661. 猿の惑星:新世紀(ライジング)
《ネタバレ》 あいかわらず猿の表現はすごい。まー、これが人間なら、単なる人間同士の対立のよくあるストーリーで特に面白くはないんだけど。猿だから、争いのメカニズムがわかりやすく、観ていてもグイグイのめりこめる。戦いを望まない者同士でも、こんな結果になるのだ。もはや人間の世界から争いをなくすのは不可能なのかもしれないと、映画を見ていて絶望的な気持ちになった。全然映画とは関係ないが、僕はこれを観ていて今の世界情勢の中の日本がやたらと気になった。周りにいいようにされていると、今、日本は強くなろうとしている。しかし、誰も戦争は望んでいない。だが争いの火種はいたるところから忍び寄ってくる。隣国への恐怖感、一部の者の思想、武器、領土、差別、宗教・・。できるならこんな映画のようにはなってほしくないと祈るばかりだ。 [DVD(字幕)] 10点(2015-05-13 23:27:00) |
662. X-MEN:フューチャー&パスト
《ネタバレ》 今回もおもしろい能力者が色々出て、楽しめたです。面白かったのは、高速移動の能力者の映像表現がまんま日本のドラマ「spec」と同じだったところ。後、自分も相手もワープさせる能力者の戦い方もかっちょいー。いつも通り、クオリティーの高いドラマでよかったんですけど、ただ、今までシリーズに比べ、ちょっと個人的に残念な所もありました。まず、今回のストーリー展開が過去に戻ってやり直すとゆう、それこそターミネーターやスタートレック、その他のSFでこれまで散々やりつくした展開である所。他者の意識を通して未来の自分と語り合うとゆうxメンらしい部分あるんだけど、やっぱ大まかにはそんな新鮮に感じなかった。後、ウルヴァリンがラストのクライマックスで、川ポチャで終わってしまって、重要なシーンに全く参加できてなかった所。ちょっと笑いそうになったです。でも、今までのシリーズの面々が勢ぞろい的な部分あるので、シリーズファンにはうれしいかも。 [DVD(字幕)] 7点(2015-05-13 23:00:47)(良:2票) |
663. 渇き。(2014)
《ネタバレ》 まともじゃない人たちの狂宴を、全く共感できずに第三者的な立場で観てる感じでした。退屈ではなかったんだけど、心にグワッとくるもんがないてゆーか、なんかオヤジが最初から投げやり的だから、娘が異常でも正直、どーでもよくなって、怖さとか悲惨さとかあんま感じなかったなー。妻夫木のニヤニヤしたキャラは良かったです。車にあたって人間がぶっ飛びすぎで、しかも死んでないのを見ると、やっぱ半分コメディーなのか。 [DVD(邦画)] 5点(2015-05-12 19:21:43) |
664. 西遊記 はじまりのはじまり
チャウ・シンチーの西遊記。 実は、昔、「チャイニーズ・オデッセイ」とゆうチャウ・シンチーが悟空の映画を見ましたが、そっちもブッ飛んでいて、かなり面白く、今回は、監督ということで、西遊記を今度はどう料理してくれるのか、楽しみで観ました。 どっちも制作がチャウ・シンチーなので、やっぱ好きなんでしょうね西遊記。 今回も、ブッ飛んだキャラ設定、残酷さとお下劣、しつこくくだらないギャグなどチャウ・シンチー節がほどよく効いていて、非常に楽しめました。 日本語吹き替えで観ましたが、吹替も映画の雰囲気に非常にあっていて、よかったです。 三蔵「僕も妖怪ハンターです」 段「何系?」 三蔵「調教系」 ここのセリフのやり取りが超好きです。 Gメン75のテーマの正しい使い方もお見事。 チャウ・シンチーの映画は残酷さとくだらないギャグが同居していて非常に癖があるので、苦手な人も多いと思います。 でも僕は好きですねー。続編もあるみたいなので、今から楽しみにしています。 [DVD(吹替)] 10点(2015-05-12 14:20:34) |
665. アルゴ
偽映画のロケハンを偽装して人質を救出する映画と聞いていたので、もっとドタバタしたコミカルなものを想像していたけど、クライマックスの緊張感は相当なものだった。まー、実話だから真面目な映画なのは当たり前なんだけど。ただ、そこへつながる途中の展開は、しょーがないけど、ちょっと退屈だった。でも、それも、クライマックスの緊張感を高めるために役立ったので、うん、クライマックスのドキドキ感を味わえただけで10点あげちゃう。 [DVD(字幕)] 10点(2015-05-12 03:05:19) |
666. パッセンジャーズ
