281. フラットライナーズ(2017)
《ネタバレ》 むか~し、キーファー・サザーランドとジュリア・ロバーツ出演のやつを、公開当時に観たことがあり、リメイクされてたのを知って鑑賞してみた。で思った。あれ?これってホラーだったっけ?途中からめっちゃ怖くなってきてビビっちゃいましたよ。とくに、コートニーの妹のとこはやばかった~。てかてっきり彼女が主演かと思ってたから、まさか途中退場するなんて思いもしなかった。それとなんとな~く、ファイナル・デスティネーションが脳裏をよぎった。まあそう感じたのも途中までで、こっちは過去の罪の呵責に襲われるていう設定だったから違ったけど。はぁ~、それにしても怖かった~。夢に出なきゃいいけど。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-10-12 21:14:57) |
282. ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える
《ネタバレ》 前作と全く同じプロットでまたしてもドラッグが原因。二日酔いやないやん!w でもまぁ~そこがいい。安心して観てられる。これって「男はつらいよ」と同じ。出来れば長く続けて欲しい。3作目で終わってしまっているみたいだけど、復活して、そしていつか日本を舞台に暴れてほしいな。目覚めたら富士山の頂上とかね。でスチュの背中に刺青が・・・。 にしてもダグは全く珍道中に参加しないのね。ドラッグ入りのマシュマロ食べたはずなんだけど。それとも食べなかったのか?まあダグは参加しないキャラでいいのかも。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-10-12 10:43:22) |
283. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
《ネタバレ》 バカだな~・・・良い意味で(笑) それにしても、タイソンの家からかっさらってきたトラ。ホテル入れる時どうやったんだろう~・・・w そして恐らく警戒厳重だと思われるタイソンの家。どうやって侵入したんだろう~・・・・・・・・・w てなことなんかどーでもいいですね。バカバカしいことに理屈なんていらない!! 最高のエンターテイメントだぜ! それにしてもストリッパーの彼女。めっちゃタイプ。性格可愛くって好き。指輪返すとこも健気で泣けちゃいました。 それと最後に一言。この監督さん、汚いおケツ好きね~(笑) [インターネット(字幕)] 6点(2019-10-12 00:42:48) |
284. ピーターラビット
《ネタバレ》 可もなく不可もなくといったところ。CGはめっちゃ良く出来ていて、物語にすんなり入り込めた。まあマンガなんで、細かいことはあまり気にはならない。気にはならないが、都会暮らしで潔癖症で細かな性格のトーマスが、あまりにも呆気なく自然の暮らしに慣れ親しんでしまうのは、いくらなんでも端折りすぎかな~と思えた。 捕まえたうさぎをパイにしてしまうっていうのは、子供が観たら下手したらトラウマになりかねかいかも、って心配になってしまった。 電気ショックで吹っ飛ぶシーンがいっちゃん笑えた。あと、もうちょっとビアの書いた絵をちゃんと見せてほしかった。 それと、いくらなんでも憎い相手だとしても、死んだことを喜ぶのは道徳上どうかな~って。せめてお花を添えるとか、なにかそういった演出をしても良かった気もします。 [ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-10-06 13:18:56) |
285. 愛を語れば変態ですか
《ネタバレ》 黒川芽以演じるあさこが、可愛いくってエロくってグッド!野間口徹も、あの旦那さん役を実に上手く演じてたと思う。バイトくんを筆頭に、その他のキャラも良い感じに仕上がっていたと思う。そんないい感じに仕上がったキャラたちが、痴話のもつれで繰り広げる水掛け論は、なかなか味があって尚且つ奥深さもあり、見ていて飽きない。極上の密室劇。そうなるのかと思いきや、突然話が急転直下。愛の伝道師と化したあさこが世界へと旅立っていく。なんじゃこりゃ?ですよ。正直言って、多分ですけど、最初はノリノリで楽しんで脚本書いてたんでしょう。ところが決着の付け方に行き詰ってしまい、出した答えがあれだった。こんなとこじゃないでしょうか。あれだけ広げた風呂敷を、どう畳むのかはたしかに難しいと思います。でもそれをするのがプロだと思うんです。まああくまでも私があの結末は煮詰まって出したモノだと言っているだけで、もしかしたら最初からああしたかったのかもしれません。でもやっぱりそうだとしても、あのエンディングには心に響くものが何も感じられませんでした。 本当に残念です。 [DVD(邦画)] 3点(2019-10-02 17:49:57) |
