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プロフィール
コメント数 762
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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761.  ヒート
古さを感じさせない完成度の高い映画です。今となってはこの手のクライム系作品の手本といわれるほど評価されています。ロードショー当時はパチーノ&デニーロの夢の初競演と話題になりましたが、いつまでたっても同じ画面に映らず「本当は別撮りなんじゃないか?」とまでいわれた映画でした。(結局レストランのシーンだけだとガッカリしましたが、今思えばこれで正解だった) 個人的にはパチーノとデニーロの役柄が反対なんじゃないか?と、思っていましたがこれも私が間違っていました。特に抑えたデニーロと弾けたパチーノの対比がメリハリを生む演出になっていて、物語に緩急がつく形になっています。(パチーノ役は演技力の無い人がやると退屈するか鬱陶しい奴になりそう)  171分と長い映画ですが、主要人物の私生活まで丁寧に描かれているので飽きさせません。反面、サイドストーリーが多く話が散漫になりがちですが、クリス(ヴァル・キルマー)と妻のシャリーン(アシュレイ・ジャッド)のエピソードにニール(ロバート・デ・ニーロ)が絡む流れはなかなか面白いです。ヴァン・ザント(ウィリアム・フィクトナー)の一件、黒人シェフ、ドナルド(デニス・ヘイスバート)の一件なども非常に印象深く、全体的にサイドストーリーも魅力的で捨てがたいです。 ローレン(ナタリー・ポートマン)の自殺未遂の件は正直いらなかったかなと思いますが、自分に懐いていた義理の娘の一大事を差し置いてヘリで駆けつけるヴィンセント・ハナ警部補(アル・パチーノ)の非情な一面を見せるには必要だったのかもしれません。とにかく、これら大量のサイドストーリーのおかげで白昼13分にもおよぶ大銃撃戦からラストまでのギリギリの攻防は感情移入がハンパない仕上りになっています。  全ての登場人物がつまらない意地と大きなプライドを持っていて、結末はある程度予見できますが、破滅に向かうロマンというものがあると感じさせる渋いラストです。男なら胸が熱くなる映画でしょう。素晴らしい作品でした。(※余談ですが、後に実生活で逮捕されたウェイングロー役のケヴィン・ゲイジは獄中でもウェイングローと呼ばれていたそうです。。劇中6分しか出演していないのに凄い印象を残していますね)
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2014-04-08 13:48:00)
762.  カリートの道 《ネタバレ》 
記念すべき初レビューはこの映画と決めていました。(ヒートと迷いましたが) 今までどれほどこちらのレビューを参考にしてきたことか、やっと仲間入りができて光栄です。 さて本作のレビューですが、あらすじに目立った起伏は無いものの、まるで映画のお手本のような作品に仕上がっています。物語としては非常にシンプルですが、カリート(アル・パチーノ)やその取り巻き達の過去まで感じられる台詞の数々はなかなかです。従弟役のジョン・オーティスも”イタイ”若造を好演しており、ビリヤード台のシーンは序盤の見どころの一つになっています。  カリートの独白やゲイル(ペネロープ・アン・ミラー)との語らいが多く、彼らの人生観が掘り下げられていて感情移入しやすい作りになっています。ベネロープとの相性が良いのかアル・パチーノのキャリアの中でもかなり自然な演技が引き出せています。クルクル頭のショーン・ペン(クラインフェルド役)も奇跡の演技で、ラストのアディオス(弾無しで撃たれるシーン)は最高でした。そして怒涛の勢いを維持したままグランドセントラル駅の長回しへ。今までのツケを全て支払ってラストのYou are So Beautiful(ジョー・コッカー版)が流れてくると感動の嵐です。(いや、結末はわかっちゃいるんですが・・) また、本作ではデ・パルマ監督特有の演出やカメラワークがビシバシ決まっていて、パチーノのスカした演技と監督特有の癖がとても良くマッチしています。ビリヤードのシーン、女の部屋の扉をぶち破るシーン、ディスコの階段を上るシーン、四人のマフィアをテーブルで囲ったシーン、エスカレーターでの銃撃シーン等々、デ・パルマお得意の長回し&グルグルカメラのベタ演出がこんなにも決まっている映画も珍しいと思います。  カリートのセリフで「カサブランカ」が出るところもニンマリさせられますが、特筆すべきはオープニングとエンディングで語られるカリートの独白の上手さです。あの独白で一気に物語に引き込まれるオープニングは映像も含めて本当に素晴らしいです。またエンディング曲(ユーアーソービューティフル)も素晴らしいですが、劇中で使われている全ての70年代ディスコミュージックもクールすぎて、本当にもう何から何まで抜かりがない作品に仕上がっています。コテコテな作品ではありますが、私にとっては生涯トップ5の映画の一つに挙げられる名作です!
[ビデオ(字幕)] 10点(2014-04-03 18:47:27)(良:1票)
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