61. ラ・ヨローナ ~泣く女~
《ネタバレ》 子供も、母親も、お互いに何があったのかを言葉にして会話すればいいのに、何故か、誰にも一切何も伝えないし、まったく相談しない家族。情報を共有して、状況を早く認識していれば、もう少し何とかなったのでは?(イヤ、無理か…) にしても、いかに会話が大事なのかが分かる作品。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-20 13:51:15) |
62. オクス駅お化け
《ネタバレ》 初めに駅の構内でダンスしていた女性があの妹だったらしいけど、まったく気づかなかった。 演出として、振り向いたら目の前にお化けがいて(大きな音でドン!)と驚かす手法を多発していたけど、全てお約束通りのタイミングなのでちっとも怖くない。 またお化けのメイクがイマイチで、特に子供のお化けメイクはあまりにも生身の人間ぽさが出ていて冷めるので、これまた怖くない。 貞子つながりではないだろうが、「また井戸かよ…」でさらに呪いの謎究明への興味もダダ下がり。そのうえ、井戸の外観の作り物感が半端ないクオリティでびっくり。 それにしても、彼女に呪いを移した彼氏はクズだな。呪い返しとかあれば良いのにと思いつつ、ラストに社長へ仕返しできてスッキリ。 [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-19 19:33:32) |
63. リトル・モンスターズ
《ネタバレ》 ゾンビ映画で、小さな子供を出して、ハードな展開の後、最後には愛に満ち満ちた感動を与える意外性を狙ったのだろうが、私には全く合わなかった。 ハードを下品なセリフ連呼と血糊の量と勘違いしている節があるし、キャラ設定もあざとすぎる。 それに歌が聞きたいわけじゃないのに、何故かすぐに歌いだすキャラは何とかならないのか。(この演出には出演者への忖度か何かが働いているのだろうか?) 久しぶりにだまされたと思った作品。うんざりしながら、最後まで我慢して鑑賞した自分を褒めてあげたい。 [インターネット(字幕)] 1点(2024-03-18 18:56:48) |
64. 変な家
《ネタバレ》 個々の恐怖話のエピソード(点)はそれなりによくできているが、その点を繋ぐための展開(線)があまりにも手抜き(いい加減とは言わないが)ではないか? なので、物語全体を通してみると、辻褄の合わないことや、登場人物の「?」な行動やセリフなど、実にツッコミどころ満載である。 とはいえ、個々の恐怖話がそれなりなので、そこを見せるだけに注力したと思われる潔さと、そのための演出と展開の速さと、観客にあれこれ考えさせない勢いで、ダレずにラストまで飽きずに観れた。 残念なのは、本作の肝となる呪いの原因がまるで横溝正史の世界であり、今さらもう飽きたというか古い(古典の域)と言っても過言ではない世界観で拍子抜けだった。おまけに、呪いを鎮めるために左手を供えるとか、その原因と対策…ちょっとムリクリじゃない? それにしても、石坂浩二や高嶋政伸を贅沢に使ったなーと思うと同時に、なぜこの作品を選んだの?と思っちゃいました。 [映画館(邦画)] 6点(2024-03-18 18:28:56) |
65. リゾートバイト
《ネタバレ》 リゾート感のない島に、男1人と女2人でリゾート感ゼロのバイト。 ホラー映画としてはまったく怖くないし、コメディパートはかなり残念なレベルの仕上がりで、どっちつかずの中途半端さが残念。(ホラー話としては面白いと思うので作り手次第だと思う。) また、みなさん意図して声のトーンを落としている?のとは違う、演者たちの終始聞き取りずらいセリフまわしもイライラする。 不自然に島民がほとんど居ない島で、たまに登場する島民はセリフも少なく実に素人ぽい。特に商店で大根で殴られた島民は本当に大根だった。(こけ方に味はあったが…) 異常な状況下において、旅館の関係者や一緒に来た女友達に相談もせず、真夜中に一人で隠し階段の先の部屋に行く桜の行動が謎。お約束と言えば言えないこともないが、バカすぎる行動でちょっとあきれた。 それにしても、上映時間は90分以内でそれほど長くはないのに、上映時間が長く感じた。いったいどこを削る? [インターネット(邦画)] 5点(2024-03-11 00:10:35) |
66. マリグナント 狂暴な悪夢
