321. 映画ドラえもん のび太の新・魔界大冒険 7人の魔法使い
《ネタバレ》 旧作はだいぶ昔に見て、かなり面白かった記憶がある。でもストーリーはだいぶ忘れていたので、今作を4歳の息子と鑑賞。息子は最後までのめり込むように観てた。で、僕はというと、いや、これ、小さい子にちゃんと理解できないほど、よーできたお話しでした。もちろん大人の僕が観てても、ちゃんとおもしれ―。石のドラえもんが降ってくる伏線の見事な回収。もしもボックスで、現実世界を魔法の世界に変えちゃったことで、本来は謎の天体が迫ってきている現実世界の危機が、魔界の悪魔が迫ってきている設定に変えられ、それをのび太達がやっつけたことにより、現実世界も救われちゃうとゆう見事な裏設定。さらには、魔界の悪魔軍対ドラえもんの秘密道具とゆう聞いてるだけでワクワクしてくるよーなオモシロ展開。特にタイムふろしきやどこでもドア、月光灯の使いどころが何気によくできていて、最後のドラミちゃんのビックライトはテンションアゲアゲにさせてくれました。ちなみに、僕の中ではもうドラえもんの声は水田わさび以外ありえないくらい浸透してしまいました。 [インターネット(邦画)] 10点(2017-04-03 01:08:50) |
322. 映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館
《ネタバレ》 秘密道具のミュージアムなんて、もうそんだけでワクワクしちゃいます。今回は、怪盗なんぞが絡んだ、ちょっとミステリー調、でも後半はロボットとのバトルとか色々あって、とにかく楽しいー。でも僕は、最後のドラえもんのセリフにやられちゃいました。途中でドラえもんとのび太の友情エピソードが語られ、なぜドラえもんが自分の鈴にこだわるのかがわかります。ドラえもんがのび太に、君はどーしようもない奴だけど、・・・君は・・って所で、この最後のセリフが終盤までひっぱる感じになってます。僕はと言えば、この後に、とっても感動的なセリフがまってるんだろーなーと、そこも期待して観ておりました。で、ラスト、ドラえもんがその最後の部分を言うのですが、これがなんてゆーか、とても普通。ものすごーく普通の言葉。でも、それがとってもいーんです。なんかドラえもんらしい言葉だし、てゆーか、のび太がなぜあんなダメ人間でも僕には魅力的に見えるのか、それはまさに、このセリフをドラえもんに言わせる、そしてそれを言われてうれしそーに照れる、それこそがのび太の魅力。そして鈴が合わさりましたとさ。 [インターネット(邦画)] 10点(2017-03-27 11:50:33)(良:2票) |
323. 映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生
《ネタバレ》 リメイクの元の方の映画は見てないけど、泣けたー。やっぱ泣けたー。4歳の息子と一緒にボロ泣きしたー。のび太がペガ達と別れて、落ち込んでるとき、さりげなく自分の話をして力づけるククルに泣けたー。で、その話の犬笛がしっかりと伏線となって、のび太自身を救い、それがラストの危機を乗り越えるって展開に、ゾクゾクして泣けたー。最後にペガ達の別れでの号泣ポイントがあるんだけど、そののび太の肩にそっと手を置くククルにやっぱ泣けたー。もちろん、ドラえもん映画のいつもの醍醐味、普段秘密道具でバカばっかしてるのび太達小学生が、ドラえもんの物語には全く似合わない、リアルな凶悪と戦うとゆう、ある種、異種格闘技みたいな、例えてゆーなら、範馬勇次郎をバカボンのパパが戦って、倒しちゃうみたいな、痛快なノリも健在で、でも今回の敵はそこもひねってあって、敵はドラえもんのさらに先の時代の未来人で、その脅威さにさらにワクワク。ギガゾンビに最後に槍を投げるドラえもんの機転の鋭さと着地点にビリビリしびれちゃいました。こんだけ、色んな感動要素があるにも関わらず、親目線の子供たちってゆう要素まであって、これの最後の着地地点、必死に問題を解いて眠りにつく、我が息子にママが優しくおかえりをゆう所、そこも、いや、息子と見てる今こそ、そこに号泣。最後まで泣かせてくれました。ついでに最近、今の声優陣にすっかり違和感がなくなり、むしろこっちのほうがあってるとまで思ちゃってます。 [DVD(邦画)] 10点(2017-03-05 23:46:42)(良:1票) |
