201. ラブリーボーン
「14歳の少女が殺害される」という設定に不快感を感じながら観ました。連続少女殺人の犠牲者を主人公にする作品を制作ことじたい、ナンセンスだと思いました。ただし、主人公のシアーシャ・ローナンと殺人鬼のスタンリー・トゥッチの演技は素晴らしかったです。スタンリー・トゥッチが最後に死んだのが、せめての救いです。もし、身内で少女殺人の犠牲者を出した方がこの映画を観たら不愉快きわまりないことでしょう。このような題材をファンタジー化してしまうピーター・ジャクソン監督の品位を疑います。。。 [DVD(字幕なし「原語」)] 2点(2020-11-09 05:57:49) |
202. ワーキング・ガール
メラニー・グリフィス演じるテスの作戦が成功していくのと同時に、彼女もどんどんと美しくなっていきます。彼女の行動力にも好感が持てました。結局最後までテスを応援しました。メラニー・グリフィスのセクシーさと甘ったる声とのアンバランスもとても良いですね。メラニー・グリフィスを主役にして、大物ハリソン・フォードとシガニー・ウイーガーを脇役に配置したのも成功でした。ストーリーの結末とラストシーンも好きです。フェリーのシーンとカーリー・サイモンの主題歌も素晴らしかったです。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2020-11-08 04:06:55) |
203. リチャード・ジュエル
クリント・イーストウッド監督作品は本当に外れがないですね。主役の2人、ポール・ウォルター・ハウザーとサム・ロックウェルがとにかく素晴らしい。特にポール・ウォルター・ハウザーは本物のリチャード・ジュエルに体格も喋り方もそっくりですね。この2人がアカデミー賞にノミネートされなかったのが驚きです。代わり(?)にお母さん役を演じたキャシー・ベイツが助演でノミネートされました。イーストウッド監督は逆境に立ち向かう人たちを丁寧に描いています。このような陽の当たらないヒーローを描こうとするイーストウッド監督の意欲に頭が下がります。。。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2020-10-04 09:46:37) |
204. 9時から5時まで
長年タイトルは聞いたことがあり、「真面目なドラマ」かと思っていました。しかし、期待と違って(?)、「3人のOLが嫌な上司に復讐するブラックコメディ」でした。。。1980年当時の社会状況を反映しており、当時はパートタイム、フレクシブブ勤務、社内託児所、などは珍しかったのでしょうね。上司は部下の女性社員を「ガール」と呼ぶなど、今でいうセクハラやパワハラが普通に行われていたのですね。嫌な上司に復讐する3人のOLがとてもキュートで最後まで楽しめました。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2020-09-27 07:03:13) |
205. 幸福の条件(1993)
若い夫婦が家計に苦しくなり、ラスベガスで一攫千金を狙うのですが、逆に全財産を失います。その時点で、夫のバカさに辟易します。しかし、妻役のデミ・ムアの美しさは際立っています。そして、億万長者が100ドルを出してでもデミと一晩だけでも一緒にいたいと思う気持ちも理解できます。それほどデミは美しいです。しかし、夫が自分勝手で嫉妬深く、なんでこんなバカな男にデミが魅かれるのか、理解に苦しみますが、所詮他人から理解されないのが恋愛なのでしょう。最後、ロバート・レッドフォードが嘘をつきデミから意図的に離れていくシーンは大人の対応っぽくて良かったです。「100ドルで妻を一晩他人に抱かせるか?」というセールスポイントが全面に出ている作品ですが、全体を見るとこれは変化球のラブストーリーです。とにかく美しいデミ・ムアと常に余裕のあるロバート・レッドフォードの二人の演技が素晴らしく、最後まで楽しめました。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2020-09-12 15:38:59) |
206. ラスト・ターゲット(2010)
ジョーニ・クルーニーが哀愁のある渋いアメリカ人を演じています。舞台のイタリアのカステル・デルモンテも美しいですし、クララもマチルダも美人。無口なクルーニーに、登場人物の最低限のセリフも良いですね。売春婦に恋をするという展開も気に入りました。神父さんも良かったです。映像や音楽も含めて最後までじっくりと堪能しました。ラストシーンも良かったです。これはラブストーリーですね。 [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2020-09-02 02:59:18) |
207. チャーリーとチョコレート工場
ストーリー、俳優陣の演技、ビジュアル、音楽を満喫しました。家族向けですが、誰でも楽しめると思いますよ。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2020-05-25 15:08:06) |
208. 曼陀羅(1971)
難解なセリフが多いですが、1971年当時世の中に満足せずに独自のユートピアを探そうとする若者たちの雰囲気はつかめました。独特なカメラワークと音楽も印象深かったです。私も岸田森の死に顔に爆笑しました。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-05-16 13:39:40) |
209. 化石の森(1973)
《ネタバレ》 まさか杉村春子が主役だったっとは、、、。萩原健一の初々しさ、二宮さよ子の美しさ、岸田森の怪演ぶり、、、ラストまで見ごたえのある作品でした。1973年当時の東京や浦安の雰囲気も興味深かったです。コーラが怖くなりました、、、。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-05-12 07:27:50) |
210. 顔(1999)
