381. キングスマン
《ネタバレ》 スタイリッシュなアクションシーンやサウンドトラックは同監督の『キックアス』同様に楽しめましたが、この映画は内容が幼稚というか雑と言うか、細かいところが流せない様なコメディになってしまっていました。アニメ『トムとジェリー』なら流せる事がこの映画では流せなかった。前半はまだ良かった。やはりコリンが不在になってからかな、、、。主役だと思っていたコリン・ファースの急な去り方も雑だし、悪役ヴァレンタインの無計画な野望の成立感も雑だし、犬も撃てなかった真の主役の急成長についても雑だし、その他もろもろ。後半はまるで何話分かをダイジェストで見せられている様な置いてけぼり感が否めませんでした、個人的に。しかし、ショボイとまでは言えないのでこの点で。 《第2回目鑑賞》 いろいろ知ってから漫画の読み返しみたいに約5年ぶりに鑑賞したら素直に楽しめたので前回より1点プラスしました。個人的にこれは漫画なんだ。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-06-18 19:39:19)(良:1票) |
382. ターミネーター:新起動/ジェニシス
《ネタバレ》 期待はしていなかった。そして予想通りだった。冒頭の展開はオリジナルへのオマージュを感じて、1&2ファンとしては複雑ながらも嬉々とした。が、、、後半はもうしっちゃかめっちゃかな展開で、パラレルワールドとはいえ続編への辻褄はなんとなく合わせているのだろうけど、なんだろなー、もう過去も未来も心配になっちゃった上にどうでも良くなっちゃったよ。だから続きがあるなら観るだろうけど、やっぱり期待はしないし出来ない。今回で良かったのはサラが可愛い事とシュワちゃんの固いスマイル。最悪だったのはカイルがマイケル・ビーンじゃない事!←しゃあない現実 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-06-16 22:45:32)(良:1票) |
383. 必殺4 恨みはらします
うーん、深作監督+JAC時代劇で『魔界転生』を期待してしまった私がいけなかった。これは『必殺仕事人』だった。だったけれども、ドラマ版よりもお話のまとまりはなく、ストーリーがアッチコッチするし、仕事人同士の関係性も希薄に描かれていて、少し残念であった。でもアクションシーンや異種なお奉行役の真田広之さんにプラス1点。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-06-10 00:52:19) |
384. 魔界転生(1981)
大好物がたくさん入ってる名画。エロイムエッサイムエロイムエッサイム我は求め訴えたり!!キャラクター設定が全員生かされてる!絶妙なハチャメチャ感がある歌舞伎風味時代劇(?)ジャンルの中でも第1位です! でも長崎のキリシタン末裔の方々には面白くないかもですね。すみません。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-06-10 00:40:47) |
385. リプリー
こちらを観る前に66年フランス版の『太陽がいっぱい』を観てしまっていると評価が下がるしかないかも(上がった人もいるかもですが)。でも主演のマット・デイモンには申し訳ないが、この頃のジュード・ロウは抜群に美しい。この逆転のキャスティングは確かにフランス版よりリアルかも。 [試写会(字幕)] 5点(2016-06-10 00:27:48) |
386. 太陽がいっぱい
これはアラン・ドロン鑑賞だけでも観る価値あり。まぁ〜〜ハンサム!!ザ・ハンサム!!立ち振る舞いもスタイルもハンサム!!ストーリーもハラハラドキドキ、犯人に感情移入してしまうお話で今観ても面白いと思いますよ。 [地上波(邦画)] 7点(2016-06-10 00:19:45) |
387. 禁じられた遊び(1952)
《ネタバレ》 最初は幼い頃にテレビで字幕版を観ている親の横で遊びながら観た記憶。あのメロディーと爆撃とラストの「ミシェール!ミシェール!」と何度も叫ぶ少女がとても印象に残った。大人になってからちゃんと鑑賞してみたら、無邪気(?)な子供たちの恋(?)のお話に感じた。表向きは反戦なんだろうな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-10 00:15:10) |
388. 日本のいちばん長い日(2015)
1967年版を鑑賞して間もなくこちらを観たからか、悪く言えば物足りなかった。尺は同じくらいなのに、岡本版の方が情報量が多かったし、オーバーな演出ではあるが説得力があった。原田版はとても見やすいけれど、説得力が薄かった。松阪さんの畑中少佐は静かなる狂気でそれは良かったのですが、陸軍のクーデター決起の表現も物足らず。東条英機さんと天皇陛下のやり取りが出てきたのは好感。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-06-05 18:45:11) |
389. 日本のいちばん長い日(1967)
2015年版をもうじき観るので、岡本版を見ておこうと鑑賞。もうね、圧倒されっぱなしでした。内容がめっちゃんこなんですよね。だけどこれが史実に基づいてるという事実。真実が不明で脚色している部分も多いだろうけど、事件としては全て起こっている事実。その狂気。錯乱していないのに追い詰められた大日本帝国の終焉の狂気。特に黒沢年男さんが演じるキーマン畑中少佐の鬼気迫る迫力。もう何しゃべってんのかわかんないんだけど、圧がすごい。あと天本英世さんが演じる横浜の佐々木大尉も滑舌ワル過ぎて訳わかんないんだけど、勢いが止まらない。三船敏郎さんが演じる阿南陸軍大臣の沈静しつつ覚悟を決める迫真の演技。モノクロでかつ長編ながらも全く遜色を感じさせない、まるで記録映画の様な素晴らしい作品でした。鑑賞後に不明な点を改めて調べたりして、終戦についてもいろいろ勉強になりました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-06-03 23:43:46) |
390. 柘榴坂の仇討
