2901. テキサス・チェーンソー
《ネタバレ》 怒られる事覚悟の上で言いますと、「悪魔のいけにえ」より面白かった(笑)。いやぁ、この不条理さったらものすごいね。特にあの警官。あいつには本当に腸煮えくり返ったよ!(笑)。だからあいつを車でひき殺すシーンなんて「よっしゃ殺せーーー!!もっとやれえええええ!!」だなんて一人で叫んでました、、。いつのまにか自分が一番怖い人になってましたね、、、。それくらい見せてくれましたよ。前半ですごく怒りを持たされて、終盤でやっつけてカタルシスをぐわっと味わう。そう、ホラーとかじゃないね。アクション映画ですよこれは。悪趣味なアクション。 7点(2005-01-28 03:27:27)(良:1票) |
2902. チルソクの夏
全体的に甘酸っぱさ、微笑ましさ、懐かしさが漂っていて、雰囲気のいい映画でした。話は女の子が一人で空想したみたいな、そういう童話的な感じなんで、あんまりこういう映画に歴史がなんだ国がなんだと突っ込むのもどうかなという気がしますね。もっと純粋に見ればいいんじゃないでしょうか。所詮映画なんですから(笑)。ラストは結構ニクい演出じゃないですか。ベタだけどああいう再会の仕方は現実の世界で自分もやってみたいですね(笑)。 6点(2005-01-28 02:51:15) |
2903. シベリア超特急3
僕もこの前テレビでやってたこの3を観てシリーズ初見の作品ということになったんですけど、なんとまぁ、前作前々作はもっとすごいんですか!?困ったなぁ。ビデオ借りてこようかなぁ(笑)。閣下の演技は本当に素そのものだし、その周りにいる人たちも総じてひどい演技だし、まぁ話題になるシリーズだけはあるな、と思いました。でも、水野先生の映画を愛する気持ち、お心の優しさはすごく伝わってきましたよ。 3点(2005-01-28 02:30:52) |
2904. フランケンシュタイン(1994)
リメイク元の「フランケンシュタイン」と比べて一番違うのは、この作品はフランケンシュタインが作ったゾンビの葛藤を中心に描いてるところですよね。単に問題提起するだけじゃない、より良質なドラマにすることで、より奥深い問題提起へと昇華してる。そういう点では、リメイク元を越えているかもしれません。レビュワーの皆さんは、ラストでデニーロ扮するゾンビが発する言葉に感動したと語ってらっしゃるけれど、僕はむしろその光景を見て言った船長の「家に帰ろう」という台詞に心打たれますね。人間の行く末を端的に表してる。すごくわかりやすい通俗的な映画かもしれないけど、取り上げてる問題はとても深淵です。 7点(2005-01-26 02:43:04) |
2905. 箪笥
なかなか怖かったですよー。ちょっと怖い雰囲気になると音量ゼロにして目を細めて恐る恐るみるけど、それでもびっくりするんですよ。僕は尋常じゃないビビリ症ですね(笑)。まぁちょっと話がひねりすぎかなと言う気もしますけど、この悲しい結末、嫌いじゃないですよ。ホラーとしては良作じゃないでしょうか。ただ、貞子風の幽霊には少し幻滅。もうちょっとソフトなタッチで演出してほしかった。 7点(2005-01-26 02:21:48) |
2906. アウトライブ -飛天舞-
どうなんでしょう。香港映画には負けてられへんでぇ! て感じでワイヤーアクションを見せてるけど、でもクルクル回る戦い方に韓国の伝統芸能を、この悲哀感漂うお話に韓国映画らしさを感じますね。 5点(2005-01-25 01:22:54) |
2907. シェルブールの雨傘
全ての台詞が歌ですねぇ。こんな映画はちょっと記憶にありません。正直言って見ていて違和感があったんですけど、まぁ慣れれば問題ないですね。話もわかりやすいし。それにしても、通常の現実もみんなこういう感じで会話が全部歌だったら、たぶん争い事はぐんと減るでしょうね(笑)。音楽というものは円滑で平和的なコミュニケーション手段なんだなとちょっと考えさせられました。 6点(2005-01-22 02:54:16)(良:1票) |
2908. オーシャンと十一人の仲間
あはは、評判悪い。まぁ、無理もないか。みんなで楽しく作りましたって感じはすごく伝わってくるんですけどね。でも終わり方は結構好き。どうせうまくいって終わりなんだろうと思ってたから。 5点(2005-01-16 02:41:24) |
2909. 天地創造
ノアの方舟とバベルの塔は確かに印象的でしたね。それとアダムとイブも。中盤がかったるいですけど、全体的にはまぁよくぞ映像化したなと素直に関心。特に、あの動物の隊列はどうやって撮ったのか気になります。 6点(2005-01-14 01:48:48) |
2910. ヒューマン・キャッチャー/JEEPERS CREEPERS 2
このシリーズ僕は結構好きだなぁ(笑)。いや全然怖くはないんだけどね、このバカさ加減とシンプルさがすごくいいよなぁ。もう本当に何も考えずに頭空っぽにしてみたらいいでしょう。どこまでもしぶとい怪物とたくましい親父に6点。 6点(2005-01-14 01:39:12) |
2911. ジョニー・イングリッシュ
僕は前の「Mrビーン」の方が好きですねぇ。アトキンソンさんがほとんど普通の人になってたのが残念だなぁ。もっと彼の一人芝居が見たかったのに。ただ英国が全部囚人の溜まり場になっちゃう、そして王様になるフランス人、ていう設定が面白いね。 5点(2005-01-13 03:40:24) |
2912. MOON CHILD
