261. 明日の記憶
もっと心に迫ってくる映画を期待していたが、肩すかしをくらった感じ。最大の原因は樋口可南子。外であれだけの仕事をしながら、病気のダンナがその日一日何をすればいいかをすべて段取りして、詳細なメモを残したら、忙しくてフラフラでしょう。それなのに樋口可南子はいつもオシャレで楽しそうで、むしろダンナが病気になる前より輝いて見えるくらいだ。奥さんがどんなに大変かの描写がほとんどないので、渡辺謙の悲壮な様子と全然かみあわない。 [地上波(邦画)] 5点(2007-07-18 21:38:44) |
262. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
《ネタバレ》 一言、つまらん。戦闘シーンは細部までよくできたゲームを見ているみたいで、心に響くものがない。また、俳優陣に魅力がない。旧3部作のキャラクターはみんな 味があったと思いますが、新3部作はエピソード1のクワイガンとアナキン坊やにその片鱗を感じましたが、ほかは全滅。魅力あるキャラを強いて挙げれば、C3PO、R2D2、ヨーダ。でもそれって旧3部作からおなじみのキャラだし、どれも人間じゃない。オビワン役は軽すぎ、アナキン役は暗すぎで傲慢で性欲のかたまりのよう。また、このシリーズは女性心理を軽視しすぎです。なんでパドメがアナキンに惹かれるのか、さっぱりわかりません。そもそもレイアがハンソロになぜ惹かれたのかもわからなかった。ジョージ・ルーカスって女性心理が全然わかってないんじゃないの。また、パドメがしょっちゅう違う服を着ているのが気になってしょうがない。手ぶらで旅をしているのに、なぜか服はいつも高そうなやつをとっかえひっかえ着てる。召使もいないのに髪形をきちんとセットしている。だから最初のうちは人間じゃないのか(魔女?)と思っていましたが、人間のようなので納得がいきません。いつもきれいな服を着ていて、ワイルドな男にころっとまいってしまう、ルーカスの理想の女性のタイプでしょうか。女を甘く見るなと言いたい。おまけに、へそ出しルックで銃撃戦をくぐり抜けて無傷ってどういうこと? 普通、へそを撃たれて死ぬでしょうに。 とりあえず連続ドラマの途中として、一応見た、という感じです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-02-03 17:43:51)(良:2票) |
263. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
《ネタバレ》 今見ると特撮やCGがしょぼいが、33年前の作品であると思うと、よくできている。ただし、エピソード7を見るためという目的がなければ、たぶん再度見ることがない価値の映画。前作の感想にも書いたが、ルーカスの女性観が古くさく、ハン・ソロの口説き方も古くさい。 ほかの人も書いていると思うが、最後のダース・ベイダーの翻意があまりにもあっけない。皇帝の死に方もあっけない。皇帝がルークをダーク・サイドに引き込もうとするくだりが長ったらしい。 また、前作の感想にも書いたが、科学技術が進んでいるのに、無人機ではなく人手に頼った戦闘で多くの犠牲が出ることに違和感を感じる。 [インターネット(字幕)] 6点(2007-01-08 17:23:59) |
264. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
《ネタバレ》 エピソード7の公開をきっかけに、久しぶりに本作(エピソード5)を見ました。あれから35年も経っているのですね。特撮がお粗末なところはあっても、今見ても楽しめる作品です。 今見ると違和感を感じる点。その1、人手に頼った戦闘。最近の現実の戦争では無人機が多用されて、戦士の血を流さない方向に進んでいるので、この映画では戦いでたくさんの兵士が死んでいくのを見て、違和感を感じた。 その2、ダース・ベイダーのやり方がリーダーとしておかしい。ヘマをした責任者を次々と殺していくのは、昔の映画ならそれでよかったかもしれないが、今の価値観には合わないと思う。悪の帝国の冷酷な司令官として描いているのだと思うが、ダース・ベイダー自身はエピソード4でも5でも自分では何の功績も上げていないし、ルークを取り逃がしてるし、それでいて自分自身にはおとがめなしなのはおかしい。 その3、エピソード1~6全体に言えるが、女性を軽視している。レイアやアミダラのように、高貴な存在として描いて女性に敬意を払っているように見せているが、お飾りにすぎず、実は女性の人格を軽視している。女性の登場人物としてはレイアしか出て来ないので、ロマンスもレイアとハンソロ以外には発生しない。また、「イヤよイヤよも好きのうち」とハンソロがレイアに言い寄る様子も前近代的な口説き方であり、今見ると下卑ていて鼻持ちならない。それでいて最後はレイアが「愛している」とハンソロに言ってしまうのは、ルーカスの女性観か? エピソード1~3でも感じたが、ルーカスの恋愛観? が古くさすぎる。だからディズニーが手掛けたエピソード7では女性が主役になったのだろうか。 おもしろいが、エピソード4が1つの作品として完結しているのに対し、このエピソード5は連続ドラマの途中の回を見ているようで、次回作の伏線が謎めいた形でちりばめられ、ストーリーも中途半端な展開で、完成した1つの作品とはいえない。 [インターネット(字幕)] 6点(2007-01-03 11:58:08) |
265. スター・ウォーズ
子どもの頃、少ないおこずかいをためて10回見た思い入れのある作品。今見ると古くさいところもあるけど、あの時代によくこれだけのものが作れたと思います。ストーリーは単純ですが、全体的によくまとまっていると思います。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-03 11:53:15) |
266. ヴェニスの商人
良い映画なのかもしれませんが、私は原作を読んだことがなく、ユダヤ人差別が理解できず、シェイクスピアの格調高さもわからないので、ただ退屈で不快なだけでした。●無理な約束はするもんじゃない、●嫌いな相手にもひどい仕打ちをするもんじゃない、●いつ誰が聞いているかわからないので軽口はつつしめ、●結婚相手は慎重に選べ、等のご教訓映画のように見えました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-30 14:40:21) |
267. チャーリーとチョコレート工場
こんなまっとうな結論に至るために、あれほど大がかりな映画を作ったとは。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-28 17:27:36) |
268. フォーチュン・クッキー
