2101. レヴェナント 蘇えりし者
復讐心から生への執着を見せるディカプリオは頑張りました。オスカー受賞もまぁ納得。しかし、それだけを150分見せられてウンザリしました。思わせぶりな過去の映像にも辟易させられました。期待外れの作品。 [DVD(字幕)] 4点(2016-09-26 15:40:37) |
2102. ソルト
何時もながらの御意見無用で天下無敵のアンジーの暴れっぷり。やたらと飛び移るアクションはやり過ぎで醒める。一体何がしたいのか理解できなくてイライラが募るばかりで楽しめなかった作品。 [DVD(字幕)] 5点(2016-09-20 17:23:44) |
2103. スポットライト 世紀のスクープ
《ネタバレ》 幸薄い子供達の心の拠り所となるべき神父が彼等彼女等につけ込んで性的暴行を働くとは。教会が組織ぐるみで隠蔽するとは。卑劣でおぞましい出来事が実話だとは。涙を流しながらの証言はいたたまれないものがあり、これに回想シーンがついていたら鑑賞リタイアしていました。聖人君子ツラした変態と変態を庇う教会には吐き気がします。白日の下に晒した記者達の心は熱く頭はクールな仕事ぶりはお見事。地味だけれども引き付けられる作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2016-09-19 23:44:02) |
2104. やさしい本泥棒
《ネタバレ》 マックスとリーゼルの曇り空のやりとりに言葉を紡ぐ事を考えさせられました。苦しく生き辛い時代に精いっぱいの愛情を注いでくれた里親と真友ルディの亡骸と対峙するリーゼルの姿に、ペラペラ(失礼)喋る死神に怒りがこみ上げます。ジェフリー・ラッシュのような聖人君子ではなくとも、見た目とは異なる人情を持ち合わせているエミリー・ワトソンが絶品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2016-09-18 23:07:57) |
2105. 山猫は眠らない
《ネタバレ》 いやぁ、魅入りました。ジャングルにおける一撃必殺の人殺し稼業の適性とはどういうものかを体現するベケットに圧倒されます。ヘタレなミラーの顔つきが変わってゆくのに目を見張ります。どちらかが命を落とすのではないかという痺れる緊張感がラストまで続くあっという間の100分間でした。残酷な拷問にあったベケットがミラーに「一発で二人殺せ」というのは、ここで死なせてくれと懇願していたのでしょう。切ない一言でした。私は意味不明の邦題よりそのものズバリの原題のままが良かったです。 [DVD(字幕)] 8点(2016-09-17 13:30:00) |
2106. 映画 ビリギャル
慶應に合格して何をするのか、卒業して何をするのか。見返してやりたいという理由だけでは合格で燃え尽きてしまうのでは。受験勉強は日々自分との闘い。頑張れと励まされなくとも頑張るもの。誰にも応援されなかった身にとっては、さやかちゃんを応援する沢山の人物が眩しかった。家族の姿を掘り下げて描いている点に作品の奥行きを感じた。 [DVD(邦画)] 7点(2016-09-13 14:40:03) |
2107. まぼろし
《ネタバレ》 ジャンは失踪なのか、事故死なのか、自殺なのか。マリーも観る者もわからないところが歯痒い。寂しさの穴埋めにされた挙句、ジャンの代わりになり得ず「あなた軽いのよ」と申し渡されるヴァンサンはいい面の皮。現実を直視できないマリーを演じたシャーロット・ランプリングの美しさにハッとさせられ、老いた姿にドキッとさせられた。 [DVD(字幕)] 5点(2016-09-13 14:28:34) |
2108. Re:LIFE リライフ
ヒュー・グラントの為の作品。幾つになっても何時もと変わらぬヒュー・グラントをたっぷり堪能させてもらえました。 [DVD(字幕)] 7点(2016-09-12 23:13:22) |
2109. バニー・レークは行方不明
《ネタバレ》 狂気を孕んでいそうな登場人物達の中にあって、実はマトモな人物が一番狂っていた。露わになる際のアップの姿に身震いする。こんな者達を相手に常に冷静沈着で事件解決にあたる警視を演ずるローレンス・オリビエに作品の格調の高さを感じた。 [DVD(字幕)] 7点(2016-09-12 22:56:57) |
2110. エージェント・ウルトラ
ストーリーが滅茶苦茶。「CIA」という題で小学生が作文を書いてもここまでヒドイ代物にはならない。イスラムの自爆テロ犯と似たような人間を作り上げるのが目的なのか思われるMKウルトラ計画を題材にするのならマトモな作品を観たい。 [DVD(字幕)] 1点(2016-09-12 22:43:37) |
2111. 酔いどれ天使
眞田と松永の台詞が全編に亘って怒鳴っていることに辟易する。掃き溜めに鶴と呼べる女学生の存在がなければ観るに堪えない作品。真に強い人間について考えさせられるエンディングが秀逸。 [DVD(邦画)] 5点(2016-09-03 18:58:19) |
2112. コードネーム U.N.C.L.E.
