1. パディントン2
《ネタバレ》 前作同様、美しくかわいい映像が見ているだけで楽しませてくれます。 なかでも特に素晴らしかったのが『ロンドンの飛び出す絵本』。 この本を開いたパディントンは、またたくまに想像の翼を広げます。 パディントンが描いた空想の世界は絵本の世界。絵本の中で、自分とルーシーおばさんが再会します。2人で紙細工で出来た本物より美しいロンドンを見て回ります。なんて夢のある映像体験なんでしょう。このシーンだけでも見る価値があります。 今作はすでにパディントンが街に溶け込んでいるシーンからスタート。 オープニングで、当然のように自転車の女性の後部座席に座るパディントン。お礼にサンドイッチをわけてあげます。近所のおじさんに『鍵忘れないでー』と声をかけ、ごみ収集車に当たり前のように便乗させてもらう。いろんな人と仲良くなっているのが一目でわかる最高のシーンです。 劇中窓ふきの仕事をしているパディントンが、『ウチはいい。窓を拭いても金は出さんぞ』と冷たくあしらわれます。 ところが、『わかりました。でも汚れているから拭いておきますね。』と無償で窓を拭いてあげるパディントン。 そしてこの窓ふきが、ひとつの恋を成就させるきっかけになるのです。 なるほど、こーゆー感じで、他の人たちとも仲良くなったんだろーなー、と感じさせてくれる一幕。 パディントン本人には『人に親切にしてあげた』なんて自覚もないまま、出会ったひとたちを最後には幸せにしてきたんだろーなと。 そして結果自分も周りから親切にしてもらって。でも自分がなにかしてあげたなんて思ってないから、『ロンドンの人たちは親切です』なんて感想にいきつくんでしょうね~。 「1」では描けない、続編ならではのこの多幸感はたまらないですね~。 ヒュー・グラントがパディントンに罪を着せてのうのうとしていたり。パディントンが無実の罪で簡単に投獄されちゃったり。ナックルズたちがパディントンをだまして脱獄しちゃったり。ジョナサンが勝手に汽車を走らせちゃったり。 この辺りのモラルの無さや違法性に若干の居心地の悪さを感じながらも、ラストのサプライズではしっかり感動しちゃいました。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2025-06-25 06:57:27)(良:2票) 《新規》 |
2. キングスマン: ゴールデン・サークル
《ネタバレ》 言いたいことはいっぱいありますが、まずロキシー殺しちゃだめでしょ。ってゆーか、どー考えてもロキシーをヒロインにすべきでしょう。なんであんな年増のおばさんがヒロインなん?キャスティングがそもそもおかしい。前作のラストのネタ的要素ならまだ許せました。本作まで引き継いで、こんなにがっつりヒロインの座に居座るとは思ってもみませんでした。 そもそもロキシーを殺すな。どーーーーーーしても、ストーリーの構成上退場せざるをえないとしても、あんなモブキャラ同然の扱いはひどすぎ。マーリンも同様です。あんな油断で踏んだ地雷を、エグジーの身代わりになって爆死って。ロキシーにしろマーリンにしろ、こんな退場のさせ方をして、前作のファンが喜ぶと思いますか? ハリーの復活は嬉しいサプライズではありますが、一度リタイアしたキャラを復活させるくらいなら、今いるキャラをもっと大切にしてください。 それにハリーと再会してから、ハリーが復活するまでが長すぎ。 記憶喪失を回復するのにひと悶着。 本来の能力を取り戻すのにもうひと悶着。 もたもたもたもた。 ロキシーやマーリン、さらに大御所ジュリアン・ムーアの最期は、おどろくほどあっさりと片づけるくせに・・・。 大事なところがおざなりで、どーでもいいところに尺をとる。 作り手側がひとりよがりになっちゃってるダメ映画の典型。 新キャラのテキーラとウイスキーの扱いもひどい。 登場シーンで、エグジーとマーリンの2人を同時にあしらうテキーラ。これからの活躍を期待させてくれるじゃなーい。 と思ったら、早々に毒に侵され氷漬け。終盤には復帰するのかと思ったら、最後まで氷漬け。 なにそれ。そんなんだったら最初から出てこなくていーよ。 選手交代で出てきたウイスキーはレーザーウィップみたいな魅力的な武器を使い、グフみたいな戦い方をしてくれます。 でも登場が後半だから、ザ・脇キャラのイメージをぬぐえぬまま、なんと裏切られちゃいます。しかも最後こそ裏切ったけど、それまでは何度もピンチを救ってくれた仲間だよ。なのにあんな殺し方して良かったの?仲間だった人をミキサーでミンチにして、顔色一つ変えないエグジーとハリー。犬を撃つことさえ躊躇していた優しい主人公はどこいった? だからテキーラとウイスキー、どちらか一人で良かったんですよ。 どっちも中途半端な使い方して、どっちも印象薄くなってんじゃん。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2025-06-22 23:20:34) |
