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タコ太(ぺいぺい)さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1757
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。
※2024.2.28ニックネーム変更「ぽこた(ぺいぺい)」→「タコ太(ぺいぺい)」

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1.   《ネタバレ》 
軽いタッチの幽霊コメディはTVドラマとか含めて多々あるとは思いますが、多くの場合は主人公が幽霊となって家族や恋人に会いに行くも、触れることはおろか姿も見てもらえないし声も届かない。そんな状況でいろいろなことが起き、幽霊の主人公が苦悩したり煩悶したり、そしてその末に安堵してあの世に旅立つ、みたいな展開が多いのでは?  本作はイキナリ母親が霊能力者というか、普通に幽霊が見えちゃう。だから、主人公は幽霊なのにお母さんと会話出来るし、挙句、先に帰宅していた数年前に故人となった父親までもがその輪に入る。てか、主人公が新たに輪に入るというのが正しいのかな?  なので、幽霊話というよりも普通に繰り広げられる家族の会話。死んでんだか生きてんだか分からないというのが面白いですね。そして、その状況だからこその家族の在り方の振り返り。主人公が死んだことをひとつのピリオドにして、その生き様や家族との関係性を再検証するといったスタイルで話が進んで行きます。まぁ、死んじゃって幽霊なのは確定なので見えたり聞こえたりしても触れ合うことは出来ないという所はさり気なくキッチリ描かれているところは好感です。  結局、生きている者も死んでしまった者も何かしら心に抱いていたわだかまりのようなものが、ともに振り返ることで剥がれ落ちて行く。そして、死者は行くべきところへ、生者は新たなる一歩を踏み出す、そんなイメージで観終えました。ラストのスナップ撮影。母親の右の空間に居たであろう主人公(もしかしたら父親も)は、写り込んだ後に母親の見つめる天高く旅立って行ったのですね。良作でした。
[インターネット(邦画)] 7点(2025-07-12 13:01:23)★《新規》★
2.  なんで僕だけ 《ネタバレ》 
小学生ぐらいの友だち関係アルアルなお話。仲良し四人組かと思いきや、4年生ともなれば個性も自己主張もそれぞれ。当然、さっきまで仲よく遊んでいたかと思えば、ふとしたきっかけで大喧嘩とか仲間外れとかが勃発、なんてことは日常茶飯事です。そんな日々だから学びもあるし成長もするし、些かくすぐったい言い方ですが友情だって育まれる訳ですね。子どもたちの心の成長を描いた作品は、勿論既に有名無名多々ある訳ですから、このテーマでの短編作品は結構ハードルが高かったのではないかと。  本作は少年の一人が所謂問題児。ここで表現されている内容だけでは問題を起こす背景については解り得ませんが、おそらくは彼自身か家庭環境かに何かしらの問題があるのでしょう。そしてそれを支えてくれているのが日々友だちと過ごしている大切な時間。おそらく3人は彼のことを漠然と理解していて、だからこそ付かず離れずの関係性を保っているように思えます。大人だったらこうはいかないのではないかと。子どもと大人の残酷性は全く異なる訳で。  短編作品ならではの、説明的になり過ぎない中から作品テーマがじわっと浮かんで来る良作でした。
[インターネット(邦画)] 6点(2025-07-12 11:51:01)★《新規》★
3.  老ナルキソス(2017) 《ネタバレ》 
