581. イントゥ・ザ・ウッズ
《ネタバレ》 てっきりその後の話がメインで、何年か後が舞台だと思ってた。脚本の練り込み方が素晴らしく、それぞれのお話が違和感なくシンクロしていて感心した。物語終盤での罪の擦り合いは、個人的にこの映画最大のハイライトでしたw 罪を憎んで人を憎まず、な流れになったかと思ったらあっさり女巨人を殺してしまうからビックリ!この終わり方が違っていたら点数も変わっていたかも・・・。それにしても、エミリー・ブラントはお美しい・・・(//∇//) [DVD(字幕)] 5点(2015-08-05 21:44:12) |
582. マエストロ!
これは「音楽」が主人公であって、「登場人物たち」はただの添え物ですね。音楽についての解釈は非常に興味深く、素直に感動できる。しかしそこまで。他に何もない。表面だけ取り繕って中身はスカスカ。格好良い台詞さえ決まればそれで全てOK、みたいな正直中二病ですか?監督さん!て思えてしまうほど演出は幼稚で陳腐。相当努力したであろう出演者たちが気の毒で仕方ない。病室でバイオリンを弾き始めた辺りからいや~な予感がし、その予感はエンドロールを迎えて的中となりました。 [DVD(邦画)] 3点(2015-07-31 22:43:41) |
583. アゲイン 28年目の甲子園
《ネタバレ》 原作未読。マスターズ甲子園という題材を使いながら、父と娘、父親世代娘世代の確執や葛藤、距離感というものを実に上手く絡ませていて、作品そのもののテーマは良かった。中井貴一もお気に入りの役者で安心して見れた。達者すぎてさらに好きになりました。ヒロイン役の波瑠さん。良いです。一歩間違えると古臭い雰囲気を醸し出していますが、一皮むけて大化けする可能性は大!今後の彼女は要注意です。最終的に中井貴一とこの波留の二人がキャッチボールをして終わるのだが、ん~分かるけど分からない、なぜそこを着地地点にしたのか。彼女主軸に話が展開していくから仕方ないのかもしれないが、やはり本来の自分の娘とのことをしっかりと責任を持って描ききって欲しかったな。無言のキャッチボールが感動的な分、そこに至る過程が希薄すぎて残念でならない。7点と6点で迷ったが、それをないがしろにはできないので6点にしました。 [DVD(邦画)] 6点(2015-07-23 10:18:57) |
584. ターミネーター:新起動/ジェニシス
スカイネットの核攻撃によって地球は汚染され、生命の生きる環境は破壊された。水も食料も恐らく入手困難な時代、戦士カイルはと~ってもふくよかに成長しました。 [映画館(字幕)] 3点(2015-07-12 09:17:36)(良:1票) |
585. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
《ネタバレ》 いやぁ~こいつぁかなり強引な作品ですな。とにかく無茶苦茶。アイアンマン3でたしかスーツは全部破棄したはずだし、ハルクのおっさんは自己コントロール出来るはずなのにね。アクションシーンのスペクタクル感はめっちゃ凄いんだけど、N.Y.と比べちゃうと田舎町が舞台なだけに、今一つスケール感を感じなかったな~。敵もアイアンマンの亜流のようなロボット軍団で、宇宙の侵略者よりこれまたスケール感が乏しい。総じてスケール感の足りなさが目立ってしまった。ただね、なんやかんやとCGのクオリティはハンパなく、バトルもワンパターンにならないよう試行錯誤しているのが伺えて好感は持てましたね。ノー天気お祭りムービーとして観れば十分に楽しめる、そんな映画です。 [映画館(字幕)] 7点(2015-07-11 00:59:38)(良:1票) |
586. 96時間 レクイエム
《ネタバレ》 「96時間」といえば、無敵の父親が創意工夫、あの手この手で難関を突破していくアイデア満載の映画。それがウケてヒットし、2作3作と続編が制作された。前作のリベンジにはまだそのアイデアが活かされていた。しかしこのレクイエムにはそれがあまりなく、どちらかといえば正攻法で攻めてるように見えてちょっと肩透かしな感じがした。製作費も上がったのか、派手な演出が目についた。まあそれはそれで、つまらなくはない、のだが、どうしても「96時間」テイストを味わいたかった身としてはやはり物足りなさが残ってしまいました。それに今回はアジトや仲間の存在があるため孤立無援でなくなり、無敵がさらにパワーアップしてもはややりたい放題!それと金を貸していたマランコフという犯罪組織のボス。元兵士でかなりのやり手なはずなのに、最終決戦でただマシンガンを撃ちまくるだけって・・・で、とどめさせるのに殴ったり蹴ったりに変わるって・・・もうね、こういった展開はほんとうに興ざめですよ。典型的アクション映画の悪いところ。「96時間」だけはしないでほしかったな。で、さんざんやりたい放題やった父親に何のお咎めもないって・・・デキすぎやん!ご都合主義のハリウッド流アクション映画を、ある意味変革させたのが「96時間」だったはずなのに・・・。レクイエム・・・あ!なるほど!このシリーズに対しての皮肉な邦題だったのねwww [DVD(字幕)] 5点(2015-07-05 07:29:21)(良:1票) |