3. パディントン
《ネタバレ》 しゃべる熊。このしゃべる熊がロンドンに来たら大パニックに・・・ならない。なんなら、帽子を取って挨拶をする子熊を無視する人々。あ、そんな感じなのね。なるほど。世界観がわかりました。 ・・・うわー。この世界観に慣れるかな~。大丈夫かな~。 ・・・5分で慣れましたww 最初のうちはパディントンの迷惑行動の数々にイライラ。悪気がないとはいってもねぇ。 ファミレスでテーブルの上に上がってしっちゃかめっちゃか。さらっと流されてましたけど、こーゆーのであんま笑えないんですよね。大人げないとは思いながらも、イライラしてしまったものは仕方が無い。 ブラウンさんちに行ってからも、洗面所のものを知ったかぶりで勝手に使うし、バスルームは壊しちゃうし。 もちろん、何も教えずパディントンを放置しているブラウン家にも問題ありあり。 いや、わかってます。ここは広い心で楽しむコメディなんだと。わかっているんですが、なんか『もの壊しまくってウケる~』という価値観が自分の中にないんです。眉をひそめちゃうんです。だから私と同じタイプの人は受け付けないんじゃないかと。 正直、この辺りまではつまらないと思っていたんですが、中盤くらいから映画の風向きが変わり始めます。 パディントンがスリの常習犯を捕まえ、一躍ヒーローに。パディントンを毛嫌いしていた姉の心をわしづかみに。 あれあれ?ちょっと面白くなってきたじゃない・・。 更にはブラウンパパとも少しずつうちとけ、忘れた頃に今作の悪役ニコール・キッドマン登場。 パディントンを剥製にしようと誘拐し、それをブラウン一家が助ける物語。 動物系ファミリー映画の王道中の王道。 だから面白いかと問われると、そりゃこの歳になったら面白くはないですよ。 面白くはないけれど、ミッション・インポッシブルのパロディがちょっとウケるとか、ダッフルコート着たパディントンが超かわいいとか、なんか良いところもあるんです。 ちなみに、字幕で見た後吹き替えで見返してみたのですが、吹き替えだったら6~7点。吹き替えのほうが断然オススメ。 特にパディントンの声が吹き替えのほうがあってます。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2025-06-22 04:24:49)(良:1票) |
4. キングスマン
《ネタバレ》 オープニングが2つありまして。 1つめはハリーが主人公エグジーの父親に助けられるエピソード。 ここでハリーとエグジーに個人的な結びつきができます。なるほど、ハリーを守って父親は命を落としたのか。ドラマチックな映画になりそうだ・・・。 そしてシーンは変わり、現在。ある山荘に囚われているアーノルド教授をランスロットが助ける2つめのオープニングが始まります。 これがすごい。ランスロットがまたたくまに敵部隊をせん滅してしまいます。スタイリッシュに。エレガントに。もうめちゃくちゃかっこいいんです。フィニッシュにウイスキーのグラスを掴むとこまで完璧です。 で、その直後、圧倒的な強さのランスロットが、まさかの真っ二つ。瞬殺です。もう茫然。これには度肝を抜かれました。 こいつはどえらい映画だぞと思ったものです。期待値爆上がりです。 そう、この映画、オープニングがあまりに良すぎて、自分で自分の首を絞めちゃっているところがあります。 なにせ、このオープニングより驚かされることはこれ以降なかったからです。 もちろん、スパイの選考試験とか、スパイグッズの数々とか、面白いんですよ。 面白いんですけど、なにせずいぶんと期待値が上がっちゃったからなぁ・・・。 いろいろ選考テスト(水責め、パラシュート、線路自白、愛犬撃てるかな?)はしていましたけど、訓練らしい訓練のシーンってありましたっけ?エグジーがあまりにも簡単に強くなりすぎのような気がします。 シリアスに始まり、後半になるにつれコメディ色が強くなる映画。 サミュエル・Ⅼ・ジャクソンも何企んでるのかと思ったら、すげーくだらないことだし。 それから、キングスマンのボスのアーサーがヴァレンタインに買収されていましたって、それは違うんじゃない? そんなことしたら、キングスマンって組織がもう全然魅力的じゃなくなっちゃう。 前半ですごく魅力的に描いたキングスマンという組織を、後半自らの手で貶めちゃってます。 後半もテンポは良いし、飽きずに楽しめたからそれはいいんですけど、なんかもったいないです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2025-06-16 03:31:42)(良:1票) |
5. イエスタデイ(2019)