《ネタバレ》 犯人は、異常者?生き別れの双子の兄妹?多重人格者?悪魔?と思わせておいて、オー、そう来たか!!という感じ。日本の妖怪の二口女というのを思い出した。 前半はおとなしめのホラーでジワジワと、後半はターミネーターを彷彿とさせる警察署を壊滅させる派手なアクションに転換して、最後まで飽きさせない。それに、きゃしゃな感じの男性刑事が見た目よりもガッツがあって、なかなか頑張るので応援しちゃいました。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-03-09 18:31:29) |
67. ビースト
《ネタバレ》 この手の映画で必ず登場するお約束のイラつくキャラで、今回はバカ親子が登場。しかも今回は主役だからたちが悪い。 ヤバい状況なのに車の助手席の窓を開けたままにしている父親、そばを離れるなというのにフラフラうろつく娘、ライオンに車が襲われているにもかかわらず助手席の窓を閉めようとしない娘、で、その窓からライオンの攻撃を受けてケガする娘、危ないから助けに来るなと言われているに一人車外に出て助けに向かう娘、麻酔銃の弾を1発だけ装填して予備弾を持たずに社外に出る父親(1発外した後慌てて弾くれと一人でパニック大盛り上がり…)、車のカギを探しにライオンのいる暗闇で隠密行動中の父親にいきなり無線で呼びかける娘、数え上げたら切りがないし、終始こんな感じ。 とどめは辛うじて逃げた先で立ち寄った廃校で、入ったドアは開けっぱなし、窓も開けっ放し、そしてウロウロ。 えっ、バカなの?バカでしょ?絶対バカだよね。 そんな感じで楽しめます。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-03-08 00:47:42) |
68. ARGYLLE/アーガイル
《ネタバレ》 上映時間が長いが、それに伴った内容というよりは、無駄に長いシーンが多くの尺を取っている感じ。無駄を削って、もっとテンポよくして2時間以内に収められないものか。 冗長なこの作品の数多い余分なシーンをいくつか挙げると、 ・追加であと1章を執筆する作者の妄想シーン……これがだらだらと長く面白くない。退屈なのでオールカットで構わない。 ・カラースモークのもくもくの中でのダンスしながらのバトル……これもだらだら長く全然スタイリッシュでないし、動きもこっぱずかしいのでこれもいらないなー。部屋から脱出する話の流れ上、残しても3分の1ぐらい。 ・オイルの海をナイフの刃でスケートしながらのバトル……これも同じ様な動きばかりなので、2分の1カットでよい。 本作で肝となる期待のスパイアクションも予告で見たシーンがMAXだったし、全体の感想としては、スパイものなのに先がわかる展開で、意外性やどんでん返しも乏しく、ハラハラもドキドキもしない、思いのほか退屈な仕上がりだったのでがっかり。 何よりこの作品にノレなかったのは、若くない男スパイと、とてもかっぷくの良い女スパイ(ヒロイン)のふたりともが魅力的なキャラではなく、特にわがままボディの疑いのあるヒロインのアクションシーンはかなりヤバイものを感じたし、途中でコント走りを目撃したような気がする。(もちろん代役の部分は別ですけど) あと、スモーク焚きまくりのシーンで、男のスパイがヒロインをリフトする瞬間、つぶれる男スパイを想像して、これは冒頭の成功の逆パターンで笑いを取るのかと思ったら、普通に成功してるし…。そこは笑い取らないと。そういうところがダメなのよ。 「一流スパイは世界をダマす」とあるが、世界が騙されたシーンがあったかな?記憶にないんだけど。 これからキングスマンなどとのシェアード・ユニバースに展開するらしいが、キングスマンを初めて見た時の歓喜には遠く及ばない本作品なので、今後キングスマンまで残念な世界に巻き込まれなければよいのだが。とても心配している。 [映画館(字幕)] 4点(2024-03-08 00:29:02) |
69. SISU/シス 不死身の男
《ネタバレ》 彼を知る女性たちのセリフから、死んでも決してあきらめない精神力があれば、誰でも不死身になれること教えてくれた。…いや、それは無理だと思う。 ぜんぜんしゃべらない主人公の最初で最後の決めセリフが、ゴールドよりはお札のほうが軽くて持ち運びが便利だという事を教えてくれた。…いや、あれだけのゴールドをお札に換金したらかさばって逆に邪魔だと思う。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-03-02 22:59:51)(笑:1票) |
