781. 白と黒のナイフ
《ネタバレ》 「追いつめられて」と同じく、こちらも「衝撃のラスト」宣伝系サスペンス+法廷劇。この作品については、ラストばかりがクローズアップされ、というか「どんでん返し」を喧伝するなら、ああいう結末になるしかない訳で・・・。巧く出来てるとは思うけど、さすがに後続のパンチの効いたサイコサスペンスがほとんど出尽くした今となっては、印象がかなり稀薄なものになってしまったのは否めません。 [映画館(字幕)] 6点(2007-01-06 11:07:31) |
782. 追いつめられて(1987)
《ネタバレ》 いわゆる「どんでん返し」がラストに待ち構えてる映画って宣伝が難しいですよね。この 映画の公開時も、さかんに「衝撃のラストシーン!」って映画雑誌等で喧伝されてました。自分はラストシーンにはさほど驚きはなかったんですが、そこに至るまでの押しの強いサスペンス描写には唸らされました。当時上昇気流に乗っていたコスナーがとにかくカッコ良く、ハックマンも巧い!登場人物全員のキャラが立ってるサスペンス映画って本当に映画館の暗闇で、小踊りしたくなるほどワクワクします。最近観たスコセッシ監督「ディパーテッド」でもマット・デイモンがこの映画と同じ手のシチュエーションで、正に「出口なし」状態で追いつめられていたけど、こっちの方が断然上! [映画館(字幕)] 8点(2007-01-06 10:34:57) |
783. ディパーテッド
《ネタバレ》 オリジナル(9点)にあったはずの、クール且つスタイリッシュな作風はまるで影を潜め、いかにも明快明晰なハリウッド映画に仕上がってますね。レオ&スコセッシコンビ作第三弾ですが、前作「アビエーター」より遥かに万人に受け入れられ易い娯楽作品的志向が強くなってます。全編にわたって役柄そのままに、レオとマット・ディモンは御大ニコルソンの懐の中に入り込んで、手の平の上でコロコロともて遊ばれているって印象。しかも二人とも嬉々としながら転げ廻っているなあって感じを受けました。ニコルソンには太刀打ち出来ないと最初から割り切ったんでしょうか?逆にそれが効を奏したのか、二人とも好演です。無駄に長くなってしまったのは、ストーリーにより深くかかわってくる、カウンセラーの女性部分に比重を置いた為かと思われます。 [映画館(字幕)] 6点(2006-12-24 10:51:56) |
784. イカとクジラ
《ネタバレ》 いわゆる家族崩壊モノですが、そこはかとなくユーモアを交えた会話やストーリー展開、所々に散りばめられた、映画マニアックファンネタが小出しに出されるので退屈はしませんでした。けど、宣伝文句にあった、全米が大絶賛するほどに優れた脚本とも思えなかったんですよね、自分には。脚本書いた人が演出を兼任した時に陥りやすい、決め台詞を極力生かしたいが為に演出がこなれていないような印象も。結局アレですよ、テニスやピンポンをするシーンが結構頻繁に出てくるんだけど、なかなかこの家族ってばみ~んなラリーが全然続かず、ゲームそのものも成立していかない、そういうどっかチグハグで未成立不完全家族の姿をこの監督は描きたかったのかなあなんて思いました。 [映画館(字幕)] 6点(2006-12-23 10:01:48) |
785. 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花<特別篇>