長編化作品については未見です。  短編作故に主人公の過去については推測することしか出来ませんが、おそらくはゲイについての理解は勿論、多様性について世間が殆ど振り向かなかった時代を生きて来た男性。今に至るまでも、誰にも言えない苦しみを抱えて来たことと思います。  そして現在。それでは誰もが彼のことを真に理解してくれるのかと言えば、そんなことはないのでしょう。今も彼は日々苦しみ、表向きの自己表現の手立てとしての絵本作家活動もままならない状況。しかも、その原因は世間の理解という外的要因ばかりではなく、寧ろ「老い」というものに直面した自分自身の内的要因が優って来ているようです。  そんな中、若いレオと出会ったことでより一層の苦しみを味わう主人公。外見は自分とは全く比較にならないほどに美しく、内面では自分を全く理解し得ない世代間のギャップ。自虐的にホームレスのような男をカネで買い、ある意味予想通りに手酷い仕打ちを受けてしまう主人公。  しかし、レオも若いなりに苦しみを背負って生きており、とりわけ父親のことを知らないで生きて来た彼にとって、主人公の苦しみに対しては理解出来ないまでも単なる同情心ではないある種のシンパシーが芽生えたようです。  ラストシーン。去り行くレオの後ろ姿にシャドーバッティングする主人公の笑顔には、私の理解力が足りないのか少々不可解な後味がありましたが(スッキリし過ぎじゃない?)、20分余りの短い尺にテーマが程良く凝縮された佳作であると思います。
[インターネット(邦画)] 7点(2025-07-12 11:33:24)★《新規》★
4.  SKIN 短編 《ネタバレ》 
観ていて重い空気に包まれざるを得ない展開。まだまだ根強く米国社会に残っているのであろう差別主義。そして、ここで描かれているジェフリーのような人間は、家族や友人、ひいては国家を愛する(あるいは愛していると思い込んでいる)が故に、その意識に導かれるがままに行動し、躊躇うことなく暴力を振るってしまうのでしょう。  幼い愛息にライフル射撃を教えるジェフリーは、家族思いの良き父親なのかもしれません。が、ライフルの照準の向こう側にあるものは紛れもない差別の対象者たち。差別意識を幼年期から植え付けられているトロイには両親の教えや行為は絶対であり、彼にとって差別の対象に照準器を当てることは極めて自然な行動だったに違いありません。  ジェフリーの悲劇は本作を観る限りにおいては自ら招いた悲劇。しかし、より長いスパンでジェフリーという人物を眺めた場合、彼もまた差別意識を幼少期から刷り込まれていた一人に過ぎないのかも。彼の妻子はこの悲劇を受け止め切れるのか。出来るとしてもどう受け止めるのか。それは復讐心という意識に転じて更なる悲劇の連鎖の起点となって行くのか。とりわけトロイの心の崩壊が懸念されます。  対する黒人側にしても、白人を拉致し昏睡状態にして墨を入れるという異常な行動のすべてを目撃した少年は、この先一体何を考えて生きて行くのか。この連鎖はシンプルな1本の鎖ではなく、複雑に絡み合った鎖になって行くのか。全て氷解する日が来るとしても、まだまだ遠い未来のように思えてなりません。
[インターネット(字幕)] 8点(2025-07-09 00:28:42)《新規》
5.  悪い夏 《ネタバレ》 
原作は未読です。  ちょっとばかり主人公が精神的に弱過ぎること(それって優しさじゃないんじゃない?)、行動が直情的過ぎること(子どもに感情移入したからって夜な夜な通えば100%バレるし、言い訳出来ないし)など、気になる点は散見されないこともないのですが、概ね納得出来る展開でした。  ただ、エンディングはどうなんでしょうか?ある意味ハッピーエンド?(少なくとも美空ちゃんにとっては)でも、金本が出所して来たらどうなることやら。梨華だって傷が癒えたらどう動くことやら。山田はダイジョブだろうけど。てか、なんだかホワッと緩めな着地点だったように思えてなりません。犯人つかまって良かったね、これで3人で幸せに暮らせるね、みたいな妙に呑気な雰囲気を感じてしまいました。獄中の高野に手紙を書く夢見る乙女状態の古川が一番それを象徴してるかも。  それと、「クズとワルしか出てこない」というコピーは少々イメージ違いました。確かにクズもワルも出て来るけど、「しか」ってことはないような。  とは言え、出演者の熱演、窓口での対応を始め綿密な取材に基いていることを感じさせる脚本等々、見応えのある1本でした。面白かった。