70. 身代わり忠臣蔵
《ネタバレ》 全編おふざけコメディ映画かと思いきや、大変まじめに作られているしっかりしたドラマだった。そして、ムロツヨシはムロツヨシだったということで、もしも吉良上野介がムロツヨシだったら…という映画である。 史実はともかく、年末のドラマや映画でよく知られた忠臣蔵の基本ストーリーやシチュエーションを踏襲しながら、吉良の身代わりミッションを遂行するストーリはとてもよかった。でもそのためか、大爆笑するところまではいかなかった。 [映画館(邦画)] 6点(2024-02-11 19:02:48) |
71. ハロウィン THE END
《ネタバレ》 え、嘘でしょ。ブギーマンは普通の人間だったの? おまけに今回のブギーマンは超が付く弱さだし。。。 ここまでシリーズを無理に引っ張ってきて、それにも頑張って付いてきたファンに対する重大な裏切り行為としか思えない。 前々回からの無駄な延命からして、シリーズの引き際を誤ったな、という感じしかない。 結局は生身の人間だったというオチまで付けたんだから、もう復活するなよ! リブートもいらん。 [インターネット(字幕)] 3点(2024-01-16 01:45:06) |
72. 禁じられた遊び(2023)
《ネタバレ》 遺体を抱えて山を登るとか、崖を下るとか、深い森に分け入るとか、そんな苦労もせずに自宅の庭で死者の再生を図るとか、らくし過ぎていないか。おまけにどこかで聞いたことのあるなつかしい呪文まで唱えて、どんだけお気楽なの? 毎日水やって育てるとか、畑に野菜の切れ端植えて増やしてみようみたいなノリにしか見えないし、せめてシチュエーションぐらいは頑張ろうよ。 で、何が危険な遊びだったのか?最後に無理やりにタイトルぐらい回収しても罰は当たらんと思うけど。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-01-16 01:25:27) |
73. M3GAN ミーガン
《ネタバレ》 ミーガンのあの変な踊りが好き。 [DVD(字幕)] 6点(2024-01-14 12:39:37) |
74. エクソシスト 信じる者(2023)
《ネタバレ》 エクソシストの正当な続編なのに、なんで終始”大きな音”でびっくりさせようとする手法を取るの?ちょっとがっかりだわ。 トラウマ級の恐怖を植え付けられた1作目の偉大さを改めて認識できたのは良かったけど、たいていの続編はこんな感じでがっかりさせられる。 続編あるあるで敵は1作目から倍の複数だ!みたいになるが、今作もご多分に漏れず2人の少女がとりつかれる。が、何故かその邪悪さと迫力は1作目のリンダ・ブレアの半分にも満たないという残念な状況になっている。 そもそも前回2人の優秀な神父が犠牲となりようやく祓う事ができたのに、今回はセミプロ神父とご近所アマチュア軍団で臨み、さらに2体相手に勝てるわけがないじゃん。絶対なめてるよね。 ストーリーが面白いわけでもなく、なんで今さら名作の続編を作ろうと思ったのかな? これまで1作目の遺産を食いつぶす演出の続編が数多くつくられてきたが、本作も同様に過去の遺産の無駄遣いで、ラストのリンダ・ブレアのサプライズ登場という究極の浪費をしてしまったのは残念(登場した瞬間はオッ!と思ったけど…)。次回作を見越したスケベ心が出ちゃったのかな? [映画館(字幕)] 5点(2024-01-14 12:31:13) |
75. 65 シックスティ・ファイブ
《ネタバレ》 地球人が過去にタイムスリップした、もしくは、宇宙の長旅から戻った地球がサルではなく恐竜の惑星に代わっていた、みたいな方がスッキリする。 なんで英語しゃべってるの?着衣にも既視感ありあり。なんと独創性というか想像性が無いことか。。。 せめてラストの現代パートで、過去に進んだ科学力を持つ何者かが来訪していた痕跡が発見されるぐらいの回収程度はしてもらいたかったな。 アイデア倒れですね。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-01-14 11:45:14) |
76. 死霊のはらわた ライジング
