41. ズートピア
◇世界初のダイバーシティアニメ、なのでは?!ダイバーシティの重要性を、最も遠い(本能で生きる)動物たちに演じさせるアイデアが憎い。社会派をここまでカワイク見せる、ディズニーの手腕に感服。◇自分の属性ではなくアイデンティティを認めてほしい、と思いつつ、自分は相手を属性で見る。偏見・差別なんかないと言いながら、実は自分もしていたりする。◇そんな、人の心を映す「鏡」のような作品。◇ところで、キツネは欧米でも「ずる賢い」んですね。日本ではキツネと同様に狸も「化かす・騙す」イメージだけど、欧米での狸の評価はどうなんでしょう。誰か教えてください。 [映画館(字幕)] 7点(2016-07-14 00:12:54)(良:1票) |
42. ルーム
《ネタバレ》 ◇絶望と恐怖と希望。部屋には、この3つしかなかった。◇ジャックとの世界を守ることが、ママの絶望の中の唯一の希望だった。でも、その唯一の希望さえも失われる恐怖が、脱出の決意を後押しした。◇脱出・そしてジャックと再会できたことで希望は絶頂となり、やがて世間の目という(部屋とは違う)恐怖と絶望に見舞われる。◇やはりジャックの存在・ジャックの成長が、恐怖と絶望を乗り越え、希望を紡いでいくことを期待させる。希望・再生を感じさせる、部屋との決別が心地よかった。 [映画館(字幕)] 8点(2016-07-13 23:49:21) |
43. 日本のいちばん長い日(2015)
《ネタバレ》 今改めて知るべきこと、知っていること、知らないこと。この映画で、多くの人が関心を持つことに意義があるように思う。自分もこの映画を見てから、いろいろな記事や書籍を読むきっかけとなった。人間ドラマを盛り込んだことで、感情移入して見ることができた。もちろん、脚色も多々あるだろう。ぜひ岡本版も見たい。 [映画館(邦画)] 8点(2015-09-20 09:58:33) |
44. 海街diary
《ネタバレ》 原作既読。たくさんあるエピソードから、少しずつうまくつなげてはいたと思う。でも、つい、あれとあれがここで...などという感じで見てしまい、純粋に入り込めず。知らずに見た方がきっと楽しめただろうな...と残念。 綾瀬はるかさんの幸姉も悪くなかったけど、竹内結子さんの海街も見てみたかったりして(幸姉とすずが似ている、というとこからも)。原作未読の方、原作もオススメですよ! [映画館(邦画)] 7点(2015-09-20 09:50:55) |
45. チャッピー
《ネタバレ》 アメリカ、カワイソウ。次の場所でね。 [映画館(字幕)] 7点(2015-06-15 01:05:20) |
46. きっと、うまくいく
《ネタバレ》 てんこ盛りすぎて胸焼けする...かと思いきや、一つ一つスッキリ回収。 想像のつかない展開と想像のつく展開が程よく混ざって、まさにジェットコースタームービー! 最後まで楽しめました。見てよかった!! [DVD(字幕)] 8点(2015-06-15 00:50:26) |
47. ベイマックス
タダシ、カワイソウ.... big6、と言うわりに、ヒロはベイマックス頼みですね。 と思いつつ、意外に楽しめました。 [DVD(字幕)] 6点(2015-06-15 00:42:38) |
48. 名探偵コナン 業火の向日葵
《ネタバレ》 ◇キッドとコナンの両方に予備知識がないと辛いですねー ◇3億ドルって高すぎるだろ!とツッコミ入れた翌日に、ニュースでボクシングのファイトマネーが3億ドルと聞いて、ま、そうでもないか...と思ったりして。 ◇犯人の動機がイマイチで、帰路に違う動機を考えながら帰りました。「昔、鑑定結果が誤りと報道されたことで再起不能になった恩師の復讐」でどうですか? [映画館(邦画)] 5点(2015-05-04 19:00:20) |
49. バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
