181. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
《ネタバレ》 久しぶりに見ました。4~6を見た後で見ました。この順番は絶対に譲れません。 自分にも9歳の息子がいるので、母と息子の別れのシーンが悲しかったです。この映画では、アナキンがあまりにも純粋無垢で愛らしく描かれているので、エピソード2以降のヘイデン・クリステンセン演じる陰のあるアナキンと落差が大きすぎて不自然に思えます。 パドメはこの時点ですでに勇敢な女性なのに、なんでエピソード2以降でアナキンなんかに心を奪われてなよなよした女に成り下がっちゃうのだろうと思いました。 政治的な話が長すぎてわかりにくいのが難点でした。ジャー・ジャー・ビンクスが好感が持てないキャラなのに活躍するのも良くない。 映画としてはまあまあです。でも、新作を見るための復習という目的がなければ、たぶんもう見ないでしょう。 この手の映画でこういうことを言うのは野暮かと思いますが、死を恐れないことや戦争を賛美するような描き方をしているので、子どもが受ける影響が心配です。うちの息子はレゴのカタログでスター・ウォーズのページをじっと見て、物思いにふけっています。 [インターネット(字幕)] 6点(2016-01-04 11:14:21) |
182. 映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!
《ネタバレ》 妖怪ウォッチを熟知している私と息子、そして妖怪ウォッチをそこそこ知っている夫と劇場で鑑賞。予告編を見て、さあ本編だと意気込むと、同時上映のスナックワールドが始まります。これはレベルファイブの宣伝で、妖怪ウォッチの次はこれを流行らせようとしているのだと思いますが、妖怪ウォッチだけ見せてほしいですね。 タイトルからわかるように、5つの物語で構成されていて、なぜそうなっているのかは5つめの物語を見るとわかります。 【ここからネタバレ】映画第1弾は1つの物語だけだったので、だんだんと盛り上がっていきました。これに対し、第2弾のこの映画は、5つの物語で構成されるので、子どもにしてみれば目先が変わって退屈しない作りですが、大人にとっては盛り上がりにかける感じです。 また、第1弾では最後はみんなで協力して敵をやっつけましたが、今回はみんなで協力しても歯が立たなかったけれど、最後は超強力なエンマ大王が出てきて、エンマ大王一人で解決しちゃうので、「そんなもっと早く出てきてよ、エンマ」と思いました。 そのうえ、見たくもなかったスナックワールドも見なきゃならないので、第1弾より低めの採点で6点とします。 しかし、第1弾では劇場で見ると戦いのシーンがやたら大音量で気分が悪くなりましたが、今回はそんなことはありませんでした。第1弾は敵(ウバウネ)をやっつけて(殺して)終わりでしたが、今回は敵(ぬらりひょん)と仲直りして終わりでした。子ども向けにやさしい作りにしたのかもしれません。 笑いあり、涙ありで、親子で安心して見られる映画でした。いろいろなお話があるので、見る人によってどれかのお話が心にささるかもしれません。個人的には、受験勉強で自分が本当にやりたいことを見失う子どもを描いていたエピソード1が心にささりました。 ジバニャンの元飼い主のエミちゃんが出てくるエピソード2は、できればアニメの「ジバニャンの秘密」の回を見てからのほうが、自転車のシーンとか意味がわかっていいと思います。最後にダークニャンやブチニャンが出てくる理由は、映画第1弾を見ておくとよくわかります。とはいえ、予備知識なしでもそこそこ楽しめると思います。 アニメがセカンドシーズンに入ってだいぶたつけれど、私はまだイナホのノリに慣れなくて、この映画でもイナホは余計に思えます。 子どものほうが料金が安いのに、子どもだけがもらえるエンマメダル。ぷにぷにに登録したらエンマコインが5つももらえて、子どもは大喜びでした。 【超ネタバレです】息子が「こまさぶろうの正体は○○○」だと言っています。こまさぶろうの髪形と、最後に出てくる実の母親を見て気づいたそうです。私は気づきませんでした。テレビ放送のときにチェックしたいと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2016-01-01 16:50:16) |
183. 蜩ノ記
ゴタゴタしていて、むなしくて、理不尽で、いったい何が言いたい映画なのか、理解できませんでした。 [地上波(邦画)] 5点(2015-12-26 19:52:11) |
184. ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