う~ん・・・、これが渥美さんの死後しばらく経って公開された時は、「一体いつまで松竹って会社は寅さんのスネかじりするつもりなんだっ!」と正直怒りに震えた記憶があります。ファン投票で数多い秀作の中から、これが第一位になったっていうの聞いても、もしや内部操作が?って疑惑の眼を向けちゃったし。だってこの時期の松竹って、もう「寅さん」におんぶに抱っこ状態でしたからねえ・・・。自分の偏った私見だけでなくこちらのレビューの評価通り、リリー三部作の出来は「相合い傘」→「忘れな草」→本作の順じゃないですか?(レクイエム「紅の花」は除く)ところどころ、三部作中の感涙の名場面が挿入されるだけで、作品自体の感想は変わりませんね。 [DVD(邦画)] 6点(2006-12-10 17:26:55)(良:2票) |
786. スキャナー・ダークリー
・・・なんだか非常に刺激的な映像体験でした。ドラッグで2時間弱位トリップしてました、ってな状態とでも言ったらいいのか・・・。観終えた後、この映画がご贔屓映画「スクール・オブ・ロック」や「恋人たちの距離」の監督だった事にも二重の驚きでしたね。でも、なにゆえこんなわざわざ手間のかかる事をしたんだっ?って疑問も最後まで頭をもたげ、衝撃と疑問符が交互に鑑賞中襲ってくるというトランス状態で、映画の内容とは全く乖離した部分で僕の頭を悩ませてくれた映画です。ウィノナの最初の登場シーンの台詞は、例の「あの事件」のパロディかと笑わせてもらいましたが、やっぱり最近の彼女はなんとなく痛々しさが見え隠れしてますね。ロバート・ダウニー・Jrは過去の経験を生かした(?)ドラッグ中毒演技が巧かったです。キアヌも良かったけど、こういうタイプの映画だと、彼らの演技でさえ自由に操作出来てしまうんじゃないかって考えてしまいます。外観変化自由自在のウェットスーツみたいな洋服(?)の造形がイマイチ。これまでにない、変わった種類の意欲的実験作には違いないけど、じゃあ好きかどうかと聞かれると、う~ん・・・。 [映画館(字幕)] 5点(2006-12-10 10:44:31) |
787. 忍ぶ川
クライマックスにヌードシーンがある事で、当初ヒロイン役に予定されていた吉永小百合が拒否して役を下り、栗原小巻が新たにキャスティングされたという逸話が残されている映画。この年のキネマ旬報ベストワンにも選出された作品。全編、ホントにキレイキレイ、まるで栗原小巻が着る丹精こめた手織りの花嫁衣裳みたいにキレイな映画。モノクロ映像も、主役コンビお二人も、ストーリーも、細部に至るまでとにかくきめ細やかな美しさに彩られた作品です。「相寄る魂」っていうのはこの映画の主役二人にあるような言葉みたいです。今はもう残されていないであろう、下町木場洲崎あたりの材木貯水池の情景なんかもすごくいいです。自分、昔の日本映画で舞台になった東京の風景を、暇な休日とかにテクテク歩いて探してみるのが結構好きなんですが、残念ながらもはやほとんど失われているんですよね、30年前のこの頃の風景でさえも。あまり映画の印象と変わらなかったのは柴又帝釈天くらい。・・・なんか悲しいなあ。ついでにこの映画のレビュー数の少なさも。 [ビデオ(邦画)] 7点(2006-12-09 11:14:59)(良:1票) |
788. 十手舞
またもやお騒がせの石原真理子女史ですが、80年代中頃ほんの短期間、彼女のライフスタイルが女性の憧れという事で、毎月女性誌の表紙を華やかに飾っていた時期が確かにあったような気がします。(「ふぞろい」パート2あたりか?)そんで彼女主演の映画が何本か製作されたわけですが・・・。どれもこれも見事なくらいつまらなかった。この映画はまあベテラン五社監督ゆえ、つくり自体の骨組みはカッチリしてたと思うんですが、いかんせん主役の石原と世良公則の印象がとにかく薄い!脇の夏木マリがやたらと目立ってました。新体操のリボン目くらまし作戦が殺陣の唯一の武器っていうのは、「スケバン刑事」の「リリアンの棒」よりさらに上ゆく情けなさ。あっ、でもこの頃ってマンガ「タッチ」も流行ってたんだ。何つう安易な・・・。 [映画館(邦画)] 4点(2006-12-08 18:49:55) |
789. ダイヤルMを廻せ!