《ネタバレ》 航空サスペンスやと思いきや、ファンタジーやった。 こっちはサスペンスモードやったから、正直、少々、退屈でした。 オチもストンとこず、これはあの映画やなって感じで。 期待したものと違って、あんまり面白く感じないってこと映画でたまにあるんやけど、しゃーないよね。 恋愛要素がなんか多いなーってとこで、こっちのテンションはドンドン下がっていた。 てゆーか相手の男性のキャラがあんまり好感もてなかった。 なんか、軽くて。ニヤニヤしてるし。 いい物語とは思うねんけど、別の気分の時に観たら、感動できたかも。 [DVD(字幕)] 5点(2015-05-09 15:37:33)(良:1票) |
667. プリズナーズ
ここの評価が高いので観てみたが、むむ、おもしろい。見ごたえのあるサスペンスでした。小出しに出る情報の点が、最後に線になり、そして結末のオチも余韻を残す。悪に染めるためなら、ミスリード部分も納得。容疑者の男が犬の首輪を持ち上げる所はドキッとした。 [DVD(字幕)] 10点(2015-05-08 17:23:56) |
668. ゼロ・ダーク・サーティ
前半、テロ組織の実体があまりにもなさすぎて、しかも探しているのは、ビンラディンその者ではなく、いるかいないかもわかからない連絡員の男であり、これが途方もなく無謀に思えて、退屈で、正直、寝そうになった。ところが、後半、テロ組織がCIAの職員を暗殺しかけてくるところから、一挙にドラマが緊迫し、おもしろくなった。やはりテロ組織への距離は近づきつつあり、点が線となり、スパイ戦の攻防がよーやく見えてきたから。そこからビンラディンへの暗殺までは映画の世界にどっぶりはまってしまった。 [DVD(字幕)] 7点(2015-05-08 01:41:37) |
669. ジャーヘッド
正直、おもしろくはなかった。てゆーか、少々退屈でもあった。 ただ、海兵隊の日常は追体験できたかな。 [DVD(字幕)] 3点(2015-05-06 09:31:47) |
670. ベイマックス
《ネタバレ》 それなりに楽しめた。テンポもよく退屈もしなかった。でも、お話にイマイチ深みがないってゆーか、まさかヒーローものだったとはね。予告では、優しさで世界を救えるか?って言っていたので、もっと、凝った、感動的なお話かなと勝手に期待しちゃってたので、ベイマックスが単にバージョンアップされてスーパーロボットになってアクションしちゃうとこに、なんだか肩すかしを食らっちゃいました。ストーリー展開もよくある感じだし。ベイマックスのユーモラスな動きとか悪くはないんだけどね。同じディズニーでも、こーゆう系の映画は、やはりピクサーの方が抜きんでていると思う。これ原案、6人のヒーローが活躍するマーベルコミックだったんだ。それ知ってたら、もうちょっと見方もかわっていったかな。 [DVD(字幕)] 5点(2015-04-27 22:27:21) |
671. 劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻(コウ)ノ篇
《ネタバレ》 ケイゾクのように、男女のコンビが奇妙な事件を解決する警察ものと見せかけて、 実はスペックホルダーと呼ばれる超能力者の犯罪者と対決するトンデモSFドラマだったとゆう衝撃の第一話を見てから ハマってしまい、以後ずっと見ています。 キャリーバックを引いて常に手に包帯を巻き、気だるそうでヘラヘラして実はかなり知能が高い女性、当麻紗綾と 常に紙袋を持って、どんな事態でも、気力と根性でのりきる無骨な男、瀬文焚流を筆頭に 変人なキャラが次から次へと登場し、 ギャグやコミカルな要素と、衝撃的で残酷なシーンが交互に展開するとゆう魅力がこのドラマにあります。 で、映画のほうですが、こりゃ、はっきり言って一般的に評価は低いと思います。 整合性がとれてなかったり、マドマギやエヴァなどのありきたりのセカイ系 最終対決シーンのちょっとダラダラした所など、色々ダメな所もあると思います。 でも、僕は結構楽しめました。 映画化が決まった段階で、セカイ系の話になるとある程度はわかっていました。 テレビドラマ部分には最初からその雰囲気があったので。 それ承知で見たから、その部分は納得です。 整合性がなかったり、最後がすっきりじゃなく、推理してよねって所も セカイ系にはありがちで、許容範囲です。 おもしろかったのは、無敵の最終ボスであるセカイに餃子ロボで対抗するシーンです。 あそこで、セカイが倒されてもよかったかなー ちなみに、スペシャルドラマ「スペック零」で、ケイゾクからの野々村光太郎の引継ぎと 当麻紗綾と一十一との最初の事件と 瀬文と志村の事件の謎が描かれ、これでだいたい全ての不明な部分が回収されたことになります。 それを見た後には、また第一話から、見てみたくなりました。 [DVD(字幕)] 7点(2015-04-23 17:59:59) |