◇主人公の妄想系ではブラックスワンの方が鬼気迫るものがあり、カムバック系ではレスラーには負ける。 ◇それでも、マイケルキートン演じるリーガンの自己中心的で厨二的なモガキは、伏線や演出・BGMで魅せるものがあった。 ◇最後は観る者に委ねる結末。スッキリしなくてモヤモヤしたのでマイナス1点、エマストーン演じるサムのクシャっとした笑顔にプラス1点献上。 [映画館(字幕)] 7点(2015-05-04 18:52:02) |
50. アメリカン・スナイパー
《ネタバレ》 ◇その描写は客観的かつ冷酷で、賛美でもなければ否定でもない。 ◇クリス・カイルは父親に云われた「羊を狼から守る牧羊犬」となるべく、その愛国心と卓越した狙撃力を開花させていく。 ◇鑑賞後、「誰にとって狼なのか、それを決めるのは・見極めるのは誰なのか?」を自問自答した。 紛争地域に生まれたか弱き羊であるはずの子供や女性は、無意識で狼の皮を纏うだろう。 祖国では英雄の彼も、敵にとっては彼こそが悪魔(狼)となる。 ◇実話を必要十分の表現・緊張感で描き切ったイーストウッド監督に感謝。ブラッドリー・クーパーの役作り(体作り)にも感服。 [映画館(字幕)] 8点(2015-05-04 18:13:13) |
51. ゴーン・ガール
《ネタバレ》 ◇おもしろかった!◇血だらけの彼女に、"ファッキン ビッチ!"と囁くニック。 ◇これこそ、"ニックは私の理解者!"と彼女に確信させた一言にちがいない。 ◇完璧なエイミーは去り、戻ってきたのは生身のエイミーなのだ。 ◇結婚って、本音と役割を理解しあう、そういうものでしょ?と云うエイミー。 おしあわせに...アーメン。 [映画館(字幕)] 8点(2015-01-31 23:49:16)(良:1票) |
52. アナと雪の女王
音楽の力ってすごい。そう思わせる作品。 ストーリー以外は、純粋に楽しめました。 国王と王妃には娘への愛が足りなかったのか....いや、必要悪だから。とか冷静に言い聞かせる自分がいる(笑)。 [映画館(字幕)] 6点(2015-01-31 23:32:09) |
53. ヘルプ 心がつなぐストーリー
《ネタバレ》 ◇故郷に帰ったスキーターは、自分の故郷が人種差別に守られた街と気づく。◇何が当たり前で、当たり前でないか。スキーターが、なぜ、違和感を抱くことができたか。教育。知識。広い世界を知ること。関心を持つこと。◇自分の正当性をただ主張しても、溝はうまらない。文化や伝統は、一朝一夕には変わらない。事実を伝えることで変化を促した、女性たちに敬意を(実話ではありませんが) 。◇一つ一つのセリフも、心にしみます。イジメに負けない「あんなやつらの言うことを信じるの?」、子供に愛を注ぐ「あなたは大切な子」◇3人の主要人物はもちろん、白人女性たちのキャラクターも作りこまれていました。産後うつのエリザベス(60年代にもう産後うつがあったんですね)、スキーターにボーイフレンドを紹介しようとするヒリー。天真爛漫なシーリア。悪役のヒリーでさえも憎み切れないのも上手い。◇シリアスとユーモアのバランスが秀逸で、それがこの映画を広めること=知ることに繋がっていると感じました。監督のバランス感覚に、まんまと泣かされました! [DVD(字幕)] 8点(2014-03-02 16:35:36) |
54. そして父になる
《ネタバレ》 ◇各役者さんが、それぞれのセグメントの「俗」さを上手く表現。大きなテーマで書かれる本作ですが、父性愛よりも母性愛に重きを置かれていたように感じました。◇体験したことのない事象でありながら、その戸惑いがよく伝わりました。◇奇しくも、現実で取り違えの男性のニュースも報道され、そのタイミングに驚きました。 [映画館(邦画)] 7点(2014-01-12 01:16:06) |
55. 永遠の0