1963年を舞台に米ソが協力してナチス残党の悪巧みに立ち向かう。キャラの立った登場人物達の絡み合いに、笑って、ホロリとして、手に汗握った。敵ボスの優雅さは特筆もので作品に華を添える。齢を重ねても優男の面影が残るヒュー・グラントが観れて嬉しい。オープニングとエンディングのセンスにも魅了される。掘り出し物の一品。 [DVD(字幕)] 8点(2016-08-28 19:12:20) |
2113. ラストキング・オブ・スコットランド
《ネタバレ》 未熟で浅はかな「アミンの白いサル」ニコラス医師に味わわされた相当な後味の悪さは、架空の人物だという事に少しだけ和らいだ。 [DVD(字幕)] 6点(2016-08-14 20:18:09) |
2114. 杉原千畝 スギハラチウネ
世界を変えたい、この国を良くしたいという外交官としての矜持とは無関係に見えるビザ発給に踏み切った理由を知りたかった。帰国後の外務省の仕打ちに対する夫婦の思いを知りたかった。消化不良な作品なれど、根井三郎の存在と自治三訣の精神を知ったのは収穫。難民の苦汁を味わった人達はパレスチナ難民に対して何を思うのだろうか。 [DVD(邦画)] 5点(2016-08-08 01:24:34) |
2115. オデッセイ(2015)
《ネタバレ》 ジャガイモ作り等における生への執念は見応えがあるも、救出劇において中国のNASA(?)が登場したのには頭の中が?で一杯で鑑賞の集中力が薄れていった。 [DVD(字幕)] 5点(2016-08-08 01:10:57) |
2116. ビフォア・ザ・レイン
マケドニアに於いてのマケドニア人とアルバニア人の内戦。親族であっても躊躇いなく殺してしまう下劣さ。度々見られるグロテスクな映像の下劣さ。第2部のストーリーの下劣さ。監督の言わんとしたいのは何なのか、自国の惨状なのか、人間とはこの程度もものなのだということか? ひたすらに陰気臭い作品にゲンナリ。 [DVD(字幕)] 2点(2016-08-08 00:56:20) |
2117. 永遠の人
《ネタバレ》 度々流れる歌詞までついているフラメンコ風の音楽が「何じゃこりゃ?」という意味不明なシロモノで呆れると共に不快になる。登場人物全てが「私「だけ」が憐れである」という遣る瀬無さに満ちており嫌になる。隆が一番情けないと思う。ラストの僅かな救いにも気持ちは晴れない。 [DVD(邦画)] 4点(2016-08-03 16:03:21) |
2118. テキサスの五人の仲間
《ネタバレ》 観ていて虫唾が走る情けないヘンリー・フォンダが招いた窮地をジョアン・ウッドワードはどのように脱するのか見入ってしまう。逆転勝利はめでたいながらも都合が良過ぎる気がしていたら、「五人の仲間」の意味が解って醒めてしまう。特に健気だと思っていた子供を思うと後味の悪さが募る。 [DVD(字幕)] 6点(2016-08-01 12:48:49) |
2119. サイレントパートナー
《ネタバレ》 モッサリしているが悪知恵が働く小悪党エリオット・グールドと残虐さに目を背ける悪党クリストファー・プラマー(「トラップ大佐」のキレキレの狂気模様に心底仰天)の絡み合いは先が読めなく結構ハラハラさせられた。緊張感が高まった中での悪乗りが過ぎた女装姿に脱力したまま結末を迎えたのがすごく残念。 2017.11.25 オトコマエの狂乱模様を観たくて再見。残忍なチンピラ役は見事な役作りだとしても、子供の頃からの悪役好きの私が見ても魅力のカケラも感じない。オトコマエがけったいな顔にしか見えなかったのが致命的。女性の顔を踏み躙ったり、女性の喉を掻っ切ったり、モッサリ銀行員にいいようにしてやられたり、「愚か者が! 女にしか勝てんのか!」と憤慨する始末。金輪際見ること無い作品。不細工な女装姿にちゃんとした役だったら美人になるのだろうかと考えてしまった。 [DVD(字幕)] 7点(2016-07-30 17:07:39) |
2120. 現金に手を出すな
《ネタバレ》 年寄チームVS若造チームの他愛ないお話であってもジャン・ギャバンのオーラに見惚れる。無法者に対する因果応報な結末に耐える姿は絶品。 [DVD(字幕)] 5点(2016-07-15 02:50:19) |