281. 生活の設計
《ネタバレ》 エルンスト・ルビッチとはとことん合わなかった。 本作でもやはりダメだった。 もう見ることはないだろう。 ミリアム・ホプキンスを巡る三角関係とやら、面白いような面白くないような、、いや、大して面白くもないな。 紳士協定? くだらねぇなぁ。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-08-13 22:57:17) |
282. デッド・ドント・ダイ
《ネタバレ》 ゾンビ映画だけど、どこかお気楽なムードが漂う。 日本刀の女が宇宙に去って行ったのは何を意味するのか。 よく分からないし、分かりたいという気持ちさえ湧いてこない。 リアリティのない映画だと最初から割り切って見るしか、楽しむ方法はない気がする。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-08-12 23:53:50) |
283. 笛吹川
《ネタバレ》 内容的には3点、妙な染色でマイナス1点、結果2点。 ぼこぼこぼこぼこ、セリフが「ぼこ(=子どもの意)」だらけでウザいし、BGMが大きすぎる上に鳴りっぱなしでチンチンうるさい。 方言が聞き取りづらいのも追い打ち。 高峰秀子の歩き方と体力が全くお婆さんっぽくないのも難点。 [インターネット(邦画)] 2点(2024-08-10 20:44:44) |
284. 市子
《ネタバレ》 映画を見ていて久しぶりに息苦しさを感じた。 それくらい重い内容の作品。 妹の人工呼吸器を外すシーンは更に息苦しくなった。 あまりに切なすぎるシーン、もう二度と見たくない。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-08-09 00:04:34) |
285. ダニー・ケイの天国と地獄
《ネタバレ》 ダニー・ケイの独壇場。 とにかく彼が出ずっぱり。 ダニー・ケイってこの時代にそれなりの数の主演をしていたっぽいけど、現代まで語り継がれているとは言えないと思うので、何かしら問題があったんだろう。 とにかく顔芸がドギツイ。 顔そのものも魔女みたいな鼻で気持ちが悪い。 微妙にイケメンだが何かが違う。 前半は分かりやすいコメディだなぁと思って見ていたら、終盤は何だか話が入り組んできて、分かりやすいとは言えなくなってしまった。 コメディなんだから、もう少しシンプルなストーリーの方が良いと思うんだが。 結論的には、これ以上ダニー・ケイの映画は見たくない、懲り懲りだということ。 歌にしてもアクが強すぎる。 アクが強過ぎるからハマる人にはハマるのかもしれないが、わたしには到底無理だ。 わたしには到底扱えない劇薬物俳優、それがダニー・ケイ! [インターネット(字幕)] 2点(2024-08-07 13:48:25) |
286. ザ・デッド/「ダブリン市民」より
《ネタバレ》 映画史にその名を刻む作品。 ジョン・ヒューストンの遺作をようやく見ることができた。 前半から一時間くらいかけての壮大な前振り、ほとんどがセリフばかりでほとほと疲れる。 最後の最後で感慨深い独白。 確かに感慨深いが、いかんせん物悲しすぎる。 つまり今でもそれなりに美しい妻は自分を愛していないと。 今よりもっともっと美しかった若い頃、別の病弱な男を心底愛していた。 それを知った今、心にぽっかりと大きな穴が開いた。 そんなお話。 [映画館(字幕)] 5点(2024-08-05 22:24:24) |
287. ある子供
《ネタバレ》 結果的に戻ってきたとはいえ、女が自分の赤ちゃんを売り飛ばそうとした男を許すはずがない。 一線を超えたヤバい事を、この男はしてしまった。 でも女は刑務所にいる男に会いに来た。 このラストシーンは、加害者が深く反省し己の行為を悔いているならば、救いの手を差し伸べたいという、ダルデンヌ監督の気持ちの現れではなかろうか。 犯罪者を決して許すべきではないという意見もあるだろうが、この監督はそれに疑問を投げかけている。 犯罪者にも人権はある、そして更生の道を残すべきだと監督は言いたかったのだろう。 自分がこの女の立場なら、子どもを売られたら絶対に許さないだろう。 だけど一歩引いて見てみると、許すという道もあるのかもしれない。 ただ、それを許すのはとても難しいことだ。 この男は許されるべきか許されざるべきか。 本作を通してダルデンヌ兄弟はそれを訴えたかったに違いない。 カンヌパルムドールは、本作が発するこの社会的メッセージに対する評価ではなかろうか。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-08-04 23:39:13) |
