381. チャンプ(1979)
当時劇場鑑賞しているのですが主役3人以外は全て忘れてしまっています。 レースでの落馬事故シーンにウルウルしそうになりましたが、以降はリッキー・シュローダーの熱演にも涙腺は緩まず。 いくらフェイ・ダナウェイが美しくても一言の詫びも無しに母親ヅラするのに白けまくり、名優アーサー・ヒルの中途半端なキャラが歯痒く、やさぐれ模様が板についていたジョン・ヴォイトがリングにカムバックしようとして試合から結末まで唖然としっぱなしでありました。 リッキー・シュローダーの泣きの演技は素晴らしいので、無理過ぎやり過ぎな脚本がとても残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2023-08-09 01:16:55) |
382. アメリカの影
ジョン・カサヴェテス監督デビューにしてインディペンデント映画の先駆けとされる作品。 ラストに即興演出であるのが示されていましたが、そんな風には見えませんでした。 あからさまではなくても人種差別はその時代ついてまわってたのに考えさせられましたが、3兄妹にまるで魅力を感じられず退屈さに覆われての鑑賞でした。 [DVD(字幕)] 4点(2023-08-09 00:47:28) |
383. トリコロール/赤の愛
《ネタバレ》 ジャン=ルイ・トランティニャン目当てでレンタルしようとしたら3部作との事で青白赤の順での鑑賞でした。イレーヌ・ジャコブが特筆ものの美しさで赤に映える姿に目を奪われました。見た目のみならずしっかりした言動にとても大学生には見えません。トランティニャンへの「息をするのを止めたら」がアッパレ。そんな彼女に永久凍土が溶け始めたのか?と思わせるトランティニャンの佇まいは流石の名優ぶり。全員集合シーンは息をし続けられる事に感謝しましょう!と感じたところです。 [DVD(字幕)] 7点(2023-08-06 17:14:30) |
384. トリコロール/白の愛
カロルの胸中「何で俺だけ泣かなアカンねん、お前も嫌って言う程泣け」に対してドミニクのは分かり辛い。金に魅力を見いだしたのだろうか。what is love ? やるせない結末ながらその奇抜な復讐單に目が離せなかった作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2023-08-06 16:50:19) |
385. トリコロール/青の愛
夫の愛人のいけしゃあしゃあとした物言いに虫唾が走る。夫の同僚の厚かましさにもイライラする。そんな二人に対するジュリエット・ビノシュにも「はぁ???」 おフランスならではの人間関係に呆れるばかり。娘がほったらかしな展開にも腹が立ちます。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-04 07:57:27) |
386. フェイシズ(1968)
ピーチクパーチク喋り倒して馬鹿笑いする場面ばかりで疲れました。お目当てジーナ・ローランズの魅力も感じられず(泣) ずっと気になってたジョン・マーレイ何の作品に出演していたのかが思い出せました。ゴッドファーザーの馬の首の人でした。それ以外は直ぐに忘れてしまうであろう作品で残念です。 [DVD(字幕)] 3点(2023-08-02 16:57:22) |
387. ショーン・オブ・ザ・デッド
サイモン・ペッグ出演以外の知識無く鑑賞。ゾンビを認識するまでは何となく笑えたのですが、以降はコメディ、シリアス、ホラー共に突き抜けたもの無く退屈で寝落ちとの闘い。沢山出てきたゾンビの中でサッカー少年とビル・ナイにドッキリ。私は本作の客では無かったようです。 [DVD(字幕)] 4点(2023-08-02 01:03:48) |
388. 戦争と女の顔
戦場から五体満足で生還出来たもののPTSDの計り知れない傷跡を見せつけるイーヤとマーシャ。二人の言動は常軌を逸しておりマーシャには嫌悪感しかありません。何とか完走出来ましたが、ヘトヘトになりました。 [DVD(字幕)] 4点(2023-07-31 22:50:41)(良:1票) |
389. デリシュ!