[インターネット(邦画)] 7点(2025-07-08 00:08:24)《新規》
6.  ファンタズム(2014)<OV> 《ネタバレ》 
少し勿体ないかな?と思えた作品です。物語自体は斬新であったり奇抜であったりはしないものの、安定感を感じることの出来る出来映え。なのに音声が悪過ぎ。音量も音質もです。もう少し整音とか出来なかったものでしょうか?台詞が聞き辛いことこの上なし。また、意図的なジャンプスケアなのか効果音のボリュームが声に比してデカ過ぎてボリューム調整しながら観賞しました。  それと少々雑と言うか適当と言うか、そんな演出がいくつか見受けられたことも気になりました。役者さんたちの演技に依るところもありそうですが、低予算故のセットのチープさとかもあるのかも。気になり出すとついついツッコミたくもなるものでして、観ながら「おいおい」「それ違うだろ」みたいに声に出てしまいました。  先に文句じみたことを言ってしまいましたが、話としてはホラーよりも家族ドラマに寄っていて、恐さよりもラストの悲しさの方が引き立っているように思えます。感涙レベルではないにしても、自分の過ちの重さ?に気付いてしまった父親の哀しみが余韻として残りました。  そう考えると、冒頭の学生失踪案件は要らなかったかも。続くシーンとのギャップを観客に感じさせる必要はないでしょうし。良い部分とよろしくない部分が混在する作品。総じてみれば平均的と言ったところでしょうか。
[インターネット(邦画)] 5点(2025-07-05 23:39:06)
7.  ミッシング・チャイルド・ビデオテープ 《ネタバレ》 
これはホラーはホラーでも所謂怪談噺ではないような?まぁ確かに人を惑わし連れ去る魔の山の話ということで括れば怪談噺のようにも思えますが、主人公の心の闇を描いたサイコホラーのように思えました。  勝手な解釈かも知れませんが、恐らくは弟の姿を見失った日、主人公は弟の変わり果てた姿を見ていた。ただ、死というものを直視した経験が心にキツく蓋をしてしまい、単なる嘘ではなく彼の視界から弟の姿は消え去ったのではないでしょうか?もしかしたら、捜索活動の中で弟の亡骸は発見されたのかも知れないし、廃墟だって消え去ることなくちゃんと地図上にもあるのかも知れない。人間の心の防御行動として、弟に関するあらゆる記憶や事実が、主人公の心の中では徹底して消去されたり改竄されたりすることはあるように思えます。なんなら司の存在だって脳内だけかも。まぁ聞きかじりの知識に基づいた推測に過ぎませんが。  ただ、そういった解釈だと解決できない要素もないことはなく(美琴の存在と彼女の経験する事象はその最たるものですね)、魔の山の齎した災厄と捉えた方がシンプルかも知れませんね。洋画で言うなら悪魔モノ。悪魔が登場すれば何でもアリの全部伏線回収可能。その方が解り易いかな?  でも、自分的にはサイコサスペンス的解釈の方が気に入ってます。ジャンプスケアや直接的表現を極力削ぎ落した映像表現は、その解釈の方が活きるような気がするので。あくまでも勝手な解釈をもとに7点献上です。
[インターネット(邦画)] 7点(2025-07-04 14:30:21)
8.  ストレイ 犬が見た世界 《ネタバレ》 