《ネタバレ》 ああ、うん・・、面白いんですけど、何だろう、こんなに胸躍らないサクセスストーリーもあるんだなと。 もうずっと借り物の楽曲で成功しているっていうのがひっかかってしまって。いや、もちろんそんなこと言ったら身も蓋もないんですけど。 そして主人公ジャックが予想もできないスピードで、事態はどんどん大きくなります。そして遂には、彼のキャパを超えてしまいましたとサ・・・ちゃんちゃん♪ いや、あそこでカミングアウトする勇気があるのなら、もっと早い段階でできただろうと。 これだけ大勢の関係者を巻き込んだ挙句のカミングアウトは、もはや責任放棄では? ジャックをプロデュースするのに、いったいどれだけの数の人間が動き、どれだけ巨額のマネーが動いたことでしょう。それなのに、『これ、ほんとは自分の曲じゃないんで、やめます。アップロードするんで、みなさん好きにダウンロードしてください。お金はとりません。』っておいおい。もう独断でそんなことできる立場じゃないでしょうに。 私には、終始主人公が『自分さえよければそれでいい』っていう無責任な人間にしか見えませんでした。 それにジャックは優しいというより、優柔不断なだけでしょう。 ジャックは意を決した顔をして、ホテルを飛び出す。エリーを追っかける。行ってしまう列車。かと思いきや、エリーは駅前のカフェに。さあいけ、ジャック、男を見せる時だ! そんなこちらの期待を再三踏みにじるジャック。結局自分の意思を何一つ明確にできないまま、エリーを置いてロスに戻ったのは最低でした。 かと言ってエリーを擁護する気にもなれず。 教師に戻ろうとするジャックを引き留めて、半ば強引に音楽を続けさせてきたエリー。つまり、彼が売れることを何より真剣に考えていたはず。それなのにいざ売れて、ツアーの付き人をお願いされたら断るエリー。・・そんなことあります?だってマネージャーでしょ? なんかもう、最初からエリーはついていく。事態が大きくなってびびるジャックがエリーに真相を打ち明ける。 エリーは言う。『私たちにはビートルズの楽曲を世界に届ける使命がある。2人で罪を背負っていきましょう。』 で、結局2人はそのまま結ばれちゃうし、アーティストとしても成功する。 それぐらい開き直った脚本のほうが、個人的にはよほど清々しいと感じます。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2025-06-02 03:29:15)(良:1票) |
6. ワールド・ウォー Z
《ネタバレ》 ゾンビ映画にこれだけの製作費をつぎこんでくれたのが嬉しいですね~。 そして主演はまさかのブラピ。 いや、この映画はいろんな意味でもうやばいでしょう。 という期待値MAXで鑑賞。いや、まさかその期待値を超えてくるとは。 この映画は『ゾンビ映画の激アツシーン詰め合わせ』みたいな豪華さがあります。 まずは大都市。街中で背後から突如迫ってくる暴走トラック。パニックスタート。つかみは完璧。 こんな状況なのに、のんきに動画撮影している人もいて、妙にリアルなのがまた良い。 拾ったキャンピングカーで脱出。 ぜんそくの娘のためにスーパーへ。もちろんそこもパニック状態。妻が暴漢に襲われ発砲。そこへやってくる警官。手を挙げるブラピ。ところがブラピの脇を通り過ぎ、スーパーの品へ一目散。言葉では説明せずに、この警官の行動だけで現状を一発で理解させる説得力。いいですね。最高の演出です。 更にはアパートでの籠城戦。 アパートからの脱出。 空母に到着。小休止。家族とはここでお別れ。 韓国の米軍基地へ。目的は『人類希望の星』を『感染源』に連れていくこと。 ところが到着早々、人類希望の星が誤爆で自爆。まさかの離脱にあんぐり。これからどーすんのサ。もう先の展開が全く読めません。 基地からの脱出。 エルサレムへ。 大都市の崩壊。 エルサレムからの脱出。 大型旅客機になんとか乗り込み、安心したのも束の間、お約束の『機内パンデミック』。 印象的だったのは、ブラピが『この飛行機の行先は?』と添乗員に尋ねると、『ここが目的地だったんです。』と答える添乗員。 そうでしょう、そうでしょう。エルサレムは人類最後の砦だったのかもしれません。 この人たちにとってもやっと安全な場所に着いたはずだったのに。 そしてラストは、まさかのスーパー逆転劇でミラクルを起こすブラピ。 この無双モードの爽快感。 こちらのサイトと私の妻の評価はいまいちのようですが、まちがいなく今世紀最高のゾンビ映画でしょう。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2025-06-01 15:59:43) |
7. スパイ・レジェンド