672. ゴーン・ガール
《ネタバレ》 久しぶりにフィンチャーの作品で、純粋に楽しめました。この映画を見てると、太宰治の「ヴィヨンの妻」を思い出します。あちらでは、なんかモヤモヤしていたものが、この映画でストンと理解できたみたいな感じです。二転三転するストーリー、サイコ的な展開へと進んで、最後は夫婦とゆうものに鋭いメスをいれてくるあたり、お見事というほかありません。一番楽しめたのは、やはりエイミーの行動力かな。状況を理解し、自分の理想へとどんなことをしてでも進んでいくその姿が、いかれてるんだけど、妙に納得してしまうとゆーか、なんか恐ろしさはあまり感じなかった。そして、だれよりも彼女の事を理解している旦那が妙におかしくって。サイコサスペンスだけど夫婦の映画でもあります。つまり夫婦は一歩間違えればサイコサスペンスな関係とゆうものなのでした。 [DVD(字幕)] 10点(2015-04-20 02:32:38) |
673. フューリー(2014)
《ネタバレ》 戦争は悲惨で狂気であり、自分も戦争だけは嫌だが、それと同時に、戦車や戦闘機などの兵器が活躍する映像には興奮し、兵士が戦う姿はアクション映画のごとく楽しんでしまう困った精神が僕にはある。そーゆうことを考えさせられる映画でした。言い換えると、戦場の興奮を純粋に描いた昔のアメリカの戦争映画に、そこにある現実の悲惨さを表現した最近の戦争映画をブレンドした映画ともうしましょうか。かっちょよくハラハラする戦車戦、並行して描かれる狂気と、えぐい死体、ちょっとした戦場の恋の物語とそれをあっさり無意味にする悲惨な現実。人は平和を願って戦争する矛盾した生き物。僕もこの映画には恐怖と憧れの矛盾した精神が交互に押し寄せてきました。タイガー戦車ってあんなに硬かったんすね。戦車の中って意外と広いんですね。乗組員のそれぞれの行動や、それと連携する歩兵の行動もよく理解できました。 [DVD(字幕)] 10点(2015-04-18 15:49:43)(良:2票) |
674. インターステラー
《ネタバレ》 まず、前半描かれる世界の終わりが、核や隕石などの派手なものではなく、今、流行りのPM2・5風の静かなる終末描写で、そこで描かれるのは絶望感というより、何とも言えないさびしさに感じた。それと並行して、一つの家族の日常が淡々と展開される。一瞬、これSF映画?って思えるくらいで、少々退屈だったが、その後、主人公が宇宙へ行くと、そこでは、そのギャップを埋めるようにワンダーな宇宙の世界、サスペンス、アクションなどが繰り広げられる。特に、地表の1時間が地球の7年間に相当する逆精神と時の部屋(BYドラゴンボール)の水の惑星や、雲まで凍ている氷の惑星、実は球体であるワームホールなんかは、僕の知的好奇心を刺激してワクワクがとまんない。ワームホールの円を3次元にすると球になるとゆう説明なんかは目からウロコ状態。それと同時に親子の愛などもしっかり描かれ、お腹いっぱいに楽しめた。この映画を見てると、藤子・F・不二雄の昔の漫画「SF短篇集」を思い出す。オチも含めあれには、この映画と似たような話がゴロゴロあった。だから、藤子・F・不二雄っぽい映画にも感じた。科学を突き詰めれば、ファンタジーになるんだなー。 [DVD(字幕)] 10点(2015-04-17 12:57:42)(良:1票) |
675. MONSTERZ モンスターズ(2014)
人を見るだけで操れる男とそれが効かない男のサスペンスアクションって設定を聞いて面白うそうって思い見たけど、予想を裏切ってくれましたねー。設定が面白うそうな映画は大概、予想を裏切ってくれるんですけどね。普通に作れば面白いのに、なぜか、そう作らないのが設定が面白そうな映画に共通していることなんだけど。この映画に関しては、キャラの言動が不自然。そして、ストーリー展開がダサい。役者はすんごく良かった。演出は、何回も流れる80年代風の悲しいありふれたBGMと、邦画ホラー風の変にリアルな所が少々退屈だったかな。まー、普通のホラー監督だし、しゃーないんだけど。でも、調理の仕方ではスゲー面白い映画にはなったと思うだけに、これがこの手の邦画の限界なのかな。でも期待は外れたけど、最後まで一応、それなりには見れました。 [DVD(邦画)] 5点(2015-04-16 04:33:01) |