286. ラプラスの魔女
《ネタバレ》 無駄に長い。ブログの出来事を回想シーンで見せるとこがとくに長いし単調だしつまらない。後に重要となるシーンであったとしても、もうちょっと飽きないように見せてほしかった。あとやたらと説明セリフが多すぎ。限られた登場人物だけならまだしも、出てくるキャラほぼみんな説明ばっかでうんざり。どうやら三池崇史監督さん、東野圭吾お得意のこういったテイスト、料理するの苦手みたいですね。原作は読んでないので分かりませんが、主人公がなんの役にも立っていないのがびっくりどころか、呆れて何も言えません。何のためにあんたはいるんだよ。まさか劇中であったセリフの「不必要な人間はいない」を、体現させているのか?いや~、まさかね。 それとね、リアリティを映画に求めるからといって本物の拳銃出てくるけどさ、もうそれこそが、この映画からリアリティを失くしちゃってるじゃん。なんだかな~です。 国家機密の研究を、いとも簡単に教えちゃうってなに?それもなぜか刑事にまで。事件として扱われなかったんだから、なんで刑事にまで教えるのか意味不明ですよ。 全くもってつまらない映画でした。 [ブルーレイ(邦画)] 2点(2019-09-30 23:19:49) |
287. 家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
《ネタバレ》 ビックリするくらい、無責任でお節介で自己満足な映画。月が綺麗ですねの引用も、相手が知らなければそれまでで、たしかになかなか想いを言葉にしないのが日本人ではあるけれど、それでもやはり、伝えることの大事さをはぐらかしては駄目だと思う。結局死んだふりをしていた答えもはぐらかされたしね。 とにかく全体的に間延びしすぎ。あと音楽が全くもって作風にあっていない。回想シーン多用しすぎ。それも思い出すような形ばかり。 色々な死んだフリはなかなか楽しめた。それと、ウルトラマンのカラータイマーと元妻のハガキのシンクロにセンスの良さを感じた。あのシーンが一番のハイライトでした(笑) [ブルーレイ(邦画)] 2点(2019-09-26 19:29:10)(良:2票) |
288. オーヴァーロード
《ネタバレ》 大衆向け娯楽作品というよりは、マニア向けな作品。ただマニア向けなわりには、CGや爆薬や特殊メイクや音響やら、とにかくめっちゃ気合入っているから、そういった点では大衆娯楽に片足くらいは突っ込んでいるかも(笑) 中盤がややダレるのがもったいない。 主人公の設定が、出来ることなら殺さずに、というものなのだから、せめて実験の実行者である博士との対決は、もう少し工夫して欲しかったな。ちょっと呆気なかったし、殺したあとも特に何のリアクションもないから、それまでの主人公の性格付けは何だったのか、疑問に感じちゃいました。 飯食った後に観るんじゃなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2019-09-24 22:44:26) |
289. 七つの会議
《ネタバレ》 かなり期待していただけにちょ~っと物足りなかった。あまりにも突拍子な展開にすると社会派リアリティを失ってしまうのは分かるけれど、もうちょっとエンターテイメントがあってもいいんじゃないかな。落とし所も結局は外部への告白になってしまって、そうしないで済むように奔走していたのに、なんだかな~って気持ちになってしまいました。それと出来れば「八角」というキャラは、最後まで人を食ったような感じで、時々格好良いことを三枚目ぽくいう、そんなキャラのままでいてほしかった。あまり感情的にはならないでほしかったな。途中から急に熱血正義マンに変身しちゃうから、へっ!?てなっちゃいましたよ。ひょうひょうとしながらもやることはやる!みたいなほうが私個人としては好みなんです。 まあでもテンポもよく、矢継ぎ早に展開が進んでいくので退屈はしませんでしたね。それと、真相を突き止めようとするミッチーと朝倉あきちゃんのコンビが、むさ苦しくなりそうな出演者たちの中でいい感じに清涼剤の役割をはたしており、とてもナイスな配役と設定だと思えた。 世良公則さん。どうしちゃったんですか!?ビックリです。この映画で久々に見て驚きました。 [DVD(邦画)] 5点(2019-09-23 21:23:42) |