587. ミュータント・タートルズ(2014)
《ネタバレ》 ヒマつぶしに観るお気楽ムービー!ヒロインの魅力・タートルズたち同士の関係・タートルズたちの、個々の武器の特徴と見せ方・敵の女・敵の組織・etc・・・。どれも中途半端。だいたい研究施設に火を付けたのが父親で、その火災現場から亀たちを助けたのが娘って・・・おい!その時父親はどういう状態だったんだよ!死んでたのか?別んとこにいたのか?そこが非常にグレーすぎ!で、その過去の実験にまつわるエピソードをもうちょっと上手に見せられてたらなぁ~・・・て思ったよ。この映画の一番”きも”になるとこだからね。雪の滑走シーンは凄かった!屋上のバトルより一番盛り上がった!以上。 [DVD(字幕)] 5点(2015-06-27 20:46:37) |
588. 神様はバリにいる
《ネタバレ》 堤真一はもう完全に名コメディアンですねw パッとしなかったヒロインが気付くと魅力的な女性になっていて、うわっ!やられた~・・・てなりました。ご都合主義の夢物語。たしかにそうかも。でもさ、いいじゃん!映画なんだから。と思ったアナタ!これ実は実話なのね。はい!出ましたダジャレ。頭の回転良くなるね。で、あのデビ夫人も知ってる超有名人らしいです。モデルの人は。いやぁ~実話と知って観てたら、もっと違った感じ方したんだろうなぁ~。ただね、帰国したヒロインには日本でもっと頑張ってほしかったな。それだけかが残念。それにしてもあのANIKI・Tシャツどれもこれもみ~んな、欲しいなぁ~・・・。www [DVD(邦画)] 5点(2015-06-22 22:02:48) |
589. 紙の月
お金の返済のことで重たい空気になり、池松壮亮くんが明日からアルバイト探してなんとかするから、と言った後、神がかった演技をした宮沢りえ。さすが、最優秀主演女優賞を掴んだだけのことはある!素晴らしい!そして小林聡美の、お金で自由にはなれない。仰る通りで・・・(^_^;) [DVD(邦画)] 6点(2015-06-21 21:26:01) |
590. マッドマックス 怒りのデス・ロード
《ネタバレ》 まずはじめに。どうしても旧作と比べてしまう。そうしちゃいけない。コレはコレ、アレはアレ。分かってはいても比べてしまう。たしかに技術の向上で映像は段違いになった!ただね、なんかキレイなんですよ。美しいんですよ。クオリティが良すぎて泥臭さがあまり感じられないんですよ。血も汗も傷も汚れも砂も母乳も、みんなキレイに映っちゃうんです。何ていうか、画面を通して臭いがしてこないんですよね。あとグロテスクさ。気持ち悪い~ってあまりしないんです。オープニングでマックスが2つ頭のトカゲを食うシーン。そんなにオエッ!てならなかった。ブニョブニョの身体もブツブツの身体も、みんなCG!?て思うほどキレイな画になっちゃってるんです。これは致命傷ですね。主役のマックスもパッとしない。悪の親玉もパッとしない。キャラが引き立たなきゃ、ただの凄い映像!凄いアクション!それだけの凄い映画止まり。まあ要は割り切って楽しめるかどうか。そこですね。でもね、散々ダメだしをしといてアレですが私、まあ楽しめましたw 映画館で観てよかったて思いました。確かにツッコミどころは満載です。そこの許容範囲の個人差で、この映画に何点付けるかが決まってくるんじゃないでしょうか。私は7点付けました。 [映画館(字幕)] 7点(2015-06-21 08:52:03) |
591. チャッピー
《ネタバレ》 いかにもで、良くも悪くもこの監督らしさ全開な作品。「ショート・サーキット」のような一般向けとは違って、どちらかというとマニアックな仕上がりですw ただしR-18だったのを再編集してR-12の日本仕様になってしまったのは残念ですね。監督が意図して作ったまんまのままを観たかったなぁ~。で本題の感想ですが・・・まぁね、随所にえ!?ていうツッコミ所はあるっちゃ~ありますよ、危険な兵器を量産している会社なのにセキュリティゆるゆるだとか、ニンジャが急に博士を助けようとしたりとか、他にもいろいろあるけれど、でもね、そんなん野暮!て言えるくらい、とにかくチャッピーが愛おしくって愛くるしくって、も~可愛いやつなんですよ~、はい!それが全てです。 [映画館(字幕)] 7点(2015-05-24 08:25:28) |