ヒッチコックのグレース・ケリー三部作はどれも好きだけど、これも傑作ですよねえ。ディミトリ・ティオムキンのテーマ曲がオープニングに流れてくる発端から、もううっとり恍惚状態でヒッチ先生の術中にはまり、「もうどうにでもしてくれい!」(?)みたいな勢い。バーン!と画面大写しで映るダイヤルMを廻すレイ・ミランドの指→ガチャガチャ音を立てる摩訶不思議な電話回線機→見せ場の「背中にナイフ」シーンの切り替えしといったらもう・・・。忘れがたいシーンが多いヒッチコック映画の中でも、映画的昂奮を味わえる名場面中の名場面ではないかと思います。裁判のシーンを意図的に省略した演出も的確で◎。 [地上波(吹替)] 9点(2006-12-08 13:57:53) |
790. 結婚のすべて
東京京橋フィルムセンターの岡本喜八特集にて先日鑑賞。デビュー作という事ですが、その後数多くの著名作品を送り出されたこの監督の才気を充分感じさせてくれる、勢いある面白いプログラムピクチャーに仕上がってました。新珠三千代という女優さんは、自分の世代だと、映画女優としての全盛期も知らないし、かの有名なドラマ「細腕繁盛記」にも縁がなかったので、女優としてのイメージがいまいちはっきりしなかったんですが、これまで観た映画が全て傑作秀作揃いなんで正直びっくりしてます。この映画でも、一応主役の雪村いづみを完全に喰っていて、彼女なんて脇でちょろちょろしてる小娘にしか見えません。ストーリーは結婚という形態の旧世代、新世代の考え方の相違を問うというテーマになってるんですが、上原謙&新珠組旧世代派の演技力存在感が圧倒的なので、雪村いづみ代表の新世代組がまるで霞んでしまったいう結果に。「ジャンケン娘」では結構可愛かった雪村いづみがイマイチだったのが残念。世界のミフネがほんのちょい役で、ゲイ風の舞台演出家として顔を見せているのもお楽しみ。顔が濃い仲代も、ごくフツーの善良な役なのに、何かたくらんでるみたいで怪しい事この上ないW。鬼才川島雄三映画の新珠三千代をすごく観たくなってきました! [映画館(邦画)] 7点(2006-12-03 11:25:25) |
791. ディア・ハンター
色々と問題点を内抱してる作品ではあるけれど、ラストシーンに関してだけ言えば、これまで観た数多くの映画の中で、十指に入れたいほど好き。とにもかくにもウォーケン=ニックの無垢なあの笑顔!笑顔!メリルもまだこの頃は腺病質的繊細さを漂わせてました。ロシアン・ルーレットシーン、デ・ニーロの「Nick,I Love You!」という台詞は、男同士の極限状態での、最も切ない友情と愛情表現の発露だったと思います。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-02 10:34:23)(良:1票) |
792. ウィンター・ソング
《ネタバレ》 僕はこういう大甘ラブストーリーには思いっきり点が甘いです。でもこの映画中身を見るまでは、よもや半ミュージカル形式だとは思ってもみなかったんですけどWう~ん、これはストーリーより、メロドラマの名手、ピーター・チャン監督のツボを心得た流麗な語り口こそを愉しむ映画だと思います。ストーリー中心に観ちゃうと、主役お二人の十年愛のいきさつがあまりに説明不足で、たいして面白くもないので失望するかも。しかも現在進行形の恋物語もさほど切羽つまってない様子でまどろっこしい。まああくまで起承転結のはっきりした形式美に乗っ取った、新橋演舞場で上演してる定番の出し物を絢爛豪華な映像美で楽しませて頂いたって印象です。そういうのを最初から狙ってたとすれば、ストーリーの脆弱さも納得出来ます。金城武のファン層は、すっかり韓流スターに移ってしまったんですかねえ?あんまりこの映画話題にもなってないし・・・。もちろん秀作「ラヴソング」には遠く及ばないものの、何か抗し難い魅力がある佳品だと思います。 [映画館(字幕)] 7点(2006-12-01 14:19:37) |
