1. 28年後...
《ネタバレ》 所謂ハリウッド製の歯切れの良いアクション・ホラーとは違って、物語が横道に逸れたり、急に失速したり、哲学的になったりと独特なムードでしたが、これは同じくダニー・ボイルが監督した一作目に近い作風でしたね。そもそも一作目の「28日後...」からして公開当時はミニシアターで公開されるような映画でしたから。 娯楽に振り切った2作目に比べるとかなり地味目でしたけど、それでも全裸(メイク)の感染者が全力疾走で襲ってくる描写は一昔前では考えられないくらい攻めていると思いました。 冒頭で生き残ったジミーと、ジミー達がTVで見ていた「テレタビーズ」がラストにああやって繋がる展開が各方面で議論の的になっているようですが、ワタシは好きですね。 ジミーの父親は黙示録を信じる聖職者で、感染したあと、感染者の群れとともにどこかに行っていましたが、あの様子だと、後にジミーが自らの父親を手にかける、とかそういった描写が続編であるんでしょうか?父親(神)殺し・・・ ヤング・ファーザーズによる音楽は作品を盛り上げるうえで効果を上げていましたが、前作までのジョン・マーフィによる絶望感を煽るテーマ曲が使われていなかったのは少し残念でした。 取り敢えず、続編は観ようと思います。 [映画館(字幕)] 5点(2025-07-04 15:46:28) |