《ネタバレ》 ラストには賛否あるでしょう。私はあれで良かったと思います。互いに死にぞこない、時が止まったまま人生を落胆して生き永らえながら、互いが目前に現れるのを待ち続け、ようやく出会った時には互いを許し共感し心を溶かし前進していく。不条理な決闘もお涙で好きなんですが、なんだか新鮮でした。許しって大事ですね。難しいけれど。ただ侍魂の志村がこれからの文明に対応して働いていけるかが心配。個人的には借金取りに正義感あふれる元侍が次々に名乗り出るシーンがニヤついてしまった。「姿形は変わろうと、捨ててはならぬものがある。それも文明ではござらぬか」には同意。最近の日本は捨てすぎてるのが文明になっている気がしてならない。マイナス1点=まさかのミサンガ頼み。そして井伊直弼を演じる吉右衛門さんのカツラおよびメイク担当者。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-06-03 14:52:08) |
391. 壬生義士伝
自分、忠誠誓う武士や騎士のお話にはめっぽう弱い。だからこれも好きです。でも後半がやや長く感じたのでこの点。最初は胡散臭い吉村ですが、ぐいぐいと人間臭さが増し、最後には感動させてくれました。斎藤もカッコいい(いや、これは演じる佐藤浩市さんがカッコいいのか)。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-06-03 13:26:08) |
392. ぶどうのなみだ
監督の前作『しあわせのパン』で感じた違和感が、この作品では如実に出てしまった。前作よりダークな世界を描いたからだろうか。この監督さんの趣味なのかもしれないが、作風に悪い意味で生活感がないのである。無国籍な少女漫画の世界。そして長い。そう、少女漫画なら良いお話だったかも。ちなみに演者さんはそれぞれ宜しかったです。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-06-02 22:44:39) |
393. HERO(2015)
オリジナル〜新メンバーバージョンの連ドラも観ていたので鑑賞。相変わらずのテレビスペシャル感、いや前作の劇場版の方がまだ豪華な感じがありましたよね。予算の問題なのでしょうか。元のメンバーの方がお気に入りだったので、松たか子さんがどんな登場するのか楽しみでした。久利生さんとは前作のキス以来なにも進展がないまま、8年経ってたんですね。そしてあのラストか、、、。木村さんの年齢的にもこれで『HERO』完結ですよね。スタッフとキャストの皆様、お疲れ様でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-06-01 21:03:48) |
394. HERO(2007)
確かにゲストやロケは豪華だし、予算的に映画なのでしょうが、内容はテレビスペシャル。しかし連ドラは好きで観ていたので、その延長として楽しめました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-06-01 15:25:34) |
395. ソロモンの偽証 後篇・裁判
《ネタバレ》 原作未読。なかなかの『中学生日記』な演技ぶりで、前編から芝居がグダグダしていたが、なんだかんだ後編が気になったので鑑賞。大出君は犯人じゃないのは前編でバレバレだったが、まさかの展開。大出君もクソだが、柏木君がそれを上回る病みっぷりでゲンナリ。それを背負い込む神原君も余計な感情で責任感背負いすぎだし。だけど物語としてはどうなんだろう。裁判中は盛り上がるだろうけど、その後も語り継がれる様な内容だろうか。衝撃の事実までも行かないし。ただの神原君の独りよがりに近い物になってしまった。確かに大出君の無罪はおめでたいかもだけど、彼もそこまでには疑われてもおかしくない悪さをしていた訳だし。なんだかスッキリしないお話だった。収穫は若手男優2人の発掘のみ。 [地上波(邦画)] 4点(2016-05-29 14:51:48) |
396. ソロモンの偽証 前篇・事件
原作未読。なかなかの『中学生日記』な演技ぶりで、そして裁判?って違和感な進行に最初は慣れなかったけれど、ふむふむと観進めた結果、後編が気になったのでまずはこの点。しかし大出君が『渇き。』のイジメられっ子役の子だとは、、、計り知れない振り幅。 [地上波(邦画)] 5点(2016-05-29 14:42:52) |
397. 蜩ノ記
《ネタバレ》 映像や父の実直な潔さと母の物言わず支える夫婦感は美しくて好きだったです。しかし!あれだけの銭ゲバである家老の改心があまりにもあっさりで、、、チャンバラ時代劇の見過ぎなのか、父が切腹した後にお家は家老から襲撃を受けるのでは?とか勘ぐってしまって最後は泣けなかった。それだけが納得いかず。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-05-26 19:20:41) |
398. アニー・ホール
昔から何かと女性ファッション誌にアニーのファッションがいいとの事で、併せて映画を薦めてきたもんだ。ウッディ・アレンが苦手でずっと遠ざけてきたけど、録画できるチャンスがあったので録画し、そこからまた半年以上寝かせてようやく鑑賞、、、やっぱり苦手だった。いや今まで観た彼の作品の中でも一番苦手かも。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-05-26 17:04:06) |
399. LUCY ルーシー
「なんジャそれ!、、、なんじゃあそれ、、、」と鑑賞後につい声に出ました。まんまと予告に騙されたね、、、全く想像と違ってた(悪い意味で)。配給会社の売り方が上手かったよ。《脳ミソ20〜30%》くらいまでは面白かったんだけどな。勝手に期待してた私が悪いね。SFコミックだったら感心して楽しく読めたかも。でもスカヨハはカッコよかったよ。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-05-24 01:27:20) |
400. クリムゾン・リバー
キョットーーン、、、でした。説明不足で観終わってからも頭を整理し、答え合わせに詳細を検索する始末。雰囲気とか小道具とか結末までの成り行きは不気味で良かったんですが、カッセルの下手っぴな殺陣も無駄だし、何よりもラストのラストでのあの脚本。もうちょっと丁寧に作ればもっと良い作品になってただろうに、、、残念な1本。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-05-23 15:18:34) |