《ネタバレ》 ◇岡田さんはいい俳優さんになりましたね。カッコよかったです。特に一人で鍛錬しているシーンや、家族との語らい。◇ところどころ泣かされますが、途中からなんとなく「ココですよ!」と言われてる気がしてしまい・・・その割に最後は「あれ?もう1つ大きな”ココ”があるのかと思った」という感じで終わってしまいました。◇この映画は珍しくfacebookで絶賛してる人が多くて、それでちょっと期待して見に行ったのですが、それがよくなかったのかもしれません。同じ「ゼロ」なら、「ゼロ・グラビティ」に軍配です。ごめんなさい。 [映画館(邦画)] 6点(2014-01-12 01:06:39) |
56. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 ◇圧倒的な映像美と臨場感に、すぐに引き込まれた。◇ストーリー性や感情移入というよりも、映画が始まってすぐに、ライアンの感じている恐怖を、体感せざるを得なかった。◇サンドラとジョージも素晴らしかった!誰でも死ぬ、でも死ぬのが怖い、という諦めから、生きたいという思いに変わる瞬間と、地上での重力を感じる瞬間の演技。生きてるって素晴らしい、と強く思えた。◇最後に:アバターを映画館で見なかったことをずっと悔いていたので、今回は映画館でちゃんと鑑賞。みなさまのレビューのおかげです!多謝! [映画館(字幕)] 8点(2014-01-12 00:59:15) |
57. 風立ちぬ(2013)
◇風、空、飛行機。愛するものを詰め込みました!という潔さ。◇説明的な描写が少なく、時代背景がわからないところがあったり、明らかな口述効果音に違和感があったりで、思ったより感情移入できなかった。◇でも、映像の美しさは存分に楽しめました。◇震災・戦争の時代背景や「生きねば」というコピーとは裏腹に、主人公はそれらをたんたんと受け入れているように見えます。が、「生きる」ということは、まさに生活であり、日常の連続なのだ、というメッセージのようにも感じました。 [映画館(邦画)] 6点(2013-08-03 11:53:12) |
58. 華麗なるギャツビー(2013)
《ネタバレ》 ◇映像や衣装が美しく豪華絢爛。でもその美しさはどこか刹那な感じで、それがギャツビーの脆さ・危うさを表していた。◇ギャツビーは、デイジーこそが自分の幸福の象徴であるという勝手な像を作り上げ、崇め、要求はエスカレートしていく(現代ならストーカー級)。◇レオナルド・ディカプリオの、ちょっとハニカミながら、でもプライドを保とうとする、二人の再会のシーン。「バカだな、男って」と思わせる演出がよかった。 [映画館(字幕)] 7点(2013-08-03 11:36:33)(良:1票) |
59. 最強のふたり
《ネタバレ》 ◇人は「認めてほしい」「対等に扱ってほしい」という欲があり、それができるには本来、お互いの身分や環境が影響したり、もしくは長い時間をかけて関係を築くものだと思う。◇その前提を覆し、ふたりが「最強の関係」となれたことは、お互いにとって本当に幸運。素晴らしい、セレンディピティな実話。◇見た後、ちょっとハッピーになりました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-03 11:07:11) |
60. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
《ネタバレ》 ◇先日、舞台版のスウィニートッド<市村正親・大竹しのぶ>を鑑賞した後、改めて借りてきました。◇舞台版とストーリーはほとんど同じで、なるほどー、映画だとこうなるのね、と比較しながら楽しんでみました。◇しかしながら、映画版でわざわざ「ザックリ剃刀&血しぶき」を何度も見せるところは無駄と感じた。もっと比喩的に演出してほしかったので、マイナス1点。◇海辺のシーンが一番お気に入りでした♡ [DVD(字幕)] 5点(2013-08-03 10:57:22) |