そこそこ楽しめる娯楽作品。でも、同じゼメキス監督のバック・トゥ・ザ・フューチャーのように、心に残る思い出の作品ではない。一度見ればそれで十分。ダニー・デヴィートは何のために出てきたのか。活用されていない。 [地上波(吹替)] 7点(2015-12-22 18:07:27) |
185. シンプル・プラン
《ネタバレ》 まじめで平凡で幸せな生活を送っていた男が、不真面目で怠惰な男たちにそそのかされて人生を狂わされる話。もしあなたがまじめな人間で、世間の人たちの不真面目さに腹を立てながら暮らしている人なら、この映画は見るに堪えず、吐き気をこらえながら、スイッチを消そうとする自分の右手を左手でおさえないと、最後まで見ることができないだろう。こんな不快な映画を見るくらいなら、別なことに時間を使ったほうがいい。 [地上波(吹替)] 3点(2015-12-18 15:33:49) |
186. 狩人の夜
《ネタバレ》 どうにも気分の悪い話。子どもを応援したいけれど、彼が守っているお金も、そもそもは父親が強盗殺人で手に入れたお金だからね。かわいそうだけれど、心から応援する気にはなれない。どの登場人物にも感情移入できず、ただただ不快な映画。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-12-17 18:28:09) |
187. ホーム・アローン
《ネタバレ》 故意ではなかったにせよ、8歳の子どもを一人家に残して一家で外国旅行に出かけてしまうというのは何かの犯罪にあたり、今だったら親が逮捕されるのでは? 昔だったから作れた作品という気がします。邦画の「誰も知らない」を思い出します。 親がいなくなったら、子どもは警察や教会に保護を求めるのが普通では? でも「誰も知らない」でも大人に助けを求めませんでしたし、こういう状況ではよその人に助けを求めるという発想をしないものなのでしょうか。二人組の泥棒が夜9時に来るとわかっていて、8歳児が事前に警察に連絡せずに一人で泥棒に立ち向かうというのも不自然ですし。 とはいえ、細かいことを気にせずに見れば、実に楽しい映画。以前は子どもの目線で見て、今回は9歳の息子と見ました。最後に泥棒が来る場面が特に息子には大ウケでした。 [地上波(吹替)] 7点(2015-12-15 07:37:28) |
188. くまのプーさん(2011)
《ネタバレ》 クリストファー・ロビンがいなくなり、置き手紙をオウルが読み間違えて、プーさんたちが大騒ぎをしてクリストファー・ロビンを探し回るが、実は学校に行っていたというストーリーは1997年の「クリストファー・ロビンを探せ!」と同じ展開。はっきり言ってパクリです。それでいて「クリストファー・ロビンを探せ!」に比べて超退屈な駄作です。これを見る時間があるなら「クリストファー・ロビンを探せ!」を見るべきです。何でこんな映画を作ったんでしょうね。 昔から見ているファンにとっては、プーさんの声に違和感を感じますが、ティガーの玄田哲章さんが相変わらずハイテンションなノリで懐かしくてうれしくなります。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2015-12-11 14:09:36) |
189. フィクサー(2007)
《ネタバレ》 ほかの方々が書いているように、ストーリーがよくわかりません。吹き替えで見たからわからなかったのかもと書いた人がいますが、私は字幕で見てもよくわかりませんでした。 ジョージ・クルーニーが全体的にテンションが低く(感情の起伏がなく)、困っているのか焦っているのか恐いのか喜んでいるのか悲しんでいるかが全然わからず、見ているほうとして、どう受け止めていいかとまどいます。ジョージ・クルーニーの演技力のせいではなく、映画全体が同じような感じ。おそらくそういう演出なのでしょう。だからラストの場面を見ても「してやったり」という感じがせず、もやもやしたまま終わります。なんか見たのが時間の無駄だったなと感じました。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-12-11 14:02:11)(良:1票) |
190. エデンの東(1955)
《ネタバレ》 何ともまあ、気の滅入る話。ジェームズ・ディーン演じるキャルは、今だったらカウンセラーや精神科医への面談を勧められるでしょう。でも、自分が一番正しく高潔だと信じていた父と兄のほうが実は頭がおかしく、キャルがまともなのかもしれません。これですべて解決といった雰囲気で終わりますが、兄と母はどうなってもいいってこと? 映画史に残る名作と思って見るのはやめたほうがいいです。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2015-12-08 12:45:36) |