《ネタバレ》 安っぽいB級のようなタイトルで、だいぶ損している気がしますねぇ・・・。 最近小難しい映画をみると、脳が知恵熱出してきます。 邦題の軽さとは裏腹に、なかなか複雑なお話。 で、オープニングで主人公メイソンのほうかと思ったら、デヴェローのほうかい。 ちょっと備忘録も兼ねて、ストーリーとキャラの整理を。 元CIAデヴェロー、元同僚のハンリーから恋人ナタリアの危機を知らされる。 ナタリアをロシアから脱出させるため、車で拾う。その直後、ナタリア射殺される。射殺したのはCIAの元部下メイソン。命令を下したのはCIA幹部ワインスタイン。 デヴェロー、怒ってその場にいたCIA職員複数名射殺。メイソンだけ見逃す。 ナタリアから死ぬ間際に託された、ロシア次期大統領候補フェデロフの秘密の解明にデヴェロー動く。 その秘密と言うのはフェデロフの弱み。 その弱味を握るのがミラという難民。 ミラを知っている女性がアリス。 アリスに接触しようとする記者。 なぜかアリスを殺そうと狙うロシアの女殺し屋。 アリスの身柄を確保しようとするCIA。 と、デヴェロー。 みんなでアリスの取り合い。 そのアリス、実はミラ本人。 その謎、『フェデロフとCIAがチェチェンの民間ビルを爆破してチェチェン紛争を引き起こしたという事実』 更には『フェデロフと共謀していたCIA職員がワインスタイン』 ・・・・でも本当はワインスタインではなく、ハンリーその人であった・・・。 ・・・もうついていくだけでやっと。 何度も何度も『早戻し+吹き替えへの変更』を繰り返し、なんとか理解した次第です。 だからこの映画を楽しむ余裕があったかといえば、ちょっと自信がない感じ。 まあ、面白かったんですけどね。ちょっと疲れました。 オルガ・キュレリンコはとても魅力的でしたよ~。 イライザ・テイラーや、CIAの女職員も、みんな美人でした~。 女性キャストは軒並み好印象でした。 さて、気になった点をいくつか。 ミラがフェデロフ暗殺を躊躇するのは、さすがに不自然じゃないかな。そこで躊躇するような人が、ここまで思い切った行動には出ないでしょ。ミラがフェデロフに受けた仕打ちを考えれば即殺すでしょ。 結局最後はフェデロフ死ぬことになるけどさ、この悪党にはもっと酷い死に方を用意してほしかったものです。 デヴェローがメイソンの彼女の大動脈切るのはやりすぎ。サラは性格の良いお嬢さんだったのに、ひどすぎます。 で、サラにそんなことをされながら、CIAを裏切ってまでデヴェローの肩をもつメイソンはCIA向いてないと思います。私情に走りすぎだよ。 [DVD(字幕)] 7点(2025-05-19 01:01:54)(良:1票) |
8. オーバードライヴ(2013)
《ネタバレ》 ドウェイン・ジョンソンはコメディ俳優のイメージのほうが強かったのですが、こんなシリアスな演技もできるんですね~。 実話を元にしているだけに、かなり真面目で見ごたえのあるサスペンスドラマに仕上がっていました。 友人に嵌められて、麻薬取引の容疑で捕まってしまう息子。 大学合格も決まったっていうのに、初犯でも懲役10年は実刑でくらうらしい。強姦や児童性犯罪より罪が重いんですって。ヒョエ~。 その割には、アメリカ人は気軽にクスリやっているイメージがあるんですが。実はそれは偏見で、クスリやっている人は意外と少数なんですかね~。 しまった、話が脱線してしまった。 ドウェインパパは息子を助けるために、担当検察官スーザン・サランドンと司法取引をしようとするんですね~。 その内容は『麻薬の売人の情報を渡したら減刑』といういたってシンプルなもの。 いや、シンプルでわかりやすいんですけど、カタギの人間はそんな情報持っているわけもなく、めっちゃ不利。 つまり、この道にどっぷり浸かっている悪党のほうが減刑のチャンスがあるシステム。 ・・・・いや、それって制度としてどーなのー。 だからドウェインパパが、自ら麻薬グループに潜入して、その情報を検事や警察に売り渡すっていう荒業に出る羽目に。 しかも裏稼業から足洗って、必死に更生しようとしているダニエル従業員まで巻き添え。 息子のために手段を選んでられないってのはわかるんですけど、ちょっとそこは賛同しづらかったです。 ちなみに、『本当に実話かよ』って思うくらい、最後は力技で丸く収めます。 ・・・ま、ハッピーエンド好きだから別に良いけど・・・。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2025-05-05 00:20:42) |
9. エクス・マキナ(2015)