793. 犬神家の一族(2006)
《ネタバレ》 評価、非常に難しいです・・・、オリジナル(10点)を繰り返し何度も見返してきた世代の人間にとっては特に。ガス=ヴァン・サイト監督「サイコ」を観た時と同じ感想しか出てきません。配役だけ一新しただけで、台詞もシーンも殆ど同じですからねえ・・・。製作した側も、そういう批判を受ける事を予め予知した上でこれを作った事は、興行上の問題やその他「大人の事情」として理解します。でも市川監督、僕にはラスト石坂=金田一の会釈がまるで観客に向かっての、監督のこれが最後の作品なんだよ、いままでありがとうという挨拶にも見えました。でもそれでいいんですか?同世代の新藤兼人監督や、先日亡くなられた故黒木和雄監督は、最後まで生涯フィルモグラフィーで描いてきたテーマを、近作の中でも貫かれた(ている)じゃないですか。僕には市川監督がこの安全パイ的セルフリメイクでご満足されてるとは思えないんですが・・・。もう一度新作を拝見してみたいです、無理かなあ・・・。キャストについては細かくは触れませんが、オリジナルと唯一拮抗した存在感を放ってたのは富司純子のみ。より原作に近い形で高峰三枝子とは別の犬神松子像を見事に創造してました。素晴らしかったです。他の方は・・・、旧作を「なぞっている」という印象がどうしても拭えず。中には下手ななぞり方をしている方も。オープニングで久々に耳にした大野雄二氏のテーマ曲が流れてきた時には、懐かしくて思わず涙がこぼれそうになった事を告白しておきます。爆笑シーン、奥菜恵のでんぐり返し。尾上菊之助さんは「獄門島」ピーターの隠し子という設定でしょうか?えっ!違う?・・・失礼しました。 [映画館(邦画)] 6点(2006-12-01 10:55:20)(良:1票) |
794. 裸足で散歩
昔、深夜のテレビ放映で観たっきりだけど、えらく面白かったって記憶が有ります。日本語吹き替え版でも台詞の面白さは充分伝わってきました。ラストあたり、酔ったレッドフォードが裸足のまんまゴミ箱逆さにかぶって、セントラルパークをスキップするってシーンがあったのこの映画じゃなかったでしたっけ?ジェーン・フォンダの自伝でも、バーブラ・ストライサンドの伝記でも、レッドフォードってこれほどの二枚目なのに、極めて家庭を大事にする好人物として、共演した女優から評価されてるんですよね。う~ん、羨ましいやら、自分を鑑みて情けなくなるやら・・・。ジェーンの自伝での、この作品のキスシーン裏話とか結構面白かったです。興味がある方は是非!小品であまり有名ではないかもしれないけど、ニューヨークを舞台にした都会派コメディの秀作という評価が相応しい映画だと思います。 [地上波(吹替)] 8点(2006-11-26 12:13:32)(良:1票) |
795. 雨のニューオリンズ
深刻劇の第一人者、テネシー・ウィリアムズ大先生の原作だからこういう暗~い展開になっちゃうのはしょうがないけど、美しい盛りのナタリー&レッドフォ-ドとのせっかくの顔合わせなら、コメディとかで競演してもらいたかったですね。ニューオーリンズが主舞台と思いきや、後半三分のニ位までは片田舎でグズグズしてるだけのお話で気勢も上がらず。ナタリーが「グレートレース」とこの映画の後、急速に失速してしまったのは、折からのニューシネマ時代には彼女の個性がフィットしなかったって事なんですかねえ・・・?ナタリーの「一見小生意気」なパーソナリティだけは、この映画でもうまく生かされてました。 [地上波(吹替)] 5点(2006-11-26 10:39:58) |
796. 世にも怪奇な物語