191. 大脱走
《ネタバレ》 子どもの頃、大好きで、繰り返し録画を見た映画です。久々にBSで放送したので見てみました。豪華キャストですし、往年のスターたちが若くてびっくり。懐かしく見ました。故ジル・アイアランドさんの元夫のデヴィッド・マッカラムと夫のチャールズ・ブロンソンが同じ場面に出てきたので、二人は知り合いだったんだと思ってゾクゾクしました。 この映画は実話だそうですが、物資(ツルハシ・衣服・列車の時刻表・食料など)があんなに簡単に調達できるのは不思議です。身分証明書も偽造しましたが、紙もコンピュータもないのに、どうしたんだろうと思いました。 捕虜収容所の話ですが、結構快適そうに見えます。お湯を沸かして出がらしのお茶を飲んでいたり、歌を歌ったり、どこからかじゃがいもを大量に入手して芋焼酎を作ったりして。昔の戦争はこんな感じだったのでしょうか。それとも映画だから? 収容所を管轄するのはゲシュタポではなくドイツ空軍なので、ドイツ側もそれほど冷酷ではなく描かれています。 脱走の常習犯だけを集めて監視しようとしたわりには監視が甘い。映画だからなのか。 子どもの頃は平気で見られたのに、今回は途中でとてもつらいシーンがあり、そこから先が見られなくなりました。最後まで見ないと採点する権利はないのかもしれませんが、子どもの頃に全部見ているので採点させていただきました。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-12-04 14:00:58) |
192. マダガスカル3
《ネタバレ》 1作目をみたとき「あり得ねえ」と思い、2作目を見たとき「超あり得ねえ」と思い、3作目を見たとき、これはあり得るかあり得ないかということはもはやどうでもよくなっているとわかった。おもしろくて楽しい、だけどあり得なさすぎて、私はちょっと引いてしまった。特に、ド派手な上に絶対あり得ないサーカスの芸を見て、こりゃやりすぎだよ、と思って気持ちが冷えた。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-12-03 21:32:15)(笑:1票) |
193. ジャッカルの日
《ネタバレ》 子どものころ見ておもしろかった覚えがあり、久しぶりに見ました。今だったらすぐにつかまりそうだなと時代を感じながらも、ジャッカルと警察の攻防に最後まで引き付けられるように見ました。もうストーリーも結末も知っているのに、目が離せませんでした。ジャッカルの内面はほとんど描かれず、淡々と職務を遂行していく姿に、冷酷な殺し屋ながらも、なぜかちょっと応援したくなります。おしゃれでハンサムだからでしょうか。 (1)あれだけ苦労したのに、ドゴール大統領の想定外の行動により、狙いを外してしまうという結末。(2)射殺された後の話がすごく短い。(3)それに射殺された後もジャッカルの正体がわからない、という3つの要因で、見終わった後も余韻が残ります。 折しも、このレビューを書く少し前(2015年11月)にパリでイスラム国による同時多発テロが起き、そして今パリではCOP21という国際会議が開かれて厳戒体制にあります。池上彰さんによると、テロを防げた事例はたくさんあるけれども、こうやって防ぎましたと報道するとテロリストに手の内を明かすことになるので、防げたテロは報道されないのだそうです。今もパリではテロリストとの攻防が水面下で激しく繰り広げられているのでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-12-01 15:17:27) |
194. マダガスカル2
《ネタバレ》 前作よりおもしろくなっている。笑いのツボを心得た感じ。前作はシマウマの妄想から始まったので、今回のオープニングはきっとアレックスの妄想なんだろうと思って見ていた。しかし、どうも妄想じゃない?? え~っ本当に動物が飛行機飛ばしちゃったわけ? しかも、ボロボロの飛行機で座席にガイコツが座ってる?! てことは墜落機?! すごいブラックユーモア。前作から出ているニューヨークのおばあちゃんもすごいね。飛行機を直すためにペンギンがジープを略奪するくだりもぶっとんでいる。ジープでおばあちゃんをはねちゃうのは教育的にどうかなあと思いながらも、子どもとガハガハ笑いながら見ました。でもキリンとカバのカップルっていうのは無理がありすぎ。 [インターネット(字幕)] 7点(2015-11-28 22:47:19) |