324. 葛城事件
《ネタバレ》 観てる間中、自分の中の不安感がずっとつきまとうような映画でした。過激な場面もあるのですが、どちらかとゆーと、静かで淡々としたシーンが多く、でもそこには確実に、ちょっとした嫌な空気感が流れていて、怖ッとか、ドキドキするとか、強烈に感情が揺り動かされるとゆーよりも、殺伐とした不安感がジワジワと観てる僕を取り囲むってゆーか、正直、観ていてずーっと嫌な気分みたいな、それでいて目が離せなかったです。僕も家庭があり、子供はまだ小さいですけど、こんな風に、ちょっとずつボタンをかけちがって、破滅を迎えないってゆう保証はどこにもありません。そんな不安はいつでも持ってます。それを目の当たりに見せられた感が、この映画にありました。もちろん三浦友和演じるお父さんみたいなキャラは、今では一般的ではないですが、でも、どこか自分にもそんな部分があるんじゃないかと思わさられる部分もあって、こんな風にはなりたくないなーと、客観的な視点で改めて思わされました。田中麗奈演じるキャラが、ちょっと現実離れしてるので、全体的にリアルなのか?と言われれば、そーでもないとは思いますし、観ていて全く誰にも共感できずにオイテケボリになる人もいるとは思うので、人を選ぶ映画かもしれません。若かりし頃の葛城家のシーンがあるのですが、あのあたりからくる、どこにでもあるような家庭が、こーなちゃった感は、切なさと不安感とが入り混じった居心地の悪さを特に感じました。加熱すると丁寧語になるとか、首を吊ってからの麺をすするお父さんとか、なんか絶妙。あー、嫌な映画見ちゃったなー。 [DVD(邦画)] 7点(2017-02-01 15:57:53) |
325. 機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起
《ネタバレ》 今回はシャアとガルマの士官学校もの。前作よりは躍動感があり、またキャスバルが本来のシャアになった物語なところが、ちょっと燃える。アムロがサイド7に到達するラストが、いよいよ、これから本格的な物語が動き出す感じでグー。 [DVD(邦画)] 7点(2016-12-20 15:11:51) |
326. 機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア
《ネタバレ》 今回は、物語的に、次につなげる感じで物足りない出来でした。あとアムロやミライがちょろっと出てくるサービスは良いとしても、若いキャスバルの声に少し違和感かな。ここは、まだ本来のシャアの声じゃなくてもいいかもと思いました。ただ、びっくりしたのは、シャア・アズナブルって人が別にいたんですね。そこは知らなかったので、素直に驚きました。 [DVD(邦画)] 5点(2016-12-20 14:00:28) |
327. 機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル
《ネタバレ》 何を隠そう、僕はガンダムのキャラでは、ランバ・ラルが一番好きでした。あの軍人魂、男の中の男的感じ、でも優しさもあるとゆうその優れたバランス感覚に、小さい頃から、かっちょいーなーと、彼のおかげで、僕はジオンとゆう国を悪い奴と思えなくて、ガンダムとゆうアニメを勧善懲悪のロボットものではないと、幼少から認識してしまった次第でありまして、で、今回のお話、彼が結構、活躍するわけですが、それだけで、もうなんかテンション高め。後にランバ・ラルの部下として登場するちょい役の兵士たちも、意外な顔見世でそこもよかったなー。でも、それ以上に、セイラとシャアの境遇や母との別れに、意外にもウルウルきちゃいました。彼らの過去はわりと知ってるほうなんですが、こーやって、丁寧に物語として語られると、なんか切ないです。ちょいちょいあるコミカルなシーンには、少し違和感を感じましたけど、元のガンダムが好きなので、許容範囲ですかね。ただ、モビルスーツ戦が好きな方には、物足りないかもしれません。そこは少なめです。 [DVD(邦画)] 7点(2016-12-20 12:58:40) |
328. 劇場版 PSYCHO-PASS/サイコパス
《ネタバレ》 アニメの1期2期ともにサイコーに面白く、久しぶりにはまったので、この劇場版も鑑賞。設定としては近未来の警察もの。攻殻とはまた違った形の近未来の表現で、こちらは人間のサイボーグ化などより、どちらかとゆーとその社会を統治するシステム自体に近未来の表現を示した感じになっていて、主役も女性であるが、攻殻の草薙とは全く正反対の普通の女の子といったテイストであります。社会は人間の犯罪誘発を数値化したシビュラというシステムによって治安が維持されており、その数値が高い者を取り締まる公安の新米刑事、常守朱が主役。アニメシリーズでは、そのシビュラシステム自体にも関わる重大な問題とタイトル通りのサイコパスな犯罪者とを絡めたサイコサスペンス的SFな感じで、毎回、次がどーなるのか楽しみなほど面白く、物語やどんでん返しなども秀逸で、攻殻以外でも、アイデア次第で、面白いSF刑事ものができるんだなーと感心しておりました。で、この劇場版。今回は、日本以外の世界が舞台で、日本の外がどんな風になってるのかが描かれ、そこはとても興味深かったです。でも、テレビシリーズとは違った軍事アクション的な側面が強調されており、僕としては、シリーズ本編の不気味な異常犯罪心理的側面が好きだったので、そーいう意味では、少し物足りなかったかなー。まー、1期の主役の一人狡噛慎也が再登場し、一時的とはいえ、常守と狡噛が再びコンビを組んだ姿を観れたので、それだけでも良かったかなー。次は、劇場版ではなく、是非ともテレビシリーズ3作目を作って欲しいです。ちなみに、映画はシリーズ本編を観ておいたほうが断然良いです。シビュラシステムの不気味さや常守との関係性、他の執行官の背景などは、この映画では全く描かれてないので、そこを知らずに観ても、単なる平凡なSFドラマにしか感じないと思います。てゆーか、映画自体はSFドラマとしては平凡です。 [DVD(邦画)] 7点(2016-12-15 15:19:52) |
329. 攻殻機動隊 新劇場版
《ネタバレ》 攻殻の新シリーズariseの劇場版。このシリーズはこれまでの攻殻の公安9課設立前の話であり、そしてこの映画は、シリーズと完全につながっているために、ariseシリーズを観てなければオイテケボリ感はハンパなく、ストーリーもわかりにくいようになっている。なので、この映画を理解するためにはariseシリーズは観ておいた方がいい。映画としては、これまでの攻殻で述べられていた要素が多く、シリーズファンには新鮮味がないかもしれない。でも、この映画の結末が旧劇場版の冒頭につながる仕組みを考えると、この映画の各要素がもとで、その後のシリーズの出来事が誘発されたとも考えられ、僕は興味深く鑑賞できた。例えば、第三世界とゆうネットの海に流されたゴースト達、それが旧作の人形遣いの原型かもしれないのだ。一方、この映画で述べられるデッドエンド問題なんかは目新しく、面白い問題定義だと感じた。