290. フォルトゥナの瞳
《ネタバレ》 途中までは、主人公がフォルトゥナの力に気付き翻弄され苦悩する姿に先の展開が気になっていたが、有村架純と付き合いだしてから話のテンポがややダレ気味になり、あ~これはミステリーやサスペンスというよりも恋愛ドラマなのね、て思い知らされた。ただ恋愛ドラマとしてもちょ~っと淡白かな~。というのも、神木隆之介くんの性格は嫌っちゅうほど分かるのだけれども、いかんせん有村架純ちゃんの方の設定が宙ぶらりんなんですよね。内緒で修理をしてあげるという優しさはあっても、もっと人間的な内面が掘り下げられていない。だから恋愛ものとしてどうしても二人の内面のやりとりが見えてこないんです。薄っぺらいんです。結局は飛行機事故で助け助けられた者同士で、さらに同じ力を持つ者同士って、そこに頼りっきりじゃないですか、それも後から説明されてもね~。どうせなら有村架純視点からの話も混ぜて、すれ違う悲劇を浮き彫りにしたほうが良かったような気もします。 最後に一言、自分がもしフォルトゥナの力を持ってしまったら、ぜ~ったいに外には出たくないですね。無理ですよ、絶対に。それともう一つ、あの力ってテレビ越しでも分かるんですかね?テレビに出ている人の運命も?そうしたらテレビも観れないですよ。はあ~無理、絶対に無理です。はい。 [DVD(邦画)] 4点(2019-09-22 07:23:15) |
291. 人魚の眠る家
《ネタバレ》 切ない、切ない、切ない、切なすぎる。もしも自分が瑞穂ちゃんの親だったらって考えると、どうしようもなく切なくてやりきれない。それに日本の法律が、脳死判定=臓器移植だなんて全然知らなかった。最新技術により身体を動かせることで、生きているという錯覚、いや、生き返る、目を覚ますんじゃないかというまやかしを信じ込ませてしまう。それによって家族や身内の中に言いようのない隔たりが生じてしまう。もう見ていて辛いったらありゃしない。ただ途中から母親の行き過ぎた愛情が、なんかホラーに感じてしまって、ゾッとしたのも事実。ほんと、母の愛って偉大ですね。 時間経過、季節の移り変わりを花で見せる演出は、この作品に非常にマッチしていて、美しくも儚い印象を与えている。 篠原涼子の演技はもはや神レベル。セリフのない時でさえも彼女から発せられるメッセージは、ひしひしと伝わって来る。ほんとうに良い役者さんだ。特に今回のような役はまさにハマり役でしょう。あと脳死してしまう瑞穂ちゃん役の稲垣来泉ちゃん。も~ね~ずるい!ずるいよ~。あんなに可愛かったら感情移入しまくっちゃうやん。まじで奇跡を起こして欲しいって願っちゃいました。電気信号を直接脳に送ってればひょっとして・・・とかって生真面目に鑑賞中、ずーっと考えちゃってましたよ。それだけ彼女の笑顔に心を揺さぶられたってことでしょ。 本当に良い映画でした。でも辛いから二度は観ないかも(泣) [DVD(邦画)] 6点(2019-09-21 08:15:54) |
292. マスカレード・ホテル
《ネタバレ》 ホテルマンと刑事の、人を信じる信じないの対比は面白いと思った。途中まで事件と無関係の話が出てくるが、どことなく三谷幸喜を彷彿とさせる。その三谷幸喜風な雰囲気と木村拓哉のいつもの演技がどうも水と油、まさにホテルマンと刑事のようで、これって狙ってます?て勝手にツッこんでしまった。 ミステリーとして、意外な人物が犯人でしたという驚きはなく、後から出てきた新しい情報で無理くり納得させられたようなもの。 そもそも人一人の命に危険が迫っている状況で、誰の応援も呼ばないっておかしいでしょ。ドラマでフィクションだからっていっても、あれはひどいです。応援を呼んでも時間がないから一人で行動する、ていうのはよくあるけれど、あの状況はどう考えたってその場所に嫌っちゅうほど刑事がいるんだし、何よりも片っ端らから部屋をあたらなきゃならないんだから、やっぱりナンセスですね。 最後のふたりの再会シーンは蛇足でしかない。なんの意味があるのかさっぱりでした。 明石家さんまが友情出演していたらしいが、まったく気が付かなかった。 総評すると、めちゃくちゃ文句を言うほどそこまでひどくもなく、ミステリーとラブコメをミックスしたちょ~っと中途半端な映画でした。はい。 [DVD(邦画)] 4点(2019-09-20 20:15:24)(良:1票) |