676. ゴジラ(1984)
ゴジラ映画にありがちな邦画SF系の雰囲気ではなく、どっちかゆーたら、ポリティカル的な社会派風の雰囲気のゴジラ映画。悪くはなかんたんですけど、ジリジリした緊張感を出そうとして、ダラダラした感じになってしまったのがちょっと残念でした。恋愛テイストの人間ドラマもいらないかな。特撮映像も今の目で見れば、合成感まるだしです。でも、高層ビルを背にするゴジラはそれなりに圧巻でした。高層ビルってゴジラよりはるかにでかいんだなー。このゴジラが80mで、高層ビルが200m級だから、当たり前か。怪獣っていってもそれよりでかいビルをバンバン建てる人間に、驚きを感じる今日この頃です。 [DVD(邦画)] 5点(2015-03-22 23:25:58) |
677. ゴジラVSモスラ
《ネタバレ》 インディジョーンズ風の序盤は非常にだるかった。ドラマ部分は、旧作と同じような展開で全然面白くなかったですが、バトラはかっこよかった。モスラ以上に強力で頼もしい。ゴジラシリーズで、ずっといい子ちゃんのモスラが説得して、バトラがモスラの味方になるのが、イマイチ納得いかないですが、怪獣がジオラマチックな街で戦うシーンは、やっぱ童心に帰れて、楽しいなー。ジオラマチックな街、これが最新作のゴジラにはない雰囲気で、リアルじゃないがゆえの、別な感覚で楽しめるとゆーか、怪獣が現実にいるって感覚で楽しむのとは全く違う、いうなればジオラマをおもちゃ屋で鑑賞する雰囲気に近いとゆーか。サンダーバード感覚とゆーか。とにかくモスラの歌は名曲だと思います。 [DVD(邦画)] 5点(2015-03-20 22:24:41) |
678. ゴジラVSメカゴジラ
《ネタバレ》 高嶋政宏のコミカルな訓練シーンが序盤にあるので、今回のゴジラは、ゆるいファミリー向けですねって感じで敷居を低くできたので、それなりに最後まで楽しめました。だから、最初は喧嘩していたラドンとゴジラがなぜ合体できたのか、生物学的に、いや理論的におかしない?て思いがちな所も、このゴジラは、そーゆうもんなんだなって、わりとスルー出来ました。僕があまり好きでない、赤ちゃんの怪獣と人間の交流とゆう設定も、今回はいいかなって思えました。メカゴジラとゴジラの対決シーンは機龍には劣るものの、それなりに楽しめたかな。やっぱ僕はメカゴジラ自体が好きなのかもね。高嶋親子の共演は、ゴジラ親子以上になんだか見てるこっちが照れちゃいますが、それもありかな。 [DVD(邦画)] 5点(2015-03-19 14:03:11) |
679. ゴジラ2000 ミレニアム
《ネタバレ》 ゴジラ最新作を見た後に、これ見ると、特撮映像的には、しょぼいんですけど、映画的には、正直、悪くなかったです。全体的になかなか硬派な作りで、変に気をてらってない所に好感が持て、映像も一応、逃げ惑う人々や、自衛隊車両など、実写部分もがんばっています。ゴジラが登場しない中盤は謎の飛行物体と人間の対峙で、そこそこ緊迫感をもって描かれ、退屈せずに観れました。インディペンデンス・デイには遠く及ばないものの、それなり風にはがんばっていました。ゴジラ登場の後半、きっちり、阿部寛も始末していくあたり、ゴジラの執念深さをみました。 [DVD(邦画)] 7点(2015-03-18 13:32:52) |
680. GODZILLA ゴジラ(2014)
もうゴジラ映画にはなんの興味もなかったんですが、ツレがおもろいから観てーっていうので、観てみたんだけど、悪くなかった。ゴジラと怪獣との戦いをしっかり長く見せなかったり、怪獣が出てるシーンが夜の暗い部分が多くて見ずらかったり、不満点もあるんだけど、常に人間視点で描かれ、チラチラ見れる怪獣バトルの映像は、もう、そりゃ、すんげー迫力。映像技術の発展はすごいね。ゴジラが主人公と目が合うシーンが特に印象的でした。ゴジラと人間は分かり合えないんだけど、人類とゴジラの関係性が表現されてるよーな、ゴジラが単なる怪獣ではないって感じが出ていまして、前のハリウッドのゴジラ映画とは明らかにゴジラの表現が違っていました。人間ドラマ部分はいつものハリウッド娯楽仕様で目新しくもなんともないんですけど、エンターテイナーとしては、これはこれでいいんだと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2015-02-26 11:39:41) |