288. Daughters
《ネタバレ》 デザインと音楽センスは上々で、舞台も中目黒と嫌味なくらいにオシャレな映画。 でも描かれていることはとても現実的な内容で、女性の社会的自立をテーマに扱っている。 なのでアート系みたいなビジュアルなのに、中身はやたらと生々しいみたいなチグハグさはある。 それにしても、友達の子どもを一緒に育てるってどんな人生なんだろか。 その内、自分の子どもに思えてきて面白そうではあるけども。 しかし父親以外でまともに男性が出てこない。 これは男性に頼らずに、自立した女性として生きていくというテーマだからこそなのだろう。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-08-03 23:24:47)(良:1票) |
289. 偽りの花園
《ネタバレ》 悪い女性を演じさせたらベティ・デイヴィスの右に出る者はいないのではないだろうか。 それくらい凄まじい演技、というか演技ではなく素のベティ・デイヴィスなのではないかと思うほどに凄い。 本作の優れているところは、単にベティ・デイヴィスの一人勝ちとするのではなく、夫を見殺しにしたという十字架を背負い、いずれ娘から正義の鉄槌を喰らわせられると暗示させたところ。 雨の中、恋人と歩き去る頼もしい娘を窓から眺めるベティ・デイヴィスが何とも言えない奥深い余韻を残す。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-08-02 20:21:19) |
290. 散歩時間~その日を待ちながら~
《ネタバレ》 コロナ禍を舞台に、獅子座流星群を共通のテーマにした群像劇。 一つ一つのエピソードがあまり面白く感じず、むしろ若干苦痛にすら感じた。 おそらく出てくるキャラの何人かが生理的に合わないからだったと思われる。 新婚夫婦とそれを祝う仲間、中学生の男女幼なじみ、タクシーの運ちゃん、ウーバーイーツのバカ。 中学生の二人はともかく、登場人物に興味が湧かなかった。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-07-31 22:35:43) |
291. マルリナの明日
《ネタバレ》 異国情緒たっぷりの作品。 徹底して男がダメなものとして描かれている。 そして生首だったり強姦シーンだったりと不快な描写が多い。 [インターネット(字幕)] 1点(2024-07-29 23:01:58) |
292. スプラッシュ
《ネタバレ》 楽しい映画なので良いとは思うが、残念ながらわたしがファンタジーに向いていないようだ。 人魚は良いとして、それが若くて綺麗な女性というのが納得いかない。 オッサンじゃダメか?? [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-28 20:41:56) |
293. こちらあみ子
《ネタバレ》 あみ子のやらかしが手に余った家族は、やがてあみ子を隔離する方向に向かうが、あみ子はその障害ゆえに隔離された事に対して文句も言えない。 家族の一方的な行為にただ従うのみだ。 例えば、もっと親達が老いた時に子どもの将来を案じて、子どもが安心して生活できる場所を確保するために隔離という形を取るなら仕方ない。 けども本作の隔離行為はそういった類いものではなく、まだ若い父親が子どもを婆ちゃんの家に置き去りにする行為だ。 年老いた婆ちゃんに何かあったらどうするのか。 末永く未来まで考慮した隔離とは言えない無責任な行為。 この結末によって障害児の直面している社会的な危機を問題提起したかったのかもしれないが、物語としてみたときにあまりに酷いオトシマエとしか言いようがない。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-07-28 12:06:08) |
294. ウォーリー
《ネタバレ》 今まで見たディズニーアニメの中で一番良かった。 なかなか独創的な世界観で、変に太って歪な人間たちの体型が面白い。 700年もの間、地球を離れ巨大な宇宙船の中でコンピューターに管理され快適に過ごしている人間たち。 そんな快適な生活から、汚染された地球に戻りたいという気持ちは起きない気がするが… 愛着のこもったロボット2台の心の交流はとても良かった。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-07-27 19:39:46) |