293. ホース・ソルジャー
ラストの戦闘シーンだけは見応えがある。それ以外ははっきり言って、そんなに胸熱にはならなかった。近代戦なので、空爆という効率的な戦法が、ドラマチックさを遠ざける要因にもなってしまっている。さらに乱戦状態になると、米兵でない兵士の敵味方の区別が分かりにくく、今どういう状況?って何度もなってしまった。邦題の「ホースソルジャー」は語呂はいいけれど、劇中内で「戦士」を強調して謳っているのだから、「ホースウォリアー」のほうが良かった気もする。 主人公を含め数名以外の登場人物たちが、誰が誰だか分かりにくい。また主人公に対してもそこまで気持ちが入れず、終始傍観者的な感じで見ていた。 総評すると、なんかやたらとお金の掛かった再現ドラマを見せられたようでした。 [ブルーレイ(字幕)] 4点(2019-09-16 22:04:38) |
294. こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
《ネタバレ》 どちらかというと障害者や病に冒される話って苦手意識があって、敬遠しがちなんです。だって病気って時点ですでに何かしらの感情を求められるわけで、それってちょっとずるいな~って思っちゃうんです。でも結局、気になる作品は観ちゃうんですけど。 でこの作品。予告編と主演の大泉洋のおかげもあり、わりとラフなスタイルで観ることができた。半ばコメディチックな要素も期待してたから、良い意味で気楽に物語の世界に入り込むこともできた。 でもそれが逆に感情のほぼ全てを映画の世界に取り込まれ、気が付いたら涙腺がやばいことに。いやぁ~まいったまいった。演出が憎らしいくらいわざとらしくないし、泣いてくださいって押し付けがましくもない。これがいいんですよ。演出もさることながら、演者のみなさん全て素晴らしくって、特に高畑充希ちゃんはもう本当に上手すぎ。エッちなビデオで男性がなにをするのかってきくとこや、オッパイを触らせてあげるとこ。あんだけ自然体でやられちゃうと全然やらしくないし、むしろ爽やかにさえ感じてしまう。友達以上恋人未満な雰囲気というかオーラの出し方もマジ天才。ああいう接し方って男性は勘違いしちゃうんだよな~。 生きるっていうのは迷惑をかけあうことなんだ。この言葉にハッとさせられました。ありがとう。良い映画でした。 [DVD(邦画)] 6点(2019-09-07 10:03:01) |
295. 移動都市 モータル・エンジン
《ネタバレ》 移動する都市同士がバトルするのかと思ってたらそうでもなく、空中都市も機械人間ちゃん一人にあっけなく壊されちゃうし、壁の都市との壮絶なバトルで最後を盛り上げんのか~、と思いきやそれもなし。なんだかな~。 ビジュアルは圧倒的に凄いのに、その凄さにお話がついていけてない。原作はきっと綿密に練られた膨大な話なのかも。それを無理くり詰め込んだせいか、やたらと回想シーンが目立つ。思い切って3時間くらいの超大作にして、なおかつ3部作にでもしたら良かったのかも。 それと色々と調べて分かったけど、トムっていうあの青年が実は主人公だったのね。てっきりヘスターが主人公かと思ってたよ。まるで「もののけ姫」現象じゃん(笑)でもあれなんだよな~、肝心のヒロインであるヘスターちゃん、驚くほど魅力ゼロ。これは女優さんのせいでなく監督のせいだと思う。本来この手のヒロインってまず衣装がセクシーだったり、印象に残るようなデザインだったりするんだけども、野暮ったい衣装でおまけに身体のラインを隠しちゃってるから、顔を隠しちゃったら性別すら曖昧な感じ。綺麗とか可愛らしさとか格好良さとか、そういう見せ方が全然できてない。逆に、賞金首のアジア人女性の方が目立ちまくりで、どっちがヒロインだよ!てね。 ミニオンズのはギャグでいいのかな?でもあれは完全に作風を壊しちゃってますね。全くもってセンスなし。 [DVD(字幕)] 4点(2019-09-06 22:00:11) |