《ネタバレ》 SFにありがちな、やたら難解だったり、哲学的だったり、そーゆータイプの映画かと思ったら全然違いました。 思っていたようなひねりはほとんどなく、AIロボットが自由を手にするまでをスリラー仕立てにしてみましたって感じです。 後半から終盤にかけては、緊張感が高まり、見た人ならわかると思いますがいろんな意味で目が離せなくなります。 だから終盤は面白いんです。 ・・・ただ、・・・前半が・・・だるい。もうだらだら。あまりにも退屈。 登場人物がそもそも少ないし、ずっと同じ建物の中なので、さすがに飽きます。 主人公の青年と、女性型AIエヴァとのやりとりも、ずっと同じようなパターンなので、やはり飽きます。 画に変化がないのであれば、会話やストーリーやキャラクターで楽しませてほしい。 もしくは、もっと好奇心や興味をかきたてるような何かが前半にだってほしいものです。 社長は殺されるほどの悪人だとは思えません。主人公の青年にも共感できません。 登場人物の誰にも好感がもてません。感情移入することもありません。 そのうえでこの変化の乏しさ。さすがに前半は見るのがだるかったです。 終盤やっとサスペンスが盛り上がるのですが、このストーリーでこの後味の悪さ。・・・なんか好きになれない・・・。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2025-04-19 03:27:10)(良:1票) |
10. イノセント・ガーデン
《ネタバレ》 ミステリーとしては弱いし、サスペンスとしても弱い。 登場人物の誰にも、人をひきつけるだけの魅力がないのが、この手のタイプの映画としては致命的に感じます。 要は、叔父のチャーリーと娘のインディアは頭のネジがはずれているようです。 インディアの父はそれに気づき、弟チャーリーは精神病院に、娘インディアにはハンティングをさせることで、問題を解決しようとします。ですが失敗。退院したチャーリーにインディアの父は撲殺。そのチャーリーに唆されたインディアは立派なシリアルキラーになってしまうお話。 ・・・・正直、もっと面白くできそうです。もったいぶった雰囲気と演出を重視しすぎて、もったいぶったまま映画が終わってしまった感じです。 チャーリーがインディアに殺されてしまうのも、予定調和過ぎて意外性がなく、何の感情も湧きません。 せめてサイコパスな自分の本質に気づいたインディアがそれに苦悩し葛藤する一面でも見せてくれれば、インディアにもう少し感情移入することもできたかもしれませんが・・・。なんかそんな自分をすんなり受け入れちゃっている感じで。 王道、よくあるストーリー、そーゆーものが結構好きな私。 でもこの映画はありきたりで間延びした展開が、ただただ退屈なだけの映画にしてしまった印象。残念。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2025-02-24 03:53:21) |
11. ピーターラビット
《ネタバレ》 なんかどっちもどっちなんだよなぁ。 トーマス・マクレガーがそんなに悪人じゃないから。 むしろ、家と庭を荒らされた被害者に見えちゃう。これじゃあウサギたちが害獣って言われても仕方が無い。 終盤になると、ピーターラビットが反省して、今度は二人の仲をとりもとうと奮闘。今までいがみあっていた二人が和解し、ピーターは自分の罪をビアに告白。で、なんか丸く収まるハッピーエンド。 ま、ハッピーエンドは嫌いではないので、後味は悪くないんですけど・・・。やっぱそれまでがねぇ。 それにビアがそのままそこに住み続けるのであれば、ピーターが果たして反省したかどうかは、はなはだ疑問。 つまり、ピーターラビットに共感できないのが問題なんだと思います。 それにファミリー層を狙ったハートフルコメディにしては、やり口が少々過激すぎやしないかい。 まさにホームアローンを連想させるようなやり口ですが、そーゆーのは人間側をはっきり悪者に描いてこそ、ウサギたちの反撃にカタルシスを覚えるものでしょう。 正直、ずっと眉をひそめて見ていましたよ。とても教育上良い映画とは思えません。 ただ映像作品としては大変すばらしく、何の違和感もなくその世界に浸ることができました。 キャラもストーリーもいまいちですが、映像だけは一級品かと。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2024-03-24 16:25:31) |
12. ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館
《ネタバレ》 はぁ、またか・・・。 導入部分から前半にかけてはとても良い雰囲気だったのに。 中盤からはやはりお化け屋敷と化していく。 いや、いいんですよ。お化け屋敷。ただ手法が大きな音と、『突然ばぁっ!』の繰り返しは嫌いなんです。 ぞっとしたいんです。ぶるぶるしたいんです。ドキドキしたスリルを味わいたいんです。驚かせてほしいわけじゃないんです。 なんだからホラーはこーゆー路線のものばかりになりましたね~。 ストーリーやキャラ、そういったもので恐怖を演出してほしいものです。 途中からデイリーが主人公に協力してくれますが、それまでは主人公ひとりぼっち。ぼっちホラー。 好みじゃないんですよね~。シチュエーションやストーリーにもよりますが、やはりホラーは複数人いるほうが面白いです。 