2061. 正義のゆくえ/I.C.E.特別捜査官
アメリカで幸せになりたい。不法であっても。ご都合主義の正義に白けるばかりでした。 [DVD(字幕)] 4点(2017-02-14 14:51:33) |
2062. クーパー家の晩餐会
《ネタバレ》 なかなか豪華な顔ぶれによるこなれた感じでハッピーエンドへと向かって行く4世代ホームドラマ。気楽に鑑賞した中この人たちの生甲斐は何なのだろうかと度々考えさせられました。 [DVD(字幕)] 5点(2017-02-02 16:48:06)(良:1票) |
2063. ジャッカー
犯人二人が少年を組織に送り届ける以外事件の背景には一切触れられずストレスが募る。少年が大人二人を観察し仲間割れして共倒れになるように仕向けているのが薄気味悪い。ロイ・シャイダーの魅力が点数の全て。 [DVD(字幕)] 5点(2017-02-01 16:14:07) |
2064. 独裁者と小さな孫
《ネタバレ》 舞台である国を特定せず寓話を装っているが、これまでも今もこれからも地球上で起きている話。独裁者と孫の逃亡劇。無垢な孫が最後に「こんなゲームはもうしたくない」と涙する姿に、力だけが正しい統治の虚しさを観る。独裁者を擁護する者の台詞は蛇足だった。 [DVD(字幕)] 6点(2017-01-31 23:59:16) |
2065. 天国に行けないパパ
《ネタバレ》 定年間近の安全第一・安定志向のバート・シンプソン刑事が余命2週間の宣告を受けて殉職を目指す。「死にたいのに死ねない」コメディとしての大小取り混ぜた笑いどころ満載の中に、ほっこりさせられる後輩アーニーとの絆や、涙が滲んだ別れた妻子との絆や、目を見張った「ブリット」「フレンチコネクション」を凌ぐ壮絶なカーチェイスが盛り込まれた傑作。 [DVD(字幕)] 10点(2017-01-29 15:41:43)(良:1票) |
2066. ゼロ・ダーク・サーティ
《ネタバレ》 無辜の人をテロで闇討ちにする輩に対する拷問(新大統領が復活させたがっている水責めもありました)は仕方ないと思います。マヤが同僚を爆殺された後私怨に走ったのも仕方ないと思います。ラストで独り涙する彼女が将来、両親を目の前で殺された子供達の報復に怯えて生きてゆかなければならないのも仕方ないと思います。力だけが正しい憎悪の連鎖が終わらないのも仕方ないと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2017-01-29 15:10:22)(良:1票) |
2067. ハドソン川の奇跡
《ネタバレ》 国家運輸安全委員会による厳しい追及があった事を初めて知った見応え十分の作品。誠実なプロの仕事師を演じさせたら右に出る者はいないトム・ハンクスは今作も貫録を魅せる。常に冷静沈着な彼が「生存者は155名」の報に感無量な姿にもらい泣きしてしまった。「奇跡」は皆が自分の職責を果たし一致協力した賜物で、公聴会のボイスレコーダーに客室乗務員の「頭を下げて、姿勢を低く」の連呼が聞こえた時にまた涙が出た。主人公が目を覆いたくなるぐらいに追い詰められるイーストウッドテイストはまろやかで拍子抜けするやらホッとするやら。副操縦士の〆の台詞が後味の良さを際立たせる。 [DVD(字幕)] 8点(2017-01-29 14:56:57) |
2068. ブラック・ファイル 野心の代償
アル・パチーノとアンソニー・ホプキンスの対決という事で、お顔を観に劇場に足を運ぶ。健在ぶりにはホッとしたものの、余りにもお粗末な脚本の駄作にご両名が出演なさった理由を知りたい。当サイト3点の内容そのものの作品。 [映画館(字幕)] 3点(2017-01-15 20:23:14) |
2069. 恋におちたシェイクスピア
物語の着想は良いものの、ロミオとジュリエットの悲恋と実生活のイチャイチャぶりの落差に白けてしまう。情けない役どころをキッチリこなすコリン・ファース、出ずっぱりのジェフリー・ラッシュ、僅かの登場シーンに存在感を示し美味しいところを持っていったジュディ・デンチ。豪華脇役陣にそこそこ楽しませてもらった。 [DVD(字幕)] 6点(2017-01-14 23:47:42) |
2070. 黒猫・白猫
何時の時代? 舞台は何処? ガチョウの大群? 何故にリックとルノー署長? 等々、「何じゃこりゃ?」が満載。 どことなく詩情を感じる賑やかにも程がある音楽と共に繰り広げられる突き抜けたハチャメチャぶりに何だか元気を貰う。特に大爆笑させられた楽団が病室になだれ込み爺さんを連れ帰るシーンは「天才バカボン」の世界。ラストの二人のカサブランカダンディの粋な台詞に、バカボンのパパの決め台詞「これでいいのだ」が浮かんだ。掘り出し物の珍作・快作に出会えた喜びを味わった。 [DVD(字幕)] 8点(2017-01-14 23:28:59)(良:1票) |