犬の目線で描かれると言うより(ラストの方でそういったカットもありますが)犬たちと人間たちをフラットに描いたドキュメンタリー。犬との対比で人間社会の問題点をあぶり出した作品と言うべきでしょうか。テーマとしては人間の方がメインのようです。  楽し気に街を行き交う人々、厳しい毎日を送る人々、行き場所を失った移民の少年たち、様々な人々の暮らしや会話が自由奔放に生きる野良犬たちの姿とともに映し出されます。ギリギリの生活の中でも犬たちへの優しい目線を失わない人々の姿に安心させられつつも、人間たちと変わらぬ、否、それ以上に苦しい生活を必死に送る野良犬たちの姿に愛おしさ、更には凛々しさを感じました。合間合間に挿し込まれる古代ギリシャの哲学者を始めとする先人の言葉には頷かされます。特に主義主張を声高に叫ぶような作品ではなく、問題を提起し、あるべき心構えを静かに提示する作品なのでしょう。  思えば野良犬とか野犬を見なくなって久しいです。子どもの頃にはまぁまぁいましたけどね。過去の反省からトルコでは殺処分を禁止したということは知りませんでした。とは言え、積極的に保護しているようなシーンはありませんでした。どのように対策しているのでしょうか?今の日本では野良猫の方が身近な課題のように思えますが、犬と猫では課題と対策もだいぶ違うでしょうけれど、何か学ぶべきことがあれば知りたかったところです。
[インターネット(字幕)] 7点(2025-07-04 14:13:26)
9.  イマジナリー 《ネタバレ》 
雰囲気はありますね。適度な恐さとテンポのいい展開。短めの尺ということもあってとりあえずは楽しめました。  ただ、基本的なところでは既視感のあるエピソードの数々。特に新鮮な驚きはなかったと言う感じです。引っ越した先の地下室の奥に放置されていた人形。すっかり魅入られた幼い女の子。一人二役で人形とお話している微笑ましい姿、と思いきやどうやらもう一人の声がする?いやいや待てよ、そもそもそんな人形なんてないのでは?  主人公の幼き日のエピソード、そして父親の現況、そして眼前に広がる異世界等々。いろいろと種蒔きしてどうやって回収するのか?クマさんの狙いはジェシカ?アリスはジェシカをおびき出すために利用した?なんだか回りくどいような、てか何でそこまで執着するの?すべては幼き日のジェシカの創り出した空想の世界?それとも外的な何かに因るもの?解らないなぁ…。  行方不明の筈の少年と母親、そしてクマさん再登場で一同避難という災厄はまだ終わってないですよ的ラストシーンも何だか回りくどいように思えました。やっぱり外的要因による現実世界での怪異なのでしょうか?  決して面白くない訳ではないのですが、今一つスッキリしない、恐いんだか何だかよく解らない作品。雰囲気は悪くないだけに少々残念でした。
[インターネット(字幕)] 5点(2025-07-01 23:47:06)
10.  サウンド・オブ・サイレンス(2023) 《ネタバレ》 
なんだかいろんな既視感が続々ですね。音が流れるとアレが姿を現すとか、突然ヒロインが過去のある事件現場を追体験しちゃうとか、他にもいくつも登場します。  まぁそれらを繋ぎ合わせて新たなストーリーに仕立てることは決してダメとは言わないのですが、観終わってみれば斬新さとか新鮮さは感じられなかったと言うのが正直な感想です。  特にエンディングはよろしくないような。言葉は悪いのですが所謂蛇足というやつです。え、まだ続くの?え、更に続くの?え、もういっちょ??てな感じに引っ張られるのは明らかなマイナスイメージでした。  結局、呪い?の根本的原因は過去の事件ではなくてラジオ、てかそこに取り憑いたモノだということなのでしょう。事件や絵画ではなくてラジオに悪霊かなんかが取り憑いてるみたいな。個人的には、せめて泥棒オジサンが件のラジオをゴミ捨て場から持って帰るところで終わらせて欲しかった。それでも十分オープンエンド作品的に締め括れた気がします。エンディングで大幅に減点せざるを得ない1本でした。
[インターネット(字幕)] 3点(2025-06-30 11:28:17)
11.  春の画 SHUNGA 《ネタバレ》 