296. ハンターキラー 潜航せよ
《ネタバレ》 これってイギリスが製作してるんですね。なんかおもしろい。 映画の内容は予想以上にスリル満点で、テンポもよく、もっと多くの人、特にアクションやサスペンスもの好きな人に観てほしいって思った。 でもさぁ~、実際もしも現実としてロシアないでああいったクーデーターが起きた場合、外部に情報漏れることなくコトが運べたりするんだろうか?この映画ではたまたまアメリカの特殊部隊を潜入させてたから良かったけど、そうじゃない場合ってどうなっちゃうんだろう? まあこれだけテクノロジーが発達しているんだから、何かしらの対策はあるのかも。 とにかくこの監督さん、見せ方が潔くって好き。へんに戦闘シーンをひっぱらないし、ささっと見せていく。海と陸の同時進行の見せ方も非常に素晴らしい。引きの絵と寄りの絵のバランスも絶妙で、緊迫感をあおりまくり。ほんとうにアクション映画の達人ですね。 ジェラルド・バトラーってけっこう良い映画に出てるのに、なぜかあまり高い評価を得られないんだよな~・・・不思議。 [DVD(字幕)] 7点(2019-09-05 22:44:30)(良:1票) |
297. スパイダーマン:スパイダーバース
《ネタバレ》 いろんな世界のスパイダーマンが出てきて、もっとややこしい展開になるのかと思っていたら、意外とあっさりしていて見やすかった。ただそのあっさりさのせいか、いろんなスパイダーマンたちの各々の活躍が少なかったのは残念。とくにあの女の子が操作するロボットスパイダーマンの、技みたいのを見てみたかった。まああれば、ですが。 アニメとしての見せ方を熟知していて、とにかく動きの一つ一つが丁寧で、最高のエンターテインメントに仕上がっている。 バットマンのような秘密基地があったのは面白かったが、ちょ~っとブッ飛び過ぎじゃないかとも思った。 でも、メイおばさんのあのブッ飛びは好きだな~。 アーロン叔父さんがキングピンの撃った銃弾で死んでしまったけど、なんかすっごく頑丈そうなスーツに見えてたから、へ!?てなっちゃいました。それともキングピンの銃が特殊なのかな? 最後に一言!スパイダーマン・ノワール(モノクロの奴)めっちゃフィギュア欲しい~・・・ってなに!売ってるんだ!マジかよ。 [DVD(字幕)] 5点(2019-09-04 09:31:56) |
298. ダンボ(2019)
《ネタバレ》 アリスでは成功したけど、ティム・バートンの摩訶不思議な世界観とダンボの世界観が100%リンクしきれてない。別にオリジナルを忠実に再現したり、それに近い形で完成させることはないんだけど、ダンボというキャラはどちらかというとプーさんに近いわけで、その愛くるしさやいじらしさよりも、キワモノなセットや美術が上を行き過ぎちゃってる。つまり主役のダンボよりも目立ちすぎ。たしかにダンボそのものは可愛いし愛くるしくはあるのだけれども、観終わった後の余韻は、あの奇抜な建物や見世物が対等、あるいはそれ以上の存在として、デーンと居座ってしまう。これは計算ミス。 ティム・バートンの世界観は好きなんですが、やはりダンボは違うな~って思いました。 個人的には主役のダンボよりも、バットマンとペンギンが、それもなんとサーカスの世界で巡りあったことに感慨深くさせられちゃいましたよ。(^_^;) ペンギンがサーカスの団長って・・・ずるいよ。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-09-03 19:41:22) |
299. 運び屋