そこそこ楽しく見られるので7点にしようかと思いましたが、ストーリーに意外性や驚きがなく、大人の鑑賞に耐える映画とはいえないように思えたので6点です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-07 22:16:13)(良:1票) |
269. 裸の銃を持つ男
下品で古くさくてばかばかしいです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-07-03 18:25:27) |
270. 怒りの葡萄
この映画の持つメッセージ性は評価しつつも、最近の映画を見慣れた私には、全編にわたる重苦しさがたまらなくつらかったです。何か救いが欲しかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-02 17:08:39) |
271. 居酒屋(1956)
原作が名作だろうと、映画が名作だろうと、こんな救いのない、気分の悪い映画は二度と見たくありません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-30 22:13:05) |
272. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 通常版の後にすぐ続けてディレクターズカット版を見ました。ディレクターズカット版が別項目になってなかったので、両方について感想を書きます。どちらも、人生を何回やり直してもうまくいかないというストーリーで、大変気が滅入ります。ディレクターズカット版はラストが違うと聞いていましたが、通常版と違うシーンを確かめるために全部見たので、滅入るストーリーを2回も見てしまい、疲れました。「もうエヴァンの人生がどうなろうとどうでもいいよお」という気持ちになりましたが、現在妊娠中の私にとって、ディレクターズカット版のラストは大変衝撃的でした。妊婦さんは見ないほうがいいかもしれません。このラストを見るまでは、何をやってもうまくいかない不運な男の物語(=ひとごと)として見ていたのですが、突然、自分の人生が重ねて見えてきました。もし私が産まれてこなければ、私の親や現在の私の夫はもっと幸せになれたのでは、そんなことを考えたら切なくなってきました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-21 21:00:44) |
273. ファインディング・ニモ
ストーリーが何のひねりもなく、まともすぎて面白味に欠けます。長時間にわたって、きれいなきれいな熱帯魚の水槽を見て目の保養をしたと考えれば、気が収まるかも。 後日修正 子どもと一緒に安心して見られる作品。わくわく、どきどき、はらはら、ゲラゲラ、いろんな要素がバランスよく揃っている作品 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-19 21:55:48) |
274. 地球の静止する日
「ET」みたいに宇宙人と少年の交流を描いたファンタジー映画かと思いましたが、そうではなく、深いメッセージ性を持つ映画でした。特撮は、今見ると笑っちゃうくらい幼稚。でも、この作品の時代背景となっていた東西冷戦が終結した今でも、強く訴えかける内容がありました。いえ、むしろ、ある意味では東西冷戦以上の緊張をかかえた今だからこそ、こうした映画が必要かもしれません。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-30 21:14:36) |
275. イヴの総て
「昔の名作は今見ると意外につまらない」というのが私の持論ですが、この作品は例外中の例外。実に見応えがありました。アクの強さではほかの女優さんたちに負けますが、私が好きなのはセレステ・ホルム。「紳士協定」の印象がよみがえってきました。平凡だけど いい人そうな感じが好感が持てるんですよね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-05-28 17:20:22) |
276. 誰も知らない(2004)
《ネタバレ》 ほとんどのシーンが子どもだけで演じられているのに、不思議と最後まで引き付けられて見ました。最初のほうは子どもたちの明るさが救いでしたが、ラストに近付くにつれ、あまりの重さに見ていてつらくなりました。どこまでが実話なのでしょうか。あのきょうだいは、あのバカッ母は今どうしているのでしょうか。大家さんなどの周囲の大人たちは異変に気付いていたはずなのに、なぜ通報しなかったのでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-05-26 22:32:08) |
277. ターミナル
こんな下らないストーリーを大金使って映画にしたなんてどうかしてます。「乗り継ぎロビー」から出られないという着想は、料理のしかたによってはどうにでも面白くなると思うのですが、どのシーンもばかばかしいし、それを妙に大げさに撮っていて、あきれてしまいました。スピルバーグも焼きが回ったものです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-15 19:36:28) |
278. エターナル・サンシャイン
ここまで話を複雑にしなくても...。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-30 16:12:20) |
279. ビフォア・サンセット
《ネタバレ》 前作よりよかったです。前作は「こんなことあり得ね~」と思いましたが、自分が若くないせいか、この作品の切なさが胸にしみました。9年前の美しい思い出を引きずりながら、幸せとはいえない今を生きている2人の再会。「あのときに戻ってやり直せたら?」という、若くない人なら誰でもいだいたことがある切ない思いが全編にわたって描かれています。2人は再会できてラッキーだったのか、会わなかったほうがよかったのか?あのあと2人はどうするのだろう?あいまいなラストがなおいっそう想像をかきたてます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-30 13:47:52) |
280. ロング・エンゲージメント
「アメリ」と同じようにオドレイ・トトゥが精神異常っぽくて不気味なのが気になって、ストーリーに集中できません。彼女の雰囲気が嫌いです。「アメリ」が嫌いな人は見ないほうがいいです。もっと普通の俳優がやっていたら素直に見られて、6点はつけられたと思います。長すぎます。登場人物が無駄に多すぎて疲れます。途中でジョディ・フォスターが端役で出てきてフランス語をベラベラしゃべってたのでびっくりしました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-29 10:58:15) |