文化庁の補助金交付を受けて制作された作品だけあって、春画の持つ美術・芸術作品としての魅力について微に入り細に入り解説されている謂わば教本的ドキュメンタリーですね。  勿論18禁作品なので相当激しくエロティックです。アニメ化されると尚更です。実写では間違いなくモザイクの嵐。絵ならいいの?と思わないこともないのですが、美術作品として語る上では全体イメージは勿論のこと細部を拡大して技法を見せることも必要不可欠。間違ってもモザイクはあり得ないですね。ただし、とは言えエロ系がお嫌いな方は鑑賞注意です。  人間、てか日本人のエロ意識って昔も今も変わらないなぁ、それにしても思いっきりデフォルメしつつ表情は結構ステレオタイプで無機質な感じがするなぁ…などと漠然としたイメージだけを抱いていた春画の世界。そんなことはマルっきりないですね。デジタルの世界とは全く異なる次元における究極の感性と技術。大変勉強になりました。貴重な1本ですね。
[インターネット(邦画)] 8点(2025-06-30 10:48:49)
12.  SING/シング:Thriller 《ネタバレ》 
シンプルに楽しいショートフィルム。一応ストーリー性を持たせてはあるものの、殆どミュージックビデオ的構成。マイケル・ジャクソンの「スリラー」をモチーフにした「SING」のキャラクターによるミュージックビデオですね。パロディと見えなくもないのですが、作り手としては「SING」シリーズの1本というスタンスなのでしょう。うん、楽しい!繰り返し楽しめますね。
[インターネット(字幕)] 7点(2025-06-27 17:21:53)
13.  Firecracker(原題) 《ネタバレ》 
LGBTQや多様性の受容という考え方が市民権を得つつある時代と言っても、旧態依然とした思考や体質は根強く残っていることも事実。サムのことを気遣うあまり家族に紹介したがらないフェイは、うっかりと心にもない表現を口にしてしまう。一気に冷え切ってしまうサム。しかし、二人の互いを愛する思いは揺るがず、ともに社会に立ち向かおうとする姿で幕を閉じるショートフィルム。  主演の二人の自然体な演技が良いですね。さながら爆竹は、弾け輝き未来に向かって行く二人の姿のメタファーといった感じでしょうか。フェイの部屋でのみ語られる舞台劇のような物語。テーマを端的に表現した良作だとは思いますが、少々ストレート過ぎるとも感じられ、平均的な評価とさせていただきます。
[インターネット(字幕)] 5点(2025-06-27 17:15:30)
14.  スノウマゲドン<TVM> 《ネタバレ》 
「スノウマゲドン」→「SNOWMAGEDON」!なんとB級作品アルアルな邦題かと思いきや原題のまんまとは?!Z級サメ映画のようなタイトルに取り合えず一発食らって観賞開始です。  正体不明のクリスマスプレゼントを開けると(開けるか普通?)中から謎めいたスノードーム。ゼンマイ巻くとドームの中の町並みに異変が。そして、それはまんま実際の町の異変に。この辺までは結構いい感じだったんですけどね。あとは(CGのチープさは止む無しとして目を瞑るとして)もうグダグダ。んな訳ないだろ!の連発。  だいたいからして人の命を何だと思ってるの?友人知人が死んでもケロッとしてるのは何なの?行方不明のままのメアリーちゃんなんて誰も気にしてないし。愛犬が帰って来て目出度し目出度し?  ツッコミどころがあり過ぎて、最終的には見ているコチラも「ま、いいか」という気分になってしまいました。モチーフになっている?ボードゲームは有名なんでしょうか?「ジュマンジ」を彷彿させるシチュエーションはキライではないのですが、何にしてもグダグダ過ぎの1本でした。
[インターネット(字幕)] 3点(2025-06-26 18:02:27)
15.  JUNK WORLD 《ネタバレ》 
