした明るめのBGMも違和感がありました。 娯楽作としての最低限の要素はちゃんとあったので楽しめはしたけれど、本来は重層的な各人のパーソナルが すごく表面的にしか描かれてないことがこのモヤモヤの正体かなと思いました。 咲役の女優さんはその憎たらしい役を上手く演じていてとても良かったです。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-22 09:41:47)《新規》 |
4. 隙魔(OV)
《ネタバレ》 なかなかわかりにくいお話ではありますが、良かった点は 古い団地の階段の暗さとか湿っぽい感じをホラーに活かしていた点かな。 あと先生が爪噛みすぎて血だらけになってるシーンは嫌〜な感じでしたねぇ。 逆に、甘栗を見て恐怖に慄き、その甘栗にレフ板を当てて ホラー演出してるシーンはちょっと笑ってしまった。 [インターネット(邦画)] 4点(2025-06-21 10:21:11)《新規》 |
5. 積木くずし
《ネタバレ》 描き方やパンチ音の派手さに時代を感じさせますねぇ。そして時代を感じさせるのは内容的にもそうで、 主人公の女の子は明らかにシンナー中毒と化してる。なのに完全に家庭で問題を解決するよう周辺が務めてるのに違和感があります。 単なる反抗期ならまだしも、シンナー中毒になってるのなら家庭の事案を超えてると思うけどなぁ。 本作では非行の原因はそれほどはっきりとは明示されてなく、父親が浮気してたからというようなシーンも あるにはあるけどそれでいちいち非行になってたら日本中の子供がグレ者になってしまいすよ。 実際のところ、非行になったり不登校になったりすることに明確な理由なんてないことの方が多いんです。 個人的には、豊かになったこと、人々が都市に住むようになったこと、の2つの原因があると思っていて、 昔の子供というのは労働力でしたから、そもそもグレたり引きこもったりしてる暇なんて無かった。 そして全国津々浦々インフラが整備されて、みんな都市に住むようになった。農村に住んでいた頃は、 何かあっても狐や狸の仕業にすればいい大らかな世界であったが、都市というのは全て人間によって作られた環境ですから、 完全にコントロール出来なきゃならない、出来ないものには責任が生じるという思考になっていく。 今は、あいつが悪いこいつが悪い、あれの責任だこれの責任だのオンパレードじゃないですか。 非行や不登校の責任追及をする前に、そういう世知辛い世の中に子供たちが嫌気をさしてるんじゃないのって思います。 児童虐待が増えるのもその関係で、子供というのは自然に近しい存在ですから本来コントロールなんて効かないものです。 でも全てをコントロールする都市で育った現代人は、融通が効かない存在に対する対処がわからない。だから虐待してしまう。 本作の時代、70年代から80年代にかけて、日本が豊かになりみんな都市に住むようになって非行だらけと不登校が増え出したのは そういうことなんだと思ってます。駄文長くなりましたが家族三人の演技はとても真に迫るものがあって良かったです。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-20 11:24:36)《新規》 |
6. 死びとの恋わずらい
《ネタバレ》 いや〜、モテる男は辛いねぇ〜(笑)。好きで、好きでのシーンは印象深かったです。 本作は単なる心霊ホラーでなく、恋愛要素とうまくミックスしてるのが上手いですね。 主人公みどりはほんわかとした女の子で、演者としては正直大根ですが、 彼女の舌足らずな感じのキャラが本作の主役のキャラとしては合致して魅力化していてましたね。 まぁ、あんな光景見たらそりゃトラウマになってしまいますわな。 それと廃墟の雰囲気も幻想的で良かった。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-19 14:24:58)《新規》 |
7. 樹海村