永遠の命みたいな便利な義体化技術、しかし、実は機械であるがゆえに、度重なるメンテが必要であり、そして、時代が進めばその技術も新しくバージョンアップされ、そーなると古い義体などはアップデートできなくなっちゃう。そうまさに今のWindowsとかと同じ現象が義体化に起こっても不思議じゃないわけである。これは目から鱗でありました。機械の体になったひゃっほー、これで老化で死ぬ事はないぞーって考えがちだけど、機械であっても壊れるし、古くなれば朽ちていく。だからこそのメンテ。でもそれも技術革新でできなくなれば、あとはもうボロボロになっていく機械とともに、いつか果てるみじめな人生を送るしかないのである。それはある意味老化と同じ。いや、老化よりつらい晩年を過ごすかもしれない。全然、ひゃっほーじゃないわけであります。やっぱ、永遠を求めるなら、ネットの海へ同化するしかないのかなー。映画の展開の方は、アクションが豊富で、どんでん返しも多く、僕は楽しめたほうかな。ただ、しゃべってる内容の半分以上は何言ってるかあまり理解してないのは、いつもの攻殻以上かもしれない。旧作は物語自体は結構わかりやすかったけど、こちらは本質のストーリーはそんなに難しいことじゃないんだけど、なんかわかりにくいんだよねー。参考までに、arise全体の内容を簡単に説明すると、ようは、ファイヤースターターってゆう謎のウィルスがあって、これに感染すると、なんか嘘の記憶をかまされて、何者かの思惑どうりに動いちゃう。で、そのウィルスにより様々な事件が発生。攻殻メンバーは各事件を解決しつつ、ファイヤースターターの謎を追い、この劇場版でファイヤースターターの正体を突き止めるってお話。 [DVD(邦画)] 7点(2016-12-13 00:18:02) |
330. 009 RE:CYBORG
《ネタバレ》 009またやってるみたいなんで、その前に前作にあたるこれを拝見。わかります。わかりますぞ。このアニメが評価が低いのが。そりゃサイボーグ009ときて、この物語じゃ、納得しない人多いっしょ。全員揃わないわ、活躍しない人おるわ、クライマックスあんま盛り上がらんわ、なんか話が難解やわ、終わり方がお客さんの解釈にゆだねる系やわ、ダメっしょ。ただ当初の企画の押井監督版なら、001が犬で、003がおばーちゃんになってるそーなので、それもどーなんやろって感じやけど。でもね、でも、実は正直にゆーと、僕は、このアニメ、ちょっと好きです。攻殻っぽくアレンジされてる世界観、サイボーグたちがみんなリアルな感じになってるとこ、サスペンスタッチで、そこに現代のアレンジが施されて、最後まで結構ワクワクして観ました。009の加速装置のヒョエーーーな表現、なんか気持ちいい。003がエロくてしかも索敵能力サイボーグとゆう新たな解釈が素敵。002がアイアンマンみたいでかっちょいい。004のニヒルさ、001の超能力の頼もしさ、005のパワフルさ、なんかいい。監督は最後の解釈を、あの世界は002の脳内って言ってたらしいけど、そこは、見た人が好きにしたらえーんちゃう。恐らく、監督自身もテキトーにゆーて、本当は作った本人ですら、確実には決めてないっぽいし。天使の化石は、00ナンバーのサイボーグっぽくも見えるので、そこは狙いやとは思うけど。ラストは僕も、え?これで終わり?って肩透かしになったけど、全体的な雰囲気は好きです。この雰囲気のまま、攻殻みたいにテレビシリーズ化して、各話で、それぞれが、普通に悪を倒すのに活躍するってお話、作って欲しいなー。でも、次の009はこのイメージをそのまま引き継いだ感じなので、新作がちょっと楽しみなアニメでした。 [ビデオ(邦画)] 7点(2016-12-08 18:36:55) |
331. ヒミズ