295. ラヴ・パレイド
《ネタバレ》 モーリス・シュヴァリエの執事が気持ちが悪い。 やたらに短足な上に顎が割れすぎている。 飛んだり跳ねたりするダンスも癇に障る。 ストーリー的には無難に楽しめる内容ではある。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-26 19:53:53) |
296. さまよう獣
《ネタバレ》 謎の美女が田舎に迷い込み、田舎の男たちが色めき立つというストーリーだが、肝心の美女とやらに魅力を感じなかったので、全く感情移入できなかった。 この監督の凡作に初めて出会った。 他が傑作揃いなだけに残念だ。 この監督は名のある俳優を使うのが苦手なのかな? [インターネット(邦画)] 4点(2024-07-23 23:18:07) |
297. オリーヴの下に平和はない
《ネタバレ》 ストーリー的にはスピーディで面白いのだが、どうにもこうにも都合が良すぎる。 まるでアメリカ映画のようだ。 ボスが悪者と決まっていて、主人公が善玉で、善玉が最後に勝つ。 それまでボス側についていた羊飼いや警察署長が、とってつけたかのように最後は主人公の味方に… そんなことあるかい! 世の中は金のある者、権利を持った者の味方なんじゃい。 そう都合よくいくかよ。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-22 22:48:20) |
298. お墓と離婚
《ネタバレ》 忌野清志郎を目当てで鑑賞するしか、なかなか見るきっかけの無かろう作品。 ちなみにわたしは忌野清志郎を目当てではなく、某書籍で評価が高かったので見ることにした。 未ソフト化作品のため、見る機会になかなか恵まれず苦労したが、この度めでたく神保町シアターで鑑賞にこぎつけた。 小林薫と田中好子が夫婦の役で、この二人がメインキャストなのだが、なかなか地味で渋い内容となっている。 小林薫はお墓のセールスマンをしているが、「他人の不幸で飯食いやがって」みたいな嫌味を客から言われ苦労している。 田中好子との夫婦関係は一見、良好そうなのだが、なんだか夫婦二人にしか分からない不満が蓄積してそうな雰囲気がある。 この作品、行間を読め的な分かりにくいシーンも多く、特に最後で首を絞める喧嘩をしたり、よく理解できない部分がある。 先に書いた「夫婦にしか分からないこと」だからなのかもしれないが、離婚というオチがどうも唐突だし、理由が判然としなかった。 [映画館(邦画)] 6点(2024-07-22 14:53:36) |
299. わたし達はおとな
《ネタバレ》 若さゆえの思いやりに欠けるセリフの数々、ストレート過ぎる表現で心がざわつく会話の数々、それらにやられて見ている間はずっと息苦しかった。 少なくとも、気持ちの晴れる明るい映画ではない。 付き合ってもいないのに、軽い気持ちで肉体関係をもち同棲すらしている、そうした曖昧な関係性の中にこそ火種があったのではないか? そういうライトな関係性の方が楽なのかもしれないけど、いざ妊娠したとかの問題が起きた時に、逆戻りできない危険が潜んでいる。 ラストシーンで木竜麻生がしばらく茫然とした後、何かを決意したかのように淡々と料理を作り、淡々と一人で食べ始める。 このシーンに子どもを一人で育てていこうと決意した彼女の強さみたいなものを感じた。 泣きわめく事が多く子どもだった彼女が、おとなになった瞬間。 とても印象的なエンドロールだ。 この監督、『ほつれる』もそうだったけど、決して気分の晴れる作風ではないのに、まるでヤクブツのような吸引力がある。 それはこの監督が描く圧倒的リアルさ故か。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-07-21 18:08:48) |
300. ヨーロッパ一九五一年
《ネタバレ》 思想や宗教という観点において、なかなか複雑で分かりにくさがある。 精神異常者として病院に幽閉されたことが理不尽であり、それを問題提起しているのだろうか? いまいち分からない。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-07-18 21:13:25) |