《ネタバレ》 ヴィジュアルだけで言うと、すごく良く出来ていたと思います。樹海のなんとも言えない雰囲気とか、 ギョッとするような死に様の数々とか、箱から血を垂らすとそれが半分木の人たちになっていく様とか。 でも私の頭が拙いせいもあって、話がよくわかりません(笑)。 病室で悶えながらそこに木の影が迫ってくるシーンも、怖いというよりファンタジックで印象深いです。 でもそれが生霊となって闘ってるというのも、映像的に伝わりにくいというんでしょうか。 小説とかだとすんなり入ってくるであろうシチュエーションも、映画だと難しいよなぁって思っちゃうんです。 コトリバコっていう都市伝説も、私は最近プレイした都市伝説解体センターというゲームで初めて知りました。 一般的にはそんなの知ってる人は少数なんじゃないかしら。その箱と樹海という二つの要素を無理やり 合体させたストーリーで、見た目は好みなんですけど話がとっ散らかってる感じがしてどうにも残念でならないです。 [インターネット(邦画)] 4点(2025-06-18 13:34:30)《新規》 |
8. 変な家
《ネタバレ》 まずは良かった点。豪華な俳優陣が揃ってますが、一見するとその人だとわからないぐらい、 その人になりきった風貌でした。それはメイクとか演技とかが秀逸だったのかなぁと思います。 主人公と女性の二人で変な家の中に侵入するシーンで、その女性の正体が 電話で明かされる展開が個人的には一番怖かったです。 あと、デカい仏壇が真ん中にある家は全体的に不気味な雰囲気出てて良かったです。以上かな。 この変な家の間取り、その間取りの謎を取り明かしていく、というこの題材は実に興味深く、 和製ホラーに新たな1ページが刻めると期待したのですが、本作は後半から金田一耕助とか八つ墓村みたいな むしろ昔の和製ホラーの展開へと先祖返りしてるわけです。これが何より残念でして。 個人的には、フィンチャーのパニックルームみたいな密室スリラー系にした方が絶対良いのになぁと思いました。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-06-14 16:29:59) |
9. 蛍火の杜へ
《ネタバレ》 最近、全国のマタギに山で出会った不思議な体験を聞いて集めた本を読みまして、それで本作が目に止まり鑑賞してみました。 山での怪異にはいろんなものがありますが、マタギにとって仕事場であり恵みをもたらす場所なので、 不思議なことがあればとりあえず狐やタヌキの仕業ということで昔の人は自分を納得させてたみたいです。 本作では妖怪たちが集まって夏祭りを楽しんでる描写がありますが、人がそういう祭りの光景を見て 振り返るともう無くなっていたみたいな話もいくつか載ってました。 なので実際に聞いたエピソードを取り込んでベースにしたコミックなのかなと思いました。 そこに恋愛描写を載せて描いたお話で、触れると消えてしまうという相反する要素を盛り込むことで 切なさを演出しています。最後にギンに触れるシーンは、わかっていながらもグッとくるものがありましたね。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-11 11:11:50) |
10. リゾートバイト
《ネタバレ》 一風変わった意欲作と言ったところですか。 最初は、普通に青春映画なのかなと思っちゃいましたけど、というかパッケージだけ見たらホラーには見えないですよね。 でも結構ちゃんとしたホラーで、壁を手形や足形がババっと付いたり、尺八様っていう巨大な化け物も すごい不気味だったし、怪異の表現が秀逸だなと思いました。 かと思えば車で逃げて事故るシーンで突然ゲーム画面みたいなの入れ込んだり、 ホラー展開の次にコメディ展開入ったり、なんともシュールなんですよね。 でも嫌いじゃない、巷に数あるホラー映画の中でこういう変化球作品もアリだと思います。 バイトでやってきただけの女の子が、最終的にはプロ陰陽師みたいになってるのも面白かったです。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-08 12:23:10) |
11. 何が彼女をそうさせたか
《ネタバレ》 1930年制作という実に年代物の作品ですが、台詞が字幕で入ってくるのですんなりと理解出来るし楽しめます。 とは言ってもひたすら可哀想な女性のお話で、さまざまなところを転々としながら辛酸を舐め続けるまごうことなき悲劇のお話。 代表的な傾向映画ということだそうですが、悲劇に直球というこの内容が本作を代表作たらしめているのでしょう。 一つ残念なのは、最終的に行き着いた教会に火をつけて終わるお話なんですが、そこが映像ではなく字幕で説明される点。 彼女の最後の表情、やっぱ映像で見たかったですね。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-07 18:10:12) |
