701. スーサイド・ショップ
《ネタバレ》 アイデアがアイデアのまま終わってしまっていて残念。もっと掘り下げられた気もする。作品自体がミュージカル仕立てなせいで、あまりブラックさを感じられない。つまり次男が爆音で陽気にさせる作戦が、それまでさんざん歌って踊っていたから、おお!とまでならなかった。それにしても父親の名前、ミシマって・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2014-03-04 21:44:54) |
702. キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-
キャプテンハーロックが大好き!なので観賞。格好良いとこもあるんだけど、結局ただの未熟な青年野郎みたいで、なんか中途半端でイマイチ。別に完全無欠を望んでいるわけではないけれど、ヒーロー像としての描き方が、男の憧れに繋がらない。本当、何してくれてんのって言いたいよ。ただCGは世界に通用するほどの出来栄え。エロいお姉さんもグッド!バイオハザードかよ!ていうシーンもニンマリ。それだけに実に惜しい作品なんだな~。 [DVD(邦画)] 4点(2014-03-01 18:57:26) |
703. 少年H
《ネタバレ》 戦争ほど「人間」を浮き彫りにするものはないでしょう。一番印象に残ったのは、飢えている人に自分の食べ物を与えるかどうか。少年は言う、「一度味をしめたらまた貰えると思うで」と。たしかにそれはいえる。私ならどうするだろうか?自分の空腹を我慢してまでも、他人に施しを与えられるだろうか?綺麗事だけではすまされない。生きてはいけない。理性と本能が天秤にかけられる。それほど戦争は残酷で正直だ。しかしこの映画、そこまで残酷さは伝わってこなかった。少年が理不尽に暴力を振るわられるシーンも、痛々しさを感じない。淡々としている。まるで児童文学だ。そう、児童文学戦争映画・・・新ジャンルの誕生だ。PS:原田泰造に鬼教官は似合わない。 [DVD(邦画)] 5点(2014-02-23 15:42:35) |
704. 真夏の方程式
《ネタバレ》 成実少女がなぜ、包丁持って追いかけて殺そうとしたのか、全くもって理解できなかった。ていうか殺されたホステスが、いったい何をしたのか分からない。そう、殺されるようなことを。そんな非道なことした?そして人殺しをしておいてそれを美化するのも良くない。何が家族愛だよ!ふざけんな!と、ここまではケチョンケチョンにけなしましたが、それを差し引いても少年と博士の物語は美しい。そして儚く眩しい。少年から大人になる過程には様々な問題が現れる。その問題を色んな方程式で解き、そして自分の進むべき道を見つける。そうこの映画はまさに、大人への方程式、そのものなのです。 [DVD(邦画)] 5点(2014-02-11 17:51:47)(良:2票) |
705. マイティ・ソー/ダーク・ワールド
「マイティ・ソー」の独立した1本の映画として捉えると、大きなイベントはあるものの、他にこれといって何もない。なので、迫力ある映像とダイナミックな音響を体感し、「アベンジャーズ・シリーズ」の一つのエピソードとして楽しみましょう。個人的に、女同士のバチバチがなかったのが残念。もしかしたら、時間の都合上カットされたのかな?それにしてもナタリー・ポートマンには、老けという言葉が全くもって当てはまらず、年々美しさに磨きが掛かってきてますね。 [映画館(字幕)] 6点(2014-02-01 21:26:30) |
706. レスラー
タイトルに惹かれて留守録をした。ミッキーロークが主演というのも気になった点でもある。ここ最近はパッとしないミッキー様ではあるが、やはりド派手なSFXよりも、シンプルなヒューマニズムの方がしっくりとくる。心に染みる。心が痛む。無様で惨めで滑稽で、でもそれでも格好良い!こういった役をやらせたら、ミッキー様に敵う者なんかいやしない。どことなく「ホームボーイ」を連想させるが、そんなこたぁどうでもいい!格好良いもんは格好良いんだから。「俺にとって痛いのは、外の世界なんだ」この台詞はもう・・・名言です。 [地上波(字幕)] 8点(2014-01-18 23:17:02) |
707. ハル(2013)