《ネタバレ》 原作はタイトルは知ってたけど、読んだことがなくて、まさか、こんな過酷な青年の話だっとはね。でもそれ以上に凄いのが二階堂ふみ演じるヒロインの家庭。家でおかーさんが死刑台を作っていて、完成したらその娘が首をつるってどんな家庭環境の設定!?ストーリーはともかく、俳優たちの表現には引き込まれるものがあった。特に主役とヒロインは、かなりエモーショナルでテンション高めなんだけど、その感情表現に実在感があった。クライマックスで夜を過ごす二人の会話にとうとう僕の涙腺が決壊。 [DVD(邦画)] 7点(2016-12-03 21:03:16) |
332. エクスペンダブルズ2
《ネタバレ》 前作の祭りより、格段にクオリティーがあがっている。本当の祭りはこれからで、前作は序章と言えるほどに。ちゃんとした監督を使ったら、こーも違うんですね。冒頭の戦闘シーンが特に迫力満点で、この冒頭シーンだけで、前作のクライマックスは軽く超えていた。シュワルツネイガーの「I'll be back」に対して、ブルース・ウィリスが「戻りすぎだ。俺が戻る」には、さすがに吹いてしまった。あとチャック・ノリスは強すぎだ。 [DVD(字幕)] 7点(2016-12-01 18:38:31)(良:1票) |
333. IAM A HERO アイアムアヒーロー
《ネタバレ》 普段はうだつのあがらないダメ男でも、何か一つとりえがあるかもしれない。それは例えばそう、ゾンビの群れから2人の女性を守りきれるような、そんなダメ男のゾンビ映画。ゾンビ映画は色々観てきましたが、原作ありきとはいえ、邦画ゾンビでこれくらいキモくて怖いゾンビ造形を出してくれるなら、もう、それだけでヒーヒーしちゃって映画にのめり込めます。でも、それだけじゃなくて、この映画、さらに迫力もグロさも十分で、邦画でもやればできるんだぜ感がめちゃくちゃ伝わってきて、なんかゾクゾクきました。それに、日本が舞台なので、日本人であるこっちの感情移入率も高い。印象的なのは何度も繰り返される妄想シーン、ダメ男が本気をふりしぼるのがいかに難しいかを、こんな感じで表現してくれると、とってもわかりやすい。次は本気か?、次は本気か?を何度も繰り返すんやもん。そーだよね、中々出てこないよね、本気は。でも、あんな魅力的な女性二人なら、最終的には本気と共にロッカーからも出てくるよね。きっと。あと、最後の銃撃ドログチャシーンも、テンション上がります。何十体も出てくるゾキュンが、みんな個性的やし、特にラスボスのキモさっていったら、あーた、ずっと高跳びやりまくって、それで頭へこんで、しかも顔がマジなスポーツマンの顔、こえーよ。怖すぎるよ。街中の長マワシシーンもよかったなー。街で突然、謎の危機に遭遇する感じがしっかり体感できて。展開的には、過去の有名なゾンビ映画のおいしい部分をつないだ感じですが、ゾンビ映画って、なんかそれで演出とかちゃんとやってくれたら、僕は大満足なんです。きっと。 [インターネット(字幕)] 10点(2016-12-01 02:52:36)(良:1票) |
334. 死霊館 エンフィールド事件
《ネタバレ》 ウォーレン夫妻の悪魔退治ものパート2。実話がベースだが、もちろん、今回もこんな激しい心霊現象が本当にあったとは到底思えないほどの悪魔の暴れっぷり。警官の観てる前でも、平気でポルターガイストしたり、ある女の子にターゲット決めて、拉致監禁、操りと色々な技を披露してくれます。怖いかと言われれば、ホラー見慣れてる人には、今までと同じ感じの幽霊館+エクソシスト的なホラーで、展開とかよく出来てる方だけど、期待はするなって感じかな。ただ、僕はこの映画面白かったです。なんか引き込まれた。ちょっとウルッとくる場面もあったりして、なんかいいんよね、主役のウォーレン夫妻が。