昔むかしその昔、学生時代に名画座三鷹オスカーのフェリーニ特集にて鑑賞しました。第一話は馬で疾走するジェーン・フォンダの美しさプラス、ピーターとの耽美近親相姦ぽい雰囲気がまずまず。第二話、ドロンの錯乱した演技が意外にうまくて感心、中世の雰囲気もうまく醸し出されてました。第三話はとにかくいつまでも脳裏に残るのは、鞠を持った少女の不気味な姿、オムニバス映画って正直あまり鑑賞数は多くないけど、これはなかなかの出来じゃなかったですか? [映画館(字幕)] 7点(2006-11-25 11:23:51) |
797. ブロードウェイと銃弾
もしかしてこの映画がアレン映画の最高作じゃないかって思うくらい大好きな映画。ストーリー、キャスト、脚本、演技、セットも含め、どれもほぼ完璧な仕上がり。「♪ノウ、ノウ、ノウ♪」と身振り手振りを加え、大女優然とした大仰な所作でジョン・キューザックをちゃっかり丸め込む、ダイアン・ウィーストがとにかく最高っす!平均点ベストランキング入り万歳! [映画館(字幕)] 9点(2006-11-23 16:37:45) |
798. スミス都へ行く
作品の出来が素晴らしい事は言わずもがなですが、この映画が真珠湾攻撃前、戦前日本で最後に公開されたアメリカ映画だったって事に自分は興味を惹かれます。もちろんどれくらいの規模で公開されたのかなど知る由もないけれど、当時既に軍部の統制下にあった映画興行界、言論の自由すら制限されていた閉塞期、この極めて楽天的でヒューマニズム溢れる「議会制民主主義万歳」映画を観たヒトは、一体どんな感想を持ったんすかねえ・・・?ジェームズ・スチュアートや議長役の方の温かい表情を観たら、鬼畜米英なんて感情どこかへ吹き飛んじゃうような気がします。もし俺なら、何を信じたらいいのか混乱したまま戦地へと赴いて、そのまま戦死したかもしれないなあって考えたり。これほど貴重な一本の映画など、もはや何の影響も及ぼさないほど時代はめまぐるしく動いていたんですよね・・・。ラスト、しゃがれ声のヒロイン、ジーン・アーサーの台詞は「いよっ、スミス、日本一!」って掛け声にも聞こえてきます。場内満場一斉拍手、パチパチパチ~! [地上波(字幕)] 9点(2006-11-19 11:13:01)(良:2票) |
799. 1980(イチキューハチマル)
1980年といえば、それまでアイドル界に君臨していたももぐちやまえに取って代わるように、松田聖子がデビューした年という事で異様に印象が強いです。「北の国から」でも、黒板一家が高台から雪の富良野の街に向かって「おめでとう!1980ね~ん!」って叫んでたのを思い出します。んで、この映画ですが・・・、ともさかりえの啖呵の切り方が意外に良かった事、蒼井優の聖子ちゃんカットがこれも意外に似合ってた事、ラスト三姉妹が屋上で、あれやこれや語り合うってシーンが記憶に残ってるくらい。オープニングに出てきたメガネ少年の役回りがイマイチ掴めず・・・。まあ、こんなモンでしょ。 [映画館(邦画)] 5点(2006-11-18 11:13:24) |
800. カオス(2005)
《ネタバレ》 ジェイソン、相変わらずカッコええなあ・・・。どんな役柄を演じてもストイック・ジェイソンでしかないっていう、役柄の固定化を彼も気にし始めたのか知らないけどこの映画では意外にも・・・。でも結局は何やってもジェイソンでしたW思わせぶりにカオス理論を途中持ち出してみたりするけど、あんまりストーリーとは連動してないような感じ。むしろ初々しい新米刑事に扮する、ライアン・フィリップ君が実はジェイソンとそれほど実年齢が違わないっていうあたりが一番の衝撃事実だったりする。地上波放映時にはテレ東の「木曜洋画劇場」枠が何となくぴったりくる、可もなく不可もないアクション映画。 [映画館(字幕)] 5点(2006-11-11 11:05:28) |