《ネタバレ》 絵は綺麗だし、心に訴えかけてくるモノのある。そうたしかにあるのだけど、ん~・・こう素直に感動できないんだよな~。最後にネタばらしがあるけれど、かえってそれがね、変に捻ってあって素直さを失わせる原因になってしまった気がする。なんで自分をロボットだって思い込むのか?また治療用のあのロボットの行動は、プログラムなのか?まあプログラムでも自意識でも、恐ろしくって逆に引いちゃいます。それに結果的には悪友たちの荒治療!?によって回復したようなもんじゃない。ちょっとそこが納得いかなかったですね。ただ題材やテーマは非常に斬新でユニークなので、そこは評価したいです。 [DVD(邦画)] 5点(2014-01-11 22:07:48) |
708. ホワイトハウス・ダウン
《ネタバレ》 ド派手さでは「エンド・オブ・ホワイトハウス」だが、細かな演出さではこちらに軍配が上がる。リムジンに乗っていざ脱出!と思いきや強化塀によって外に出れませ~ん。て、面白すぎだぞオイ!パスポートで娘の正体がバレるのも無理がない。でその娘がiPhoneを使いこなし、古株のオジさんたちがポケベルを愛用って、このさりげなさが好き。ただね~、結局は核攻撃が目的だったのが、ちょっと期待はずれ。それに指紋だけ欲しいなら大統領、別に生かしておく必要ないじゃん。もうちょっと脚本を練りこんで欲しかったな~。時計が銃弾を受け止める件も、もう何回と見たことか~・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-11 21:35:12) |
709. ウルヴァリン:SAMURAI
X-MENシリーズが好きで、全作品鑑賞済みです。時間軸的には、ファイナル・ディシジョンの後になるのね。観ていて気付きましたよ。いやぁ~それにしても随分と、荒い脚本ですな~。焦点がボケボケ。何をしたいのか?何をしているのか?それぞれのキャラが暴走しすぎていて、話の流れが全くもって見えてこない。ま、暴走王もチョイ役で出てますけど(笑)とにかく、やくざ・忍者・芸者・パチンコに新幹線、寺に切腹と、これだけ出せばOKだろうという時代錯誤のトンチンカンさには、もう笑いを通り越して怒りすら感じます。 [DVD(字幕)] 4点(2014-01-10 17:59:02) |
710. モンスター・ホテル
《ネタバレ》 典型的なシナリオで、たしかにこれといった驚きはないけれど、これぞアニメ!という動きの楽しさは詰まっています。ジョナサンとドラキュラが、テーブルに乗って空中サーフィンみたく遊ぶシーンは、ジャパニメーションに通ずるダイナミズムを感じ、とってもハッピーな気分になれました。他にもアニメならではのユーモア溢れるモーションが、随所に散りばめられており、退屈することはなかったです。ただご都合すぎる展開が後半に多くなり、ちょっと興醒めしてしまいました。まぁでも、気楽に鑑賞するにはもってこいです。PS:出来れば吹替で観ることをオススメします。オリラジの慎吾がいい味出してます。あと、「すべらない話」のナレーションで有名な、あの独特なしゃべりをする若本規夫さんも出ていて、声を聞いているだけで、可笑しくなってきます。 [DVD(吹替)] 5点(2013-12-21 20:39:20)(良:1票) |
711. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 ロバートレッドフォード主演で海上を漂流する映画が、来年公開予定である。ライフ・オブ・パイという漂流映画もありましたね。そして本作も漂流モノ。まさにハリウッドは今、漂流ブームなんですかね。で作品ですがまさに、THE・体感!それ以上でもそれ以下でもない。ひたすら宇宙。ひたすら漂流。ひたすら危機。ひたすら孤独。潔いほど他になし!またね、サンドラ・ブロックが丁度いいんですよ。何が丁度いいかって?宇宙服を脱いで下着姿みたいになるシーンがあるんですが、これがいいサジ加減でエロくないんですね。だから緊張感を持続できるんです。もちろん個人差はあると思いますが、彼女からはイヤラシさよりも哀愁を感じるんです。それは演出やカメラ、照明、特殊技術等、多くのスタッフの努力によるところもあるとは思いますが、それ以上にサンドラ・ブロックという存在が、哀愁を感じずにはいられないオーラを放つ位置に、たどり着いたからでしょう。演技も素晴らしかったです。ただ難点を言えば、不時着した場所が陸地のすぐそばっていうのがね。まぁ感動シーンを演出するためだから致し方ないですか。最後にこの映画は出来れば、疲れている時には観賞しないほうがいいです。ブラックホールに吸い込まれます。www [映画館(字幕)] 6点(2013-12-15 19:59:00)(良:1票) |
