1. ラスト・ワルツ
《ネタバレ》 最初はドイツの映画館で観た。1979年に、もう大昔。ザ・バンドの曲のファンだったが、メンバーのことは、今回DVDで初めて確認した。ドラムスのヴォーカルがいい!クラプトンのところ最高。で、やがてシンミリしてしまうね、終わりは。 [DVD(字幕)] 8点(2025-07-17 23:03:47)★《更新》★ |
2. ラストマイル
《ネタバレ》 岡田が満島に「あなたは誰?」と問い詰めるところが最高。作品の前提を根元的に問うこと、この存在論的な問いは、フィクションの枠外にも向かって配役はどういう関係で決まったのだろう、という問いにもなる。ところで、よく見かける俳優たちの顔だけが多くて見ていてちょっと疲れた。内容としては、働き(働かせ)すぎは、結局ろくなことにならないということだなあ、この映画。 [DVD(邦画)] 6点(2025-07-11 21:42:33)《更新》 |
3. ラスト・シューティスト
《ネタバレ》 ジョン・ウェインはまさにガン(核実験の西部を仕事場としたためにという説もある)でなくなったのだった。西部劇の殉教者なのである。それはそうと、シブくまとまったいい映画である。ローレン・バコールは良い役だが、これぐらいの気位の高さは持ち前だったのだろう。赤狩りの時の姿勢でわかる。 [DVD(字幕)] 7点(2025-06-24 22:10:31) |
4. ラスト・プレゼント
《ネタバレ》 鶴八鶴次郎なわけで、逆説的な愛情の深さ。おもしろうてやがて泣けるタイプは好きではないので、すれすれだ。おもしろさをきちんと打ち出してもいるイ・ジョンジェがいい! [ビデオ(字幕)] 8点(2016-01-18 17:33:38) |
5. ランボー
《ネタバレ》 追われるランボーの姿が見えなくなって有利な戦いになるのは、常套の表現方法であるとはいえ、まさに観客席にランボーが身を隠すかのような安心感がある。反戦のことなど内容的なことを度外視しても、たのしめる。 [DVD(字幕)] 7点(2014-03-14 00:40:18) |
6. 落第はしたけれど
《ネタバレ》 斎藤達雄の長い手足のコミカルな身振りが印象的である!小道具の数々がきわめて豊かな表情をみせる、なかでも自害するかにみせて足の爪を切るに切り替えるハサミ、そう万事、行き詰ったら切り替えが必要。もういちいち挙げる必要もない、最高傑作だ。 [映画館(邦画)] 10点(2012-11-28 22:01:40) |
7. Love Letter(1995)
《ネタバレ》 ラストシーンが微妙にいい。二人居るヒロインを一人二役、かつそのうちの一人の役を二人の俳優が演じることの意味。高校時代の自分への(死んだ樹君が描いた)似顔絵が出てきたのが届けられるという感傷的なシーンなのだが、中山美穂にではなく酒井美紀に似た似顔絵なのである。つまり中山美穂(樹役)にとって自分に似ていない(博子役の中山美穂にとっては似ていてはガッカリなのである)のが似ていることの証であるというこのちょっとしたズレが、観客にとっての戸惑いでもあり感傷を強めることにもなる。『花とアリス』と双璧の岩井俊二の傑作。 [映画館(邦画)] 9点(2011-03-15 01:04:16) |