《ネタバレ》 外では人気者で家では厄介者。自由気ままな旅暮らし。あれ?まるで寅さんじゃん。でも唯一違う点は、寅さんは決して悪事に手は染めない。とはいえテキヤ稼業も3割はヤクザみたいなもんだけど。(^_^;) 実話を元にしているし、いくらなんでもこのまま何事もなく終わるわけないっていうのは分かってはいても、それでも感情移入しすぎて、なんとか逃げおおせてくれって、真面目な話何度も何度も祈っちゃいましたよ。いやぁ~恐るべし、イーストウッド様。 ただ、一度黒いトラックがやたら止められている光景を目撃しておいて、そのまんま黒いトラックを使用した点が気になって気になって仕方なかった。そもそもあれだけの組織なんだから逆に警察無線の傍受や、スパイや情報屋がいてもいいと思うんだけど、なんか悪い奴らにエールを送るわけじゃないけど、もうちょっと頭使えよな!て思っちゃいました。 いろいろと良いシーンはあるんだけども、個人的に一番好きなのは、ナチ総統閣下呼ばわりしていたフリオに旨いチキンバーガーを食べさせてあげたところ。年代や人種や多様な弊害があったとしても、旨いものを分かち合うことで生まれる連帯感や信頼感みたいな、もうね言葉なんかいらないんですよ。ああいうのホント好きです。 ただなぁ~なんだろう、めっちゃ良い映画なんだけど、ラストの法廷での家族の対応。特に娘さんは散々嫌っていたんだから今までのお金が実は犯罪で得たお金だって知ったら、もっと嫌いになってもいいはずなんだけどな~。それとも悪いことしてでも家族のために頑張った、とでも脳内変換しちゃったんだろうか。あの園芸農園だって汚いお金で買い戻したんだし、それって世間にバレちゃうんじゃないの?そんな農園のお花を買ってくれる人や評価してくれる人たちが現れるんだろうか。てまあ余計なことまで妄想させられちゃいました。恐るべし、イーストウッド様。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-09-03 13:25:01)(良:1票) |
300. バンブルビー
《ネタバレ》 ここ最近のトランスフォーマー・シリーズが正直言ってイマイチだったため、この作品もやや敬遠していました。DVD化されレンタル泊数も伸びたので、期待値を下げて借りてみました。 まず最初に一言、ごめんなさい。予想を裏切る面白さでした。オートボット側もバンブルビーしか登場しないから戦闘シーンもそんな大したことないと高雄くくっていましたが、これがアイデアに満ちたバリエーションの豊富さで、とくにラストの巨大タンカーをぶつけるとこなんか、(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!ってテンションアゲアゲになっちゃいました。 それと時代背景の80年代を実に巧みに作品の中に織り交ぜ、音楽やファッション、生活スタイル等、それらがバンブルビーの変形車種フォルクスワーゲン・ビートルとマッチしていて、世界観が完全に仕上がっていて気持ち良い。 またなんと言っても主人公チャーリーを演じたヘイリー・スタインフェルドちゃん。もうやばいですね、彼女。圧倒的ではないんだけどなんか素朴でどこにでもいそうなんだけど、だけどそれでも一つ抜きん出ているそういった存在感。その存在感が80年代とこれまたナイスなマッチングで、もうこれ以上ないと言っていいほどのベストキャスティングですよ。大好きな父親を亡くして、新しい父と弟に馴染めない思春期という、まあありふれた役柄ではあるんだけれども、それが嫌味なく素直にこちら側に伝わってくるということ自体、それこそが彼女の、ヘイリー・スタインフェルドちゃんの持つ存在感なんでしょう。お見事!アフロの彼と最後まで親密な関係にならなかったとこも、合わせて高評価させてもらいます。 難点を言えば弟の空手がストーリー上役に立たなかったことと、新しいお父さんがマイアミバイスチックなカーチェイスを披露するに至る伏線と、義理の娘に対しての愛情表現をもうちょっと分かりやくすく演出して欲しかった。あれではまるでお邪魔虫的に受け取れちゃいます。また合わせて母親の描き方も宙ぶらりんに感じちゃいました。チャーリーの成長物語でもあるのだから、彼女が向き合い乗り越え受け入れる対象である「家族」がボヤけてしまっていたのが本当にもったいなく感じました。飛び込みの伏線回収は素晴らしかっただけに本当に惜しいです。ただ修理工場のオジさん。一番わかりやすくって格好良かったです。 OPの製作会社の中にチャイナ系の会社があったので一抹の不安を感じましたが、昨今のチャイナ贔屓は見受けられなかったこともまた、この作品に対する価値を高めていると言えるでしょう。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-09-03 07:11:27) |