712. 俺はまだ本気出してないだけ
《ネタバレ》 漫画をベースにしたコメディ映画というのはたいがいが、悪ノリや監督の自己満足で完結しているケースが多い。そんな中で本作は、漫画的演出はしていても、ちゃんと訴えかけてくる奥深いメッセージを感じ取ることができた。大人の観賞に充分耐えうる仕上がりと言えよう。ただどうしても気になる点があった。サラリーマンに対する解釈である。いわゆるサラリーマン=面白味のない職種、みたいな風潮を、何の捻りもなく取り入れていてガッカリしました。自由奔放に生きる主人公に憧れながらも、幼馴染の宮田氏には最後、サラリーマンとして勝ち組になって欲しかったです。だってそうでしょ、サラリーマンが何一つ報われないんじゃ、あんまりじゃないですか。それに別れた奥さん。あんた勝手すぎ!自分なら信用出来ずにヨリなんて戻さないな。子供は別だけど。そうそう子供で思い出しました。この子供が淡々とパンを食べているシーン。めっちゃシュールですよね。この作品の隠れた名シーンでしょう! [DVD(邦画)] 5点(2013-12-15 01:48:33) |
713. キャビン
《ネタバレ》 今までのホラー映画は儀式だった!?これは一般観客よりも、ホラーマニアへの出血サービス映画ですね。オマージュがてんこ盛り!モンスターのオンパレードです。たださすがに、超有名どころは登場させられなかったみたい。大人の事情ね。でもどうやってあれだけのモンスターたちをあそこに閉じ込めたんだ?で、地上で活躍終わった後はどうすんだ?色々疑問はつきませんが、バカバカしい作品として楽しむのが一番でしょう。あと個人的には、あのヘルレイザーもどきくんの暴れる姿を見たかったです。 [DVD(字幕)] 4点(2013-11-24 20:46:32)(良:1票) |
714. エンド・オブ・ホワイトハウス
《ネタバレ》 プロバガンダと捉えるか。エンターテイメントとして割り切るか。ハッキリ言ってそこだけでしょう。ただし割り切った場合は、リアリティを追求することも捨てなければなりません。まず韓国サイドに、あれだけ大量のテロリストが、要人警護として潜伏しているなんてありえない。ロン毛のヒゲおやじ怪しすぎだろ!そしてテロリスト側も、主人公に対して、人質をタテに武装解除&出頭を要請しないこと。なんのための人質なんだよ!この辺は脚本の練り込みの甘さでしょう。ただその点に目をつぶって、アクション娯楽として楽しむ分には、申し分ない仕上がりにはなっています。とくに前半のホワイトハウス奇襲は、近代戦争かと思うほど迫力満点です。にしても世界を救った主人公に何の賞賛もなく終わりって・・・そりゃないよね。 [DVD(字幕)] 5点(2013-11-24 15:13:35)(良:1票) |
715. 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
《ネタバレ》 一作目がヒットして二作目を作ると、どうしても背伸びをしたくなるものだが、この作品に関しては、そういった冒険は見受けられず、ある意味安定した作風でそこは評価したい。ただファンサービスのアクションシーンは、ほどほどにしてほしい。室蘭のカーチェイスはいらないでしょ。今回一番感心したのは、犯人の心理と動機。世の闇を見た気がしました。ものすごくリアリティがあって、説得力がハンパない!ただその反面、警察の捜査描写が有り得ないくらいリアリティがなさすぎ。面倒くさいから省いたとしか思えない。そこんとこだけは手抜きにして欲しくなかったな。オトボケな中にピリリと効いた絶妙なスパイスのこの作風。ルパン三世ぽくって、安定した人気だと思うので、もし次回作あったらどうか先に述べた警察関係の描写。これだけは避けずに向かい合って欲しいものです。 [DVD(邦画)] 4点(2013-11-21 09:38:35)(良:1票) |
716. バレット(2012)