福田和子の実話がベースだというので、殺人犯の主人公が整形を繰り返して逃走し続ける話かと思ったら、整形はしませんでした。この主人公の正子、何の罪もない妹を無残に殺したというのに全く罪悪感がない上、自転車に乗れるようになりたい、泳げるようになりたい、などと自分のことばかり要求するなど、これは人格に大きな障害がありますね。また、正子のあのルックスで2人の男から体を求めらるなんてことも通常ならありえません、現実味が全くありませんでした。そもそも藤山直美と牧瀬里穂が姉妹であるという設定にも無理があります。ラストで正子は泳いで逃げようとしますが、殺人者を肯定しているように思えて、不快感が残りました。佐藤浩一と豊川悦司の演技が特に良かっただけに残念です。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-05-07 11:14:01) |
211. ダークサイド(2018)
ニコラス・ケージ演じるレイが決断力に欠け全く頼りにならないため、ロビン・タニー演じる美人な奥さんをも不幸に導いてしまいます。レイの行動を観ていてイライラしました。あんなに美人な奥さんがいるんだから、もっとしっかりしなさい!また、本作はミステリーのはずですが、ミステリーになる前に真犯人があっけなく分かってしまい、物足りなさ感満載でした。砂漠のモーテルの不気味感や田舎町の閉鎖的な人間関係などの雰囲気は上手く醸し出ていただけに、ストーリーの弱さが残念です。 [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2020-05-05 15:29:38) |
212. アナコンダ
アマゾン川の不気味さとアナコンダの恐怖感もよく出ていて、なかなか楽しめました。やはり最後はJローとIce Cubeの二人ががんばりましたね!あとはジョン・ヴォイトのウインクですね! [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2020-05-02 13:55:20) |
213. 湾岸道路
樋口可南子さんは決してグラマーではありませんが可愛くてセクシーですね。草刈正雄との関係も何となく納得できました。最近の映画は説明だらけで効果音がうるさい作品が多いですが、こういう乾いた感じの昭和の映画の雰囲気、良いですね。。。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-04-30 14:03:29) |
214. 竜二
《ネタバレ》 竜二はせっかくカタギになったのに、ヤクザの世界が忘れられずに戻って行ってしまいました。素敵な奥さんと可愛いお嬢さんがかわいそうでした。萩原健一の主題歌は哀愁があって良かったです。なお、長渕剛は演技は金子正次、歌は萩原健一の真似をしていたんですね。。。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-04-29 10:19:12) |
215. 風の慕情
《ネタバレ》 吉永小百合がイメージどうりの可愛くかつ芯の強いしっかりとした女性を演じています。一方、石坂浩二は自分勝手な男をみごとに演じています。最後、吉永小百合は石坂浩二を選ばずに日本に帰ることにして正解だったと思います。こんな男と一緒になってもお姉さんと同じように不幸な結果になっていたことでしょう。吉永小百合のファッションもとても素敵でした。そしてマニラの夕陽がとても美しいです。なお、「風の慕情」というタイトル、この映画の内容とは一切むすびつきません。。。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-04-28 13:49:01) |
216. 野獣死すべし(1980/日本)
《ネタバレ》 冒頭から松田優作の不気味な演技で緊張のシーンの連続でしたが、汽車の中で室田日出男を撃った時点から緊張の糸が切れ、松田優作の行動もコメディのようになってしまいました。。。エンディングは色々な解釈がありますが、私の解釈は、松田優作はコンサート中に居眠りしてしまい、誰もいなくなったコンサートホールで起き外に出たところで撃たれるラストまではぜんぶ夢、のような気がします。なお、室田日出男は好演、特に汽車の中でお弁当を食べるシーンがなぜか好きです。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-04-28 08:15:46) |
217. 22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語
《ネタバレ》 予備知識無しで観ました。サラリーマンの男が偶然出会ったコンビニ女子店員が実は死んだ元カノの娘だった、という非現実的なストーリーでした。2人のヒロインの女優も全く魅力的には思えませんでしたし、主人公の男もボソボソ喋る上声が低すぎて聞き辛かったです。画角やカット割り、編集も少しわかりづらい部分がありました。また「22才の別れ」というのは実在する曲なのでしょうか?全編2時間ほとんどこの曲かこのメロディーがかかっていて、まるでこの曲のプロモビデオのような感じでしつこい印象を受けました。また、エンデングロールでこの曲を歌っている方がいきなり登場しますが、これはどなたでしょうか。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-04-27 15:04:35) |
218. チルドレン・オブ・ザ・コーン
普通に楽しめました。カップルに協力する兄妹が可愛かったですね。。。ネブラスカ州のコーン畑に行ってみたくなりました。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2020-04-27 07:21:26) |
219. 交渉人(1998)
無実なのに人質をとって籠城するとは、、、設定に無理がありますね。サミュエル・L・ジャクソンの演技も過剰気味でセリフを聞いているだけで疲れました。一方ケヴィン・スペイシーは安定した良い演技でした。とにかく最後は濡れ衣が晴れてよかったですね。。。 [ビデオ(字幕)] 5点(2020-04-24 13:10:33) |
220. ディスクロージャー
女性から男性へのセクハラというテーマに全面に打ち出した映画、のはずでした。しかし、映画の前半は確かにセクハラでしたが、後半は会社乗っ取りがテーマに移り、セクハラのテーマがなくなってしまいました。そういう意味で少し期待はずれでした。デミー・ムーアはとてもきれいで魅力的でしたが、結局女を武器に会社に利用されただけというのが可哀想でした。。。 [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2020-04-22 10:19:43) |