「JUNK HEAD」の公開から4年。待ちに待った続編を観賞。前作同様、否、前作以上に驚愕モノのストップモーションアニメ、SF的により一層凝りに凝ったストーリー、豊富なギャグやパロディ、進化したゴニョゴニョ語。素晴らしかったです。  本来だったら前作の続きが気になって仕方がないところ。ところが、その後の世界ではなくスターウォーズばりに過去のエピソードを繋げていくとは。しかも、単純な前日譚ではなくマルチバース的な視点から時間の流れを撚り合わせて行くとは。前作の世界とストレートに繋がって行かないところが心憎い。  壮大なオデッセイのほんの一部分を抜き出したような物語は、ともすると「何だ前作と繋がらないじゃん!」と思われかねません。そりゃそうです、直接描かれている世界は意外と狭い。ただ、それはあくまでもスクリーンに映し出される世界。観客はそれを咀嚼し、前作の世界に思いを馳せ、その結果として作品では描かれていない部分にまで脳内でスケールアップして楽しむことが出来ます。  それにしても今回は疲れました。勿論良い意味です。作品世界に没入しつつ、字幕とゴニョゴニョ語の奇妙な整合性とか唐突に挿し込まれる馴染みの単語の登場で楽しみ、思考と視線があっちこっちに飛び回って嬉しい悲鳴状態でした。  何度も観たくなる、そして観れば必ず新たな発見が期待出来る作品。勿論次回の最終作にも期待して止みません。あぁ待ち遠しい。
[映画館(字幕)] 8点(2025-06-25 22:43:10)
16.  正体 《ネタバレ》 
原作未読、WOWOWドラマ未見です。それぞれ結構違うようなので、本作のみ鑑賞して個人的には正解かと。(あくまでも個人的な趣味嗜好ですが原作と映像作品が大きく異なることを嫌う性質なので)  サスペンスドラマの王道的な作風ですね。フィクションとして特に奇抜な設定ではなく、物語の流れ的にも定番的と言えるのではないかと。にも関わらず緊迫感を維持して一気に鑑賞出来たのは、演出の妙、脚本の妙、そして出演者の演技力ではないかと。概ね満足です。  テーマは物語が進むうちに変わって行くように思えました。冤罪や警察組織の悪しき体質といったところがメインテーマの社会派サスペンスかな?と思いつつ観始めたものの、物語が進むにつれ、理不尽な力によって文字通り人生を奪われた(奪われかけた)一人の若者が、普通に暮らしていれば経験し得ないような人生の逆風に晒され、更にはその中で生身の人間たちと触れ合うことを通じ、「生きること」の真の価値を見出して行く、しかも他者にそのお裾分けをしながら、というような、命と人生について語るヒューマンドラマかなという印象で観終わりました。  詳細に見てしまえば、いくらフィクションとは言え「んなわけないだろ?」的な展開は多々あるものの、そのあたりのことはあまり意識せずに楽しめる見応え十分の佳作でした。
[インターネット(邦画)] 7点(2025-06-25 13:51:03)
17.  サイレント・スクリームズ 《ネタバレ》 
劇中劇のスタイルで描くオムニバスのショートホラー集ですね。舞台劇→映像作品→舞台劇、最後の最後は現実→舞台劇という演出は好みでした。  トワイライトゾーン風とも言えそうな個々のショートホラーはバラエティ豊か。いずれの作品も思いのほか楽しませてくれました。舞台劇としても見せてくれたら、その対比が面白かったかも。もっともそれじゃ長尺過ぎかも。入りと出だけで十分ですね。  そして、メインのマックスとジェナの物語もまた舞台劇の一部のようで。謎の男が仕掛け人?もしくは定番の悪魔?他の観客は帰ったんじゃなくて取り込まれたとか?で結局、二人は舞台劇に取り込まれちゃうとか?少しばかり投げっぱなしの感はありますがエンディングも謎めいていて好感。観終えてみれば、正直なところ低予算感タップリの作品ながら、意外なほど満足感の残る佳作でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2025-06-24 11:49:09)
18.  Nudus 《ネタバレ》 