これはもうGacktもHYDEも素なんじゃないの?(笑)。至近距離の弾を高速でよける姿は「修羅雪姫」を見た時以来の衝撃だな(笑)。 2点(2005-01-13 03:34:41) |
2913. カストラート
カストラート、それは17.8世紀ヨーロッパで盛行した去勢歌手のこと。少年期に去勢する事により第二次性徴を妨げ、それにより強制的に声変わりをなくす。映画の歴史を振り返ってみますと、昔は女性の叫び声をわざわざ男性の声で吹き替えして、そのテープの回転数を上げて女性の声のようにして音作りをしたりなんかしてたんです。そうするとより迫力ある女性の声になるんですね。カストラートもそれと似たようなもので、女性の歌手の声とはまた違う、独特の声色があったんだろうと思います。ところでアンディ・ウォーホールは「芸術作品は無駄なスペースを埋める無駄なものだ」みたいなことを言ってましたけど、芸術って確かにある観点からみたら何の役にも立たない無駄なものなんですね。要するに機能性がない。カストラートの場合、人間の機能性、つまり生殖能力を除去しちゃうわけですね。これって言ってみれば、カストラートというその存在がまさに一つの芸術作品だとも言えるんじゃないでしょうか。この話で言ったら、カストラートがその芸術で、機能性はその兄ということになりますね。性交ではその両者が一体となってプレイする。だから僕はこの二人の対立は、審美性と機能性の対立だと勝手に解釈してるわけです(笑)。そうやってみると話がぐんと興味深くなる。 7点(2004-12-24 02:31:17)(良:1票) |
2914. ターミナル
いやぁ、本当に安心して観れますね。誰にでも勧められる良質な佳作です。確かに中盤中だるみを感じたり終盤の展開に納得いかない人もいるかもしれませんが、まぁあんまり肩を張らずに軽いおとぎ話だと思って観たらいいんじゃないでしょうか。個人的には職員3人組との掛け合いというか、余暇のよさが凄く微笑ましかったな。 7点(2004-12-24 00:56:53) |
2915. 世界の中心で、愛をさけぶ
もともと純愛ものって苦手なたちでして、それでまたすごく流行ってましたでしょ。だからずっと敬遠してたんです。だけど見ない限り話のネタにならないから、ビデオ借りる事にしました。感想としては、まぁ、悪い映画ではないですね。タイアップの平井の曲も以外と合ってたし。ただ、皆さんも書いてるように、律子の存在がよくわからなかった。別にいなくてもいいんじゃないのかしら、、、、?。 6点(2004-12-24 00:16:35) |
2916. CASSHERN
見る前からだいたい予想はしていたけど、やっぱりそうだった。映像クリエイターの人が作る映画はきまって話が面白くない。映像はわかりました。すごくよく出来てますよ。ええ。この人が作った宇多田ヒカルのPVは前からいいなと思ってたんで、今後は劇映画なんか作らずそれに専念して下さい。 5点(2004-12-24 00:00:21) |
2917. エレファント
これまた評価に困る映画ですねぇ。演技ってたいていリアクションじゃないですか。これはリアルを追求してるから全然リアクションに乏しいんですね。反応が薄いのなんの。それで素人を使ってるわけだ。それが功を奏してリアリティがよく出てるんだろうけど、そのせいで僕は映画の内容よりも、映画というもの自体についていろいろ考えてしまいました。ただのフィクションならいいんだけど、これは実際に起こったとってもシリアスな事件をもとにしてるわけですから。実際の映像っていうものがあるわけですよ。監視カメラの映像が。それ見てる方がよっぽど怖いんじゃないのかしらと思うんです。いくらこれをリアルに見せても、所詮劇映画ですからね。その、なんていうの、ただの劇映画だからこそ安易に感想をだしたくない自分ていうのがいるんですよ。だから評価に困る。 6点(2004-12-19 00:28:02) |
2918. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ずいぶんと画面が暗いね。今までは違う特色を出してるみたい。全2作は言ってみれば遊園地ムービーだからね。それと比べるとこれはちょっと大人向け?そういえばハリー君もすごく大人になったな。これからのハリー・ポッターシリーズはどうなっていくのかしら? 6点(2004-12-19 00:17:55) |
2919. ミッシング(2003)
いつも思うんですけど、ジェームズ・ホーナーってメロディメーカーでいい音楽作るとは思うんだけど、なんでこうも自分の曲の使い回しばっかりやるのかぜひとも聞いてみたいものですね。いつものメロディパターンをほんのちょっと変えただけの、「あ、またあれが流れてきた」て思って気が散るんですよ(笑)。まぁそれはおいといて、これは父と娘の絆の映画だと思うんだけど、どうもその本質の部分でちょっと弱いというか、もうちょっとバックストーリーが必要かなっていう気がします。作りはロン・ハワードらしく堅調ですけどね。 6点(2004-12-17 23:33:49) |
2920. イノセンス
人間と機械の境界があいまいな世界で自己の存在を問い続ける押井さんのいつものテーマで、それが今回は全面に出てて徹底してるんで、マジョリティ受けのしないアニメであることは間違いありません。自己満足といわれればそれまでですがこれが彼の作家性でもあるし、そういう作品を作れるだけの実績を持ってるわけだから、押井さんの集大成としてはこれでいいんじゃないですかね。 5点(2004-12-17 23:05:37) |