こーゆー映画にしては、最後がバッドエンドっていうのも後味が悪い。せめて『呪いは続いている・・・』くらいの余韻で止めてほしかった。主人公ファミリーの息の根止めてどうすんの。 亡くなった妻も、愛する夫と息子がどこぞの性悪ばばあ霊に呪い殺されたっていうのに、そんな穏やかに微笑んでたらだめでしょ。もうこの際ファンタジーになっちゃっても良いから、悪霊から夫と息子を守ってほしかったよ。 悪霊のおばさんだって、いろいろ事情はあるんだろうけどサ。あんたの息子を苦労して探し出して、再会させてあげたんだから、見境なく呪い殺してんじゃないよ。 え?そのほうが客にウケて金になる?そりゃ最低だね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-03-11 03:02:01) |
13. フッテージ
《ネタバレ》 スランプ中で追い詰められたベストセラー作家が、一発逆転を狙って殺人事件の現場となったおうちへ引っ越してくる。それだけでちょっとワクワクしちゃいます。そして早速屋根裏で、怪しい箱発見。中にはフッテージが。フッテージ?よくわからなくてググりました。ふむ、未編集の映像素材。なるほど。この荒い画像がなんとも・・・。 主人公が映像を見てみると、そこにはスナッフフィルムのような映像が。4人が首つりをされる映像。時間差で息絶えていく様子がなんとも生々しい。このなんとも言えない気持ち悪さと、ゾクゾクくる恐怖感はかなり好きです。 前半はそーゆーノリが多かったので良かった。 副保安官も、やたら協力的で、逆に怪しくて良かった。この人結局ただのミーハーだったってのは肩透かしですが・・・。でもいいキャラしてましたね~。 で、中盤以降、あまり好きではない展開に。せっかく前半で良い雰囲気作っていたのに、どんどんお化け屋敷路線へ。 大きな音。突然ばあっ。んー。この映画もかぁ・・。怖がらせるのと驚かせるのは似て非なるものなのに。 オカルトにみせかけて、じつは真犯人がいると思ったのですが、やはりただのオカルト。後半はなんでもアリに。 で、ブギーマンって結局何者だったのでしょ? あと、こーゆーホラーでラストが救いようがないほどバッドエンドっていうのも、後味が悪すぎるなぁ。 妻とお兄ちゃんなんて、結構中心人物だったのに、肝心のラストでは台詞すらないじゃない。 ミイラとりがミイラになるようなオチ自体は好きなんですけどね~。 なんか全然すっきりしないホラーでした。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-03-01 14:48:58)(良:1票) |
14. 便座・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 ワンシチュエーションのゾンビもの。 とにかくゾンビものが好きなんで見てみたんですが、なかなか良かったです。 前置きがほとんどなく、突然始まるゾンビパニック。すぐ本題に入るのが良い。 主人公は冴えない修理工。トイレの修理に来ただけかと思いきや、実はそうではないと後半わかる。なんかいろいろと事情がおありなのです。 思いつきのイロモノ作品かと思いきや、ちょっとドラマ性がある感じ。 それを良いととらえるか、不純物ととらえるかは人それぞれ。 個人的には序盤と終盤が面白い作品でした。 中盤がちょっと中だるみ。 実は二つ隣のトイレの個室に、もう一人生存者がいることが判明。この人が出てきてから、映画の大部分は会話劇にシフトしていきます。なんかずっと二人のとりとめのない会話を聞かされる。それどころじゃないでしょうに・・・。 なのでビジュアル的にも、ずっと壁の落書との会話が続くので若干飽きます。 ドラマ要素やコメディ要素がプラスにはたらくゾンビ映画は確かにあります。 でも今作ではその2つの要素が、明らかにテンポを悪くし、興を削いでしまっている感があります。 もともと短い映画ではありますが、正直この内容だったら60分くらいでも十分なのではと思ってしまいました。 突然人を驚かすような手法はとっていないので、そこは好感がもてます。 グロさもほどほどなので、ゾンビ初心者にはおススメかも。 ハラハラできるシーンがちょいちょいあるので、悪くはない。 終盤、いけ好かない女に、ウソの情報(半分は本当ですが)を流して、ゾンビが待ち構えるところへ誘導しちゃうのが好き。 そこで終われば、ちょっぴり爽快な気分で終われるラストで良かったのに、そこから電話ボックスまでは少々蛇足。 欲を出しちゃいましたね。 [DVD(字幕)] 6点(2023-12-24 22:40:46) |
15. NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ
《ネタバレ》 『殺人鬼』VS『強盗団』。 いいですね、こういうの。ワクワクします。 ホラーテイストだけど、アクションあり、バイオレンスありで面白い。 冒頭で裸足の女の子が森の中を逃げ回っている。このシチュエーションだけで、ゴリゴリのホラーなのかと思いきやそうでもない。 場面は変わって仲良さそうなカップルがドライブするシーン。普通の映画だったらこの人たちはこれから惨劇に巻き込まれる人たち。そしてきっと主役級。 で、主役には違いないんですが、このカップルの男のほうがまさかの殺人鬼。それもかなりイカれてる殺人鬼。 で、この殺人鬼と対峙する強盗団もかなりの悪党。 だから後半になればなるほど怖さはなくなり、この両者がどう戦っていくのか、それだけが見ものです。 奇をてらったのかもしれませんが、強盗団のリーダーがいきなりやられちゃったのは拍子抜け。そのカリスマといい冷静さといい、殺人鬼と張り合えるのはこの人だけだったのに。しかも最期は命乞いみたいなことまでしてがっかり。 一番パワーがありそうな人もまっさきにやられちゃったし。これで一方的な殺戮ショー決定。まあそれはそれで良いんですけど、それじゃあ他の映画と変わらないんですよね~。せっかくオリジナリティあふれるB級ショーだったのに、もったいない。 目線を殺人鬼目線に変えて、音楽も変えたら、スティーブン・セガールやジェイソン・ステイサムの映画と、やってることはあまり変わらないです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-11-19 23:17:31) |
16. 007/スカイフォール
《ネタバレ》 なんか退屈。時間も長い。007ってこんなんでしたっけ? スパイ要素なんて後半ほとんどなくて、アクションばかり。 しかも任務とかじゃなくて、内輪でのごたごた。言ってしまえば復讐劇。 う~ん、これじゃあ007っぽくないなぁ・・・とでも思ったのか、とりつくろうかのように出てくるボンドカー。しかもヘリにハチの巣にされて見るも無残なスクラップ。そしてボンドガールもすぐ退場。 ・・・いや、もしかして今作のボンドガールってあのおばちゃん・・・?いや、まさかね・・・。 なんか007ならではのワクワク感や爽快感ってのが皆無で、エンターテイメント性に欠ける気がするのです。 いえ、この映画、007というつもりで見なければ、それなりに高評価をつけられたかもしれません。 スパイ映画を見たかったのに、なんか全然違うもん見せられた気分。そこがちょっと不満。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-11-02 02:14:29) |
17. ハミングバード
《ネタバレ》 ジェイソン・ステイサム主演のサスペンスアクション。・・・となると、いつものB級エンターテイメントを期待するじゃないですか。でも今作はなんか違う。毛色がちがう。どちらかというとドラマ色の強い作品。 過去に戦場で仲間を殺された報復に、民間人を殺害してしまった主人公。軍法会議から脱走し、アル中ホームレスに。ホームレス中に親切にしてくれた女性イザベル。イザベルは後に変わり果てた姿となって川で発見される。ジェイソン・ステイサムは偶然逃げ込んだ家に住み着いて、裏社会で富を築いていく。その一方で、シスターと恋に落ちる。その一方で、イザベルを殺した犯人を捜す。その一方で、元妻と娘のことを気にかけ、稼いだ金と写真を届ける。 ・・・・・・・・・・そう、盛り込みすぎ、盛り込みすぎなのです。 メインはシスターとのラブロマンスのような気がするのですが、なんだかサスペンス色も強いんです。シスターはシスターで訳アリの過去あり。シスターも主人公も、それぞれが自分の人生を取り戻す、たぶんそんなストーリーなのです。 でもあまりにいろんなジャンルを盛り込んで、いったいどーゆー気持ちで見たらいいんだろうと思っていたら映画が終わってしまいました。 つまり、そんな映画です。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-09-20 02:42:43)(良:2票) |
18. セブンス・サン ~魔使いの弟子~
《ネタバレ》 こーゆーRPGのような世界観の映画はハズレも多く、それがわかっていてもついつい見ちゃうのはドラクエ世代だから。ファイナルファンタジー世代だから。このジャンルには心惹かれてしまいます。それに、『この映画はアタリかも』という期待もあります。 で、今作。数多くある同ジャンルの映画のなかでは、どちらかと言えばアタリだと思います。もちろん、この世界観にそもそも興味がない人にまでウケルような、そんな映画ではございません。 野良ゴーストやボガートなどのクリーチャー。あ、スケルトンナイトみたいなのに襲われるのも良かったですね。まぁなぜそんな物騒なモンスターが家のなかにいるんだとか、そーゆー疑問はすべてスルーされていますが。 