592. ザ・レイド GOKUDO
《ネタバレ》 前作には、お金をかけずに凄いものを作ってやる!という熱を感じたが、今作にはお金かけましたよ~感が逆に増し、「ザ・レイド」本来の持っていたパワーが完全に薄れてしまった。さらに前作で敵役だったヤヤン・ルヒアンが別の役で再登場し、ちょっとした混乱が・・・さらにご丁寧なことに見せ場まで用意されてるじゃないですか。なんかねぇ~・・・。でもどうして、思わずヒットしてしまった続編って、いつもいつもこう肩に力が入っちゃうんでしょうかねw ヤクザとマフィアの戦争が始まるまでが退屈で仕方なかったです。潜入捜査の意味もあんまりなかったしねw それと日本語が聞き取りにくい!外国語でいいよ全部!で、2時間30分は長い!長すぎ!カラオケのシーンとかいるのかよ!もっとコンパクトにまとめてね。 [DVD(字幕)] 4点(2015-04-26 21:08:57) |
593. 美女と野獣(2014)
《ネタバレ》 ●ベルが野獣と出会うまでが少々だるい(;´ρ`) ●ゴシック調の美術は目を見張る出来栄え! ●美女と野獣のダンスシーンはこの作品の最も象徴的なシーン。だからこそもっと芸術的に、もっと繊細に表現してほしかった。正直言ってショボイ。 ●石像の巨人はどうかな?スケール感は増すけど、格調の高さはかなり失われてしまいますねw ●結局野獣(王子)はベルと結ばれるけど、なんか森の妖精さんとの愛の関係がないがしろにされてるみたいで、後味はあまり良いとは言えませんでした。 [DVD(吹替)] 4点(2015-04-26 08:16:53) |
594. ゴーン・ガール
《ネタバレ》 鑑賞途中で、これは妻が仕掛けた罠だな、て思ってたらその通りになっちゃって、あぁ~なんだ~やっぱりな~、て思ってたら今度は2転3転と展開がコロコロ変わっていくもんだから、後半はトイレへの一時停止をせずに一気に観ちゃいましたよw 正直悪くなかったです。脚本や撮影手法にも工夫があって良かったです。2度観ると新たな発見も!ベン・アフレックは苦手な方ですが、これは良いキャスティングだったと思います。演技ではなく彼の醸し出す優柔不断なオーラが、良い味付けになってましたねw で、この映画の一番の「悪」はヒロインの両親。私はそう見ました。それにしてもいいように踊らされてる警察の無能さといったら・・・妻の偽装工作も見破れないとはね・・・てかさ、男女平等って言うけど、冗談じゃない!断然に圧倒的に女性の方が擁護されてるわな!男のほうが損だぜ!この人痴漢です、て言われたら終わりだもんね。「それでも僕はやってない」ていう映画もあったし。純粋に想い続けていた大富豪の彼が可哀想・・・。゚(゚´Д`゚)゚。 [DVD(字幕)] 6点(2015-04-25 20:51:01) |
595. ベイマックス
《ネタバレ》 かなり日本のアニメや特撮モノの技法や文化、伝統を取り入れていて、親近感が持てた。ロケットパンチがあんなに感動的なシーンに使われるなんて・・・゚(゚´Д`゚)゚ とにかくアニメならではの動きやアクションが楽しいし、ちゃんと何をやっているのか分かるとこが良い!サブキャラ達の持ち味もそれなりではあるけれど、活かされているのもまたいい!吹替版で鑑賞しましたが、ベイマックス役の川島得愛さんが、も~最高の一言!あの声あのトーン、たまりません!日常生活でイライラしたり嫌なことがあっても、一発で癒されます!あぁ~目覚まし時計に欲しいわ!(≧m≦)// [DVD(吹替)] 7点(2015-04-25 10:23:14)(良:1票) |
596. 柘榴坂の仇討
《ネタバレ》 何とも言えぬ、情緒あふるる映画だろうか。私たち日本人の奥底に、失いかけていたものを呼び覚ましてくれる。実に味わい深い映画だ。多くの日本人が、自分の中の「日本人」と真摯に向き合わなければいけなかった混迷の時代。尊厳や威厳、誇りを持って真っ直ぐ生きる美徳。そういった精神が、西洋文化で近代化していく中で、徐々に過去の遺物と化していく様は、非常に心苦しく切なくなります。そんな時代背景の中で、まさにその象徴であるかのような中井貴一と阿部寛が繰り広げる物語に、私はすっかり魅了されてしまいました。特に、自分の意志ではなく、あくまでも主君の言葉、命によって仇討をやめたところが、最後まで武士を貫き通していて満足のいく終わり方でした。西洋のまじないによって東洋の伝統や風習が打ち切られる演出は、もどかしくもあり清々しい、とても奇妙な心情になりました。「姿形は変わろうとも、捨ててはならぬものがある。それも文明ではござらぬか」心に一番響いたセリフです。 [DVD(邦画)] 7点(2015-04-19 10:58:50) |