二人とも、それぞれが霊的なものと対峙してきて、そのせいで、周りから白い目で見られて、それでもがんばって、いつか味方が現れて、それで結婚したって話が、なんかいい。だから、最後の少女に味方が二人もできたっところにウルウルしたりしちゃいました。霊現象の謎的な推進力も映画に退屈しない感じで、また、その演出も、ありきたりかもしれんけど、撮り方がいいのか、なんか映画に没頭しちゃいました。悪魔が事前に自分の名前を教えてるってのも、なんか悪魔にも超自然的なしきたりみたいなもんがあって、そーゆうの想像できたりして、楽しいと僕は感じます。 [DVD(字幕)] 10点(2016-11-29 01:49:27)(良:1票) |
335. その土曜日、7時58分
《ネタバレ》 説明セリフなし、時間軸がいったりきたりのクライム映画。後半のクズの兄弟たちがドンドン追い詰められていく様は、なんか観ていて、ものすごくよくわかる。いや、犯罪は犯したことはなんいやけど、ほら、誰でにもあるやん。わー、どーしよう、どーしようって、めちゃめちゃ焦ること。あの感覚、よく出てる。例えば、友達に借りたなんかが、破損したりしてさー、それが買いなおすことができないものだったりしてさ、そんな時に、携帯落としたりしてさ、どーしよう、どーしようって焦るやつ。もちろん、この映画では、そんなことじゃないんだけど。ただ、物語自体、正直、僕は面白く感じなかった。短絡的な犯行や家族感の薄っぺらさは現代的ではありそーなんだけど、それを深く感情移入して映画の世界に没入できるリアルさはあまり感じなかった。これは僕が幼稚だからかもしれないんやけど、よーわからん世界をただ冷静に観てるだけやったです。 [DVD(字幕)] 5点(2016-11-28 17:42:46)(良:1票) |
336. 桐島、部活やめるってよ
噂通りに面白かったです。でも何が面白いのかよくわかんないとゆーか、観てる間は、正直、学生のしょーもない出来事を観てるだけで、このストーリー自体は面白いとは感じませんでした。ただ、僕はたまに映画を観ていて時間をチェックすることがあるんですが、この映画は、始まってすぐから終わりまで、全く時間が気にならなかったばかりか、もっと続けてほしいとさえ思ったので、それはつまりこの映画を面白いと感じていた、と後になって分析したんです。特に学園青春映画がそんなに好きな方じゃない僕が、なんでそれほど集中できたかとゆーと、この映画の圧倒的なリアルさからくる臨場感に、もうとっくの昔に卒業した学生気分が蘇ったとゆーか、なんか学生に戻って教室にいる感覚になってきたからです。で、その自分がいる学校で起こった出来事を観てる感じ。それと同時に、自分の学生の頃を色々思い出してくるんです。それは恥ずかしい事だったりあんま思い出したくない事だったりするんですけど、逆にそれを思い出す作業がなんか心地いい。苦じゃない。学生時代、楽しいこともあったけど、嫌なこともいっぱいあって、その嫌な思い出が浄化されていってるのかな。よくわかんないけど。でも映画を観てて、こんな不思議な気分になるのも珍しく、映画が何を表現してるのか、何が言いたいのか、終わった瞬間に、全然わかんないんだけど、でもこの学生感覚はなんか痛いほどよくわかる、そんな映画でした。 [DVD(邦画)] 10点(2016-11-27 11:15:56) |
337. 片腕マシンガール