魔女軍団も、熊や豹や竜に変身したり、4本腕で剣をふるったり、個性あふれるキャラクターたちがなかなか楽しませてくれます。 ヒロインが魔女サイドってのも良い。禁断の恋的な盛りあがり。自分が思春期だったらドキドキしちゃうシチュエーションです。 ヒロイン魔女アリシアを演じるアリシア・ヴィキャンデルさん、とってもキュートで魅力的。主人公のトム・ウォードを演じるベン・バーンズも負けず劣らずのイケメン。まさに美男美女カップル。ラストは二人別れちゃいましたが、アリスがトムの馬に跨って、2人で旅に出るような終わり方でも良かったんじゃないかな。 この映画で難を言うなら、魔使いグループの攻撃のレパートリーの乏しさでしょうか。杖や剣をぶん回すだけ。ときどき投げナイフ。多種多様な魔女軍勢やクリーチャーたちに対し、あまりに貧相。終盤は、ペンダントの力と杖の力がリンクして、杖でつつくだけで魔女の幹部たちが灰になっちゃうチート仕様。せっかく訓練のシーンに尺をとったのに、戦闘面での主人公の成長が感じられないのでカタルシスに欠けます。最後、杖の先からぼっと火が出て、マルキンを焼くシーンはチャッカマンかよって思っちゃいました。 主人公たちにもう少し華のある闘いをさせてほしかったものです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-09-19 14:31:51) |
19. 時計じかけのオレンジ
《ネタバレ》 かなり有名な作品ですから、観る前から作品に対してイメージが先行していたことは否めない。 自分のなかで神格化されつつも、なんとなく制作年の古さから手が伸びなかった作品。 で、『遂に鑑賞した』っていう、この無駄に上がったハードルのせいで、率直な感想は『思っていたほどではない』という残念なもの。思っていたよりストーリーもしっかりしたものです。 もっと荒唐無稽。もっと自由奔放。もっとぶっとんだものを想像していました。 オープニングはこちらの期待通りの出だし。秩序やモラルからはみ出した存在。この映画でしか見られないような無軌道で無秩序な若者を見事に描いてくれました。純粋な悪のカリスマのようなアレックス。なるほど。評判通りです。怖いもの見たさの好奇心を満たしてくれるのに十分でした。 雲行きが怪しくなってきたのは、保護観察みたいな人が出てきてから。 あれ?なんかアレックス普通じゃね?よくいる不良というか引きこもりというか・・。 決定的だったのは仲間の裏切り。 急に気持ちが冷めていく。 仲間内でのいざこざなんて、その辺にいる有象無象と大差ないじゃん。 もっとクールでミステリアスでカリスマなグループかと思っていました。 がっかりに拍車をかけたのは刑務所に入ってから。 もう普通の人と変わらない。とにかく早く釈放されるためには何にでもすがりつく姿勢に、少なからず落胆しました。 じゃあいっそ破滅的なエンディングを見せてくれるのかと思ったら、決してそういうわけでもなく。 なんか破格の待遇を約束されて、まさかのハッピーエンド? 前半のぶっとんだノリで想像もできないような物語を見たかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-08-06 18:05:13) |
20. エンド・オブ・キングダム
《ネタバレ》 ははは、評価ひっっっく。 私はこれぞエンターテイメントって感じで、存分に楽しんじゃいました。 舞台がホワイトハウスからロンドンに移っただけで、やってることはほぼ同じっていうのも良かったです。 ロンドンに集まった各国首脳を同時多発テロで一網打尽。ここでまず観客の度肝をぬいてから、マイク・バニングの『ダイ・ハード』モード突入。今回は大統領のおまけつき。いや、もう2作目にして早くも安定の面白さです。 意外だったのはリン・ジェイコブス長官の死。『まさかあなたより先に死ぬとはね』、いや、ほんとそうです。基本『死なない側の人間』だと思っていたので、驚きました。 実は事前に次作のキャストだけちらっと見ちゃってたので、次作の大統領がモーガン・フリーマンになっているということは知っていました。・・・・つまり、もしかして大統領やられちゃうんじゃないの~、って、終始ハラハラしながら見られました。なぜならリン・ジェイコブス長官が死んじゃったことで、もう誰が死んでもおかしくないって思ったからです。 途中でⅯI6の美人工作員と合流するので、一緒に戦ってくれるのかと思ったのですが、それはナシ。残念です。 そして最後まで映画を見終わると、結局アメリカが一番怖ぇよ、っていう結論に至る次第です。 それにしても今作のレビュー拝見しますと、みなさまのこの作品に対する切れ味鋭いつっこみが本当に面白くて、お腹抱えて笑っちゃいました。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-07-29 00:49:44)(良:1票) |