まず始めに、お願いですからAI翻訳の字幕はやめて欲しいです。スペイン語だから原語ではまるで解らず尚更に苦痛。殆ど斜め読みして尚且つ脳内再翻訳して観賞した感じです。(概ね意味は解りましたが)  で、肝心の作品的には、筋としては結構楽しめる近未来SFサスペンス~ミステリーサスペンスの流れではあります。が、冒頭から展開がまどろっこしいと言うかビジュアルに拘り過ぎと言うか、ちょっと作品世界に入り難い感じですね。ラストには裏切られ感が残りました。  結局は夢オチまたは妄想オチというスタイルで、それ自体は個人的には好物ですし、真っ白い部屋とか真っ赤な部屋とか既視感は否めないまでも演出的にも結構好きです。ただ、助手役の東洋系女性(日本人名ですが知らない女優さん)が人面蜘蛛になったり、フランツがいきなり手の平に日本語で秘密のメッセージをローラに送ったり、ドレスアップしてディナーを楽しみつつも濡れ場に突入したり、等々の演出には少々盛り過ぎ感が否めずです。夢オチ、妄想オチならではなのでしょうが。  本筋はまずまず、されど展開やら演出はイマイチという残念な1本でした。字幕のヒドさに減点です。
[インターネット(字幕)] 3点(2025-06-24 11:22:27)
19.  ベッキー、キレる 《ネタバレ》 
前作は少女による爽快(豪快?)な復讐劇として見応えありました。が、今回は正直言ってややトーンダウンかな?  ベッキーの殺戮行為の理由があまりに取って付けたようと言うか、そもそも過激派集団(と言うかコイツらは便乗してるだけ)に自分から喧嘩吹っかけておいて、その結果恨まれて恩人殺されて愛犬奪われてだから、言ってみれば自分がわざわざ蒔いた種で窮地に陥った形。無理やりの状況設定では感情移入もままならず、とは言え展開はそこそこスピーディなので見入ってはしまいましたが、振り返るとなんだかなぁと言った感じは否めずでした。ひとことで言えば「浅い!」って感じです。  続編は難しいという典型のようにも思える作品。相変わらずキュートなルールーちゃんのキャラを生かしつつ、そんな可愛い子がブチ切れてグロ殺人に手を染めるという意外性と言うか爽快感と言うかを上手いこと演出するのは難しかったようです。  もっとベッキーという人物に焦点を当てて、修羅場を乗り越えた彼女が日常生活の中で再びジワジワと苦しめられた挙句に爆発するとか、いっそシンプルに可愛い顔して本格的シリアルキラーのベッキーが暴れまくるとか、何かある意味自然な?ストーリーを用意してくれたらもっと満足出来たかもなぁ、少女版ランボーには無理があるなぁ、ベッキー結構弱いし、などと残念な気持ちばかりが残る1本でした。ただし、ルールーちゃんのキュートさに+1です。
[インターネット(字幕)] 5点(2025-06-24 11:00:08)
20.  プロフェッショナル(2024) 《ネタバレ》 
無敵オヤジ復讐モノに出演するようになって以来、リーアムさんは好きな俳優さんの一人。出演作は概ね鑑賞し、概ね満足していました。が、本作は少々微妙でした。  何だかユルイんです。殺し屋だろうが何だろうが、いつもの雰囲気は出ていて冒頭から期待満々で観始めたのですが、何かピリッとした空気がないのです。冒頭助っ人として参上してくれる後輩殺し屋君も、イマイチ凄腕感がない。端的に言えば危機管理が出来ていないのですね。  それは敵方にも言えることで、ボス?の恐いオネーさんにしても短気で凶暴なだけで基本ノープラン。お仲間たちも隙だらけと言うか何と言うか死亡フラグ立ちっぱなし。  パブに少女が愛猫連れて来たところで、これはお約束通り人質に取られるのか?と思いきや主人公によって無事トコロ払い。脚本的にも少々ユルサが目立ちました。  更には邦題によって余計に期待外れ感が増してしまった残念なリーアムさん作品でした。
[インターネット(字幕)] 4点(2025-06-24 00:48:37)
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