181. トム・ホーン
《ネタバレ》 無慈悲に射殺を続ける、濡れ衣であっても縛り首を受け入れる。トム・ホーンが見せる虚無感が闘病中のマックィーンに重なりやるせない。 彼を利用して手のひら返しで葬り去るご都合主義の正義感はかの国ならではか。胸糞の極み。 病を押しての出演でキレも華もないマックィーンを観るのが辛かった。 [DVD(字幕)] 6点(2024-09-07 08:33:48) |
182. オスロ国際空港/ダブル・ハイジャック
《ネタバレ》 脳筋でないショーン・コネリーの役どころはなかなかの見応え。 私も死人の出ないえらく大人しいハイジャック犯に物足りなさを感じてました。「変わってるわ」 その後の展開に「へぇ、そういう事ですか」 一気の結末に「えっと・・・?」頭から再見。 もう少し尺を使って政府の企て部分を描いて欲しかったところです。 良い仕事をしているジェリー・ゴールドスミスに+1点。 [DVD(字幕)] 7点(2024-09-04 15:05:33) |
183. マイ・ボディガード(1980)
盛り上がりそうな予感が大ハズレ。ルース・ゴードンとジョン・ハウスマンの無駄遣いがイタイ。 こういう作品を観ると、映画は脚本なのだと思い知らされます。 [DVD(字幕)] 3点(2024-09-03 15:40:05) |
184. エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?
悪玉3人組がありとあらゆるインチキを駆使して~千万ドル、~億ドルの私腹を肥やし、捕まっても「私は悪くない」(死んでも謝るものか) 銀行も証券会社も監査法人もマスコミもブッシュ親子を始めとする政治家も旨い汁吸ってるのだから、まぁこんなものかな。 ただ、当時チラッと耳にした事があるカリフォルニア州大規模停電のカラクリには腸煮えくり返る。公共インフラを担う企業として恥知らずにも程がある。 何もかもが初耳な後味悪すぎる酷い話にグッタリです。 [DVD(字幕)] 7点(2024-09-02 01:42:09) |
185. ダンサー イン Paris
今年の梅雨頃から加齢のせいか手足の関節の不具合で難儀すると共に不安に駆られる事が度々。 足首に大きな怪我をした26歳のプリマバレリーナの不安感はいかばかりか。 若さもあって新たな道へ進むカラリとした姿に好感がもてました。 レジデンス?の経営者が見せる年の功な包容力が印象深いものがありました。 [DVD(字幕)] 6点(2024-09-02 01:11:19) |
186. ザ・ファン
20年ほど前に観ているのですが、あらかた忘れています。エレン・バーキン出演が100へぇでアンニュイな魅力は健在でした。 レナードは仕事でも、家族関係でも、他人とのかかわりでも、既にアブナイ感が出ていて見応え有りました。 善良な人物の豹変でないのがどうなのかとも思いますが、ジャック・ニコルソン同様デ・ニーロなので仕方ないようです。 スイッチが入ってからの「これだけ愛してやってるのに何故愛し返さないのだ」な暴走模様は通常運転。 ただ、デ・ニーロあるあるな観ていて脱力してしまう無茶苦茶な結末が残念なところです。 [DVD(字幕)] 6点(2024-09-01 04:19:35) |
187. キャット・ピープル(1982)
《ネタバレ》 1942年版は観ていますがほぼ忘れています。 ナスターシャ・キンスキーは「テス」の絶頂には及ばないもののやはり美しい。 彼女のヘアヌードがぼかしなしで拝めるとは、21歳の役者度胸に仰天であります。 マルコム・マクドウェルを起用したナイスキャスティングに拍手。 もの悲しさが窺える黒豹のラストショットに+2点 どうでも良いのですが、アフリカサバンナ動画で一番のお気に入りがヒョウであり、単独で獲物を仕留めくわえたまま木登りして悠々と食する一連の姿に毎回惚れ惚れしています。(ヒョウ柄の服は着ませんよ) 今作で黒豹でなく豹だったら更に加点でしたが。 [DVD(字幕)] 7点(2024-08-31 20:34:24) |
188. ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄
上院議員選挙戦がドキュメンタリータッチで描かれています。 選挙モノでのあるあるな展開でギター片手に歌っているのが目新しいところ。 「貧乏人は文句ばかり言う・・・・」をはじめとした物言いのボブ・ロバーツにドナルド・トランプが浮かびました。 尻切れトンボな結末に唖然と。 お目当てアラン・リックマン。陰謀部分を受け持っている役どころでしたが、見せ場なしの中途半端さにガックリです。 [DVD(字幕)] 3点(2024-08-31 20:16:42) |
189. とび★うぉーず
他愛ないお話ながらも、お兄ちゃんが見せるピンチでの諦めない姿はなかなかの見応えがありました。 お目当てアラン・リックマン。魚界悪の帝王ジョーはインテリで自信家で野心家という十八番な役どころ。鱈の邪悪な顔つきが段々と彼に見えてくるのがあら不思議。歌声も聴けてあぁ嬉し。 子供から大人まで楽しめる作品。デンマーク製というのにビックリ、本国でダンサー・イン・ザ・ダークを超えるヒット作というのに無限へぇ。マッツ・ミケルセンも観たのかなぁ・・・ [DVD(字幕)] 7点(2024-08-31 20:01:27) |
190. さまよう魂たち
映像はなかなかに強烈でしたがお話が退屈で。 何が言いたかったのか分かりませんでした。 [DVD(字幕)] 4点(2024-08-27 16:41:24) |
191. 翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜
《ネタバレ》 大阪と言えば吉本新喜劇、新喜劇と言えば池乃めだかさん。彼の衣装を纏った片岡愛之助が圧巻でした。 いっそのこと共演してくれてたら。 大阪府民として興味津々だったのですが大して笑えなく他愛ない話を淡々と眺めてお開きとなりました。 自虐とディスりのバランスに欠けてたようで、続編の難しさを思いました。 [DVD(邦画)] 4点(2024-08-25 16:51:44) |
192. 聖なる犯罪者
《ネタバレ》 人殺しで少年院服役中に信仰心に目覚めたというものの、仮出所で酒、ドラッグ、セックスとは信仰心が聞いて呆れる。 司祭の格好をしていれば、こんな若造の本質を見抜けないものなのか。村人がいまどきの特殊詐欺の被害者に見えた。 交通事故の件が敬虔な信者≠善良な人物を表しているところに点数を。 [インターネット(字幕)] 4点(2024-08-24 22:43:40) |
193. ミッドナイト(1939)
クローデット・コルベール、ドン・アメチーに釣られて。 クレジットのジョン・バリモア、ビリー・ワイルダー、チャールズ・ブランケットに歓声を。 冒頭から、ワイルダー印のラストショットまで濃密なテンポの良い展開であっという間にお開きで、もうちょっと観たかったですね。 かつての山城新伍さんのご発言、「3角関係だから角が立つ、4角、5角・・・角が無くなって丸く収まる」が思い浮かんだ、男女5人は、良質な脚本・舞台で明るく生き生きと、且つ、ほんの少しほろ苦く、絶妙な塩梅に拍手。 MIPはコルベール、明るい部分を一手に引き受けた飄々とした姿が素晴らしい。 バリモアの往年の超絶美男子の面影が感じられないお顔がチョーッピリ残念でありました。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-08-19 01:58:53) |
194. ナイトメア・アリー
ブラッドリー・クーパーが見世物小屋を出るまでが長過ぎましたが監督らしい怪しげな映像美(+2点)のお陰で寝落ちは免れました。 ケイト・ブランシェット登場からラストまでは見応え満点。彼女の圧ある存在感が凄い。拍手。+2点 因果が巡る強烈過ぎる結末でのラストショットが余韻を残します。+2点 デフォーは彼らしい役どころを貫禄たっぷりにこなしていたのは流石。+1点 [インターネット(字幕)] 7点(2024-08-15 23:21:59) |
195. グランド・イリュージョン
《ネタバレ》 「そんなアホな!」なマジック(の域を超えている)も映画なので楽しく見れました。 マイケル・ケイン(フェードアウトが残念)モーガン・フリーマンという大御所出演も嬉しいところ。 華に欠ける弱すぎるオチに興醒めしたのが歯痒い。 余談ながら、冒頭トランプマジックでビルに映し出されたカードが自分の思ってたのと同じだったのに「オーッ!」 さらにどうでも良いことですが、フォー・フォースメンと言えばリック・フレアーをボスとした悪役4人組でフレアー以上にアーン・アンダーソンの髭面・ふてぶてしい面構えでの悪党っぷりに惚れ惚れしてたのを思い出しました。+1点 [インターネット(吹替)] 6点(2024-08-14 22:08:04) |
196. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
初見。 見たことある大玉転がしシーンはクライマックスだと思っていたのでビックリ。 冒険活劇のヒーローなので恐れを知らない人物なのでしょうが、それも過ぎると白けてしまいました。 悪人共の顔崩壊とマリオンの「痛いところはどこなの」は以降の作品の元ネタなのですね。 6点ではありますが、シリーズ第一作として映画史に名を残すのは間違いないと思います。 [インターネット(吹替)] 6点(2024-08-14 16:43:33) |
197. コカイン・ベア
大型ネコ科動物好きの身でクマは対象外ですが、ラリる姿というのに興味あり観る事に。 レイ・リオッタ出演にたまげました。点数の全てを。 ラリるのはまぁまぁだったけれど、グロ度がえげつない。どうでも良いストーリーのアクセントとしても私的に度が過ぎてウンザリでした。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-08-14 13:21:54) |
198. 特捜部Q 知りすぎたマルコ
原作者がニコライ・リー・カースを嫌ってキャスト総入れ替えになったそうで。 新しいカールは年の功の落ち着きはあるものの、身のこなしが年相応(?)でモッサリしているのはいけません。 マルコは殆どストーリーに絡まず、作品を観て邦題をつけているのか疑問です。 大がかりな舞台の割には、謎解き人情話共に盛り上がりが無い作品でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-08-14 11:02:02) |
199. 特捜部Q カルテ番号64
《ネタバレ》 優生思想を絡めた展開は見応え有り。 「ローセの為に残って欲しい」 自分に正直になれない不器用男の真骨頂を見せたシーンに+2点 ニーデが海の藻屑となってなかったのに興醒め-1点 [インターネット(字幕)] 7点(2024-08-14 10:47:43) |
200. 特捜部Q Pからのメッセージ
お話には結構引き込まれたのですが、警察のお粗末さに水を差されてしまいました。あと、カールのメンタル疾患模様が鬱陶しいのも残念。一人勝ちなアサドの魅力を感じた作品です。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-08-11 23:33:18) |