舞台は革命直前のフランス。世界初のレストラン誕生(実話??)までの物語。 食事とは貴族にとって己の権勢を誇示するものであり庶民にとっては腹の足し。豚の餌であるトリュフとジャガイモに「我々をドイツ人だと思っているのか」激怒する司祭。食べ物の恨みも革命要因の一つかと思い浮かぶところが興味深い。 また、作品の味付けとしてのロマンス模様が慎ましやかで好感。更に中世絵画のような映像美が素晴らしい。上質な作品です。 [DVD(字幕)] 8点(2023-07-31 08:30:31) |
390. ブレット・トレイン
飄々としたブラッド・ピット、狭い車内でのジャッキー・チェンを思わせるアクションは見どころありましたが、闇鍋のようなストーリーに白けることこの上なく。ホワイト・デスのこけおどしぶりに脱力でありました。何も考えずに見る作品なのでしょうが楽しめなく残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2023-07-31 07:55:13) |
391. 嵐の孤児
《ネタバレ》 気がついたら2時間30分が経っていました。まさに釘付け。リリアン・ギッシュを筆頭にキャスト全員が凄い存在感。 アンリエットの恋人を演ずる水も滴るいい男がジョセフ・シルドクラウトだったのがビックリでリリアン・ギッシュとのキスシーンはお宝映像。 フランス革命時のパリを舞台とした物語は監督がロシア革命を意識したのだろうかと思える貴族の横暴と民衆の狂乱ぶりが丹念に描かれています。姉妹に降りかかる「これでもかっ」という薄幸ぶりに地団駄踏む思いで、ラストミニッツレスキューと分かっていても「早く!!」硬直状態。10点か9点か迷った挙げ句、メデタシ度がちょっとばかり過ぎるかなと感じたところに-0.01点。 大正10年製作傑作無声映画です。 [DVD(字幕)] 9点(2023-07-30 01:48:07) |
392. 殺し屋チャーリーと6人の悪党
借金、浮気、保険金詐欺。6人の悪党が全員貧相で眠たい展開のところを「寝ちゃダメよ」とばかりにド派手な描写で殺人が描かれる。サイモン・ペッグはぬらりとした存在感ですが笑えるところがまるで無く、本作がコメディに分類されているのが不思議です。 [DVD(字幕)] 4点(2023-07-29 02:44:30) |
393. コンドル(1975)
《ネタバレ》 シドニー・ポラック、ディノ・デ・ラウレンティスの硬派骨太作に寄せた期待は、冒頭殺戮シーンにうなぎ登りとなりましたが。以降は冷める一方。陰謀は踏み込み浅く、ベッドシーンはスター共演によるサービスカットにしか見えず。マックス・フォン・シドーの役どころも歯痒さでいっぱい。あの職務内容でコンドルなるコードネームを持つのはレッドフォードが演ずるからか、ダイコンとまでは言わないけれど、イマイチでした。 ラストの清張作品を思わせる「新聞記事になると思ってるのか?」にガックリ感が薄められました +2点 [DVD(字幕)] 4点(2023-07-28 14:19:05) |
394. 崖っぷちの男
捻った脚本に面白くしようとする意図が見えますが、無理筋が過ぎるかと。ただのアンポンタンだったエド・ハリスがイタくて残念。交渉人のお姉さんの空回りぶりもイタかった。 [DVD(字幕)] 5点(2023-07-27 00:08:00) |
395. 真実の行方
《ネタバレ》 私的にリチャード・ギア嫌いでスルーしてました。今作でも無意味にヘラヘラッと笑みを浮かべるのにイラッとし、オレ様凄腕だろう面にイライラッ! ヘナヘナしたアーロンに「こういう人物に限って実は・・・」予感がありました。多重人格で無罪を勝ち取り、このままメデタシメデタシなのかと思いきや。ラスト5分に痺れました。アーロンの手の上で踊らされていた敗北感を噛みしめながらひっそりと裏口から出るのに胸のすく思いが(ファンの方スミマセン) 特筆すべきはデビューにしてゴールデングローブ助演男優賞獲得のエドワード・ノートンの怪演。ヘタレと凶悪邪悪の演じ分けが凄すぎてあちこちでリプレイタイムに。 ショウネシーの土地開発の件が中途半端だったのが残念-1点ではありますが、傑作サスペンスでありお薦めです。 [インターネット(字幕)] 9点(2023-07-25 02:19:50) |
396. 夜明けの祈り
《ネタバレ》 冒頭に実話であると示される作品。修道女を集団レイプする犬畜生以下のソ連兵。身籠もった事、身籠もった子供を堕胎する事が罪とされる苦しみ、それでも生まれた子供を慈しむ、同じ人間でありながら同じではない修道女の姿を見ました。奮闘するフランス人女医が声高に叫ぶ事無く意志を貫くのが深刻な内容でありながら辛気臭ささが薄まっています。彼女自身がソ連兵に危うい目に遭わされるシーンはわざとらしい演出に思えました。 こういう戦争犯罪もあるのですよと知らしめる、可も無く不可も無しの作品です。 [DVD(字幕)] 5点(2023-07-24 03:18:43) |
397. ニトラム/NITRAM
《ネタバレ》 無差別乱射事件は事実だけど、そこに至るまでも事実なのだろうか? 転がり込んだ大金は他に使い途があっただろうに、ヘレンと父親が生きていればこんな事件は起こらなかった気がします。 ラストの母親の姿に人格の異常さを感じたところです。 [DVD(字幕)] 4点(2023-07-23 20:41:40) |
398. インヘリタンス
《ネタバレ》 サイモン・ペッグの存在が全てでありました。気の毒なようで実はそうではない展開はあるあるで、大オチも何となく想像出来ました。リリー・コリンズの眉毛に「ヘンなの・・」吹き出しそうになったのは私だけなのでしょう。熱演だけどそれが気になって話が入って来づらかったところです。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-07-23 20:14:41) |
399. 宇宙人ポール
ET、未知との遭遇、興味なく未見。そんな私でも大いに楽しめた秀作。ポールの眼、その美しさに惚れてしまい、人間味ある小粋な物言いも心地良く点数の全てを。シガニー・ウィーバー・・・色んな作品に顔出してるのが笑えます。 [DVD(字幕)] 8点(2023-07-22 20:29:09) |
400. 白鯨
《ネタバレ》 原作未読。恥ずかしながらエイハブが独りでモビーディックと闘う話だと今日まで思っていました。多くのクルーの仕事ぶりが興味深く、リチャード・ベーズハート、レオ・ゲン、ハリー・アンドリュース、フリードリッヒ・フォン・レデブールの個性豊かなキャラがグレゴリー・ペックに劣らぬ存在感でした。結末は心底仰天、あの場面でレオ・ゲンに心変わりさせたのは何なのか? 一人を残して道連れにさせられたクルーに出航時を思い消沈であります。1956年製の映像はなかなかの迫力の力作を堪能しました。 [DVD(字幕)] 7点(2023-07-22 11:52:43) |