597. 龍三と七人の子分たち
《ネタバレ》 北野武というよりも、ビートたけし作品と言ったほうがしっくりとくるかな。良い意味でも悪い意味でも、お客様を意識した作風になっていますね。「アウトレイジ」にはエンターテイメント性を打ち出していても、まだどこかしらに芸術的な色を感じられたんですが、本作は完全に娯楽色100%でした。吹っ切って作ったのか、才能に陰りが見え始めたのか、どちらにせよ誰でも楽しめる作品には仕上がっています。面白いですよ。面白いんです。はい。ただね、北野武作品の独特な味わいが好きな人には、ちょいと意地悪な作品かもw 孫娘をさらってこい!ここら辺から崩れ始めたな~。どうにか、誰も死なずに終わらせて欲しかったな~。バスやセスナのアクションシーンは痛々しかったな~。萬田久子、意味あったのかな~・・・w おじいちゃん、お金あるのか無いのかよ~分からんです~。インコ食ったかと思えばキャバクラで豪遊。分からん!でも憎めない、気楽に楽しめる映画です。 [試写会(邦画)] 6点(2015-04-17 21:45:26) |
598. ドラキュラZERO
《ネタバレ》 部下や民衆を手当たり次第ヴァンパイアに変えてしまっては、何のために自己犠牲したのか意味がないっしょ!奥さん亡くして気が動転していたと解釈しておきますかw というか、なんで奥さん助けられなかったの?日が昇り始めて力が弱っていたってことかな?でもさあ、あの高さから落ちたのに奥さん、めっちゃ綺麗なお体で、こいつこそバケモンじゃんか!w それと銀が弱点て知ってたんなら、兵士に目隠しなんかしないで銀の鎧でも着せろや!バカ皇帝。主役のルーク・エヴァンズは当たり役。この作品がシリーズ化して大ヒットすれば、彼にとってのライフワークになるかも。 大ヒットすればだけど・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2015-04-12 20:00:44) |
599. イコライザー
《ネタバレ》 なんだよこの映画!めっちゃ面白いじゃんかよ!宣伝の仕方悪すぎだろ。地味な印象しか与えないよ、あれじゃ。とにかくね、私はこういう映画を待ち望んでいたんですよ。特殊だの秘密だのと大層な肩書きを付けてる割に、結局は派手な銃撃戦にカーチェイス、そして肉弾戦と、単純バカな力技で解決。そんな奴らにはウンザリしてたんですよ。でこの主人公。どうですか?ええ。武器なんかいらない。その場で調達すればいい。無駄な動きはしない。最低限に、必要最低限の動きで仕留める。銃だってほとんど使わない。走ったり飛んだりもしない。実にスマートに仕留める。殺しだって出来ればしたくない。手切れ金を提示したり、高飛びしたように工作したり、悪徳警官には更生への道を与えたりと、超ウルトラ格好良過ぎです。はい!久々にいい映画に出会えました。ありがとう!人に勧めたくなりました。 [DVD(字幕)] 8点(2015-04-12 00:29:08) |
600. インターステラー
《ネタバレ》 壮大な浦島太郎物語。かなり難解で崇高なSF設定で、己の海馬をフル活動させて観なければならない、ちょっぴり意地悪な映画w その辺をクリア出来れば何倍にも楽しめるでしょう。結論から言っちゃえば要は、愛は何よりも代え難いもの、てこと。父と娘の愛。恋人同士の愛。人とAIの愛?まあ色々な愛がこの映画のテーマになってます。ただブラックホールがどうとか言い始めた時に、なんとな~くオチが見えてしまい、感動が薄れてしまったのが悔やまれます(^_^;)でもあのコロニーを作るの、めっちゃ早すぎじゃないか・・・。 それと一番肝心な食糧問題、何にも解決してないんじゃないか?てかさ、科学を捨てずにその科学で新たな食料開発とかしないのが不思議。あとあのNASAの組織自体は超極秘事項ですよね。だからそんな秘密裏な作戦行動を、全人類がどう思ったのか気になってしまった。アメリカだけなのもなんか・・・ね。まあそうは言っても映像の美しさと、飽きさせない演出には敬意を表します。 あ!そういえばあのロボット?たちの造形って、2001年のモノリスみたいですね。考え過ぎかな・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2015-04-11 11:11:29) |