《ネタバレ》 オープニングのつかみはOK、期待も膨らんだのだがそこまでだった。 やっぱり血糊の量を自慢している時点で期待してはダメ。 この作品は「死霊のはらわた」じゃなくて「デモンズ2」だな。「デモンズ2」は好きなのでそこはOKなんだけど、最後は「遊星からの物体X」状態のぐちゃぐちゃクリーチャー状態になってしまった。「遊星からの物体X」も好きなのでそこもOKなんだけど、「死霊のはらわた」からはだんだん遠ざかる。。。 画面は派手ではあるが、オリジナリティが乏しく新鮮味がない上に、致命的なのはまったく怖くないということ。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-01-13 19:09:48) |
77. 沈黙のパレード
《ネタバレ》 テレビシリーズでは、癖が強めで魅力的なガリレオのキャラも、劇場版になると途端に真面目キャラで魅力がなくなる。 原作に即しているのかもしれないが、見たいのはそうじゃないんだ、の感が毎回強い。 やっと戻って来た内海刑事もそうじゃない。。。 あー、じれったい。 [映画館(邦画)] 5点(2023-12-02 00:54:26) |
78. 首(2023)
《ネタバレ》 構想30年(長い)。 歴史ドラマの背景に男色を出すのは大島渚監督の影響あり? 本能寺の変は男色による男の嫉妬が原因で、壮大な痴話げんかの結果であったという流れなら、それはそれでフィクションとしてありだと思うが、結局は単に跡目争いの果て(パワハラ受けても我慢していたのに、俺じゃないんかい!)というのはいかにもで、あらあらでした。 光秀も秀吉のあんな口車に簡単に乗っかってしまうとはあまりにもお粗末(な脚本)。コントか! 劇中のたけしとその仲間たちによる寒いギャグ(グタグタ感のあるアドリブ)もただのTV的な悪ふざけでしかなく面白くもない。 そもそも本編が始まって早々に信長が「村重には役不足だから・・・」と言ったけど、それを言うなら「力不足」でしょ。誰も台本チェックしないの?誰もたけしにモノが言えないの?と、そこが気になって仕方なかった。ちょっとがっかりでした。 ただ、ラストの締め方(オチ)はさすがでした。 [映画館(邦画)] 4点(2023-11-27 23:14:47) |
79. 翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜
《ネタバレ》 愛のあるディスリも前作に比べると練りこみ不足というか、いろいろ盛り込みすぎてちょっと大味になってしまった印象。 前作の茶番劇が面白すぎて、続編の壁はやはり厚かったか。。。 とはいえ、愛之助が絶好調で、実に楽しそうで、完全に独壇場で、主役を食ってました。さすがです。 そのせいか、今作のGACKTは少しおとなしい(十分存在感はありますが)という印象で、おまけに今回は相方の二階堂ふみの出番が少なく、そのため絡みも少ない分、画面から溢れ出るおバカ汁が物足りない。。。 それに杏の男キャラはそんなに立ってなかったし、キャラの魅力も乏しく、なのにちょっと出番が多すぎでは??? 埼玉&千葉解放戦線の目的は日本埼玉化計画で、それを推し進めようとしているところに水を差すようだが、実は日本大阪化計画のほうが遥かに進行しているのではないだろうか? 日本全国でかなりの人数の大阪人ではない者が「なんでやねん!」とか言ってるし、粉もの好きも多いし、そこをもっと掘り下げてほしかった。 さて、次回は福岡県および九州連合VSでさらに壮大な茶番劇をお願いしたい。 [映画館(邦画)] 6点(2023-11-27 23:06:55) |
80. ゾンビ津波
《ネタバレ》 自ら窮地に陥りに行く主人公たちを筆頭に、とにかく頭の悪い登場人物達と、雑なゾンビメイクの奴ら(ほとんどノーメイクがいっぱいいる!)とゾンビを演じる気が無いアルバイトゾンビ(演技もせずに普通にテクテク歩いている…)が場をしらけさせる。 頭の悪い登場人物はお約束ではあるが、今回は特にポンコツだった。 それ以上にひどいのが、ゾンビの定義がいいかげんで、製作者にゾンビ好きが感じられない点がまったくダメ。 それにしてもエンドクレジットの流れるのがとても速かったのには笑った。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2023-11-13 22:57:23) |