12. 地獄(1960)
《ネタバレ》 確かに、子供の頃に観たら怖く感じるかもしれないですね。 前半は厳正、後半は地獄という構成ですけど、なんか二人とも元から顔色が悪いと言いますか、 死神に最初から取り憑かれてるような肌の色合いでね、現世パートも照明を駆使して割と不気味な感じがします。 踊る女性をものすごくローアングルで撮ったりとか、全体的にとんがってます。 次々死んでく展開が良く言えばシュールで悪く言えば雑な感じもします。 地獄の光景って地獄絵図を思い浮かべるんでもっと赤々としてるイメージだったんですけど、 本作は赤というより青っぽい地獄で寒々しい雰囲気のところでしたね。 だいぶ古い映画なんで頑張ってるぞと讃えるべきでしょうか。 メイク顔の閻魔大王がデーンと出てきたのには少し笑っちゃいました。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-05 17:00:29) |
13. あじさいの歌
《ネタバレ》 何よりもまず、けい子さんの魅力ですよね。 この屋敷に初めて若い男の人がやってきたって喜んで、バレリーナみたいにクルクル回ってタラララーンってピアノ弾いて。 明るくて純粋無垢なキャラ。のり子さんも笑顔が素敵で、でも情熱的な面も持ち合わせていて。 お父さんのキャラは、喜怒哀楽が激しいというか瞬間湯沸かし器みたいなかんしゃく持ちで。でも一方で豪快に笑って。 主人公の河田くんは、他人の家に上がり込んで色々聞いてはまた再訪してっていう厚かましさと、 眩暈がした他人を自分の部屋にあげて休ませてコーヒー出してっていうやたらと人の良さを持ち合わせていて。 本作は登場人物のキャラクターが個人的には印象深くて、昔の人がこうだったのか、それとも昔の映画のキャラがこうだったのかは 私には分かりませんが、あのお母さんや連れの男性、そしてお父さんも含めて、 みんなキャラが立ちながらも丸く収まるこの全体的なおおらかな雰囲気がとても好きでした。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-01 17:59:25)(良:1票) |
14. 焼肉ドラゴン
《ネタバレ》 離れ離れになる物理的な遠心力が働くほど、家族の心の繋がりがむしろ増してるような気が致します。 お父ちゃんの、働いた働いたという一人語り、そしてご返盃のシーンが印象的でした。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-06-01 17:12:18) |
15. 青春のお通り
《ネタバレ》 特筆するようなストーリーでは全然ないんですけど、全編ほぼ関西弁で、 吉永小百合主演の映画では珍しいんじゃないでしょうか。 こういう昔の邦画って自分はいつもヴィジュアルに目が行きがちでして、 今は無き日本の風景が目新しく感じちゃいます。 当時の街並みであるとか、動物園、スーパー、初代新幹線、タバコも普通に吸ってる時代だったなぁとか、 女優さんのファッション、すごい帽子かぶってるなぁとか、 あとは豪華なお屋敷とスポーツカーですね。見入っちゃいました。 最先端生活であっただろう、真新しい団地とかね。お手伝いさんの目を通して見る 当時のいいとこの空気感みたいなものが感じられて興味深かったです。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-30 11:35:36) |
16. 雪の花 -ともに在りて-
《ネタバレ》 江戸末期、天然痘が猛威を振るっていた時代。漢方が主流で蘭学はまだ馴染みがないその当時、 町医者であった主人公は「種痘」という予防法があることを知り、私財を投げ打って種痘の苗を福井へと持ち込もうとする。 奉行所に嘆願するも聞き入れてもらえず、なんとか人の伝手を頼りに、という展開。 この種痘、牛の膿を人に植え付けるという手法のため、こんなことをする医者は頭がおかしいとか、 親御さん達からはツノが生えるだの牛になるだの言われ、子供達の命を救う一心でやってるのにその子供達から石を投げられる始末。 それでもめげずに人を救いたいという一心での努力が最終的には実るわけですが、このお話のテーマは 慣例を変えることへの抵抗や反発、無理解からくる偏見等、いつの時代であっても繰り返されるであろうテーマであり 映画にすることの意義は確かにあると感じます。