195. 戦火の馬
《ネタバレ》 長い、長すぎる。最後になって、こういうことだったのかとわかったが、それにしてももう少し短くまとめられなかったのか。あと、戦争に馬を使っていたというのがカルチャーショックでした。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-11-27 13:45:48) |
196. チャンス(1979)
《ネタバレ》 すごく不思議な話。チャンスの正体がいつばれるんだろうと冷や冷やしながら見ていたが、最後まで見終わると、正体がばれるばれないが問題の映画ではないとわかった。チャンスはこれからどうなるのか、チャンスは本当は何者なのか、そんなことを考える映画でもない。この映画がすべて。それ以上でもそれ以下でもない。でも正直、よく意味がわからなかった。また、チャンスは人間っぽくないなと思って見ていたのですが、最後のほうでチャンシー・ガーデナーでなく庭師のチャンスであることを医師に指摘されたときに、ちょっと戸惑ったような表情を見せたときだけ、人間に見えた。何であそこはああいう戸惑った演技をしたのだろう。 [地上波(字幕)] 6点(2015-11-26 12:42:47) |
197. マダガスカル
《ネタバレ》 途中に退屈なシーンがあったり、アメリカのジョークがいま一つわかりにくかったり、日本人にはかわいく感じられないキャラクターとか、いくらでもケチはつけられますが、安心して子どもに見せられる映画でした。テンポよく繰り出されるギャグの連発に9歳の息子は大ウケ。設定やストーリーに無理があるのはご愛嬌。細かいところに目くじら立てずに見る映画です。最初のほうで別れたペンギンたち、いつか出てくるだろうと思っていたけど、「そう来るか~」と意表をつかれました。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-11-26 09:03:20) |
198. ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島
《ネタバレ》 CGがきれいでよくできている。ネズミは毛並みや動きが本物のように生き生きしている。海や波もきれい。前作の山場は大勢の殺し合いだったので、見ていて気分が悪かったけれど、今度は大きな化け物にみんなで協力して戦うシーンだったので、落ち着いて見られた。ついに4人兄弟全員がこの作を最後に引退か。次からはユースチスの出番か。でも、4人は「いにしえの王」という設定だったと思うけど、ユースチスはどういう立場になるんだろう。次からはユースチス一人がナルニアに行くのか、それとも誰かが一緒に行くんだろうか。 私(女性)よりも夫と息子が夢中になって見ている。女性よりも男性の心をくすぐる映画らしい。女性にはいまひとつどこがよいかわからない。 [DVD(吹替)] 7点(2015-11-24 22:03:31) |
199. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 テレビで放送していたので、子どものころ以来久しぶりに見ました。昔はすごくおもしろいと思って見ていました。今見ると、ストーリーも特撮も無茶がありすぎ。最後の列車転落シーンの車内の様子とか、川に死体が浮いてるあたりはちょっと恐かったです。列車そのものが落ちるシーンは、ちゃちすぎますけどね。でもそこそこ楽しめます。そして、俳優陣がとにかく豪華。ソフィア・ローレン、なんて若くてかわいらしいの! リチャード・ハリスも最近はおじいさん役ばかり見ていたので、こんなに若くてかっこいいなんて! マーティン・シーンも若くてイケメンじゃないですか! そのほかの俳優もみんな若い! [地上波(吹替)] 7点(2015-11-15 16:02:20) |
200. 幸せのちから
《ネタバレ》 見るのがつらすぎる映画です。普通の映画ならば、いいことがあって悪いことがあってというふうにバランスをとりながら進んでいくものですが、この映画は、悪いことがあって悪いことがあって、ちょっぴりいいことがあって、悪いこと、悪いこと、というふうに悪いことの連続で、主人公親子がドン底に落ちていきます。最後に報われるわけですが、幸せなシーンはちょっとしかありません。先が気になるので、ついつい見てしまいますが、それでいて気持ちの半分では、つらいからもう見るのはよそうと思うような映画です。ホッとするようなシーンが途中に欲しかったです。 [地上波(吹替)] 5点(2015-11-15 14:15:11) |