2071. マネー・ショート 華麗なる大逆転
《ネタバレ》 ~億ドルの損得に悲喜交々するモラルのモの字も無い世界が描かれた実話。孤高のマイケルが巨利は得たが顧客との信頼関係は得られずファンドを閉じたエピソードのみ心に残る。華麗なる大逆転という邦題は不適切。爽快感はどこにも無い。 [DVD(字幕)] 7点(2017-01-14 22:24:51)(良:1票) |
2072. 離愁(1973)
《ネタバレ》 戦火から逃れる疎開列車の道中譚が物語の大部分を占める。死と隣り合わせの緊張感が絶えず続く中で生まれた束の間の恋が丹念に描かれている。妻子と同じ客車に乗れていたならアンナに惑う事もなかったのに。長男誕生を受けてジュリアンのもとを去ったアンナ。ああ、よかったと安堵したのも束の間のゲシュタポ?の取り調べシーン。瞬きするのも憚られるこれ以上ない緊迫感の中でのジュリアンの選択に、あぁ、何故部屋をあとにせずに振り返るのか、何故頬に触れるのか、妻と二人の幼子よりも自分の命よりもアンナを取るのか、悲しくて身悶えする。耐えに耐えていた思いが決壊したアンナも同じく思った筈。勝ち誇った取調官の台詞が雑音にしか聞こえなく、迸る思いを一言も発することなくぶつけ合うジャン・ルイ・トランティニャンとロミー・シュナイダーのラストショットに見惚れる。 [DVD(字幕)] 9点(2017-01-14 01:50:28) |
2073. ソフィーの選択
《ネタバレ》 三人の交流の中でエキセントリックなネイサンに嫌気がさしてきた時に語られるソフィの過去に気を取り直しての鑑賞。明らかになった、ネイサンの実像とソフィーの「選択」の内容。眠っているような安らかな死顔に、虚構に満ちた束の間の幸せの切なさが募る。つまらない人生を送りながらも、このような選択をせずに今も生きている幸せを気づかされる。 [DVD(字幕)] 7点(2017-01-08 00:18:01) |
2074. 秀子の車掌さん
何の盛りあがりも無い他愛のないお話で、タイトルが示す通り、高峰秀子のプロモーションビデオとしてファンの方が楽しむ作品に思えた。 [インターネット(字幕)] 4点(2017-01-05 02:07:50) |
2075. ウィズネイルと僕
《ネタバレ》 鳴かず飛ばずの役者二人のうす汚い暮らしをイギリスの曇天が一層うすら寒くさせ目をそむけたくなる。髪を切った僕を観たとき ♪♪就職が決まって髪を切ってきた時、もう若くないさと君に言い訳したね♪♪ のフレーズが浮かび、初めて本作は青春映画なんだと実感。独り芝居をするウィズネイルのラストシーンはほろ苦い余韻を残す。 [DVD(字幕)] 7点(2017-01-03 19:22:44)(良:1票) |
2076. 羊たちの沈黙
初見。静かな狂人アンソニー・ホプキンスと聡明で勇敢なジョディ・フォスターの対峙に見惚れるものの、その他の展開が無理筋が多く興醒めしてしまう。チルトンの最期が想像させられるラストショットが怖い。このように本作では見せない演出が博士の残虐さを際立たせる。 [DVD(字幕)] 6点(2017-01-03 00:19:18) |
2077. 殺しが静かにやって来る
トランティニャン、キンスキー共演に惹かれての鑑賞は大当たり。どこまでもストイックな男とどこまでも卑劣な男の対決に手に汗握り、決着の衝撃に打ちのめされる。雪景色に流れるモリコーネの物悲しいテーマ曲に更に冷え冷えとさせられる。 [DVD(字幕)] 8点(2016-12-30 22:03:22) |
2078. デビルズ・ノット
コリン・ファース、リース・ウィザースプーン共演に期待するも客寄せの存在にガッカリ。事件の背景を掘り下げること無く顛末を淡々と見せるだけの製作者の姿勢にもガッカリ。 [DVD(字幕)] 3点(2016-12-30 11:31:42) |
2079. あやしい彼女(2016)
親が子の為に自分の事は二の次にして歯を食いしばって頑張る。当たり前の事を恩着せがましく苦労の押し売りをするカツさんには虫唾が走る。コメディ・ファンタジーだとしても設定に白けるばかり。一途な次郎のいじらしさに加点。 [DVD(邦画)] 4点(2016-12-25 23:19:40) |
2080. カスパー・ハウザーの謎
実話なようなので仕方ないのですが、彼が何者かの興味だけで辛抱して鑑賞したのでガッカリしてグッタリ。 [DVD(字幕)] 4点(2016-12-25 01:33:04) |