ただ映画としてどれほど面白かったかと言われると、正直地味だなぁと。 前半は前述した奉行所への嘆願で占められ、後半は本作唯一の山場であろう雪山を越えて苗を届けるというシーン、 見所はここだけだったかなと。途中、輩の集団に襲われて全員成敗するシーンが出てくるのですが、 全体としてあまりに地味すぎるので時代劇らしいシーンをせめて入れて盛り上げようとした感が強かったです。 日本には偉人の実話映画が少ないようにいつも感じているので本作のような映画は増えて欲しいなと思っているのですが、 実話映画として面白く見てもらうための工夫のような映画文化もまた乏しいように感じます。 本作でいえば、想像でもいいので主人公の葛藤やドラマを掘り下げる要素がいつくかあってももいいのではと思いました。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-23 16:09:40) |
17. パルコフィクション
《ネタバレ》 なんだかよくわからないけど面白かったお話と、ストーリーも面白さもよくわからなかったお話とありました。 だいぶシュールなので人は選びそうですが、矢口監督らは本当がこういうのやりたいんだろうなって。 どのお話よりエンディングの方が個人的には好きで、ああいうのをずっと見ていたい。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-21 15:10:30) |
18. ひみつの花園
《ネタバレ》 谷口監督といえばウォーターボーイズが出世作のように思いますが、それ以前の作品は なんというかシュールで飄々とした作風のコメディだったんですね。 なのでウォーターボーイズ以降は音楽とバッチリ合わせて万人受けするコメディならば、 それ以前は人を選ぶかもしれないけど、ハマる人にはハマるだろうなっていう。 すっごく自由なんですよね。ひたすら思いついたアイデアをそのまんま数珠繋ぎにして映画にしてみたみたいな。 そしてこんなにも自由奔放な作品に、出てる人たちの実に豪華なこと。 個人的にツボだったのは4WDの後ろにカエルみたいにしがみついて移動するシーンですかね。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-05-20 15:03:09) |
19. 東海道四谷怪談
《ネタバレ》 最も有名な怪談の一つであろう四谷怪談。改めてこう見てみますと、 ホラーとしての素晴らしいコンテンツが日本には昔からあるんだなと気付かされます。 西洋だとゴーストの怒り爆発、みたいな話になるのかなと思うけど、うらめしや、というこのひたすら物悲しい感じ、 そして様々なシーンで蛇が出てくるんですけど、霊と生き物の関連付けみたいなのも含めてすごく日本らしさが滲み出てる気がします。 直助ってやつはピュアな悪人ですけど、伊右衛門ももちろん悪いやつだけど追い込まれてこうなった、みたいなところもあって そこが話に深みを持たせてますね。毒の話を持ちかけられるシーンでカエルの鳴き声が喧しくなったり、 毒を盛ったり殺めたりするシーンで花火の音がやかましくなったりするんですけど、 つまりは外的な音で本人の「心のざわめき」みたいなもんを表現してるわけです。 昔の映画はこういう手法が取られることがあって巧いなと思います。 CGのない時代、怪の風景を照明やカット割や道具や特殊メイクで苦心して作ってるのが見てとれ、 こういうのもまた昔の映画の良さだと感じます。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-05-16 15:52:47) |
20. 怪獣ヤロウ!
《ネタバレ》 市長役の清水ミチコがなかなか良かったですね。 ストーリー自体はよくあるパターンと言いますか特段何か特別なものはないんだけど、 岐阜県関市が自分の市をアピールするための映画としてのセルフパロディ的内容になってるのは面白いです。 主人公は怪獣好きの設定でしたが色々あって本人が怪獣自身になるという展開に。 パンツ姿で暴れる巨人の出立ちは大日本人を思い起こさせました。 その巨人への攻撃物で市の企業をアピールしてるのが本作で一番良かったところです。 [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-15 19:28:15) |