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プロフィール
コメント数 347
性別 男性
自己紹介 直接的に「内容」に向かうのではなく、「スクリーンへの現れ方」を語る言葉(技法論的な言葉)をなんとかめざしたい。

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1.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
行方不明の妻を探す映画が同時に探される映画(夫の本性も暴き出されてゆく)となる。探す映画は探される、この構造は基本的。さて、この高学歴の女性がこの作品世界の成り行きをどこまでも手中に納めているというハナシはオーバーな感じ。
[DVD(字幕)] 6点(2025-07-09 23:29:04)《更新》
2.  コントラクト・キラー 《ネタバレ》 
ジャン・ピエール・レオは、忙しく饒舌な割には筋への影響力の乏しい役柄が多そうだが、それとは真逆なのが、寡黙で無表情にみずからの死に向き合うこの作品。その同じ無表情が、カノジョの出現に温むように見えるのが、クレショフ効果のよう。じわり映画の構造自体にある愉しさなのである。
[DVD(字幕)] 8点(2025-06-28 14:38:06)
3.  恋の十日間 《ネタバレ》 
アステアの添え物ではなく、独立して、役者としての成熟を目指していったジンジャー・ロジャーズが見もの。ダンスシーンが少しあって観客としては興奮しかけたが、たんなる社交ダンスだった。やはり彼女の本格的な軽快なダンスを見たい気になった。ところで、戦時中の作品であり、厭戦的な表現(影あるジョセフ・コットンを配して)が可能であるのは、アメリカの余裕(日本では考えられないこと)。敵国「ジャップ」の挿入されるイメージ画像が人間以前の醜い獣の姿で衝撃的だが、同じく日本の側からは「鬼畜米英」だったのだ。
[DVD(字幕)] 6点(2025-06-19 23:01:23)
4.  コット、はじまりの夏 《ネタバレ》 
原題が The Quiet Girl、明らかに、同じくアイルランドを舞台にしているフォードの有名作『静かなる男 (The Quiet Man)』に因んでいるのだろうから、『静かなる少女』という邦題でいけただろう。満点の映画だが、このザンネンな邦題と、ラストシーンが事の重大な成り行きを敢えて放置していることで、一点減点。キャメラが美しく無駄なく(多い省略も有効)、俳優陣も瑕瑾なし。主演の少女のまさに抑制の効いた演技には、濱口竜介ふう演出の良きものを感じる。本当にいい映画だ、あの乱暴な『静かなる男』なんかより遥かに。比較ついでに、少女もの比較で『ミツバチと私』(2023)を参照すると、いかに『コット、はじまりの夏』の画面に快い緊張が溢れているかが感得できる。
[DVD(字幕)] 9点(2025-06-15 21:26:03)
5.  極楽特急
素晴らしいが、惜しむらくは機知のスピードと高度さについていくのがやっと。こころを使わない詐欺師が恋に落ちたところで作品に深みが生まれて(この深みが大切)三角関係だ。翌年の『生活の設計』こそ見事な三角関係映画となり、ミリアム・ホプキンスがまた大活躍なのである。
[DVD(字幕)] 7点(2025-06-01 22:29:24)
6.  ゴーストライター 《ネタバレ》 
一番身近なところに敵が居る、というミステリーの基本はやはり欠かせない、効果的だ。主人公がネット検索で重大な機密を知るとは脚本甘目かも。とはいえ、味方がほぼ見つからない分厚い現実の壁というものを構築した佳品。CIAからの逃げ道(外部)というものはないのだ。国家が相手のたたかいはあのフィルム・ノワール『キッスで殺せ』のごとくゼッタイ無力。
[DVD(字幕)] 7点(2025-05-22 22:38:38)
7.  恋の秋 《ネタバレ》 
カップルを成立させるための仲介をする女性が、純粋に仲介役割にとどまらずに少々ちょっかいを出したりするので、ややこしくなる。ややこしくなっていいのである、生身の人間なのだから。
[DVD(字幕)] 7点(2025-05-21 23:08:57)
8.  コリーニ事件 《ネタバレ》 
日本の戦後処理との比較でドイツは自らの手でも戦犯を裁いたとはよく引き合いに出されることである。だがそれも十分ではなかったという、厳密なメスが入れられたのがこの作品、というところ。法廷で、戦時の暴力が確認される時、三度ほど「シーン」となるのがこの作のクライマックスである。「シーン」が。事実は事実だ、なかったことにはできない。
[DVD(字幕)] 8点(2025-05-18 13:27:29)
9.  コマンドー 《ネタバレ》 
「悪」をどんどん始末。「悪」なのかどうか不明な人たちをもどんどん始末。それにリアルに対応する事柄というのは、要するに、死刑制度容認はもちろんのこと、誤爆容認なんてことも含むだろう。こんなに政治的な映画を無批判に観るということ自体が、きわめて政治的な態度表明になってしまう。
[DVD(字幕)] 1点(2013-05-27 16:02:44)(笑:3票)
10.  この窓は君のもの 《ネタバレ》 
典型的な長回しの映画。松葉杖の彼の家の二階が気持ちの良いパノラマで、そもそも撮影技法のパンにはうってつけというわけだ。長回しのなかでアイスクリームは溶け始めるし、西瓜の種も周囲へと威勢よく吹き散らされなければならない。彼女が運転する自転車のショットすら、それに同乗するのが松葉杖の彼なので、緊張感のある長回しのスペクタクルとなる。緑蔭、青い空、白い雲、良い感じの映画だが、松葉杖から「一挙に」(これが嘘っぽい)解放されるや彼が彼女を追いかけ回すくだりは馬鹿らしい。惜しいことである。
[映画館(邦画)] 6点(2011-03-06 17:37:00)
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