《ネタバレ》 ストーリーはもうめちゃくちゃ。撃って撃って撃ちまくってはい終わり。銃で全てを解決です。刑事という相棒がいるのに、オイシイところは全部スタローンが持っていっちゃうから、相棒の魅力が全くゼロに等しい。悪だくみ真っ最中なのに、ウエルカムなパーティー開くって意味分からん。プロの殺し屋(ジェイソン・モモア)が建物(小屋)に対してただ銃を乱射!あの最初の華麗な殺しのテクニックはどうした!スタローンのいぶし銀さと、ハンマーを使った肉体アクション、そしてクリスチャン・スレイターの捨て駒っぷりに三点を捧げます。そういえばジェイソン・モモアって新作コナンの人なのね。てことは・・・ロッキーVSコナンなのか~。 意味深。 [DVD(字幕)] 3点(2013-11-20 16:48:04) |
717. アフター・アース
《ネタバレ》 ある程度の予備知識があったので、まあこんなもんだろう、という印象。ただだからといって、そんなに叩くほど悪いとも思えなかった。根底であるテーマは一貫して貫かれていたし、ウィル・スミスの息子も単なる親の七光りには見えなかった。この作品はいわば、シンプル・イズ・ベスト。超大作な殻を拭いされば、目くじら立てることもないでしょう。タイトルも「アフター・アース」じゃなく「アフター・フィアー」なんてどうかな。せっかく恐怖を克服してゴーストになれたのに、レンジャーになることをやめるっていうオチに、おおそうきたかってなった。だってさ、怖いものは怖いでしょ。あんな経験二度としたくないもんね。でまとめると、映像的でなく、話の部分での盛り上がりがもう少しあれば・・・そこだけですね。 PS:忘れてました大事なことを。緊急事態なんだからシートベルトして、みんな!都合良すぎ(´Д` ) [DVD(字幕)] 4点(2013-11-20 14:07:58) |
718. ワイルド・スピード/EURO MISSION
《ネタバレ》 いきなりのネタバレですが、この話は時間軸的に、東京を舞台にした3作目の前になっています。それはラストで分かります。なんか上手いこと繋げましたね。3作目は他のシリーズとは別物だと思っていたんですが。それにしても危険を犯して刑務所に潜入してまで掴んだ情報が、ぜ~んぜん何の役にも立たなくて笑っちゃいました。あと滅多に人の前に姿を現さないとかいって、けっこう簡単に現れちゃう敵のボスにも爆笑!てかさ、今回かなり一般人の死人出過ぎてて、アクションを堪能するのにちょっとした抵抗を感じちゃいました。戦車でだいぶ踏み潰されてたじゃん。なんだかな~・・・。次回作では原点回帰を願いたいものです。 [DVD(字幕)] 5点(2013-11-19 14:10:03)(良:1票) |
719. ウルトラマンサーガ
《ネタバレ》 ●ある程度平成のウルトラシリーズ、特に「ウルトラマンダイナ」を見ているかどうかで、楽しみ方に差が出ます。●ウルトラマンの基本テーマである、地球は地球人の手で守る、がちゃんと描かれており好感が持てた。●円谷のCGクオリティのレベルが向上していた。●オープンセットは開放感があってグッジョブ!●タイガのコミカルさはバラエティなどで見かけるDAIGOそのものだが、背伸びした演技を要求するよりもずっとしっくりはくる。ただし、ゼロ役の宮野真守氏の存在あっての話だが。何気にこの二人の漫才が、作品にいいスパイスとしての機能をもたらしていた。●ゴメスにグビラって・・・なんてマニアックなチョイスを(笑)●昭和のウルトラマンに一切頼らずに地球を舞台によくもまあ作り上げたものだと、そこは大いに評価したいと思います。そして「ウルトラマンダイナ」、ちょっと見てみたくなっちゃいましたよ。(^O^) [DVD(邦画)] 6点(2013-11-16 08:12:02) |
720. ラストスタンド
《ネタバレ》 もっと全編を通してシュワちゃんに暴れて欲しかったかな。活躍シーンが少なくてちょっと残念。まぁお年だから仕方ないか。(^^;)他のキャラ達にも、もう少し魅力があると良かった。ただラストの肉弾戦は意外とグッジョブでした。どう見てもシュワちゃんの圧倒的有利にしか見えないのに、下からの三角締めって・・・。憎たらしい悪役なのに正攻法な戦い方なんですもん。しかしやはりパワーで押し返されちゃいましたけどね。裏切り者の女FBI捜査官と女保安官が、まあ似たような顔立ちなんで、もうちょっとキャスティングに気を使ってほしいな。ツッコミをあげると、超トップシークレットの極秘任務(麻薬王の護送)なのに、周辺に全く配慮がないっておかしいよ。あの屋上の巨大磁石を取り付けたクレーンを見過ごすなんてありえんでしょ、普通はね。 [DVD(字幕)] 4点(2013-11-10 14:40:30) |