《ネタバレ》 イグチサーン、ボクガミタイ二ホンノエイガヲ、ツクッテクダサーイ。ヨサンハアリマセーン。デモ、カワイイジョシコウセイワ、ゼッタイダシテクダサーイ。ニンジャワゼッタイダシテくダサーイ。グロイアクションワ、ゼッタイイレテクダサーイ。とハリウッドの誰かが言って出来た映画だそーな。ただし観るのには三つの点に注意しなくてはならない。まず、チープさ。これを予算がないための工夫ととるか、ショボいけど逆にそこが笑けていいととるか、もう観てるのが苦痛なくらいショボすぎるととるかによって、だいぶ映画の面白さが変わる。とにかく、絵面はすごいけどショボさは覚悟しろ。次に、グロさ。顔や腹に穴があいたり、口から色んなものが出てきたり、手が天ぷらになったりする。息子の頭のない死体から出た血しぶきを風呂場で浴びたりする。ただ、ゴア特撮はショボい。ショボいけどグロさは覚悟しろ。最後に演技レベル。とは言っても、逆に下手くそな演技レベルが新鮮で面白いんやろ?って方は期待しないよーに。微妙に普通やから。観てて特に何も感じないくらいの演技レベルやから。いやダメな人はダメやけど、面白くない程度に普通やから。ただ、やけにテンションは高い。演技レベルは中の下に覚悟しろ。それらを踏まえたうえで、正直、僕は、なんだかんだ、そこそこ楽しめてしまった。結局のところ、悪い奴らが、たとえ、服部半蔵の末裔だろうが、スーパー遺族部隊だろうが、穂花がドリルブラをつけていようが、単にやられるのを観たかったからかもしんない。 [DVD(邦画)] 7点(2016-11-26 21:56:37)(良:1票) |
338. おろち
《ネタバレ》 僕の思う昔の怪奇映画感が結構出てて、またストーリー的にもかなり面白かったです。ホラー的な怖さはそんなにないんですけど、最後の絶望感からくる、あとを引く欝的な怖さ感が、かなりきましたよ。原作はどれも未読なんですけど、なんてゆーか、凄まじいお話ですねー。楳図原作の映画は色々見ましたけど、これが一番今のところいいです。主に洋館の中だけで起こる出来事にまとめてあるのも、一昔前のお金持ち感とか、そこに存在する不気味さとかよく出てて、雰囲気バッチリでした。こーゆう映画があること自体、多様性があって、ある意味、貴重です。おろちとゆう人ならざる者が狂言回しとなって、姉妹に起こる悲劇を描いた怪作でした。 [DVD(邦画)] 10点(2016-11-25 15:12:14) |
339. アンダルシア 女神の報復
《ネタバレ》 前作同様、今作も楽しめました。僕は恐らく、こーゆう和製ジェームズ・ボンド的設定そのものが好きなのかもしれません。だから、細かいことや観光的な部分は気にならず、ハリウッドにおとるクオリティーは、逆に日本のテレビドラマを見る感じで、お気楽に楽しめて良かったです。このアンダルシアでは、ボーっと見てたからか、ラストの黒木メイサに普通にびっくりできて、得した感じでした。流石に黒田の死んだ芝居はわかってたけど。このシリーズ続けて欲しかったけどなー、個人的に。 [DVD(邦画)] 7点(2016-11-25 11:32:43) |
340. ワルキューレ
《ネタバレ》 人によっては、ドイツなのに英語?とか、史実なのになんか英雄的に描きすぎとか、トムがドイツ人て無理あるんじゃね?てゆーか、キャストの一部がドイツ人じゃないのにドイツ人って笑止千万とか、色々あると思うんですけど、僕的には、知らない史実をハリウッド的な娯楽作品として描いていて、非常に観やすくわかりやすく、面白かったです。ハリウッド的なので、むしろ迫力のクオリティーとか、ストーリーの盛り上げとかよくできていて、暗殺計画実行シーンなんかは、ヒットラーの行く末を知っていても、ドキドキできました。それに後半のトムクルーズたちがどーなるのかは知らないので、結構ショックで、トムクルーズが主役だけに、ショック度も大きいとゆーか。最初のほうの、トムクルーズがやられる戦闘シーンも迫力満点で、そこでつかみはオッケー的に映画にのめり込まされました。史実を全く知らいない人が、まずこの作品でわかりやすく楽しんで、その後、じっくり調べればいい的な入口映画としても、よくできているんじゃないかとも思えます。 [DVD(字幕)] 10点(2016-11-24 18:09:21) |